イァハーツ1月号に掲載、佐岸左岸さんの【オールドファッションカップケーキ with カプチーノ】第4話のネタバレあり感想になります。
雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の4話は【オールドファッションカップケーキ with カプチーノ】もしくは【オールドファッションカップケーキ2巻】に収録予定です。
だいぶ間が空いてしまいましたが・・・本当にこの作品はリアル感があって心もってかれますね。悩みもそうですし、なんかこういう人達はきっといるのだろうなぁ。。。と、ついつい漫画を読みながら想像が膨らんでいってしまいます。
基本的に実写化は反対!な人なのですが・・・この作品は実写化になっても不思議ではないなぁ・・・と思う今日この頃。
では早速~!
オールドファッションカップケーキ with カプチーノ4話 イァハーツ2021年1月号
今号の簡単なあらすじ・ポイント
- 酔っ払った野末を送った外川。それでもケンカは継続中で!?
- 外川が会社を休んだ日、野末はトラブル続きで・・・
- 桐島さんと野末の会話にギュっとくる
【ネタバレ注意】オールドファッションカップケーキ with カプチーノ4話 あらすじ・感想
今回も本当に面白かったです。
年の差カプならではだなぁと思うこともあるし、色々な価値観の違いでの衝突って現実でもあるからすごく面白い。こうやってケンカしながらお互い歩み寄って【共に生きていく】と同じ方向を見るようになっていくのでしょうね。
付き合うまでは気持ち優先で『好き』だけでいけるのですが、付き合って関係が深くなればなるほど悩みも増えていきますしね。
そういうのが本当に伝わってくるなぁ~といつも読みながら思っています。
野末のグダグダ感に若干イラっとしたこともあるのですが(笑)、それはきっと・・・実際その立場になればワタクシ自身もこんな風に考えてしまうというのがわかるからなのですよね。
まぁなんて言うか・・・・キレイ事じゃなくて、本当にちょっとした人間の弱さだったりずるさだったり・・・そういうのもあって本当に面白いです。
ドラマチックな展開とかそういうのではなく。。。わりと地味めなお話ではあると思うのですよね。でもその雰囲気の中に二人の情熱というか気持ちの激しさがあったりしてすごく好き。
周りの人達もとてもいいですね。
ラストの桐島さんとの会話には胸がギュっとなってしまいました。
では早速本編のあらすじを。
外川と野末は恋人同士ではなく上司と部下!?
酔っ払った野末の元に駆けつけた外川。(呼び出されたというのが正しいです( ´艸`))
家まで送っていくのですが、外川の対応は恋人同士の対応というわけではなくアクマで上司と部下というスタンス。
それを悲しく感じる野末。
『・・じゃぁ、失礼します』
『えっ!?待って、帰るの・・・?』
『こんな夜中に上司の家に上がるわけにいきません』
そう言われた野末の動揺と悲しさがかなり伝わってきます。
冷たく言い放ち、背を向けた外川なのですが・・・その後振り返り野末の靴を脱がしてあげます。(靴を脱ぐのもちょっともたついていた???)
そして玄関で野末を押し倒し、キスをします。
このまま良い雰囲気に!?!?とドキドキな展開ではあったのですが、今回はキス止まりです。というのも!押し倒した時にペッドボトルの水がこぼれて床もスーツも濡れてしまいます。
ここれ外川がちょっと冷静になった感じが。
二人は少しだけ玄関で話しをします。以前よりは少し前向きな話ができたのかな?と。
『・・・俺の人生の全てになってくれるって、言いましたよね。忘れてませんよ俺。 野末さんにも忘れさせません。』
だけれど、野末さんが共有してくれるものというのはこの瞬間だけだと言います。
外川は、野末の行動に対し色々な意味を考えてきたようですが・・・野末とのギャップを感じてしまったようです。結局は自分と将来を共有する気などないのだと。
そう言われた野末は。。。この先もずっと一緒にいたいと思っていると言います。ただ、どうしたらいいのか全然わからない。
外川のことばかり考えているけれど、それと同じくらい自分のことも考えると。
『君を守りたいのか 自分を守りたいのかわからなくなる・・・覚悟したはずなのに』
そんな野末を外川は抱きしめます。
外川に選択させたのは野末!?
野末の言葉は外川にとっては嬉しい言葉だったようです。
野末の悩みが二人の将来をちゃんと一緒に考えてくれてるということだからと。
『誰かと暮らすって、そういうことなんじゃないですか。俺も初めてなんで 偉そうなこと言えませんけど。』
外川は一緒に暮らしたいと思ったのは野末が初めてだと言います。
『俺も君が、初めてだよ。 なんかもう、・・全部が初めてな気がしてくる』
この言葉を聞いて外川は『すみません』と謝ります。野末が自分より年上なので、その年の差に甘え、自分の常識を押しつけていたことに気付いたようです。
そして・・・外川からの爆弾発言。
『野末さん、俺転職します』
あまりに突然なことで固まってしまう野末。転職の方はもうほぼ決まっていると言われ・・・・野末は怒り始めます。
そんな野末に外川はほっとしている様子でした。
『怒ってくれないかと思って、こわかったんです』
転職は自分だけの問題で野末には関係のないこと、そう口にした外川に野末は『関係しかねぇだろ!』と声を荒げます。
『良かったです、怒ってくれて。二人の将来に関係あることだって、思ってくれるんですよね』
『・・・そうだよ 二人のことだろ・・・それをなんで一人で勝手に、』
と口にしたところでハっと何かに気付き黙ってしまう野末。
そして『俺が、俺のせいだ 俺がそうさせた。君を一人で悩ませた。俺が怒っていいことじゃない・・・』と落ち込みます。
外川のことはやはり自分の問題でもあると考えた野末は、一緒に考えようと提案するのですが・・・今日はもう帰りますと外川は言い始めます。
というのも。。。外川は野末と寝たいと考えていたと言います。そしてそれがもう限界だと( ´艸`)
ただ、こんな時にセックスでうやむやにするのはクソだと思うので今日は帰りますと言って帰っていきます。
『せっっかく初めてのケンカなんですから、もう少し楽しみましょう。』
外川の休みとトラブル続きな野末
会社にて。外川が不在なのが気になった野末。『・・・そういえば外川は?どっか外だっけ?』社員に尋ねます。
『忘れてました!外川から朝 連絡あって、今日休むそうです。熱あるみたいで』
自分には連絡がなかった野末は。。。・ひどく動揺します。
スマホを見ても連絡なし。悶々としているのか仕事にも身が入りません。
そして・・・色々とトラブル続きに。
他の社員も野末は仕事を抱え込みすぎだと心配してくれています。
『もし体調お悪いようならもっと振ってください。私達も野末さんをフォローしたいです』
すると、後ろから違う社員が声をかけてきて・・・またもトラブル。野末が連絡するのを忘れていた、ということなのですが・・・ちょっとこの辺りは神崎さんと野末のやりとりが詳しく描かれていないのでなんとも。
対応に追われた野末はぐったり。そして少し休憩をしていると・・・桐島さんが声をかけてきました。
桐島さんも連絡ミスの件で対応していたようですね。
『ほんとごめん』
『しつこいわね、済んだことでしょ』
『この仕事はコノヤローって思ったり思われたりで太くなってくって、あんた自分で言ったの忘れたの?』
『・・・忘れた』
『・・・・』
すると桐島さんは、自身が離婚した時のことを話し始めます。その時に仕事を諦めようとしていたらしく、、、野末が助けてくれたと。
野末が言ってくれた言葉が支えになったようです。
『野末だって、“男”だとか”おじさん”だとか、そんなことのために自分を変えたりしたら、絶対だめだよ』
桐島さんは、仕事も家族も恋愛も、心も身体も全部一緒で分身などできるわけがない。一つだめになったら全部ダメになることがあってもそれも人として正しいのではないかと思うと。
『それも正しいって自分の好きな人達に思ってもらえるように生きた方が、楽しいんじゃないかな』
桐島さんは、野末はそうやって生きてきたんだから誰もあなたの恋に石を投げたりしない、飛んでくるのは花か米よと言います(*^_^*)
何が現実かは野末自身が決めることで、世間の目に決められることじゃないと・・・。桐島さん素敵すぎる。
そして最後に・・・『・・・幸せになってよ。』と伝えています。
話していると・・・連絡ミスのトラブルがなにやら解決の方向に向かっていると知らせが。
少しいい方向に向かい始めたのかな?と匂わせるような4話ラストでした☆
感想・まとめ
桐島さんが素敵すぎる。
野末の周りに桐島さんのような人がいて本当によかったなぁって思います。桐島さんも色々と経験してきて、その時に同期が支えになってきたというのもすごくよく伝わってきました。
野末のように人には言えるけど、いざ自分!!となったら臆病になってしまうのも・・・人としてあるあるだなぁ。。。なんて読みながらも共感してしまう所が沢山ありますね。
外川と野末なのですが。。まぁ色々と価値観の相違だったりすれ違いはあるけれど、今回を読んだらちゃんとまるくおさまるだろうなぁと安心感が。
何より・・・外川が思った以上にイイ男だと感じました。
ちょっと野末の方が子供っぽさが見え隠れしますね( ´艸`)
そのギャップもまたいいのですが。
次話もすごく楽しみです!次はイァハーツ3月号に掲載予定です☆
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