onBLUE vol.47より新章スタート!犬居葉菜さんの【狼への嫁入り~異種婚姻譚~】2巻、第6話のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の6話は【狼への嫁入り~異種婚姻譚~ 2】に収録予定です。
こんばんは。前回の予告を読んでから、ずっと楽しみにしていました!!!
オンブルー好きな作品が一気に2作品も続編・・・これはもう続けて買うしかないですね( ̄。 ̄;)雑誌増えちゃうから保管場所を確保しなくては★
狼への嫁入り~異種婚姻譚~ 6話 /onBLUE vol.47
掲載P数 | 33P |
満足度 | |
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あらすじ・ポイント
- 番になった二人のその後
- 二人のもとにやって来たかわいらしい生き物
- 先祖返りの完治
- 電光証明を見て何かやりたいと感じた楓は・・・
がっつりなネタバレではなく、ポイントと少し感想が読みたいというひとはこちらをどうぞ!
【ネタバレ注意】犬居葉菜-狼への嫁入り~異種婚姻譚~ 2巻6話 感想】
どんな感じの続編になるのかドキドキしながら読みました。
読んで思ったのは番になった二人が家業を通じて成長していくのが読めるのかな!?と。
練の家は硝子を扱う大きな会社を運営していて、練は「玄依(くろえ)硝子」の跡継ぎ。
お祭で、玄依硝子が関わった電光に魅せられた楓は・・・練の代では何ができるだろうか、その時自分は何をしているだろうか?と考えます。
そしてある行動に出て・・・
可愛い生き物2匹も加わって、二人の生活は賑やかになりそうです。
かわいい生き物
朝から慌ただしくする楓。
「じゃぁ僕は開店準備してくるから ライデンのごはんお願いします」
このライデンというのは何か・・・それは2匹のひよこちゃんでした。
どうしてひよこちゃんが家にいるのか。その回想が入ります。
この子たちは、番外編であったお祭りでもらった子たちらしいです。(※この場面で、番外編から今回の新章は1ヶ月経ってるのがわかります)
「ボク! ちょうどよかった!ひよこいらないかい?2羽残ってるんだ」
楓に声をかける店主。
「ボクじゃないですが・・・」
「おっとごめんよ!!!!お嬢ちゃんだったかな?」
甚平着ているからわからなかったと言い、そして練のことをあろうことか・・・「お父さん」と(笑)
「夫ですが」
「おおっとそうだったのかい!!!!そりゃ失礼!夫だけに!」
笑。ちょっとおやじギャグかしら!?
「かわいい奥さんで羨ましいね!」
その言葉を聞いてイラっとする楓。
「旦那さんですが!」
その声をかき消すように店主は言葉をかぶせます。
「ところでさおふたり 新婚さん?」
「そうですが」
ということで・・・新婚祝いにと2匹を渡されたようです。
名前は練と楓!?
ひよこちゃんたちの名前を決めようと言う楓。
すると練は・・・
「じゃぁ練と楓は?」
と言います。
でもそれはもちろん却下。練からはそれなら楓が考えなよと言われ・・・決まった名前が【ライトとデンコー】。
名前の由来は、お祭りで目玉になっていた電光照明。
それを海の向こうの言語でエレクトリックライトと言うので。。。決めたようです。
ここからもよっぽど楓があの電光を気に入ったのだなというのがわかります。
(その花形 不思議に光る玉の部分は 玄依硝子が担当していて)
(なんと練さんも企画の中心にいたそうである!!!)
練は仕事の話はしてくれないようなのですが、頑張っているらしい。
家での楓の仕事は、母屋の裏に併設された小さな店と家事諸々のお手伝い。
お店に並ぶ品は一点物でひとつひとつが高いため、作業するときはかなり緊張するようです。
「楓 なんか手伝うことある?」
「大丈夫ですよ 今ちょうど終わったところです もう迎えの車力さん来ました?」
「うん」
どうしてここに練が来たかというと・・・今日は練の診察日だから。
お母さんがいけないため、楓がついて行くことになったようです。
先祖返りの体質を持っていた練は、番になってからも通院していたのだそう。
(それも今日で最後だ)
(練さんはやっと 先祖返りにまつわるすべてから解放される)
練の家族にとって、今日の検診は大事な節目になるはずだと感じる楓。
診察結果は・・・!?
「極めて良好です 特に変わりは見られませんね」
私生活で気になる事はありますか?と聞かれた楓は、最近はよく4つ足状態になって昼寝していると言います。(※ケモノの姿になって寝ているという意味です)
「ほうほう4つ足状態に それはどうして?」
「楽なので・・・書かなくていいです」
それでも貴重な情報なので記録するというお医者さん。そして、先生は。。。番を持ってから眉がよく動くようになったと言います。
「玄依さん あなたのように精神や感情まで安定化できた例は本当に稀少なんですよ」
現状では、投薬によって感情を失わせることでしか先祖返りの発作を妨げない。だから例え異種の番を持ち先祖返りの体質を押さえ込めたとしても、その頃には精神が壊れてしまっている事例がほとんどであると。
先祖返りの研究が進み、そお根本を解明できれば・・・すべての問題に対してもっと別の選択肢が出て来るはずだと先生は言うのですが・・・
まだまだ現状では対症療法しかないのだと言います。
「今日こうして晴れ晴れと完治の診断ができるのは奇跡であるし 本人とご家族の忍耐と精神力があってこそのことなんですよ」
本当によく踏ん張ってくれたと練は先生から言われます。
余った薬も引き取りますと。
「17年間 ありがとうございました」
練は先生に頭を下げ、診察を終えるのでした。
帰ったときに「じゃぁ店のほうよろしく」と練が楓のおでこのちゅっとして出て行くのですが。。。ここはかなりのキュンポイントでした★
硝子工芸をやりたい
練がいなくなったあと、楓は外にある電光をみつめていました。
「おおーやっぱりかっこいいな」
(おじいさんの代は 耐熱硝子と硝子灯)
(おとうさんの代は電灯)
(練さんの代には どんなとんでもないものが造られてるんだろ)
その時自分は何をしているのだろうかと考える楓。
そして・・・お手伝いしている第二工房へ行き、硝子工芸をやりたいとお願いしに行きます。
「んじゃやってみるか?」
「え!?いいんですか!!?」
来週からならつきあえるという職人さん。ちょこっと面倒みてくれるようです(*^_^*)
動機は不純だったかもしれないけれど、とりあえずはやってみないとはじまらないと感じる楓。
(今の生活も 今の練さんんとの関わりも好きだけど)
(できるならボクも練さんの仕事を知って 少しでも近い場所に行けたらと思う)
おまえが決めてくれ
「乾杯」
練はお父さんとお酒を飲んでいました。
お父さんは練に本当に頑張ってくれたなぁと声をかけます。
本人も辛かったでしょうが、家族にも色々な悩みもあったと思います。練が投薬から解放され、やっとほっとされたのかなと感じます。
自分の事を考えて婚期も相手も自分達で決めてしまったというお父さんですが。。。
練は相手が楓で良かったと思っていると言います。ただ、同性同士なので番は。。。と口ごもる練。
お父さんは、「いいんだよ 家も会社も継ぐべきひとが継げば」と練の人生と天秤にかけるようなことではないと言います。
「まー後継者はお前の代になったら おまえが決めてくれ!」
そして今日はもうひとつ話があったというお父さん。
電光照明をもっと改良しようと思っているという。
「複数社協同の開発部を設けようかっていう話が出たんだが」
「玄依硝子はおまえがその代表になってくれたらと思ってるんだ」
返事は急がないからゆっくり考えてくれとお父さんは言って・・・・
6話感想まとめ
この二人は相変わらず愛おしさを感じますね。
ほんとに可愛くて読んでてキュンキュンします。
今回の続編は、最初に書いたとおり電光証明の開発がひとつのキーになるのかな?と考えてます。
あとは・・・練の先祖返りは本当に完治したのか?とちょっと不安になってしまったのですが・・・そのまま完治したと思っててもいいのかしら・・・
なぜ不安になってるかというと、練が寝起き悪くてお昼寝も四つ足姿で寝ているという点。
この眠気というのには何かあるのかな?って勘ぐってしまいます。
「狼族では兎族の番で再発した例はありません」と診察時に先生が言ってたのですが、これがフラグになってるような気がしてならないというのもあります。
ここは暫く見守っていかなくては。
電光照明は、楓の硝子工芸?硝子細工が採用されて二人で力を合わせた照明になるといいな・・・と6話を読んでて思いました。
次話はonBLUE vol.48に掲載予定です。楽しみ。読みながら癒やされるような・・・展開になりますように♪
前号の番外編はこちら。
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