日高ショーコ【憂鬱な朝】第41話-8巻(ネタバレ注意)感想/キャラセレクション9月号掲載『どちらが父の本性だと思う?』7/24追記

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こういう穏やかな時の過ごし方もあったのだな

鎌倉の地を訪れて、穏やかな時間が流れている桂木。それでも仕事はしっかりしているというのはすごいですね。ワーカーホリックですよね。

仕事をしながら石崎家の事もあれこれ考えているのね・・と思ってちょっとうれしかったです。

田村も桂木は忙しいと知っているので、暁人さまからは靴を隠しておくように言われているけれどしっかり桂木の靴を磨いているというのがなんともいえないくらいほっこりしました。
田村はどちらも好きなんでしょうね(o^―^o)

自分の仕事などはもうすべて終えてしまってほかの事もあれこれしたのだけれどもうやることがないと思う桂木。

(一日が長い)
(こういう・・・穏やかな時の過ごし方もあったのだな)

そんな桂木はある場所へ向かいます。

暁人さまから教えてもらった暁直さまの書斎。

ずっと避けてた鎌倉にも訪れたことができたし、暁直さまの書斎なんて前の桂木だったら行かなかったかもしれないけどやはりこういう場所に足が向くというのはある程度桂木の中でもふっきれたものがあるのだろうなぁと思いました。

書斎の扉を開けようとしたとき、ふとこの書斎で暁直さまは何かに取りつかれたように遺言状を書き直していたと聞いたことを思い出します。

部屋を開けそして中へ。

この場で書かれた遺言状で私の生き方は決められてしまった

部屋を見る桂木。

当然中には誰もいません。

(-馬鹿らしい ただの部屋だ)

桂木にとってはこの部屋に入るまではどこかに暁直さまがいるかもしれないような・・・そんな気持ちになったかもしれませんね。その人の所縁の場所だと余計に身近に存在を感じる事とかありますし。。。

今となってはただの部屋だけれど、それでもこの場所で書かれた遺言状で自分の生き方が決められてしまったと感じる桂木。

(せっかくの書斎を暁人様は使っていないのか・・・)

そして桂木は、書斎の本を手にしながら過去の暁直さまとの会話を思い出します・・・。

『智之 お前には期待している』
『お前ならばきっと私の望みをかなえてくれるだろう』

(今なお消えない声)

桂木は、最後の最後まで暁直さまの考えはわからないままだったようです。。。

きっとこの暁直さまの考え(遺言状に託した気持ち等)をこれから知るエピがくるのかなぁって思います。
それを知ることができてやっと桂木は暁直さまの呪縛から解き放たれるのではないかと。

桂木高正は私を裏切った

ここで、きくと暁直様の会話の回想が入ります。

暁人さまが生まれ、まわりではお祝いムード一色。

でもおそらくなのですが、きくは桂木がとても大事だったのではないかと思いました。

『名は”暁人”と決めた』
『久世家の嫡男の通りなは“直”と定まっているがあの父の名なぞ我が息子に与えたくない』

そう話す暁直様ですがその言葉をきくは「・・・・」と聞いていました。

『智之様のことはどのようにお考えでございますか』

ここからの会話がね・・・おそらく桂木の人生を変えてしまったのだと思うんですよね。

きくは、桂木の事をどうするか?と尋ねましたよね。

この時の暁直さまは、桂木は自分のいとこの子だと思っているので当然久世家には残すと言っています。

暁人さまが生まれたから久世家を継ぐことはできなくなったけれど、能力は大変高くかっていたことがうかがえます。

『女系の出自だが私の従姉の息子だ 久世の血は継いでいる』

『男系のご出自であれば?』

『?なんだ』

きくは、桂木が先代の血筋であることがわかればきちんと届け出てくれないかと暁直さまに話します。

ここで出てくるのが蓄妾届ですね。

『先代—久世直弥様に御家存続のため死守せよと命じられた蓄妾届の写しでございます』

この蓄妾届が出てきたことで暁直さまが一変してしまうことになるんですね。

う~ん、でも死守せよと言われていたのにどうして?って思いますよね。

暁人さまが生まれて、久世家を継ぐのは必然的に暁人さまになるでしょうが、きくは桂木に継がせてあげたかったのかもしれませんね。

でも、結果的にはこの蓄妾届が桂木母の策略(本当は桂木家の子供というのが濃厚なのに)であったのに桂木の人生を狂わすものにもなるんですよね。

この届は妾でしたという証で、正妻に次ぐ身分になるのだそう。そしてそれは久世家に嫁いだという証のようなものだと私は理解しています。

だからその蓄妾届のある女性から生まれた子供は久世家の血をひいてますよという証明になるのですね。

『蓄妾届』の真実は7巻に描かれています。

7巻の内容を簡単に話すと、確かに久世直弥は智之(桂木)の母である知津と関係を持っていてその時に妊娠します。
そしてそれが女の子でも男の子でも認知しようと思うほど直弥は知津に惚れこんでいたみたい。

ですが生まれてすぐに智之は桂木家へ預けられることになります。

どうしてか?7巻では直弥の逆鱗に触れることを知津が話したからではないかと。この内容はおそらくなのですが桂木智之が直弥の子ではないということですね。

7巻では桂木智之の父親は、桂木高正の父ではないだろうか?と推測できるセリフがけっこう入っています。桂木家の先代ですね。。。

こういう経緯もあって、久世直弥はあの蓄妾届を死守せよ(実際は間違いの届だから世にだしてはいけない)と言ってたのではないかなと思いました。その真実をきくは知らなくて智之のために智之の立場を守るために暁直さまに見せてしまったのではないかと。

ずっと仕えてきたなら情もわくでしょうし、仕方ないですね。でもきくが良かれと思ってしたことが結果としてより桂木を苦しめる事になったのかなぁって思いました。

蓄妾届の存在を知って暁直さまが激怒。

『・・・桂木高正は私を裏切った』

となってしまうわけです。本家筋の血を引いている(自分の妻が生んだ)と嘘を言って智之を久世家にいれているのでそうなっちゃうんでしょうね。

先代と私を繋ぐ糸が切れたことがわかった

暁直さまと智之の場面。

それでも暁直様は憎むべきは自分の父を裏切った者・・・きくと智之には罪はないと言います。

『きくを責めることはしない あれはもともと父上に召し抱えられた女だ』

古くから久世家に仕えたものだから決して直弥様には逆らえない・・・従者とはそういうものだと暁直さまもわかっているようです。

「だがー」

「私を欺いた桂木家だけは絶対に許さん」

暁直様は振り返り智之をみます。

「・・・お前に非はないぞ 幼い子どもゆえなにもわからなかったのだろう」
「いいか智之 この先二度と桂木家にー」

暁直さまは智之の目をじっと見て不信に思います。

「―・・・智之?」

みるみる顔が変わっていく暁直様。

「なぜ驚かない?」

「!」

「そうか お前も同じか ずっと私を— 騙していたのか」

「・・・・・・いいえ暁直様!!」

うつむき必死に否定しようとする智之。

「私はー」

震えながら暁直様の体に触れようとするのですが、パシッと払いのけられてしまいます。

「私に触れるな」

「智之、いやー・・・“桂木”」

凍ったような冷ややかな目で智之を見おろす暁直様。

智之から暁直様が憎む「桂木」に呼び名が変わってしまったのはなんともかわいそうだなぁと思いました。

智之はこのとき(先代と私をつなぐ糸は切れたことがわかった)と。。。

私はまだ期待していたのだ 先代が私を認めて必要としてくれることを

ここから数ページは・・・がらりと変わってしまった暁直様の智之に対する態度が描かれています。

その後も久世家から追い出されることなく曖昧な立場のまま学院にも通い続けたようです。

(時には久世家の名代を任されることもあった)

でも・・・何年経っても先代は智之には冷たかったようです。

寮から智之が戻ってくるときには決まって鎌倉別邸へと出かけ、たまに邸内であっても視線すらかわすこともない。。。

「あ!子爵」

雨宮が暁直様に声をかけます。

「ご存知でらっしゃいますか? 智之様は今期も全ての科目において満点に近い成績を!」

「首席か」

そして意外なことを智之に対して暁直様は言うんですよね。

「桂木 少しは周りのことを考えてはどうだ“桂木家”の出自のお前がほかの華族に勝ちすぎれば余計に敵が増えるとは思わないのか」

「・・・・わかりました 最終学年には成績を下げ銀時計の名誉を賜ることがないよう心を配ります」
「私のような平民が出すぎた真似をして誠に申し訳ございませんでした」

「結構」

この時の雨宮がなんとも言えない表情ですよね。成績のことを言えば、暁直様がほめてくれるのかもしれないと思ったのでしょうね。

智之が一生懸命勉学に励んだのも、まだどこかで暁直様に期待していた部分があったのだと振り返っています。

(まだ期待していたのだ 先代が私を認めて必要としてくれることを)

『智之 私はお前に惹かれたのだよ』
『久世家にはお前さえいればいい』

※これは3巻に出てくるセリフですね(o^―^o)

(もう一度あの言葉を聞かせてくれることを)

ここで回想が終わります。

あなたは私のようにはならなかった

書斎のソファに座り、過去のことを思い出していたのでしょうね。

ガチャと扉があきます。

「桂木?」

「暁人様」

書斎にいるとは思わなかったから少し焦ったという暁人様。

それでも荷物も靴もあるから邸内にいることはわかってたけど、もしかしたら・・桂木なら靴じゃなくて下駄をはいてでも東京に戻ることがあるかもしれないと探してたみたいですね(n*´ω`*n)

そんな話をしていると「暁人様」と桂木が口を開きます。

「なに?」

「その酷い寝ぐせを直してください」

(* ̄▽ ̄)ここの場面はなんか暁人様ののんびりな様子がとってもいいんですよね。。。

じ~っと見てくる智之に、「何その目」と言って隣に座ります。。。

「よくもそこまだ無為な時間を過ごせるものだと」

「私があなたの年の頃に考えていたことを教えましょうか」

桂木(智之)から自分のことを話すのはすごく珍しいなぁって思いました(o^―^o)暁人さまもすごくうれしそうに「聞きたい」って言っています。

先代がこの鎌倉に入り、政事から離れている間に、久世家の嫡男である暁人さまをどうやって当主の座から引きずり降ろすか昼夜そればかり考えていたと話し始めます。

「・・・・同じ事をしたつもりが あなたは私のようにはならなかった」

そして「今更ですが」と言って過去の暁人さまに対する仕打ちを謝ります。

「私が先代のようにならずにすんだのは― 」

「暁人様が諦めず私に向き合ってくれたからとわかっていますから」

すると・・・じっと聞いていた暁人様がゆっくりと話始めます。

「・・・父がお前に厳しすぎたことは知ってる」

雨宮からも聞いているし、桂木が自分にしたこととを、父が桂木にした事は同じじゃないと。

「・・・だけど」

「いつも思っていた お前は他の者たちが語る父上と僕の知る父上の姿が違いすぎる」

そして問いかけます。

「・・・なぁ桂木 どちらが父の本性だと思う?」

「だけど」という切り替えしと、暁人さまの表情から見て・・・暁人さまの中ではおそらく自分に接してくれていた時の暁直様のほうが本性だったのではないかと思っているのかな?と感じました。

では、他の人達が感じた「久世暁直」は作られたものなのかな?

予想としては、今回はと智之の視点からみた暁直様が語られたので次は暁人様からみた暁直様が描かれるのではないかしら?

そこで桂木の事もきちんと出てくると思うんですよね。

ここで1巻に戻って読んでみるとね、1巻のはじめに暁人さまが言っているんですよね。

「父上が桂木になんでも任せればいいと言っていた 何も考えず桂木の言う通りにしろと」

憎い相手にこんなに信頼寄せる事ってないと思うんですよね。

たぶんどこかで暁直様の考えというか・・・智之に対する気持ちが語られるのではないかと思ったりもします。

1巻に暁直様の遺言が出てきます。

ただひとつだけ・・・『桂木に従うこと』

これが何日も取りつかれたように書き直した遺言状の中身なのですよね。。。きっとこの1文の中にいろいろな思いが詰まっているのかなと思いました。
読み返したら遺言状の中身は他にありました( ̄。 ̄;)すみません。

総一郎のお見合い

場面は変わり、東京。

「東京市中は残暑が厳しすぎる! は~鎌倉別邸はさぞかし涼しいのでしょうねー」

そうつぶやく汗だくの雨宮。

すると。。。そんな雨宮の前に馬車が到着します。

「おっ 総右衛門殿は心得ておりますねぇ 格上の御家を訪ねるときには決して自動車を使わない」

陰からこっそり見ています(笑)

「・・・そして総一郎様はう~ん まるで通夜にでも行くようなお顔ですね」

「せっかくのお見合いの席だというのに」

ここで次号です。

ここに雨宮がいるということは、桂木の命令なのか、暁人さまの命令なのか・・・何かがあって必然的にいたのだと思うんですよね。

さて、総一郎のお見合い相手が誰なのか・・・本当に気になります!

小ふさちゃんでありますように(´;ω;`)

長くなったので、追記、まとめは次のページにて。

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