イァハーツ11月号に掲載、佐岸左岸さんの【オールドファッションカップケーキ with カプチーノ】第3話のネタバレあり感想になります。
雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の3話は【オールドファッションカップケーキ with カプチーノ】もしくは【オールドファッションカップケーキ2巻】に収録予定です。
こんにちは!今回のエピはなんだかとてもぐっとくるものがありました。面白い!!!!
ちょっとだけ野末さんにモヤモヤ感を抱いていたのですが、今回のエピを読んでそういうのが吹っ飛びました。こうやって悩む事もまた、恋愛の醍醐味なのかもしれません。
本人はつらいしどうしていいのかもわからないとは思うのですが。。。読んでる方はそういったゴチャゴチャな感情がリアルだな~すごい作品だなぁと感心するばかり。
今作も前作に負けず劣らず素敵な作品になりそう★
オールドファッションカップケーキ with カプチーノ3話 イァハーツ11月号
掲載P数 | 28P |
満足度 | |
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ざっくりとしたあらすじ・ポイント
- 外川との距離に苦しくなっていく野末さん
- 同期に相談する外川だけれど!?
- 厳しい指摘だけれど温かい同期二人にギュっときた
【ネタバレ注意】オールドファッションカップケーキ with カプチーノ3話 あらすじ・感想
まずおさらいはこちらから!
外川との距離に苦しくなっていく野末さん
こういうのあるあるだな~って思いながら読んでました。距離を置かないかと言ったのは野末さんの方。なのに実際、外川との距離に切なくなっていくというか。
ちょっと離れよう、って言った方が気になってしまう事ってあるなぁ~って。こういうのが押して駄目なら引いてみる、と同じ心理なのかもしれない。
相手がガンガンと攻めてきていたらきていただけ効果あるように思います。
喧嘩別れのようになってしまったあの後、外川と野末さんの間にはしっかりと距離ができていました。
野末さんは。。。外川の事が気になってしまいます。ぼ~っとしてたり、外出するのに靴を履き忘れたり、
周りでは彼女と喧嘩したのでは?とウワサされるほど。
仕事でPC操作を外川に教わって居るときにもなんだがぎこちなさが伝わってきます。それから・・・外川との距離はますますあいて行き・・・
連絡をしても返信もなくなってしまい、お昼に誘っても二人だけではなく他の人も一緒に外川が誘うように。
外川と過ごす休日も潰れ、外川は他の人と一緒に旅行へでかけたりして以前のような【恋人】と言える時間は今の二人にはなくなってしまいます。
そして野末さんは・・・頻繁に部下を飲みに誘うようになります。(部下を誘う事で外川とも食事を・・・という事でしょうか)
飲み過ぎた野末さんにちょっと冷たい外川がね・・・、読んでて辛いなぁ・・(^_^;)
まぁ、外川の気持ちもわからないではないですよね。自分からべたべたしに行くわけにもいかないですし。
だけどしっかりと中村さんあたりを牽制していてフフ( ´艸`)ってなりました。
でも・・・一人で帰るよ、と言って歩いていく野末さんの姿は・・・かなり切なかったですね。後ろから追いかけてきてくれるのではないかという期待もあったでしょうが・・・外川は追いかけてはきてくれませんでした(T^T)
そして野末さんは思うのですよね。自分から言った事だけれど、これは一体誰のための【距離】なんだと。
そして上司と部下という間ならこの距離が普通だと思っていたけれど、誰のための【普通】なのだろうかと。
信頼できる同期の反応は?
柿谷さん・桐島さんと飲みにいっている野末さん。ここで桐島さんが、野末さんには恋人ができた事を知っていたと言います。(彼の言動から)
幸せそうだったのになぜまた振られそうになってるの?と尋ねてくる桐島さんに、野末さんは振られそうになってるわけじゃない・・ただちょっと・・・と言葉を濁します。
『メールも電話も無視されてんだろ?振られそうじゃねぇか』
ビシっと言っちゃう柿谷さんにはちょっと笑ってしまいました★
しばらく飲んでいると、野末さんが自分の恋愛の事を二人に話し始めます。社内恋愛で部署内の子とつきあってると、
柿谷さんはものすっごく驚いていましたが、桐島さんは冷静でしたね!
柿谷さんは上司のお前が公私混同で仲が拗れてるっていう相談か?と・・・まぁ直球に聞いてきます(笑)
仕事に支障をきたすって相当だから隠してるのもつらいだろうしさっさと結婚しちまえよ!と。
すると野末さんは、振られ続けてきた理由にやっと気付いたのだと言います。
多分、俺といても将来が想像できないからだったんだよと。
彼女達がなぜ怒ってるのか、泣いているのか、なんで自分がフラれたのか・・・それをわかろうとしなかった。自分が悪いんだろうなとは思ったけれど、それだけでそれ以上の事は自分が傷つくのが嫌で考えなかったと言います。
『そりゃフラれるよな。こんな、自分しか可愛がれない男と人生ともにしたくねぇわ。』
それを黙って聞いていた二人は・・・
『僕は自分と低評価できる真っ当な人間ですアピールしてくるおじさん。』
『自虐が免罪符になると思ってる思春期おじさん。』
と突っ込みます。
野末さんは、わかってるけれど、わからないのだと言います。守るために関係を隠したいのも、それは結局自分が傷つきたくないだけ、自分を守りたいだけなのかもしれないと。
そう考えたら怖くなったのだと言います。
柿谷さんは、たかが社内恋愛で何でそこまで思い詰めてるのかわからないと。普通に移動願い出せば済む話なのでは?と言うけれど・・・
『・・済まないよ・・・男同士なんだ。』
これにまた皆が黙ってしまいます。
真剣に部下の男と付き合ってると告白する野末さん。そして、二人ですらこの反応。これが世間の目だと言います。
目の前の二人ですら言葉を失うのに、どうやって三人目から彼を守ればいいのか?・・・どう考えても非現実的ではないしムリだと零します。
だけど。。。二人は別に嫌悪してるワケではないのですよね。
柿谷さんは、今まで野末さんが女性とばかり付き合ってきたから考えが及ばなくて言葉に詰まってただけ。誰も彼もが悪意を向けてくるわけじゃないだろ?と言うけれど・・・
野末さんは『それは柿谷が俺と付き合いが長いからそう思ってくれるだけだよ』と。
それなら俺達に別れた方がいいと言って欲しいのか、と言われるけれど、、、野末さんの反応からしてそうではないみたいですね。
頭では恐らく『別れたほうがいい』という事も浮かんでいるのだと思う。でも。。心の中では外川のことが好きでいっぱいでつらいのだろうなぁ・・・って。
柿谷さんは別れたって大事にする方法はいくらでもあるし、相手にとってもお前にとってもその方がいいかもしんねぇよな。。。と言うけれど、それでも野末さんの恋を非現実的だとは思わないと伝えます。
いいなぁ・・・・こういう同期。本当に信頼してるからこそ話せる事だし、しっかりと向き合ってくれてる。
今回のエピで、一番好きなシーンがこの三人での飲みでした。
迎えに来た外川だったけれど・・・!?
野末さんはあれから潰れてしまったようです。そして桐島さんが外川を呼んだようで・・・
酔っ払いながらも外川~って呼んでるのを見てたら・・・二人には付き合ってるのが外川だとわかったのかもしれませんね!?
まだ9時なのに潰れるの早すぎませんか?と尋ねる外川に、桐島さんは二度目の思春期で悩んでるらしいわよと( ´艸`)
『良かったら聞いてあげて』
そう言って柿谷さんと一緒に帰っていってしまいました。
一緒にタクシーにのった外川は・・・野末さんを見てどう思ったでしょうね!?次話へ。
まとめ
二度目の思春期・・・確かに!!!!って思いました。今回扉絵はなかったのですが、上の方に『新しいものは古くなる。でも磨くことができる。人生のハッピーエンドは、一度じゃない。。かも?な話。』と書かれていて★
これから盛り上がっていくのか(≧∇≦*)とワクワクしました。
お話としても、野末さんのグダグダな感じがちょっとずつ好転していけばなぁ・・・と思うような展開。自分で外川に言ったことなのに、そのことで傷つき潰れてしまう姿とか・・・可愛すぎない!?ってなります。
今回は野末さんにモヤモヤ・・・ではなくて野末さんがすごく可愛く思えたのですよね。
悩めば悩むほど外川の事が真剣だんだな~とも思えるし、諦めるならこれでもか!と頑張ってからでも遅くないのでは!?って応援したくなりました。
それと。。。同期二人がいいですね(*^_^*)
相手が外川だと気付いたと思うけれど、ちゃんと呼んで話ができるようにしてる。いい仲間に恵まれているのだから、きっと二人の関係を守ってくれる人もまわりには沢山いるって野末さんにも感じて欲しいです。
確かに・・・世間の目というのは男性同士には厳しいのかもしれない。
皆に言うかどうかはお互いの考え次第ですが、ひっそりと仲良く暮らしてる人達もいると思うので・・・
この関係を後ろ暗いとかそういう感じでお互いが思わないようにすることの方が大事なのではないかなって思います。
幸せかどうかは本人の気持ち次第ですしね(*^_^*)周りがどうとか本来は関係の無いことなのですよね・・・。周りが応援してたり幸せそう~って言ってたって、本人達が幸せだと思ってなければ幸せではありませんし。
何事も考え方次第なのかな?と思えるエピでした・・・。
だから外川のポジティブな考えが野末に移ればいいのに~~~~~~(≧∇≦*)って思ってます。
次話が楽しみですね!今回はあまり二人でちゃんと話をしてる所はなかったので・・・次話に期待!
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