麗人9月号掲載、山田ユギさんの【一生続けられない仕事】森・三上編の最終話のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の4話は【一生続けられない仕事 森&三上編】に収録予定です。
こんにちは!待ちに待った麗人9月号・・・。今回は麗人25周年記念の小冊子もついていてかなり豪華でした!この小冊子は読んで欲しい。ショートの番外編だったりイラストやコメントだったり。
総勢49名の作家さんが参加されているブックになっています!これだけでもかなり読む価値ありな今回の麗人さん。
小冊子だけでもワクワクが止まりませんでした!
エンゾウさんの【ドラッグレス・セックス 辰見と戌井】は安定の面白さ。そしてびっくりしたのは左京亜也さんや南月ゆう先生のイラストがあったこと!
左京亜也さんのは普段よりも可愛いイラストで、南月ゆう先生は。。。見た瞬間ズキュン。圧倒的美しさ(●´∀`●)
そしてぜひ麗人さんでも先生の作品読みたい。
【code;G】の3人が読めたのもかなり嬉しかったです。まぁ・・・いつまでも3人なのね~と思ったけど・・・
志門推しのワタクシからしたら遙もう諦めてよ~と思いましたよ(笑)
とにかくとにかく!!!すっごく豪華な1冊になっているので、気になる人は是非麗人9月号GETしてみてください☆麗人さんは電子配信していないので・・・
この付録だけでもいつか電子で出たらいいのですけどね・・・ユギ先生の描かれた二人も懐かしくて。最後え!?まさか泣いちゃう・・・と思ってからのオチ。クスっと笑ってしまいました。さて、ユギ先生の描かれたカプはどのカプが選ばれたでしょうね♥
麗人セレクションの中からなので、少し絞りやすいかも!?しれません( ´艸`)
ではでは今回の最終話のネタバレ感想にいきますね。とっても面白かったです。そして・・・素敵なラスト。゚(゚´Д`゚)゚。良かった!!!
早く27日のコミックス読みたいです。発売は8/27で紙電子同時発売です。電子は今の所Renta!さんしか確認できなかったのですが・・・先行配信でしょうか!?
一生続けられない仕事 森&三上編 最終話/麗人9月号
簡単なあらすじ・ポイント
- 裁判は三上の大逆転?それとも森が押し切るか
- 三上に「さよなら」を告げた森だったけど・・・
- ラストは1年後のそれぞれ。
【一生続けられない仕事 森×三上編 4話・最終話】 あらすじ・ネタバレ感想
今回もちょっと詳しいあらすじ(ネタバレ注意)と感想を別々に書いていきます。最初に流れ(あらすじ内容)を描いてその後に感想です。
あらすじ・内容
裁判の行方
千葉さんに対する被告側証人尋問が始まりました。まずは森から被告人について尋ねていきます。
千葉さんは、彼女は罵声を浴びせたり暴言を吐くような行為はなかったと言います。『パワハラは野村さんの被害妄想だと思います』と。
次は三上の反対尋問です。
千葉さんに対し、入社してからの年数などを尋ねていく三上。そして前回気になっていた時計についても追求していきます。
さらには千葉さんの貯金口座の取引明細書を提示します。この中で気になる振込みがあり、それを千葉さんに尋ねる三上。
三上が攻勢を強めていくと。。。森にも焦りが見られるようになります。
森が次の事(本人尋問)を考えていると・・・
『口止め料です・・・パワハラのこと黙っていてくれと言われて受け取りました』と観念したのか千葉さんが話し始めます。
千葉さん自身はパワハラの現場をみた訳ではなかったようなのですが、野村さんから相談された後、事実確認のために被告(上司)に聞きに行ったとのこと。
そこで『口止め料』の話が出てきて、千葉さんも欲しい時計があり結局は彼女に加担したというのが事実のようです。
被告人は千葉さんの方が脅してきたと言うのですが、今回の証言もしてくれたら100万あげると言われたのだと千葉さんが追い打ちをかけます。
ここで不利になった森は・・・本人尋問を行わず、和解を申し出ます。
最後まで自分は悪くない!というスタンスの彼女。そんな彼女に森は・・・ここでとことん争うよりも和解した方があなたのためだと説明。
それでも相手を名誉毀損で訴えるというのであればご自由に、その時は私は引き受けませんと言います。あなたの個人弁護士ではありませんからと。
結局は・・・・その日のうちに解決金を支払うということで和解が成立しました。
新しい人生
裁判が急転直下の展開を迎え、何がなんだか。。。の野村さん。
解決金どうこうよりも、パワハラが認められた事をとても安堵している様子でした。
裁判所を出ようとしていると、そこには千葉さんの姿が。彼は野村さんに頭を下げて謝ります。
裁判も終わったということで『では私はこれで』と別れようとする三上。すると野村さんが。。。。すごく晴れ晴れとしたような顔で言います。
『あの時声をかけてくれてありがとうございました』『先生のおかげで新しい人生をはじめられます』
あなたを好きになって本当によかった
事務所に森がやってきて、三上に『完敗です』と言います。全然敵わなかった、やっぱり三上先生はすごいですと・・・。
彼女は結局、野村さんの企画も盗んでいたようです。
彼女は恐らく子会社に出向になるようなのですが、そんな彼女に対しても『これが彼女にとって新しいスタートになると言いね』と言う三上。
そんな三上を見て森は『・・・ほんとかなわないな』と言い、最後に握手してもらえませんか?と手を出します。
握手をしながら三上の中でも複雑な感情が入り交じります。
手を離し『あなたを好きになって本当によかった』と言う森は・・・さようならと告げて事務所を出て行きます。
一人になった三上は、小野田のこと、自分自身の恋の事などと振り返っています。でも・・・森が言ってくれた言葉もふと浮かんできました。
『小野田さんのこと忘れなくていいんです』『そのままでいいんです』
事情を知った上で、それでも好きだと言ってくれた森。そんな彼がさよなうならと言って去っていく・・・。
この状況でやっと三上の気持ちも前を向いたようでした。
三上は森を追いかけます。
『森くん!』
『三上先生!? どうしたんですか!?』
すると三上は・・・今回の裁判は自分もどうしても勝ちたかったのだと言います。もちろん野村さんのためでもあるけれど、森にも格好悪いところを見られたくなかったからだと。
忘れろと言いながら、結局は森にずっと追いかけて欲しかったのだと言うと・・・・
『まだ先生のこと好きでいていいんですか・・・?』と尋ねる森に・・・三上はきちんと自分の気持ちを話します。
三上の言葉を聞いてじわりと涙をにじませる森・・・・。
本当に・・・本当に嬉しそう。
「俺も愛してるよ」って言ってください
気持ちを確かめ合った二人は・・・その後森の部屋へ。
素直な三上に森も煽られっぱなし。
エロは約7P。
目を覚ました三上に森は・・・『いつか・・・何年後か何十年後か よぼよぼのじいさんになってからでいいんです』『「俺も愛してるよ」って言ってください』と伝えます。
それを聞いた三上は涙を流し、『・・・じゃぁ長生きしてもらわないとな』と。
1年後
とあるロボット展にて。
『三上先生』
嬉しそうに三上の名前を呼ぶのは・・・野村さんでした。
彼はその後、新しい会社で勤めているようです。そして毎日が楽しいとすごく生き生きした顔で話していました。
野村さんと話し終わったあと、三上は『周平おまたせ』と言って森の元へ。
お互い名前で呼び合って仲良しなのですが・・・どうやらまだ三上からは『愛してる』と言われていないみたいです(*^_^*)
おわり。
感想
とりあえずほっとした裁判!
千葉さんがどんな感じで野村さん側についてくれるのかな?と思って読んでたのですが・・・やはり時計などを追求されてでしたね。
被告人側の証人ですし仕方ないですが。でも裁判終わってから野村さんに謝ってくれたのはすごく良かったなと思います。
できれば・・・上司の女性もひとこと謝って欲しかったですね。
野村さんが解決金云々ではなく、パワハラが認められた!という事に対しすごく嬉しそうにしていたのが印象的でした。
パワハラだと言っても誰にも信じてもらえず、きっとそのことが彼を苦しめていったのでしょうね。。。人間不信というか。
そういう時に野村さんの言ってることを信じてくれる三上と出会って、裁判で認められて。。。『先生のおかげで新しい人生を始められます』と言った野村さんがとてもキラキラしていてギュっとなりました。
新しい会社も楽しそうで、本当に野村さんにとっては三上と出会った事が転機だったのだろうなと感じました。
良かった!!!!
来るもの拒み去るもの追う
森と三上は・・・本当に良かった。゚(゚´Д`゚)゚。
中盤で森が『さようなら』って言った時に本当に諦めるの!?ってハラハラしてしまいました。
でも動いたのは三上の方。
小野田の事があって、確かにもう恋愛は・・・って思う気持ちもよくわかるのですよね。本当に好きでしたし、自分が早く行けばという後悔もあったかもしれない。
でも小野田だったらきっと・・・三上に好きな人ができてその人と一緒にって思ったら、嫌だなんでて思わずに一緒に喜んでくれるタイプではないかなって思います。
きっと天国で見守ってくれてるはず。
三上が森の気持ちに答えてくれて本当に良かった。
作中で『俺の事は忘れろと言いながら 本当はずっと俺のこと追いかけて欲しかった』って言ってて。ツンデレさんだなぁ(●´∀`●)と。
それと・・・セリフがまたすごくいいんですよね。好き。
『新しい恋はきみとしたい』って森に言っていて。これでもよかったぁぁぁぁ。゚(゚´Д`゚)゚。なのに、さらに『これからの人生を~』なんてとってもスゴイこと言ってます。
三上もかなり森の事好きだったって事ですよね?じゃないとこんな事考えないです。
ツンデレさん+強情っぱりさんが。。。ラストでちゃんと森の事を引き留めることができて良かったなって思いました。
森の涙に不覚にもじわり。
プレイボーイが本当に人をスキになって必死になって・・・その恋が成就して涙するって素敵~。
エロの後、目を覚ます少し前に小野田の夢?見てた三上ですが・・・目を覚ますと森の顔がそこにはあったという描写があります。
これは・・・三上が過去の小野田との思い出ではなく、森と共にこれから・・・という前を向き始めた描写のように思えました。やっと過去から抜け出せたような・・・そんな感じです。
ただ小野田の事はこれからもずっと特別ではあると思うのですよね。
それでいいと思います。それ込みで森は三上の事包み込んでくれれるはずなので(*^_^*)
ラストの二人も名前で呼び合っていて、とても幸せそうで何よりでした!!!!
振り返ってみると・・・森の頑張りにな作品でした♥
まとめ
4話で少ない感じはしますが、毎回すごく楽しみながら読んだ作品でした。
途中のパワハラの裁判も個人的にはとても興味深く、ラストは野村さんの明るい笑顔が読めただけでも胸アツです。
あの時偶然ではありましたが・・・三上と出会って野村さんの人生が一変しましたね。
裁判中もけっこう厳しい状況でしたが、片山のナイスアシスト(笑)の甲斐もあり。。。ラストは千葉さんが本当の事を話してくれて良かったです。
コミックス発売ももう少しなので、楽しみに待ちたいと思います。
描き下ろしとかあるでしょうか!?あったら嬉しい。早坂に二人の関係を話した時の反応とか。。。読みたいです(笑)
弁護士のこういった作品とかすごく好きなので、また続きが読めたらうれしいなと思いました。