CRAFT vol.79掲載、木下けい子さんの【17】最終話のネタバレあり感想です。雑誌最新話のネタバレ感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の最終話は【17 初恋】に収録されます。
こんにちは!先日今回のCRAFT vol.79で最終回と知り・・・少し衝撃を受けた藤雪です。これからどんな風に近づいていくのか気になってたのですが、一気に展開していきました。
大好きな作品なのでもう少しゆっくり読みたかったです(T^T)
でも、最終巻のタイトルが【17 初恋】でキュン♥
【17 卒業】が3巻でそのあとの4巻で終るかと思ってたのですが違いました~。
CRAFT vol.79 【17】最終話
掲載P数 | 44P |
満足度 | ★★★★☆ |
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【17】最終話 簡単な感想
- 離れて存在の大きさを自覚するパターンだけれど前半切ない(T^T)
- 有岡がやんわり拒否するも、帰り際に急展開。
- 三島が有岡を受け入れるシーンはドキドキ。
- ラストを読んだらその続きが読みたくなった。
【17】最終回 感想レビュー
前話が本当に切なくて・・・有岡のどこか諦めたようなあの切ない表情がすごく印象的でした。 [kanren url="https://bl-magazine.com/seventeen-12wa"] 三島が動きだしたのでこれから!?と思ったら。。。。今回が最終回。
これからの展開の方が実はすごく楽しみだったのですが、それでもラストは幸せそうな二人が読めて良かったです。
ラストの二人はもう4年は経ってるっぽいですね。浪人して大学いって就職の話ができる年といったらそのくらいかなぁと。
大学院に行かないと言っているのでそれを決める時期を考えると大学3年生あたりかな~と。
「真さん」呼びが板についてて( ´艸`)となりました。
ではネタバレ感想にいきますね!
個人的には今回のアオリがすごく好きです。
【想いが恋に 恋が愛に 愛が永遠に】・・・考えた人素敵すぎると感動しました(〃・ω・〃)
手を伸ばせば間に合うのかも
前話の12話で一緒に星を観に行った二人。
そこで有岡からもう大丈夫、心配しなくても先生の事を困らせたりしないと言われた三島。
三島は有岡を傷つけたと謝るのですが、彼は「先生が謝ることなんていっこもないから」と・・読んでいてもなんだか三島との距離を感じてしまいました。
一緒に星を観に行こうと言ってくれたのも「罪悪感」からだと感じた有岡が切なかったですよね。
でも!三島は有岡が自分を置いてどんどん前に進んでいくような気がして、それが嫌だと感じてしまいます。
11話以降、三島⇨有岡が感じられるようになったので切ないのですけど展開的にはすごくワクワクしていました。
今回の13話は三島がその後どうしたか・・・が描かれています。
ゆっくり有岡に近づく三島。
そしてそっと唇を重ねます。
有岡は三島の行動に驚きを隠せず、暫く目を見開いて固まってしまい・・・やっと口を開きます。
「どうしてですか?俺の気持ち知ってるくせに」
表情的には・・・うれしさよりも怒ってる感じの表情に見えました。
三島もまさか有岡からそんな言葉が出て来るとはおもってもなかったみたいです。
「先生はズルい ズルくて自分勝手だ」
「なのに どうして 嫌いになれないんだろう」
↑ここのシーンは大洋図書さんのツイートに画像UPされてたと思います。(軟式さんだったでしょうか)
喜ぶどころか、逆方向に有岡の気持ちが沈んでしまったキス。
そして「帰りましょう」と三島に伝えます。
このとき三島は・・・手を伸ばせば間に合うのかもと思っていたようです。
ということは・・・三島は有岡を引き留めたい、手放したくないと思ったという事ですよね(*^_^*)
誰かと見る星があんなに綺麗だなんて思わなかった
車内にて。
家まで送るという三島に、子供じゃないし適当に帰るからその辺で下ろして欲しいという有岡。
すると三島は「星どうだった?」と彼に尋ねます。
「綺麗だった?」
「・・・はい」
「そう」
そう呟く三島を見て有岡は車を止めるように言います。
「何?いきなり」
三島の顔をのぞき込む有岡ですが・・・どうしてのぞき込んだかというと泣いているように見えたからだそう。
「そんなワケ・・・」
そう言って目を押さえる三島。
そんな三島に次は有岡が質問をします。
「先生はどうでしかたか?」
聞かれて少し驚くのですが「綺麗だった すごく」と答えます。
誰かと見る星があんなに綺麗だなんて思わなくてびっくりしたと。
そういえば前回だったか「本当は星はひとりで見るのが好きなんだ」って言ってましたよね。
それが有岡と一緒に見は星はすごく綺麗だったと。個人的にはこの三島のセリフはキュンとなりました。
三島にとってはひとりの世界だった天体観測。
そこに有岡が加わったことでより綺麗に見えたなんて・・・もう有岡の事を好きだと言ってるようなものではないかと感じましたヨ(*^_^*)
三島に「綺麗だった」と言われて思わず有岡は彼にキスをします。
次は有岡からのキス(≧∇≦*)
「キスしていいなんて言ってない」
「顔に 出てました」
その言葉を聞いて三島は赤面してしまいます。
「ウチくる?」
三島のこの言葉にまた驚く有岡ですが・・・この驚きの顔が多分嬉しそう!?と思えるのがすごい。
さっきの同じ目の見開き方なのに、三島にキスされたときはショックな感じに見えたし今回は嬉しそうに見えるし・・・作家さんて本当にすごいなぁって思いました。
有岡の返事は・・・
「はい」
もう間違えたくありません
部屋に入ろうとするのですが、三島は緊張からなのか震えています。
その様子を見て「やっぱ帰ります」と言うのですが、三島は緊張しているだけだからと有岡を部屋に招き入れます。
「あの・・・先生・・・」
「有岡くん 俺はもう先生じゃないから 君が言ったんだよね」
「えっと・・・三島さん?」
それでいいと言う三島ですが・・・有岡は次に「真さん」と呼び直し後ろから三島を抱きしめます。
「いいんですか? もう間違えたくありません」
三島は少し下を向き、そして「そのつもり・・・です」と返事をします。
おぉぉぉぉぉ~急展開じゃないですか!!!
後ろから抱きしめていたのですが、くるっと三島の向きを変え自分の方を向かせる有岡。
そしてまたキス。
でもがっつきすぎなのか・・・三島に「苦しいよ」と言われてしまいます。
「すみません下手くそで」
「上手い方が嫌だよ 子供のくせに」
「子供じゃありません もう十八だし大人です」
必死に子供じゃない!と言う有岡・・・かわいい。ここ萌えポイントでした(*^_^*)
そんな有岡は、三島に「先生を大事にしたい」と真剣な顔で言います。
先生を守って大切にして幸せにすると。
それを聞いて三島は・・・ふっと笑います。
「先生じゃないって言ってるのに」
俺が世界で一番あなたを好きです
シャワーを浴びた二人。
ベッドに二人で座りながら「俺本気です」と有岡が言います。
「え?」
「幸せにするって言ったの」
年下だし1巻での出来事もあるし笑われるかもしれないけど・・・と言うのですが・・次が最高にGood!
「俺が世界で一番あなたを好きです 忘れないでください」
この言葉に・・・三島は有岡の頬に触れ自分からキスをします。
「うん・・・わかってる 本当はずっと前から知ってた」
ここでふたりの矢印がやっと向かい合いました(*^_^*)
次からは盛り上がる場面!
真さん 好きです
気持ちが向かい合ったあとのエロはやっぱりいいですね(*^_^*)
有岡の表情も三島の表情も全然違う!
三島に「本当に俺のこと怖くない?」聞く有岡に「かわいい」って言っちゃうところとか(≧∇≦*)
かわいいって言われてムっとする有岡とか好き・・・。
エロの場面は絵柄で読んだほうがいいのでここは省略。
「真さん 真さん 好きです」
と言う有岡に・・・ちゃんと三島が「好き」って返しています(*^_^*)
おじいちゃんになっても一緒に星が見たい
車で待っている三島。
そこに有岡がやってきてコンコンと合図をします。
二人で星を見にきたようですが、そこで進路の話をしています。
「大学院いかないんだ」
「うん 就職します」
研究も面白そうだけれど,星は趣味でいいのかなと思うという有岡。
「正直 真さんとこうやって星見れるだけでうれしいし」
「へー」
「おじいちゃんになっても一緒に星が見たい」
そう言ったあとに有岡はあわてて「今のプロポーズっぽいけど違うから 違いますから!!」って言ってて笑いました。
ほんとかわいい。
プロポーズとかは改めてちゃんとしたいんですって(*^_^*)社会人になってから。
それを照れながら聞いてる三島もかわいいですヨ。
感想まとめ
終っちゃった・・・終っちゃいました(T^T)
2015に発売されたCRAFT vol.65からスタートしてから3年と6ヶ月?の連載でしたね。
もっと読みたかったですが、補完は描き下ろしとか・・またいつか番外とかあったら嬉しいなぁと思います。
津田がもっとふたりの中に割って入ってくるかと思ってましたけど、その辺はあっさりで個人的には良かったです。
津田が入ってくるとモヤモヤをひっぱりそうで(笑)
あと2~3話くらい三島が頑張るターンができたらあったら・・・嬉しかったですけど、連載やコミックスの関係もありますしね。
ただ、離れてしまうと知ってから相手をおっかけるというのがすごく好きなので( ´艸`)そこは読みたかった・・・
でも、どこか諦めたかのような有岡の表情がどんどん変化していくのは読んでて楽しかったです。
11話・12話とかほんと切なかったですよね。
一人で見るのが好きだと言ってた天体観測ですけど、今では二人一緒に見に行ってるのねと思うだけで胸アツ。
三島にも支えというか一緒にいたい、一緒にいてくれる人ができて良かったです。
そして有岡の「初恋」が実って良かった( 。-_-。)
最初の出だしで間違えた有岡だったけれど、あれから三島の事を考えて行動する姿が健気で切なくて彼なりに人を大切にするという事を学んでいったような気がします。
失敗を後悔して自分なりになんとかしようとするのが伝わってきましたよね。
それが三島にも伝わったから、三島の気持ちが変化していったのだろうなぁと思います。
17の最終回を知ったのが発売前日だったのでかなり衝撃的で・・・悲しいなと思っていたのですが幸せそうな二人が読めて今では何度も読み返して萌え補完。
11話~13話を一気に読むともうたまらない気持ちになります。
「望みは叶わない」と・・地球がひっくりかえっても先生は俺の事なんか好きにならないと絶望した11話。
それが13話でこんな幸せそうな顔が読めて嬉しかったです。
3月1日のコミックス発売・・・今からすごく楽しみ。特典とかあったらそれをGETしたいです。
ということで!【17】が最終回を迎えました・・・
3月1日にコミックスが出るのでコミックス派さんも是非作品を読んでみてください(*^_^*)
完結ということで!今まで読もうかどうか考えていた方も是非是非!!!
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