b-boyオメガバース2月号掲載、ヤマヲミさんの【子持ちΩと彼とカレ】4話のネタバレあり感想になります。これ、本当に面白い。面白いしオメガバースでもちょっと変わった展開にはなっているので気になる人は是非!
どれもビーボーイオメガバースに掲載されてる作品は面白くて、満足度がスゴく高いです。1ヶ月に1回配信されるというのもいいですね。
ということで!1ヶ月遅れで前話の話をこれから書きますが・・・続けて5話の最新話も書くのでお付き合いいただければと思います。
子持ちΩと彼とカレ4話 b-boyオメガバース2月号
掲載P数 | 33P |
満足度 | |
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簡単なあらすじ・ポイント
- ナオと直太朗の間で揺れ動く千広。
- 直太朗もまた、千広(と未来ちゃん)の事が大事になっていく。
- 番契約を結んでしまったら自分達は用済みになってしまうと感じてしまった千広は・・・
- 直太朗から衝撃の事実が明かされる!?
【ネタバレ注意】子持ちΩと彼とカレ4話 感想
今回はすごくアップダウンがあったかなぁ。良い雰囲気もあり、ぎゅっと切なさもあり。
千広、ナオ、直太朗どちらも気持ちもわかるから余計にギュギュっとなってしまって・・・面白いの。なんだろこの新しいオメガバース・・・α×Ωなのに。
千広も直太朗に惹かれてる部分はあるのだけれど、それでも自分が好きなのはナオでカレじゃなきゃダメって思い込んでる部分はあるのですよね。
切ないなぁ。。。大好きな人が違うカタチで現れて、でも直太朗にも惹かれてる。どっちも欲しいって思うのは不思議じゃないし間違ってもないと思う。
こうなったら共存したらいいのに(T^T)と思うけど、直太朗の気持ちが千広に向かい始めているのでどうなるのかしら。
「・・・お前とナオの間では俺は邪魔者か?」
っていう直太朗のセリフが今回すごく切なかったです。
ツンデレ×ツンデレ
千広ってナオにはすごく素直なのに・・・なぜ直太朗にはあんなにツンデレ感満載なんでしょ(笑)
相性的にはばっちりだと読んでて思うのですが・・・ナオは素直だから千広も素直になれるとかなのかしら!?
ツンデレ×ツンデレの千広と直太朗は・・・読んでて飽きないですけどね!
憎まれ口叩いたって・・・直太朗も千広の行動が嬉しかったりして( ´艸`)かわいい!って思ったりします。
でも4話目になると・・・直太朗の千広への独占欲がすごく表れてきたのではないかと思うのですよね。
思いっきり首元にキスマークつけたり。
つけられた千広は(あぶない 嬉しくないのに悦んでしまった)って・・・矛盾してるのですけど、素直な気持ちですよね。
嬉しくないって思ってても結局は心の奥で悦んでるんです。
それはナオではなく直太朗に対して。ただその感情が千広を苦しめていくのですね。
番はナオだけだと思っているので、ナオ以外の人の行動で悦んでる自分は浮気してるような感覚になっていくのだと思います
(こんなことナオに知られたくねぇなぁ)
『見ちゃった~仲良しさんだねっ♡』
また・・・またまた余計なところで出て来る~!!!笑。でもまぁ今回のオメガバースはツンデレ同士だからナオのような仲介役がいないとなぁとも思うのですよね。
ナオだって自分ができれば千広の事は幸せにしてあげたいはずなのに、こうやって千広と未来ちゃんの幸せのために動けるのって凄いなって思います。
自分だったら・・・他に好きな人つくらないで欲しいって思うかもしれない。ナオっておちゃらけてるけど、そこら辺はすごく出来た人でやっぱりこのあたりはαなのだろうと感じました。
この作品でまた良い味出してるのがナオと千広の子供である未来ちゃん!!!
ほんとかわいい(T^T)
言い争ってたら「けんかないないよー」って。
ほんとギュギュっと抱きしめたくなるほど可愛いです。
こいつはナオじゃないのに
ヒート中でも薬を服用し仕事をする千広。
それは・・・未来ちゃんとの生活のため。大変なのだけれど、今は・・・直太朗がすごく協力してくれてるのがイイですね。
職場にも向かえに来てたりして。しっかり未来ちゃんの幼稚園にお迎えにも行ってる!
チャイルドシートまでちゃんと用意していて、直太朗のキャラすごく好きです。
「・・仕事忙しいんだろう?こんな・・いいのに」
「俺のものを守っているだけだ 何がおかしい」
千広はこの『俺のものを守って』という言葉を嬉しくおもってしまいます・
(・・いやなんで喜んでんだ俺)
(こいつはナオじゃないのに)
それでも生活のなかに直太朗は徐々に馴染んでいっています。
「あーん おいちいよぉ?」
未来ちゃんが直太朗に自分の食べかけであるおにぎりを差し出します。
「未来 さすがに食べかけを直太朗には・・・」
でも直太朗はパクっと食べるの。
「ん 悪くない うまいな」
そう言って未来ちゃんの口についたご飯を取ってあげたり。ちょっと・・父親感が~(●´∀`●)
それを見た千広もびっくりしています。
「・・・お前 今直太朗・・・だよな? お前って案外いい父親になりそうだな・・・」
「なんだ突然 なって欲しいのか?」
それでもナオは・・・番だけさせろと言ってきた直太朗を信用するな!と自分に言い聞かせます。
政治家の仕事
そういえば・・・直太朗って政治家でしたね(●´∀`●)
千広は、毎日何してるの?と直太朗に尋ねます。
直太朗が説明してる途中でナオが登場して「おじさんとばっか話してるよ~」って言ってるのには思わず笑ってしまいました。
ここで千広は・・・政治家はαばかりで純血主義があーだこーだオメガがなんだ、差別されるのはなにも関係ない何も知らないスーツを着たオジサン達が決めるのだとつっかかります。
千広は、未来ちゃんの性別はまだわからないけれど、何だろうと元気に大きくなってくれればそれでいいと抱きしめ「Ωの俺が生んだ未来はこんなに可愛いのに」と口にします。
ただ、Ωであれば未来ちゃんもしんどいだろうなと。
「そういう心配しなくてもいい世の中になるといーなって えらいオッサンたちに伝えてよ」
ちーちゃんも未来もずーっと大好きだよ
三人で寝ていると、千広が涙を流しながら寝言を言います。
「ナ・・・オ・・・も・・・どこにも いかないで」
それを聞いていたナオは・・・どうしようもない気持ちに。
そんな時に未来ちゃんがはっと目を覚ますの。
どうやらトイレに行きたくなったようで★ここは親子タイムでした。ギュっとなる場面で(T^T)
「未来、大好きだよ 会えて嬉しい ちーちゃんも未来もずーっと大好きだよ」ってギュって抱きしめてるシーンにうるっときてしまいました。
一緒の布団に入り、「・・俺も・・・ずっといっしょにいたかったなぁ・・・」って(T^T)
ここで直太朗と入れ替わるのですが・・・直太朗も千広の涙を拭いてあげていて。今はナオも直太朗も千広もツライ時期だなぁ・・・って思いました。
動き始める直太朗
千広に言われた事で直太朗が行動に移し始めます。
Ω法案のために直太朗が活躍しそう。「忙しくなるぞ」と言った顔がすごく生き生きしててかっこよかったです。
その頃、千広は・・・ヒートに苦しんでました。慢性化してるようで・・・。
抑制剤を飲んでても抑える事ができるのは限定的のようですね。
同僚から直太朗と番になれるのか?と言われた千広。
「未来のためにも体調のためにもどうにかしろよ 番になれないのにそばにいるなんて無茶だろ」
「お前このままじゃ壊れちまうぞ」
ここで千広はある疑問を持つのですね。
今のナオは直太朗の身体なのにどうしてヒートを起すのだろうか?と。
そしてもうひとつ気になること・・・
直太朗の心臓の傷。
(まさか、な・・・)
衝撃の事実
なんとか仕事をやり遂げ、帰宅する千広ですが・・・本格的にヒートが来てしまいます。
(苦しい 番契約したら楽になれるのかな?)
でも千広の気持ちは・・・
(番契約しちゃったら直太朗は俺のこと用済みになっちゃう)
(直太朗とナオと未来と ずっと一緒にいるためには このままがいい このままじゃなきゃいけない)
この箇所の気持ちの解釈って難しいですよね。
ナオと会えるためには直太朗が必要だからという気持ちからのセリフなのか・・・
それともナオを抜きにしても直太朗と一緒にいたいという気持ちもあるのか。。。
どちらにせよ、フクザツな気持ちを抱えながら自分一人で耐えようとする千広が切ないです。
直太朗が欲しいと思っているのに素直に言えない千広とか(T^T)
でも!ここはスパダリ直太朗ですからね・・・ちゃんとやってくるのですよ。
やってきて千広への独占欲を露わにするの。
「どういうつもりだ この匂いをまき散らして出歩いたのか?」
「家から出さず閉じ込めておくべきだったな」
ここはナオとは関係ない、直太朗の気持ち。直太朗の中ですでに千広に対する気持ちが大きくなってるのがわかります。
ヒートに苦しむ千広を抱きしめ
「俺のものだ 絶対に他の奴には渡さない」
ナオも「他の奴」に入っているのかなぁ・・・・。
首を噛もうとする直太朗ですが、ここで千広が拒絶します。
「いやだ!だめだ!!噛まないで!」
「助けて ナオ・・・」
ここもね・・・直太朗が嫌で拒絶したわけじゃないから切ない場面なの。
自分に対する抵抗なのだと思います。
どっちも欲しい、そんな風に思ってしまう自分に嫌悪してるから。
でもねぇ・・それを聞いたときの直太朗がね(T^T)切なすぎて・・・・むちゃくちゃ面白いのですけど!!!この作品ハマる!
「・・・お前とナオの間では 俺は邪魔者か?」
「え・・・」
直太朗はここで自分の気持ちを話し始めます。
家族ごっこなんてうんざりだと思ってるのに、千広・未来ちゃんを手放すことを思うと胸が張りさけそうになると。
「この痛みは誰のものだ? 俺か?あいつか? 俺は何者なんだ?」
「なぁ千広 あいつが俺の中にいる理由を知りたいか?」
そして直太朗の口から事実が告げられます。
自分の中に入ってるのは直太朗の心臓だと。
感想まとめ
うわぁ・・・やっぱりそう来ましたか。
ナオが直太朗の中にいるのも自然なカタチですね。ナオの一部が直太朗の中に入っているのですから。
心臓は記憶を持ってると何かのTVで見たことがあるのですよね。
同じように心臓移植された人が知らない土地で懐かしさを感じたり・・・不思議な事があったりもします。
このトライアングル・・・本当に面白いから気になった人は読んで欲しい~。
ナオは自分では二人を幸せにできないから、他の人との幸せを願う強さが必要だし、直太朗はナオを含めて全てを受け入れる強さが必要。
千広も自分の気持ちを認めて前に進む強さが必要だし・・・今はその歯車がちょっとズレてる感じですよね。
お互い気持ちは強まっているというのに。
ここはすごく見事なトライアングルだな。。。と思いました。
ただ、ナオはもうこの世にはいないので・・・千広と直太朗がくっつくとは思いますが、ナオはどのようになっていくかも気になります。
このまま直太朗の身体で生き続ける(たまに出てくる)のか、それとも千広の幸せを見届けたら消えてしまうのか。
どんな感じになるでしょうね。楽しみです。