ダリア12月号掲載、みちのくアタミさんの「レッドベリルにさよなら」第12話のネタバレあり感想になります。雑誌最新話のネタバレ感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の12話は【レッドベリルにさよなら3巻】に収録予定です。
今回は、とってもいい雰囲気から最後はケンカ。ぶつかりあうのも二人の想いを再確認するためには必要なのかなと思います。
ダリア12月号 レッドベリルにさよなら12話
掲載P数 | 33ページ |
満足度 | ★★★★☆ |
ひとこと | ケンカも大事 |
レッドベリルにさよなら12話の簡単な感想
- 誕生日会をすごく喜んでる昭彦がかわいい。
- お祝い何がいい?→ちょっとエロイことをお願いする定期★
- 修正かかってるけど、アタミさんが描くT子はけっこう描き込んでる感あってじっくり見てしまった・・・・(≧∇≦*)
- 暴発昭彦かわいい♥
- 長く一緒にいたいからこそ生まれる迷い。
- 迷う昭彦に怒りをぶつける和重・・・結果言い合いになってケンカ(T^T)
注意ポイント
【ネタバレ注意】レッドベリルにさよなら3巻-12話 感想レビュー
いい雰囲気から雲行きが怪しくなって最後にケンカ・・・でした。
このケンカは私はすごく必要だと思っているのであまり不安にはならないのですが、こういうところで将門がうまく入り込んできそうでそちらの方が心配。
昭彦の誕生日会
誕生日ケーキを嬉しそうに買って帰る母子をみて、昭彦が足をとめます。
それに気づいた和重は昭彦の誕生日を尋ねるのですが、昭彦は施設に預けられた日が誕生日だと答えます。
「じゃぁその日はいつなんだ」
「それが・・実は少し前に過ぎちゃいました」
「・・・だったら今日祝うか」
ということで、二人だけの誕生日会を開くことにします。
和重にケーキとろうそくを買って帰ろうと言われて、すごく嬉しそうな顔をする昭彦が印象的。
ケーキもろうそくも本当に嬉しそうに選んでます(#^.^#)
ご飯を食べ、おおきなケーキにろうそくを並べ・・・吹き消す。なんかこの場面が子供のように嬉しそうにしててすごくキュゥってなってしまいました。
こういう幸せな誕生日会はきっと初めてだったのだろうなぁって。
嬉しそうな昭彦をみて和重は言います。
「来年もまた一緒に祝おう」
「! はいっ!」
(来年、か・・・)
この言葉にまた昭彦は色々と考えてしまいます。
あと何回一緒に誕生日を迎えることができるだろう?自分だけがどんどん年をとってしまい、やがて死んでしまったら・・・。
和重がまた孤独をかかえひとりで生きていく事になるのだと思うだけで暗くなってしまいます。
誕生日プレゼント
和重がお祝いの品をあげるということで、昭彦に尋ねるのですが・・・・
昭彦はものじゃないですけどいいですか?と。
まぁ・・・なんとなくここでわかりました(笑)
最初は赤面して抵抗する和重ですが、誕生日プレゼントだからということで「今日だけだからな・・・!」と頑張ります。
じ~~~っと昭彦のT子見つめる姿が可愛いです。
「そんなに見つめられると恥ずかしいんですが。。。」
「ちょっと今覚悟決めてんだから黙ってろ!」
その後のよし!って決心したのかなと思うカットがあって、和重もかわいいな(≧∇≦*)って思ってしまいました・・・
なんかね、舐める前のシーンって咥えているシーンよりわたしはエロいなって思うのですが同じように感じる人っていますか?
口に含むか含まないかギリギリのところが一番エロイ。舌がエロイのかなぁ・・(ってなんの話(笑))
昭彦は、あの和重が咥えてくれてると思うだけで嬉しく思います。
「和重さん こっち見て・・・?」
高揚したような顔を見せる和重をみて・・・・
「~~~~~~っ あ」
ぴっと白いものが和重の顔に飛び散ってしまいました。
「す、すみませ・・また暴発・・・」
悪くなかったようでよかったという和重は、これで終わりだと言うのですが・・・これで終るわけないですよね(≧∇≦*)
もちろん、このあとは二人で・・・です★
和重が口をあけてるときに見える牙・・・すごく好きです。
この誕生日からの流れはとても幸せいっぱいなシーンが続くので読んでてもふふ( ´艸`)ってなりますヨ。
そして、なんと和重はさらに「お祝いの品は何がいいか」と尋ねてきます。さっきのは贈り物にならないからということで・・・・
昭彦はそれならば、和重の仕事先でコーヒーを淹れてほしいとお願いします。
「昭彦」
手招きし、昭彦を横に来させると・・・毛布で一緒にくるまる二人。
「誕生日おめでとう お前に会えてよかった」
「僕も・・・和重さんに会えてよかった」
昭彦は、出会ってこれまでの事を思い出していました。
あの日、和重に助けてもらわなければ今日という日はなかった・・絶対この日は忘れないと。
今日だけじゃない、初めて出会った日、恋が何かを知った日、心を通じ合わせた日、楽しい日も悲しい日も何でもない日も・・・
全てが大切な日々だった。
(そんな日々が少しでも長く続きますように)
(少しでも長く 和重さんのそばにいられますように・・・)
別れ
約束通り、働いている喫茶店で和重にコーヒーを淹れて貰う昭彦。
そこにひとりの男性がやってきます。
「久しぶりじゃないですか斉藤さん」
「うん 実は先月妻を亡くしてね 色々と忙しくて来れなかったんだよ」
男性は、自分の方が早く逝くと思っていたのにまさか妻のほうが早く逝くなんてと話します。
すると,マスターはコーヒーを二つ男性の前に出しました。
「・・・? これは・・・?」
「ひとつは奥さんの分」
それを聞いて男性の目から涙があふれ出ます。
その姿を見つめる昭彦と・・そんな昭彦を見つめる和重。
普通の幸せ
帰り道、気になった和重はあの常連さんの話をしはじめます。
「余計なことは考えるなよ」
「・・・え?」
「あの人と俺を重ねるなってことだ」
昭彦は、素直に考えてしまうと話します。
でも、和重は将門と会った時にもう迷わないと決めたのならもう迷うなと。
「そんなこと言ったって無理ですよ!」
ふとしたときに、自分がいなくなったら和重はどうなるのだろうと考えてしまうと・・・。
「そういう風に考えることすらダメですか!?」
「そうじゃない!忘れたのか?お前さんが言ったんだろ 共に生きる覚悟をしろって」
それなのに、昭彦があれこれ考えてたら心配するし不安になるという和重。
和重自身も実はふと考えることがあるようです。
昭彦にはもっと普通の平凡な幸せが似合うのではないかと・・・だからこそ、昭彦が不安になったり考え込む姿をみると和重自身も不安になっちゃうのですね。
「何ですか?普通って」
「・・だから いい人と結婚して子をもうけて そんな普通の・・・」
「そんなの・・・生まれて一度だって経験していませんよ?」
和重は、だからこそ、そういう幸せがあるのではないかと考えるのだと。
自分の存在は、昭彦からそういうものを遠ざけている。だからいつか後悔する日がくるかもしれないと話すと・・・
「あなたとこうなれた事は後悔なんてしてません!! これからだって絶対にしない!」
だけど、人間そう簡単にわりきれるものではないと昭彦は声を荒げます。
「俺は人間じゃないって言いたいのか!!」
「そんなこと言ってないです!いつ!誰が!!何時何分何秒に言ったんですか!?」
このセリフもっと続きがあったようですヨ~!!!その続きを読んで笑ってしまいました。どんな言葉かが気になる人は是非巻末のライターズコメント読んでみて下さい♥
思いっきり言い合いをする二人。
すると昭彦が・・・「もう結構です!」
そう言って帰っていってしまいました。ここで次号。
ここね、実は和重も「もう・・・」って言ってるのですよ。二人して同じことを言おうとしてたのか。。。
先に言われた和重はもっとフクザツな心境になったっぽいですね。
でも昭彦がこんな風に帰っちゃうなんて意外だなぁと思いました。次号は仲直りできるといいのですが。。。
感想まとめ
とりあえず・・・速攻予告みました(笑)お名前あった・・・ほっ。
この問題は、なかなか解決しないですよね。
一緒にいたいと思っていて、それが吸血鬼になる方法をとることで実現するのではないかと思っている昭彦と・・・
吸血鬼になるということは自分が味わった苦しみを昭彦も味わう、そういうことは絶対に嫌だと思う和重と・・・
一緒にいたいという気持ちはお互い強いけれど、そこに吸血鬼になるかならないかという問題が入ってくるので難しいところです。
だから、こういうのはもやっとしているのではなくちゃんとぶつかりあうのってすごく大事だから、今回のケンカは仕方ないかなぁと思います。
ちょっと二人ともが子供っぽいケンカしていて逆にほっこりしてしまいました・・・笑
ここでまた将門が登場してきそうな気がしますが・・・
どうなるのかしら。
このケンカはどっちが最初に歩み寄るのか・・・も気になるところ。
昭彦もわりと頑固そうなので、和重から謝りにいくのかな?謝る謝らないのケンカじゃないですけどね。
しかし・・・最後の昭彦「何時何分何秒に言ったんですか」というセリフ・・・
私なら絶対噛む(笑)
次話、どんな風に展開するか・・・楽しみです。
やっぱりそろそろ出てきますよね。将門!!!
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ダリアは奇数月の22日頃に配信です♪
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