イァハーツ2023年3月号に掲載、ミナヅキアキラさんの【ドメスティックビースト 5話】のネタバレあり感想になります。
雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
最終回でしたね。かなりP数があってすごく面白かったです。離れている時間が気持ちを育てるのがイイ!
桜次郎はきっと孤独だったのでしょうね。人と違うが故に孤独で傲慢。そんな彼を「バイター」ではなく「桜次郎」として欲してた壱真。
なんだか桜次郎の孤独が理解できたように思います。
慶崇に壱真の思惑がバレてしまい、今回は離れ離れになったところからスタートします。
最後はこの二人どうなるのか・・・さっそく最終話の感想です。
ドメスティックビースト 5話/イァハーツ 2023年3月号
【掲載P数】 | 51P |
【満足度】 | |
【雑誌詳細】 | 【紙・電子・ラインナップ】 |
感想は以下より。ネタバレ含みますのでご注意ください。
ドメスティックビーストの結末は?最終回の感想
最終回はたっぷりページ数ありましたね。最終話のポイントとしては、
- 慶崇に引き取られていった桜次郎だったが、壱真の事を度々思い出す
- 壱真のチッチッという音に反応してしまう桜次郎
- 慶崇から海外転勤&結婚するように言われた壱真と、その話を知った桜次郎は・・・!?
- 兄の気持ちと弟の気持ち
- 壱真の桜次郎への想いは・・・かなり重かった
こんな感じだったでしょうか。今回は、桜次郎の気持ちがけっこう出てきていて、個人的にはいい回だったなって思いました。
慶崇に引き取られていった桜次郎だったが、壱真の事を度々思い出す
慶崇に引きとられた桜次郎。すんなり引き渡した壱真に対しては、さんざん飼い主面しておいて所詮本家の犬だと感じます。
壱真はというと・・・桜次郎の管理者からは外れることになるようです。
なんとなく慶崇は壱真のやることはわかっていたのかな?と思っていたのですが、知らなかったのですね。
そしてかなり弟の事は大事にしているのだなぁ・・・と思いました。
家へ戻った桜次郎は、広い部屋に軟禁状態。皆、桜次郎の顔色を伺い怯えています。怖いのは自分なのか?それとも蔵持の家なのか・・・
そんな事を考えていると・・・壱真の事を思い出します。
彼もまた、慶崇から言われてすぐに自分を引き渡し、その際に頭を下げていました。思わずチッと桜次郎は舌打ちします。
まぁねぇ・・・蔵持の家との関係を考えたら仕方がないでしょうが。。。桜次郎からしたら壱真から「飼いならしたい」とか飼い主だとか言われてましたからね。そんな彼が易々と引き渡したんだから桜次郎の舌打ちもわかるような気はします。
家では、慶崇と父親の会話が聞こえてきます。
桜次郎の父はバイターではないので、バイターへの劣等感がスゴイですよね。。。この家で育ったのなら、桜次郎が孤独に感じるのもわかるなぁ。。。ちょっとイヤですね。
でも何かある度に壱真の事を思い出してる桜次郎には萌え♥
壱真のチッチッという音に反応してしまう桜次郎
壱真の事を考えていると・・・外から『チッチッ』という音が聞こえます。
それを聞いただけで身体が反応してしまう桜次郎。壱真が近くにきている事がわかります。
しかし、実は足首の装置があの音に反応するプログラムは修正されており、本来は反応することはないはずなのですよね。
でも桜次郎は反応してしまう。
どういう事か・・・その音を聞くだけで腰がうずいて体に力がはいらない。そして外に立っている壱真と目があうと・・・・彼が口にした通りにペタっと座り込んでしまいます。
このシーン好き。散々壱真の事に対して反発してきてた桜次郎だったけど、なんかしっかり躾られているというか。
でも桜次郎の場合は、心と体が伴っていないのですよね。心ではまだまだ抵抗感があるのがまたたまらない。
あんなに壱真の事考えているのに、壱真のことを「やっぱり殺しとくべきだった あの粘着ストーカー男」って言ってみたり。
会えないなら会えないで寂しいのにねぇ。。。(* ̄▽ ̄)フフフッ♪
慶崇から海外転勤&結婚するように言われた壱真と、その話を知った桜次郎は・・・!?
桜次郎が「やっぱ殺しとくべきだった」と壱真の事を言ったからなのか、壱真は慶崇から海外赴任を命じられます。
そして結婚話も。友人としてではなく、蔵持家次期当主としての発言ということで。。。壱真はこの話を承諾。
蔵持の家では、桜次郎が退屈していました。
お風呂に入っていると、壱真との絡みを思い出し…指はお尻の方へ。
もうね、ず~~~~~~~~~っと壱真の事考えてる((ノェ`*)っ))タシタシ それがどうしてなのかまだ桜次郎はわかっていないのでしょうね。
ソファでスマホを触っていると。。。管理者たちの話が耳に入ってきます。
それは、壱真の結婚話と海外赴任のこと。
この時に桜次郎の目つきが変わってゾクゾクってしましたヨ。怒ってる~~~~~!!!!
しかもね、これは壱真の策略っぽい。こうやって管理者たちが桜次郎の聴こえる場で話すと見越してたんだろうなぁ。。。
ここから桜次郎の蔵持家脱出作戦が始まります。ここはかなりの演技派さんが読めるので注目~。
兄の気持ちと弟の気持ち
装置が外れた桜次郎が向かった先は・・・意外にも慶崇のところ。
第一声がまた壱真の事で萌え。「あいつから僕を取り返したのは何のため?」ですって~。
桜次郎は矛盾してる慶崇の行動をちょっと責めているようにも思えました。そして持て余してるのなら手放してよ、って。
このあたりはなんでしょうか・・・「次男は死んだってことにでもして」って桜次郎は言ってるから決別するつもりで慶崇に会いにきたのかもしれませんね。
でも慶崇は、兄として弟を大切にしなければと思っていたと思ってはいるけれど、それを口にはできませんでした。
そんな彼に桜次郎は。。。壱真は言い訳せずに僕を求めたと。そして「僕らが同じなら何か違ったかもね お兄ちゃん」と言って慶崇の前から消えました。
「僕らが同じなら」っていうのは「同じバイターなら」とか「同じ人間なら」って意味なのでしょうか。
壱真の桜次郎への想いは・・・かなり重かった
後半はみどころ沢山!!!
桜次郎が向かったのは・・・もちろん壱真のところだったのですよね☆
ストーカー男とか言ってたのはどこのどいつだぁ~!?って言いたくなります(´艸`*)
寝込み襲おうとするとか!!!普通はびっくりするでしょ・・・でも壱真は「おかえり 戻ってきてえらいな桜次郎」って言うの。
もうね、ここまできたら二人は離れらえないよねぇって思ってしまう。
離れられないのはあんただろって言いながら自らやってくる桜次郎もですが、いつ来てもいいように鍵を開けている壱真もたいがい。
でも桜次郎の行動にはさすがの壱真も驚いていました。まさかね~こんな積極的な彼が読めるとは!!!
そして壱真の桜次郎への想いがたまらない。
ここは超みどころだから注目してみて!!!こんな風に気持ちぶつけられたらさすがに桜次郎もオチるわね、、、。
二人の絡みもちゃんとあります☆いい雰囲気でもしかしたらここ・・・電子になったら修正入っちゃうのかしら?って思う箇所も☆
なんか。。。初めてかもしれない。桜次郎をかわいいなぁって思ったの。
壱真はきっと桜次郎が一番欲しかったものを与えてくれる人物なのですよね。
バイターとして特殊な家で育った桜次郎は。。。「特別」が故に孤独でもあり歪んでいましたよね。
そんな彼に最後まで一緒にいると言う壱真。こんな重い重い言葉を言われてうれしくないはずないなって思いました。
だから今回の桜次郎がすっごく可愛いなって思ったのは、やっと満たされた彼が読めたからなのかもしれません。
そしてその後の桜次郎ですが、桜次郎は「亡くなった」ことになっています。←でも死んでないことはみんなわかってる(笑)
ちょっとこの場面はクスってなりました。
壱真と一緒にいるのはわかるのですが、桜次郎がまさかまた足に装置をつけてるとは∑( ̄ロ ̄|||)!!!
なぜ!?!?
やっぱり壱真のチッチッってのが好きだからなのかしら!?しっかり飼いならされてしまいましたね♡
まとめ
最終回は50P超えということもあり、すっごく読みごたえあったし流れがあって面白かったです。
桜次郎が満たされた表情をしていたのが一番印象的でした。
彼が求めていた人っていうのは壱真のような人だったのだろうと。「バイター」ではなく「桜次郎」自身を見つめてくれる人。
殺しとくべきだった、ストーカー男、と言っていたのにず~っと壱真の事を考えているし、寝込みを襲うし。。。
今回の桜次郎には萌えしかなかったです。
早くコミックスで一気読みしたいですね。いつ発売予定かは今号ではわかりませんでしたが、楽しみに待ちたいと思います♡
ということで!!!最初は桜次郎苦手だなぁ~なんて思っていたけれど、今号読んだらまた1話から読み返したくなりました。
ミナヅキアキラ先生の作品はどれも好きですが、やはり展開が面白い!そして見せ方が上手い☆あの桜次郎をこんなに可愛いって思うとは。。。自分にびっくりです。
この最終回はみどころだらけ。是非コミックスまで待てない~早く読んでみたい!という人は雑誌読んでみてくださいね☆
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