ナツメカズキさんの【バイ・マイ・サイド】が発売されました。ちょっと延期になっていたので待望の発売ですね!
皆様はもう読まれましたか?ワタクシ昨日届きまして。早く最終話が読みたかったので急いで読みました。描き下ろしもすごくよかったです♪
出版社が新書館から東京漫画社に変わったという事もあるでしょうが、無事に発売されてよかったです。
バイ・マイ・サイド 作品紹介
内容紹介
くされ縁、16年目の結末。
罪作りなノンケ親友×健気な隠れゲイ
料理人の左京と花屋勤めの右山は、高校からのくされ縁で、
今では同じアパートの隣人同士。
クールだが面倒見の良い右山に、左京は何かと世話を焼いてもらう日々だったが、
ある昼下がり、右山が自分の名を呼びながら自慰をしているところを目撃してしまい……。
「…俺たち、ダチだよな…?」
友情と恋のはざまで揺れ動く、不器用なふたりの16年が、
全編改稿・大量描き下ろしで待望のコミックス化!
【ネタバレ注意】バイ・マイ・サイドの魅力
こちらの作品はシェリプラスで5話まで連載していた作品です。あと1話で最終話というところでずっと掲載がなく・・・残念だなぁと思っていたら移籍しての発売になりました。
何があったかはわかりませんが、とにかく無事にコミックスで読めたことに感謝です。
ナツメカズキさんの作品ですごく気に入ってたのでこうやって読めたことが嬉しい・・・・。
連載がSTOPしてからかなり時間がたつので・・・知らないという方にも【バイ・マイ・サイド】の魅力を・・・ということで記事にしてみました。
くされ縁、16年目
罪作りなノンケ親友×健気な隠れゲイということですが・・・・くされ縁的な関係で住んでるところは隣同士(マンション)。
普段は気にせずお互いの部屋を行き来しています。
ある日、隠れゲイと書かれている花屋勤めの右山が・・左京の名前を呼びながら自慰をしているのを左京が目撃したというところから物語はスタート。
ここから腐れ縁(くされ縁16年とあるけれど、くされ縁10年のところから関係が変わっていっています。)がどんどん形を変えていきます。
関係を変えたくない右山と。。。意識し始めて関係を変えていこうとする左京と・・・途中すごく切なくなる展開になります。
右山に想いを寄せてると左京に宣言する男性まで現れて・・・どうなるのかな!?とハラハラしながら読み進めることになると思います。
それでも、色々とぶつかりあったからこそわかり合えることもあるわけで。とても面白くラストまで読みました。
右山の想いにぐっとくる
ノンケ×ゲイという組み合わせで。。。途中は高校時代の回想を交えながらより感情移入していくように構成されているなと感じました。
左京に感情移入するというよりは右山のほうに。
一途に左京に想いを寄せる右山ではあるのですが、ずっと隠してきたのですよね。友人として隣にいるために。
それが壊れそうになった時にとった行動とか言葉とか・・・・ちょっとうるってきてしまいました。
恋人になるのを望んでいるわけではなく、ずっと友人としてでも近くにいたいといういうのが最初は右山の願いだったの。
結局はそれもどんどん壊れていくのですが。
ノンケ×ゲイは・・・基本的にゲイは現状を守りたいと思う事が多くて、ノンケの方が積極的になったりしますよね。
バイ・マイ・サイドでもそういう傾向はありました。
右山の左京への想いが強すぎてくっついたとしてもダメになったら?と考える方が右山にとっては怖い事なの。
右山の気持ちもすごくわかるから・・・彼が涙を流して左京に訴えるシーンは夜中に読んだせいかかなりぎゅぅぅぅってなりました。
手袋
この作品では「手袋」がけっこういい仕事しています。
この手袋は・・・・高校時代に左京が右山にあげた手袋。もらったときから少し破れていた手袋でしたがそれを大事に使ってる右山を考えたら・・・
どれだけ左京が右山にとって大きな存在なのかわかると思います。
破れても破れても修復しながらきっと使ってきたのだろうなと。
手袋に関するセリフもわりとあって、そのあたりも注目して読んでもらえたらと思います!
左京自身は・・・ラストまで右山がその手袋をずっと大切に使っていたとは知りませんでしたが(*^_^*)
結末
終盤まではぁぁぁ(T^T)ってなるような展開が続き、どうなるのかな!?ってハラハラしました。
左京も右山も離れる事でもう諦めてしまったのかなとか。
読んだ人はわかると思うのですが、「オムレツ」のエピがやたらぐっときてしまって。
勇気ってほんと大事だなぁって思います。
二人の結末はぜひコミックスで。といいながら普通にネタバレしちゃうけどちゃんとハピエンです。安心して読んでください。
合体に関しては最終話もなかったんだなぁ・・・って・・・そこにはびっくり。
描き下ろし大量追加がありがたかったです。
ちょっとエロに関しては粗いかな!?という描写はあったけど、シーンとしてはエロ(*´Д`*)って思いました。
あと紙書籍は修正が秀逸!やっぱ修正甘いのはスバラシイなと思いました・・・・。真っ白な白抜きさんはどこか拍子抜けするけど、ギリギリ修正は読み応えあります。
ぜひとも二人の幸せなエロを堪能してください♥
感想まとめ
とても面白かった・・・・基本的に切ないのですが一途愛なのでモヤモヤが少ないし一番好きな作品かもしれません。
NIGHTS BEFORE NIGHTも好きですが、時雨さん好きにはどこか切なさも残ってしまうので・・・
腐れ縁から恋愛に発展していく作品が好きという人には超オススメな1冊になっていると思います★
気になった人はぜひぜひ★
いちおう、ネタバレ感想はかいていたのですが・・・おおまかなストーリーは変化はないにしても全編改稿・大量描き下ろしなのでコミックスで楽しむ方がいいと思います。
最終話は雑誌では掲載されませんでしたし(*^_^*)
雑誌掲載時とは本当に色々と場面が変更してあって全編改稿してあるなと思いました。なので・・・シェリプラス掲載時に書いたネタバレ感想はあまり役に立たないかと。
特に終盤は変更けっこうありますので。
最後に・・・カバー下を見て気になったことが。
やたらと金子さんが出てきているのですが・・・これはもしかして!?