CRAFT vol.90,91に掲載、木下けい子さんの【京極家の初夜】2話・3話のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の2話・3話は【京極家の初夜】に収録予定です。
『京極家の結婚』の続編ですが、二人の距離がちょっとずつ縮まってきたように思います。まだまだ尊の本心というか・・・そういうのが見えにくいのですが、誠志郎はちょっとずつ絆されている感じがします。
イイ感じになっていく二人を読むのはすごくキュンキュンするのですが。。。まだまだ一波乱ありそう!?な予感。
では早速~。
11/5~配信開始!
京極家の初夜2話 CRAFT vol.90
掲載P数 | 32P |
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今号の簡単なあらすじ・ポイント
- 周りからの祝福が重いと感じてしまう誠志郎
- 尊からは心も身体も手に入れたいと言われるけれど!?
- 礼央が礼央ママと連絡を取りあってると知った誠志郎は・・・
- 結婚は一人の努力では成り立たない
【ネタバレ注意】京極家の初夜 2話 あらすじ・感想
2話ラストの二人がなんだか素敵だなぁ~って思ったのですよね。きっと尊は自身の家庭環境からちょっと複雑な気持ちを抱えているのかな?と思ったりするのですよね。
そんな尊を誠志郎はなんだかんだ優しく包み込んでくれるのかな!?なんて☆
誠志郎は・・逆に愛するってなんだろう?愛ってどこから生まれるのだろうか?そんな疑問を抱いているようです。
彼のこの気持ちはきっと、尊がわからせてくれるのかもしれませんね。
お互い、自分たちが知らなかった感情に気付かせてくれるような・・・補える存在になっていくような気がします。
周りからの祝福が重いと感じてしまう誠志郎だけれど・・・
誠志郎の周りは祝福ムードですね。
人々の期待・願い・希望・・・そしてそれに伴う自分自身の罪悪感。
誠志郎は色々と重すぎると感じています。
彼はそもそも愛とはどこから生まれるのだろうか?と考えていたりするので・・・もしかしたら今まで恋愛とかしてこなかったのかもしれませんね。
何が【愛】でどこから生まれてどんな風に育っていくのか。。。わからないといった様子。
でもちゃんと『家族』になろうと努力しているのがかわいいなって思って読んでいます。
焼き肉するから早く帰ってこいよ、と言われていたけれど・・・・誠志郎パパのせいで遅くなってしまって(^_^;)
不器用ながらもケーキを買って帰るなんて。。。礼央もケーキにはご満悦♥
『やっぱかねもちはちがうぜ にくにケーキだぜ』
『礼央 外でそういうこと言うな ウチは国民の税金で暮らしているつつましい家庭だ』
『え?いみわかんねーけど はーい』
↑意味わからないといいつつ、適当に返事する礼央・・・ダイスキです(笑)
そうそう・・・最近礼央はアポパッドというタブレットを尊から借りています。そのタブレットを使うからと部屋へ戻っていきました。
誠志郎のご飯を用意する尊。
もしかして・・・尊は待っていたのかな!?
『ありがとう いただきます』
『腹減っただろ?』
『うん』
『たくさん食って 今夜は熱く愛しあおうな』
偽装なんだからとちょっと照れながら言う誠志郎ですが・・・尊は『俺は誠志郎の心も身体も手に入れたい』とまっすぐ伝えます。
『ー・・・元嫁にもおなじようなこと言ったんだろ』
『え?』
『・・・あ いや・・』
誠志郎ったら元奥さんとの関係が気になっているのでしょうかね!?尊が結婚してたのは衝撃的だったでしょうし、色々と気になることがあるのは不思議ではないです。
誠志郎に元奥さんの事を言われた尊は・・・少し彼女とのやりとりを思い出していました。
彼女は・・・子ども連れの家族を見て『幸せを絵に描いたような家族だったね』といます。ああいうの憧れると。
だけど・・恐らく尊はそういうのは全く感じなかったのかな?という場面でした。
尊の家も色々と複雑なんですよね。
彼の言ってることが本当であれば、親子で縁を切ってる????それに親はかなりの有名人なので手を繋いでどこかへおでかけ・・・なんてことも少なかったのかもしれませんしね。
礼央が礼央ママと連絡を取りあってると知った誠志郎
預かり物を置いてきた、と言ってリビングを出て行った誠志郎。
礼央がなにやら誰かと話しているのに気付きます。
少し覗いてみると・・・なんと!タブレットで礼央ママと話してるではないですか!!!
これはびっくり☆繋がってたんだぁ~!ってなりました。
誠志郎もあまりの驚きに声が出そうになるのですが・・・そこを尊がおさえます。
尊につれて行かれた誠志郎。
『何だァアレは 礼央は母親と連絡取ってたのか!?』
『まぁまぁ落ち着け』
『お前知ってたな』
尊は知ってたようですね。でも誠志郎は・・・自分が礼央ママと連絡を取るのに苦労したのでちょっとお怒りモード。
だけど尊は。。。礼央が必死で隠していたので黙っていたのだと言います。
言合いをしているところで・・礼央がタブレットを持ってきました。
『たけるーサンキュー』
『もういいのか?』
『うん』
誠志郎も色々と聞きたいことを我慢して・・・礼央には母親の事は尋ねませんでした。
その後、尊と二人で改めて話す誠志郎は・・・いくら大人びているとは言え、5歳児が母親と離れてあんなあっけらかんとしているワケがないんだと反省していました。
『てっきり無責任な母親が 礼央を捨てたんだと思ってたが』
『あのな誠志郎 礼央を見てたらわかるだろ 愛情受けて育ってる』
だから、礼央を預けたのはやむにやまれぬ事情があるのでは?と尊は言います。
結婚は一人の努力では成り立たない
後半はいい雰囲気の二人です♥
いつも尊のペースなのですけど、誠志郎もなんだかんだでまんざらでもなさそうなんですよね。
今回は・・・誠志郎の心も体も欲しいと言った事に対し、それは誠志郎にしか言っていないと尊は言うの。
『いつも与えてくれるから 自分からほしがったことがないんだ』
尊は。。。結婚したら自分にもフツーの幸せっていうのがわかるのかなと思い、相手を愛してるかもよくわからないうちに結婚を決めたのだという。
その結果、彼女を傷つけて終わったと。
『同じだな 今の俺達の状況と』
そう口にした誠志郎に・・・尊は『ー・・俺また 間違った?』と少し弱気に。
そんな尊に誠志郎は、『大丈夫だ安心しろ 間違ったならやり直せばいい 俺は傷ついたりしない』と言います。
俺も努力するからお前もしろと。
『結婚はひとりの努力では成り立たない』
そういってキスをする二人には・・・ちょっとキュンキュンしてしまいますね。
2話のラストはお気に入りです。
感想まとめ
礼央にはびっくりでしたね。まさかママと連絡を取りあっていたとは!!!
でも彼の安定はママといつでも話せる、画面越しでも会えるという精神的な支えがあるからこそだったのかな?と思ったりもしました。
まだまだ母親が恋しい年頃ですもんね。
尊がそれを止めるような男ではなくて本当によかったなと思いました。
2話はラストの流れが本当に好きで、こうやって二人は気持ち的にも近づいていくのかなと。
尊も誠志郎も・・・実は『愛する』ということがどんな事なのかお互いわからないのだと思います。誠志郎自身も家系の女タラシさに嫌気が差しているようですしね。
だからこそ、自身の恋愛関連にはかなりの潔癖さがうかがえるというか。
尊は尊で、いわゆる『一般的な家庭』ではなかったので2話で彼自身が言ってた事には納得しました。
愛だの恋だの自分が自覚する間もなく人がよってきてしまうんですもんね。
誠志郎との関係が尊自身のいろんな疑問を解決するような・・・そんな感じになっていけばいいなと思います。
読んでいるとお互いに補っていける関係なのかなぁ・・・と思う事も。
尊はおちゃらけてる感じなのかな?と思っていたけれど、誠志郎をしっかりと支えているし、礼央の面倒もしっかり見てて素晴らしいパパですよね。
ちゃんと幸せそうな『家族』には見えるのですが、まだまだこの三人には色々な意味でちゃんと向き合わないといけない事とか出て来るのでしょうか。
誠志郎が尊に『おまえは 知られたくないことが多そうだな』って言ってたりするので。。。
何か起こってもちゃんと誠志郎は力になってくれそうですけどね(*^_^*)
ちゃんと気持ち的にしっかり向き合ってからの身体の関係・・・期待してます♥
京極家の初夜-3話 CRAFT vol.91
掲載P数 | 35P |
満足度 | |
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今号の簡単なあらすじ・ポイント
- 朝食をとりながら尊の事を考える誠志郎
- デートをする二人
- 意外に芯がしっかりしてる誠志郎
- 今回も癒しの礼央
- 二人の間にはちゃんと愛が育ってる
扉絵のアオリがいいですね。
『恋する前に家族になったふたりに ゆっくりと芽生え始めたものは・・・』
ですって!!!(≧∇≦*)
恋より愛が芽生えた的な!?そんな展開になていくのかもしれませんね☆
【ネタバレ注意】京極家の初夜-3話 あらすじ/感想
3話も面白かった☆なんかすごくキュンキュンしてしまいます。
尊も誠志郎もいい関係になってきたなと。
礼央の可愛さも相変わらず♥
早く4話が読みたいです。
朝食をとりながら尊の事を考える誠志郎
朝方まで仕事をしていたという誠志郎は、ひとり朝食をとることに。
礼央は芋掘りのためにお弁当を持って幼稚園へ。。。
誠志郎の朝食はお弁当の残りなのですが、尊ってお料理上手だな~って感心しちゃいます。人のためにあれこれするの本来は好きなのでしょうね彼は。
タコさんウインナーを見ながら誠志郎は尊の事を考えていました。
(・・・いったいどういう生活してたら同い年の男がタクウィンナーを作れるんだ?)
自分の事を根が適当だという尊。。。
でも誠志郎はそうは思っていないようですね。
ただ。。。尊が言う事全部はまだ信じられないといった様子。
ぼ~っと考えているところで・・・礼央を送りに言っていた尊が帰って来ました。
『味噌汁 せっかく作ったのによそわなかったのか?』
『スマンありがとう』
甘い卵焼きを口にし『あっ美味い』と言う誠志郎。
礼央も甘い卵焼きが好きなようで・・・こういうのは家庭の味がでますよね( ´艸`)
我が家も甘い卵焼きです。従姉妹は塩味の卵焼きで・・・初めて食べた時に衝撃を受けたのですよね(笑)
家庭によってこうも違うのか!と思うのが卵焼き・・・・
しっかり家事をこなす尊に・・・『尊おまのいったいどこが結婚に向いていないんだ?』
料理も上手いし他の梶だってしっかりしてる。気遣いもできるし顔もいいし稼ぎも良かっただろうに・・・と褒めまくっています。
すると尊は・・・
『フツーってのがどうにもわかんなくてね』と言います。
そんな彼に誠志郎は『普通がアベレージということなら 俺もおまえもいろんな意味ではずれてる 気にするな』と。
なんでしょうね。お互い『普通』には憧れがあるものの・・・誠志郎は現実派で尊は・・・そんな普通に夢見てるというか憧れがより強いのかもしれないですね。
だから家事も色々とこなして完璧なのかなと。
デートする二人
尊からデートに誘われた誠志郎。といっても・・・仕事に行くついで&礼央を迎えにいくついでにランチでも♪という感じです。
『そういう 新婚ぽいのよくね?』
『新婚?』
顔をしかめる誠志郎に・・・『あっれー愛しあうための努力するんだよな?』って二言目には言う尊にふふってなってしまいます。
このセリフ、最強ですよね。2話でもそれとなく出してましたからね尊は。
そしたら誠志郎は断れない(笑)
当然返事はオッケーでした。
歩きながら二人は幼少期の事などを話していました。
尊も誠志郎も駅からの道は知らない風景なのだとか。シッターさんとかバスとか・・・やはり誠志郎が言ってたように『普通がアベレージということなら 俺もおまえもいろんな意味ではずれてる』なんでしょうね。
ただ、誠志郎にはお母さんとの思い出の道があったようです。
入学式には道を歩いて行ったのだとか。
その桜道をみつけた誠志郎・・・『母とここを手をつないで歩いた』と口にします。
『俺もつないでいい? 手つなごうよ』
拒否するかと思いきや!!!誠志郎の返事は『ん・・・』☆このときのビックリした顔からのテレ顔がたまらないです。
しっかり握ってるのもまたいいんですよね。
このシーン最高に好き。
『誠志郎はこういうの嫌がるかと思ってた』
『冗談なら嫌だけど 本気ならいい』
桜の頃にまた来ようかと二人は約束するのでした♥
意外に『新婚』を二人は手探りではあるのですが・・・経験しているのかな!?!?って思います。
お互い思いあってるのがわかる!
誠志郎の場面。
議員さんから話しかけられます。
『ところでさ ここだけの話 ちょっと君に聞きたい事があるんだけど』
『君と彼どっちが女役なの?』
美形だからやっぱり京極和日郎の息子さん(尊)の方?といや~な笑みを浮かべながら聞いてきます。
すると誠志郎は・・・
暗に女役の方が男として劣ってるとおっしゃりたいのでしょうか?と。
『私ですよ 私が毎夜組み敷かれております』
そして議員さんにはハラスメントですよ!とピシャリ。
こういうのを読んでいても尊が誠志郎と『おっとこ前』って口にするのもわかるような気がしました。
強さがあるんですよね誠志郎には・・・。なんでしょうか、芯がしっかりしてるというか。
尊をバカにされた事が気に入らなかったのか、ちゃんと名誉も守り相手を撃退しちゃうところとかすごく痺れます。
今回も癒しの礼央
お芋掘りで立派な芋を掘った礼央。今日は天ぷらのようです。
『どうだ オレのイモ』
ずいぶん立派なのが掘れたなという誠志郎に・・でも2番だったと落ち込みます。
『味は一番だ 美味い』
『だろぉ』
すぐ上機嫌になるのはこどもらしくていいですね♥可愛い☆誠志郎も上手だな!って思いました。
1番、2番って争いたくなりますもんね。それをちゃんと味は1番って咄嗟に言えるのがすごい。
すると礼央は芋屋さんになろうかな?と言います。
『おじさんみたいにながぐつはきてーんだ』
『イモ屋さんか』
『プロはカッコイイもんな がんばれよ』
二人とも礼央のやりたい事否定しないのがイイ!!!こうやって頑張れよ!って言われるのは礼央もうれしいでしょうね。
ちなみに礼央は・・・久々に誠志郎も一緒の夕食だったので嬉しくてはしゃいでたようです(尊談)。こういうところも可愛い。
二人の間にはちゃんと愛育っている
二人で片付けをしながら色々と話しています。
尊は、スーパーでご年配のご婦人に話しかけられた内容を誠志郎に話します。
男なのに家事させられてるなんて嫌じゃない?大変ねぇと。
尊はそれに何と返したか?ですが・・・
『別に大変じゃなでいですよ 俺は家事の方が仕事より好きで 毎日楽しいし性に合ってるんですよって言ったら目を丸くしてたな』
ついでに誠志郎がどれだけ優秀で働き者なのか自慢してきたのだとにっこり。
んんん????この二人・・なんとな~く似てますヨね( ´艸`)
尊は・・『本当 幸せ』と口にします。
そして『そんでまだまだ幸せにしてくれるんだろ』と誠志郎をちらり。
そんな尊に誠志郎は。。。思わずチュっとホッペにキスをします。そして改めて口に。。。
キスも自然になってきましたよねこの二人♥
『今さ 愛が生まれた気がしなかった?』
『した・・・』
おおおおお~~~~~~~!!!誠志郎から愛が生まれた気がしたという言葉が(≧∇≦*)
これはかなりの進展なのでは!?
4話がすごく楽しみになってきました。
感想まとめ
徐々にイイ感じに♪
誠志郎の変化が読んでいてキュンキュンしてしまいます。たまらないですね。そして尊も日に日に穏やかになっていってるような気がします。
尊の『本当に 幸せ』というのが本音であってほしいなって思うばかりですね(*^_^*)
まだまだ何かしら問題は起こってくるのかなと思うのですが、問題が起こったとしても二人で(三人で)乗り越えていってほしいです。
そして素敵な初夜を迎えてほしいですね(≧∇≦*)
早く4話が読みたいです。
次話はCRAFT vol.92に掲載予定です。
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