キャラ10月号掲載、見多ほむろさんの【いびつなボクらのカタチ】第2話のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのコミックス派、ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の第2話は【いびつなボクらのカタチ】に収録予定です。
第2話楽しみにしていました☆今回は表紙も見多ほむろさん(*^_^*)Charaがなんかいつもより文字がカワイイです。注目してみてみて♥
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一人2種類まで応募できるのだそうです。
今 市子さんの幻月楼奇譚の図書カード欲しいな・・・・・・・って見ながら思いました。。。
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ただ・・・・電子も今回は見多ほむろさんの描下ろし1Pまんががつくそうで・・・1Pですけど気になるところ。。電子は8/28~配信開始
Chara10月号&いびつなボクらのカタチ第2話 掲載P数など
簡単な感想
- 佑真と母の過去と「家」「家族」がテーマになるのがよくわかるストーリーだった。
- 今回は佑真の気持ちが動いた回
- 伊吹が前回とは雰囲気が違うし笑顔にキュン
注意ポイント
【ネタバレ感想】いびつなボクらのカタチ第2話
まず・・・前回のあらすじを。
長年付き合ってた彼が置き手紙一枚でいなくなり、自暴自棄になっていた佑真。そんな彼のもとに母親がケガをしたとの連絡が入ります。
家に戻ると、見知らぬ男がいたため攻撃しようとすると反撃されてしまいます。その見知らぬ男は伊吹と言い、佑真母の知り合いでした。
介護職員の伊吹は、男で一つで娘を育てていて・・・・。(この娘ちゃんが佑真のピアノ教室の生徒だという接点もあります)
今回の第2話は、佑真の気持ちがちょっと動いたなぁと思いました。そして・・・母子の過去のストーリーにぐっときてしまって・・・。
佑真が実はとても「家」というのを大切にしているのと・・・・それでも家にあまり戻らなかった理由や母と距離を置いていた理由もわかるようになっています。
その場面になんがぎゅっときてしまいました。
望むような息子になれなかったのだという気持ちが奥深くに罪悪感として残っているのかな・・・と。
この気持ちが伊吹たちの存在によって軽くなっていくといいですね(*^_^*)
自分のことは自分で
自宅にて。
母である香澄さんに自宅に戻ると言った佑真ですが、「結構よ」と断られてしまいます。
ケガをしているので少し補助が必要なのでは・・・と考える佑真ですが、香澄さんは「彼は私の遊びにつきあってくれていただけよ」と・・・。
彼女のケガは神経を切ってたようで・・・それでも一日一日回復するらしいから何ら問題ないと佑真に伝えます。
「じゃぁ私は仕事があるから」
「え!?」
「・・何」
「いや・・・まだ仕事してたのかと・・・」
香澄さんは公民館で歌を教えているのだそうです。
いろいろと手伝おうとする佑真ですが・・・・けっこう空回り笑
でもね、香澄さんが何も手伝いはいらないというのには理由があったの。
「佑真 『自分のことは自分で』 そう教えてきたのは私でしょ」
片足を引きずりながら出掛ける母の後ろ姿を見ながら佑真は思います。
(強がりなのか 強いのか けれど昔から母の強さは確固たるもので)
いつか僕がお母さんに家を建ててあげるね
過去に戻ります。
佑真父が亡くなった時のお話。
夫側の親族に念書を書かせている香澄さん。
「結構ですよ でもお約束くださいな 金輪際私とあの子に関わらないこと」
話を読んでいると・・・きっと相続とかそういう問題だったのだろうなぁというのがわかります。
香澄さんと手を握りながら歩く佑真。
「お母さん あの人たちに何かしたの・・・?」
香澄さんはお話してただけだと答えるのですが、佑真はさっき一緒にいた女性たちが最初は騒いでいたのに最後は青ざめ急に静かになったので香澄さんが何かしたと思ったみたいです(笑)
「・・・家 あげちゃうの?」
「・・・そうね これからはあの人たちが住むのよ」
この話から・・・佑真父が居なくなったので家を追い出された・・・と考える方が自然ですね。
「じゃぁ・・・いつかの僕がお母さんに家を建ててあげるね」
ずっとキリっとした顔だった香澄さんの顔がここで初めて眉毛のさがったような顔になりました。
佑真の方をみると・・・ボロボロと涙を流しています。
「やぁねぇ 何も心配はいらないのよ」
(生前あまり会うことのなかった父の死よりも)
(泣かない母に悲しくなった)
お父さんは忙しい人であまり会う機会がなかったのかもしれませんね・・・阿部史明と書いてあったのでワケありではなさそう!
香澄さん・佑真も阿部でちょっとほっとしました・・・(*^_^*)
理想と現実
「優しい息子さんね」
近所の人がそう口にします。
佑真くんは優秀だし礼儀正しいし、今から「お孫さん」楽しみでしょ!?なんて・・・
何気ないことばですが、この言葉にどんどん佑真は崩れていってしまいます。
孫?そんなコト考えたこともなかった。
だって、いつか建ててあげたい家にいるのは自分と母である香澄さんだけだと・・・他のだれかがその家にいるだなんて思ってもみなかったようです。
「代わりますよ」
声のする方を向くと、そこには伊吹が立っていました。
伊吹はどんどん近づいてきます。
「代わりましょうよ」
「俺なら香澄さんが望むものを与えてあげられます。 舞花もいるしケガの面倒も俺がみれます」
そして・・・・伊吹は続けて言います。
香澄さんに家を建ててあげるという夢を見ながらどうして男と生涯をともにしようとしていたのか?と。
「わかってるはずです『沢田伊吹の方がよっぽど息子らしい』」
伊吹は、佑真の面倒も見ると言ってしゃがみ込み、そして・・・・・
ここで佑真の目が覚めます。
いろいろと佑真にも悩みがあったのですね。家は建ててあげたいけど、結婚もできないし孫なんて抱かせてあげられない。
だから・・・香澄さんのコトは大切で大好きだけれど距離もできてしまってたのだろうなぁと思いました。
夢で汗ぐっしょりの佑真ですが、ここで寝返りをうつと。。。なんと!!!!腰に激痛が笑
佑真と伊吹
伊吹のもとに、本日のピアノレッスン休講のお知らせが入ってきます。
このあたり、舞花ちゃんが伊吹の教室の生徒だという設定がうまいなぁ・・・って思いました(*^_^*)
その頃、佑真は・・・トイレに行くのにも一苦労。
タクシーを呼び、病院へ行こうとすると・・・・香澄さんから電話が。
電話に出ると、伊吹に代わると言われます。
「先日お世話になった・・・沢田です」
この声を聴いて・・・佑真はドキドキと心臓が。それはね、夢の時に伊吹にちょっとイヤラシイ事をされてたからですね(*^_^*)
伊吹が話したいことは休講のコトかと思っていた佑真ですが、もしかしたらどこか痛めていて動けないでいるのでは?と身体の心配をされて驚きます。
「仕事場でもよくあるんです 歳をとると数日後にいきなり痛むんです」
この歳をとるって言葉にグサグサさされてる佑真が・・・面白かったです☆
「俺今からそっち行きます・・・!」
自分のせいで申し訳ない、一緒に病院に行きましょうと言う伊吹ですが、佑真は伊吹のせいではないし大丈夫だと答えます。
「もしもし佑真 グダグダやかましいわよ」
意識しはじめる佑真
伊吹と一緒に病院へ行った佑真ですが、骨とかには異常もなく筋肉の炎症ということでした。
「そうですか・・・本当に申し訳ありません」
1話で佑真を投げてましたからね。。。すごく責任感じています。
適当に帰ると言っても「送ります!」と必死な伊吹。でも病院で大きな声を出したのでまわりの目が気になりシュンとなってしまいます。
その様子を見て、犬がシュンとしたのと似てると感じた佑真はプっと吹いてしまいました。
「? おかしいですか・・・?」
「いや失礼 じゃぁお言葉に甘えて送ってもらおうかな」
その言葉に・・・伊吹は満面の笑みでこたえます。
「はい!」
この顔に佑真はハート射貫かれてしまったようです。
ここで次号。
感想まとめ
わぁ、今回はBLな感じになりましたね!!!伊吹のあの顔は確かにズキュンときますね・・・。
ほんと良い笑顔!
しかも嫌な奴だと思ってたから余計にあの笑顔みたらギャップ萌えもプラスされてしまったのかもしれませんね。
いやぁ・・・見多ほむろさんの作品ほんと面白いです。
BLになるのかな?って1話で思ったのですが、ちゃんとBLですね!
今回は。。佑真の幼少期の涙にほろっときたのと、香澄さんの凜とした姿が印象的でした。
いつか家を・・・と思うのですが、家を建てるコトが重要ではないと思うのですよね。
家族として、一緒にいる・・・それだけで十分なのだときっと最後には思うようになるのかなと。
「自分のことは自分で」
そう言ってた香澄さんですが、歳をとっていくと出来てたコトができなくなったりやはり老いは感じていくもの・・・
最後は香澄さん・佑真・伊吹・舞花ちゃんでひとつの家族になるのかしら(*^_^*)
家族って言ったって、佑真父側の親族みたいに追い出そうとする人もいますしね。。。。
今回はちょっとぐっとくる場面があって・・・これから先何度ギュギュっとさせられるんだろう…!?って思いました。
次話からは、佑真が伊吹を意識する姿が読めると思うと・・・すごく楽しみです!
ということで!『いびつなボクらのカタチ第2話』の感想でした。
電子書籍
今号のキャラ10月号は8/28から配信開始です。
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