今回、Cannaさんとっても面白い作品&ストーリーが多くて満足度が高かったです・・・。たまに当たり外れあるなぁとは思ったりするのですが、今回はわくわくドキドキでした。
色々と気になる作品も多々あるのですが、その中でも今回からスタートした朝田ねむいさんの【ディーンマイラブ】というのが・・・けっこう強烈でこの先が気になりました。
朝田ねむいさんは絵柄的には好みわかれるとは思うのですが(私はこういう線の太い絵柄好きです)、ストーリーが魅力的。
ちょっと独特なお話が多い気がします。
今回の作品はSMが関係してくるかなぁ・・・と。ちょっと痛い場面があるので、そういうのが苦手な人は・・ご注意を。
でもそういう性癖に対する苦悩だったり・・・それでも恋をする喜びだったりが描かれてて痛い場面があっても嫌な気持ちにはあまりならなかったです。
痛いのとか苦手で基本ヘタレな私ですが、主人公コトがこれからどうなっていくのかがすっごく気になる!
Canna vol.59 ディーンマイラブについて
作品のおおまかな内容
今回は第1話ということで・・・どんなテーマ、設定かということについてわかる範囲で書いておこうと思います。
扉絵のアオリがけっこう衝撃的でした。
「僕はいつか人を殺すだろう」
主な登場人物
[topic color="blue" title="コト"]主人公。
セックスの時だけサディスティックな一面がある。
祖父から受け継いだ古本屋を営んでいる。[/topic]
[topic color="pink_box" title="ソノ"]警官。コトとは高校の同級生。
1話でコトに告白をする。コトの性癖については知らない。[/topic]
※コトが攻で最初描かれていたので攻だと思ったりもするのですが・・・ソノ×コトもあり得る!?ちょっとまだどっちがどっちなのかわからないです。
注意ポイント
[topic color="gray" title="Loved Circus"]
【藤雪評価】
[/topic]
ディーンマイラブ 第1話のネタバレあり感想
今回は、特殊性癖を持っている男が登場してきます。
普段は気弱そうな感じなのに、セックスの時だけサディスティックになってしまうという・・・
加害欲がすごくて、自分を理性のないサディストと思っています。だからこそ、今はひっそりと暮らしている男のお話。
そんな彼が、高校の時の同級生で今は警官をしてるソノに恋をします。
ソノは高校の時から友人のいないコトをきにかけて来てくれた男の子だったようです。
やっかいなことに、僕は異常者のくせに恋の時は可憐な少女のフリをする
警官のソノは正義感が強くそのまま警官になった男。
彼は高校からの同級生ではあるけど、性癖については話したことがないようです。
ソノって、みるからに純粋そうなんですよね・・・明るい感じがしてすごくステキです。
「あ、そーだ 今度の木曜俺休みなんだけど飲み行かん?」
ソノがコトを誘います。
帰って行くソノを見ながら
(たいして面白い話もしできないし 自分でも退屈な人間だと思うのに)
(それでもずっと笑顔で話しかけてくれている)
彼とすごすコトができる木曜日がすごく楽しみだと実感します。
(やっかいなことに僕は 異常者のくせに 恋の時は可憐な少女のフリをする)
もっともっとソノと一緒にいたいと思うコト。。。
一緒に出掛けたり、一緒にあそんだり色々な場所に行っていろんなものをみたいと。
ソノとつきあえる人は羨ましいと思っていると・・・コトは徐々にソノを抱く妄想をふくらませていきます。
自慰をしながら妄想の中でソノを組み敷いて彼の首を絞めて・・・歪んだ顔を想像する・・・・
そしてイッてしまいます。
(自慰のあとは死にたくなる)
あと50年静かに暮して人生を終えたいと考えるコトが切ないです。
俺コトのこと好きなんだけど
飲みに行く2人。
良くしゃべるソノを見ながら今まで10年友人でいてくれてるのだからあと数十年付き合ってくれないかなと考えていました。
すると、ソノが先日行った友人の結婚式のことを話始めます。
コトは・・・その子が誰なのか思い浮かばなかったみたいです。(友人という友人がいなかったようなので・・・)
「アハハ 相変わらず人覚えてないなー」
(ソノ以外とはほとんどしゃべってないし卒業後もまったく会わないし)
「で 同窓会みたいになってさ 気がついたらみんな結婚してんだよなー」
するとここでコトが誰かいい人みつけたの?とコトに尋ねます。
あわてて否定する彼を見て、コトはヘンだなと思います。
ソノとこういう類いの話をしたことはないと。
そしてソノから「コトはどうなんかなー・・・って」と言われて、普段他人のプラベートには自ら入り込まない男がどうしてとびっくりします。
「僕?」
「あーうん」
「・・・僕はゲイだから・・・結婚とかあんま考えたことなかったけど」
実はソノがゲイなのは高校の時にバレてたようです。
「ここ10年くらい相手とかもいないし」
「えっ あ・・・いないんだ・・・」
(酔ってるのか 変だこれは)
すると・・・ソノが急に「俺コトのこと好きなんだけど」と告白をしてきました。
付き合っている人が今いないのならつきあって欲しいと。
コトは、ゲイではない彼が告白してくるもんだから・・・え?みたいな感じでした(~_~;)
返事をしようとするコトでしたが・・・それをソノがSTOPをかけます。
一度遊びにいって、それで考えて欲しいと。
好きだ 好き 好きに決まってる
ソノと別れたコトは、この告白は断るべきなんだろうと考えます。
「でも」
(うれしい ソノが好きだと思っていてくれた うれしい)
軽快に走り出します。
(好きだ 好き 好きに決まってる!)
一緒に出掛けたいし旅行にいきたい、一緒に過ごして一緒に食事を作ったり映画を観たりしたいと強く思います。
そんなコトの足が止まると・・急にさっきまでの嬉しそうな顔が変わります。
目を閉じ、何かを決心したような・・・・
(断ろう)
(でも)
「その前にデートくらいは許してほしい」
と言ったところで次号です。
感想まとめ
自分が特殊性癖を持っているのに気づき、(自分がセックスをしてはいけない人間だとわかった)と思っています。
死にたくもないし捕まりたくもない、だから・・・「ここ10年くらい相手とかもいないし」なんでしょうね。
そんなコトが、警官のソノに恋をしてけっこう苦悩している様子がうかがえます。
恋している時は可憐な感じがするのですが・・・やはり想像するのはエロのコトなんですよね。
傷つけたくないと思っている反面、傷つけたくて仕方がないような加害欲も持ち合わせています。
今まで、読んだSMのSってそ程度的にはだいぶ軽いと思いました・・・。萌えを感じるSっけみたいな。
朝田ねむいさんの今回の作品のsは萌えなんて感じるコトはできないです(~_~;)
ヒエってなります。
コトのサディズムはほんと死ぬかもしれない間際まで追い詰める感じがします。
マゾヒストでさえ、恐怖に顔が歪むくらいの・・・・。
そんなコトの二面性といいましょうか。
ヒエってなった後に恋している時のかわいらしさを読んで・・・なんかキュンとなりました。
自分の性癖で苦悩し、相手もつくらずひっそりと人生を終えたいとあと50年・・・と考えて生きているコトが今同級生のソノとの恋に少女みたいになってて。
もっともっと一緒にいたいって思う気持ちとかすごく理解できました。
ダメだとわかってても、ちょっとだけ・・もうちょっとだけ・・・で深みにハマっていくのかなと思ったりもするのですがソノはきっとコトを受け入れる子なんでしょうね。
私の考えとしては・・・ソノが受になればいいんじゃないかなぁって思います。
攻だからこそ、相手の首をしめたりすることができるわけで・・・
相手に組み敷かれてたら首は絞めようにもできないですし・・・何よりソノって攻っぽい。
だからここはソノ×コトなのかもしれないなぁって思いました。
とにかく次号が待ち遠しいです。面白かった!!!!!