ディアプラス11月号掲載、志水ゆきさんの『花鳥風月』第56話のネタバレ感想になります。雑誌最新話のネタバレ感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の56話は『花鳥風月8巻』に収録予定です。
今号は、すごく切なかった。吉利谷のコトもだけど財前の気持ちを考えるだけでぎゅぅぅぅってなりました。ワタクシ・・・財前の涙には弱いみたいです(T^T)
あんなクールな顔の下には。。。色々な感情を隠していたのかなとか思うと本当に切ないのですけど。
早くこの二人を幸せにしてほしい(T^T)あと!!!!今号に曜明さん出てきましたよ~!!!丹羽っちは相変わらずわんこのようでした♥
ディアプラス11月号 花鳥風月56話
花鳥風月56話の簡単な感想
- 吉利谷が克也さんに惹かれるのがわかる気がした・・・。
- 財前と吉利谷は。。。徐々に距離ができていく。
- 曜明さんと吉利谷は絵になる(≧∇≦*)それを見てる財前が切ない。
- 一見と財前が仲良く話しているのを見ている吉利谷も切ない。
- 今回はダイジェスト版みたいな展開だった。
注意ポイント
注意ポイント
『ネタバレ注意』花鳥風月56話 感想レビュー
今号はダイジェスト版みたいな展開でした。一気にストーリーが進んだように思います。
これから大人な二人にシフトしていくのかな?と思ったり。
ただ言えるのは・・・吉利谷と財前は「友達」ということにずっと支えられてきたし、縛られてきたんだなぁ・・・と切なくなりました。
この二人がちゃんとくっつきますように(T^T)
意外にも財前からの気持ちが強くて。。。そこは過去編読んですごく良かったなと思います。
その後の人生を変えるような大きな出会い
克也と吉利谷・・・その後も交流が続きます。
今回の冒頭は、会って二回目の時かしら。ヤバそうなやつと克也のコトを言っているのですが・・・
なんと、吉利谷はその克也を脅して財前を病院まで連れて行ったんですね。その時のコトを振り返って吉利谷は思います。
(あの時はただ財前を救いたいー それしか頭になかった)
(でも実際に財前を救(たす)けたのは一見だ)
一見はね、連絡してから藍子さんに渡りをつけ星川先生も呼び、そして千尋ちゃんが心配しないようにフォローまでしていたんだって。
でもなんか心配。そんなに一見と比べなくてもいいのに。吉利谷が連絡したからこそなのになぁ・・・って思うけど・・・
あの時財前が一見の名前を出したから余計にそう(卑屈に)感じてしまうのでしょうか。
吉利谷は克也にあの男はどうなったのか?と尋ねます。
「漁船に乗せて出稼ぎに出したんだ」
殺してリスクを負うよりも、生かして儲けを出す方が得策だという克也。
でも吉利谷は彼のしたことを考えれば普通の会社なら首切られて当然だし、メンツとかそういうの一番うるさい世界(ヤクザの世界のこと)なんじゃないのか?と。
克也はガンガン聞いてくる吉利谷が気に入ったようですね。
だからこそ、きちんと答えます。
一度盃を交わせば血のつながりのない赤の他人でも家族になる。
どんなろくでなしであろうと親になったら子分を見捨てることはしないと。
この言葉を聞いて、親に見捨てられた自分を重ねます。
「女を殴るような最低のクズでも?」
「それでも 俺は見捨てたりしない」
このセリフなんでしょうね・・・おそらく吉利谷が克也に惚れ込んだ部分って。
そして夏が終わり・・・・秋。
曜明と丹羽
吉利谷は財前と距離を置くようになっていました。
彼の隣には転校してきた曜明が。
「何がきかっけか知らないが 最近よくつるんでるらしい」
仲良さそうな彼らをみてる財前が・・・ちょっと切ないですね。
そして吉利谷もまた・・・一見と仲良くしている財前をひっそりと見つめています。
「吉っ利谷さ~ん」
わんこ丹羽っちがやってきます。
「今日も克也さんのところ行くんすか?俺もいくっす」
「おまえは呼ばれてないだろ?丹羽」
笑。お呼びでないと・・・・・。
吉利谷はあれから克也さんの所へ出入りするようになり、曜明・丹羽とつるむ時間の方が増えていったようです。
一方、一見と財前は・・・大学受験のために勉強を。(吉利谷も大学受験の勉強はしているようです)
志望大学が違うため、少しずつ彼らとの時間も減っていったということでした。
(出会って10年 『受験』を理由に初めてクリスマスと正月を別々に過ごしたー)
望んで選択したこと
財前の合格祝いに呼ばれた吉利谷。
共有する時間や距離があいても、会えばまた『幼馴染み』で『親友』の空気に戻る。
吉利谷はそれはどうしてか、こう考えていました。
(それは望んで選択したからだ 永遠に変わらない 消えない)
(『友達』というポジションを)
そして卒業を迎え、それぞれ新たな生活へとむかっていきます。
財前は大学へ行くために引っ越し。
引っ越しが終わり、一人茂美さんの家にいる財前。茂美さんは温泉旅行でいなくて千尋ちゃんも友人宅へお泊まり。
すると、吉利谷が訪ねて来ました。
「悪い。。。財前・・・泊めて・・・」
吉利谷は、引っ越し手伝えなかったのと、財前は今日しかこの家にいないから会いにきたのですね。
『友達』という呪縛
引っ越しをして、荷物がないので一組の布団で一緒に寝ることになった二人。
「電気消すぞ」
「・・・なぁくっついていいか?」
そう言いながら後ろから財前を抱きしめながら寝る吉利谷。
「あったかー・・・なんかすぐ眠れそー・・・」
吉利谷はここで「恥ずかしいこと言ってもいいか?」と財前に話しはじめます。
「ずっと・・友達だよな?」
「離れて今みたいに会えなくなっても 俺らの関係はずっと変わらず続いていくよな?」
この言葉を・・・・財前は聞きながら涙を流します。
(なんの躊躇もなく 一緒に寝られるのは『友達』だから)
(それ以外の意味はない)
「・・今さら 何言ってんだ・・・当たり前だろう?」
もうこの辺はちょっとギュッギュってなってしんどかったです。吉利谷がケガでちょこっと髪の毛の生えなくなった財前の頭にキスするシーンとか・・・
何この二人!!!!って。
ずっと一緒に居るために『友達』を選んだ吉利谷だけど・・・それがかえって財前には切ない感情を植え付けてしまって・・・
拗れちゃってるではないか!!!
翌朝、財前が目を覚ますとすでに吉利谷の姿はありませんでした。
吉利谷の姿を探してる財前がほんと切ない。
この日を境に吉利谷は財前の前から姿を消したようです。。。。
(最後に「友情」のダメ押しをして)
ここで次号。
感想まとめ
いやいやいやいや・・・切なすぎるでしょ。
でもあのポーカーフェイスの財前がこんなに吉利谷のコト好きなんだ・・・というのがわかって少し安心しました。
どちらかというと、財前の方の気持ちが読みにくいんじゃないかな????って思ってましたけど。
そっか・・・・「友達」ということで感情を押し殺してきた財前だからこそ・・・吉利谷の行動に怒るわけですね。
今回を読むと・・以前出てきたプロポーズした場面で・・・
「おまえが俺に寄せる好意や甘えは絶対に「友達」の域をこえることはないと思ってた」というのも・・・納得。
そういう風に思い込んできたんだから仕方ないですね(T^T)
そう思わせたのは何でも無い吉利谷自身なんですから。
さて。。そろそろあと1話・2話くらいで現在に戻ってきそうですね。
吉利谷×財前編の第1話で撮られた写真も今後出て来るでしょうし、、、夏川先生の「財前君が君の弁護をしなくてすむような選択をして欲しい」というのも伏線なような気がします。
志水先生だから最後はとびっきりの甘々を用意してくれるとは思うのですが・・・切ないのは控えめにお願いしたいところですね★
ということで・・・次財前と吉利谷が会うのは吉利谷がヤクザになっていて財前は・・・弁護士になってるのでしょうか。(それだと最低4年~5年もしくはそれ以上?)
早く次話読みたいです。
次号もお名前があったので楽しみです。
電子書籍
花鳥風月 7巻まで配信中