イァハーツ1月号掲載、ヨネダコウさんの【囀る鳥は羽ばたかない】34話のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の34話は【囀る鳥は羽ばたかない6巻】に収録予定です。
平田と一対一の対決!?になりそうなところで終った33話。それよりも!百目鬼が矢代に脚を撃たれるというすごい展開でしたけど・・・百目鬼はどうなったでしょうか。
気になるところ。今回も・・・ひぇぇぇでした。
これで年越しか・・・つらいなぁ。いつも感想を書くときは囀るさんに関してはコミックス5巻(紙)目の前において記事書くのですが・・・
辛すぎて頭に入ってきません(^_^;)
では早速!雑誌の紹介から。
囀る鳥は羽ばたかない 6巻34話/ネタバレ感想・あらすじ
囀る鳥は羽ばたかない34話 簡単なあらすじ・感想
- 三角さんが動きだした?
- 矢代の思惑と平田の本音
- 井波は敵なのかあるいは・・・
- 百目鬼に対する感情が見えたラスト
注意ポイント
【ネタバレ注意】囀る鳥は羽ばたかない34話 感想レビュー
いやぁスゴイ展開でした。すごい展開でツライなって思ったけれど正直、今この場面があればこんな感じのラストはなくなるから少し安心してしまいました。
何がこの場面に隠されてるんだろう?ってハラハラ。
展開や見せ方はアメリカのドラマのよう。きっとヨネダさんの事だから何かヒントを残しているような気がします。
あと・・・矢代が言ったセリフが飛行機の音で消えているのですが・・・気になる(T^T)
これはあとになってわかるパターンですよね多分。なんて言ったのかな・・・・またあとで皆さんにも聞いてみよう。
パートは3つにわかれていたと思います。
三角さんのシーン、甘栗くんたちのシーン、平田と矢代のシーン・・・
時系列的に同じなのか違うのかさえわかりにくいのですが、きっと彼らの行動もキーになると思います。
ちょっと今回は考察多めです。わかりにくかったらすみません。
三角さんがついに動く?
三角さんの元に、金塊が届けられます。
それは甘栗くんたちが置いていったもののようです。
矢代からだ好きに使えと言い残して。
天羽さんは鮫鯨さんに二人をつけさせます。彼らがどこかに着いたらまた連絡があるという。
三角さんは「ウチは何人やられた?」と天羽さんに聞きます。
「ケガ人が3人です」
「3人殺って3人ケガか」
矢代・七原????
三角さんは三和会の綱川を呼び出せと命令します。そして・・・平田はその後ケリをつけると。
綱川さんを呼び出して何をすると言うのでしょうか・・・。綱川さんと平田・・・気になりますね。
綱川さんというのは5代目桜一家組長で三和会本家では舎弟頭。三角さんとはゴルフ仲間で天羽さんとも旧知の仲。(31話より)
仲本(豪多組組長)が本家筋から盃をもらえなくなったのもこの綱川の働きがありましたよね。
彼を呼び出すということは・・・三角さんが直接三和会と話をつけるということなのでしょうか?豪多組を抑え込むにはそれが一番なのかしらね?
それとも、豪多組に平田を差し出すための準備?この辺りはちょっとよくわからないです。
綱川を呼び出すことに関して天羽さんは表だって動くのは・・・と言うのですが、「そろそろ俺の我慢も限界だ」と三角さんは言います。
「平田にはそれなりに情もあった それなのにあいつは恥かかせやがった この俺に」
「報いは受けさせる」
平田と矢代
そういえば・・・・平田がいる倉庫なのですけど・・・これ百目鬼のいる倉庫と反対側?
飛行機が前号と違う向きで飛んでいるので、同じ敷地内の違う倉庫にいると思うのですよね・・・。
前回にはまったく気づかなくて、今回気づきました(^_^;)
そして・・・前回矢代が「頼んでた荷物が届く」って言ってたのですが・・・よくよく考えたらこれは平田の事だったのだろうなぁ~って。
これも今回読んで思いました(^_^;)薬物とかそういう系だと思ってたけど・・・デカいやつがさ・・・であぁ・・平田?って感じですね(笑)
なので、前回刑事か誰かを呼び出していると書いたのですが・・・あれは平田を運び込んだ甘栗くんとの電話だったのかなと。
話を戻して・・・
平田と向き合っている矢代ですが、平田から「お前が犯人だって証拠があげられてるのを知らねぇのか?」と言われます。
どうやら・・・豪多組の件で・・・現場から血の着いたシャツが残されていたようです。
「血の付いたシャツ?そんなのどこから・・・」
「・・・ってああ、あれかな ホテルで脱いだやつ?」
これは井波ですね。井波との時にシャツに血が着いて着れないからと百目鬼が買いに行ったときがありましたから。
ちなみに・・・話また脱線しちゃうのですが、そういえば井波ってもともと「松原組のシャブの元ネタ」だったんですよね。ということは・・・竜崎と平田との関係も知っていたのでは?と。
その井波と柳が繋がっているような形跡があるので。。。ややこしいですね。
矢代をスケープゴートにしたのは柳ですし・・・柳も怪しいなぁって思いながら読んでいます。
ヤクザが虫酸がはしるほど嫌いだという井波なのにヤクザに加担してウソまででっちあげて、、、
あの時百目鬼にも杉本にもボコられたからでしょうか(^_^;)(3巻参照)
平田は井波という刑事はとても執念深い男だと言います。
「お前を犯人と特定しておきながら報復は豪多にやらせるつもりだ」
事が済んだら豪多から一人出頭させる手はずになっているのだということでした。
「はは 自分で殺したくせによく言えますねぇ平田さん」
手下の落とし前、親分はつけないのかとやや挑発気味。
平田は、今すぐにでも豪多組に差し出しすこともできるのに、こんなに自由にさせてもいいのか?と余裕の笑みを浮かべます。
自由にさせてもいいのか?というのは・・・前号のラストで甘栗くんに結束バンドをハズさせてましたよね。
矢代は、今まで殺さずに俺をハメようと頑張ってきたのに、今手を汚したら水の泡ですよ?と矢代も負けてません。
「それにね アンタは俺を殺せないよ」
何故かというと・・・平田の資金全部矢代の手中にあって今平田は無一文だから。
どうして無一文か。
甘栗くんが頑張ったんですね(笑)
そういえば・・・前話の甘栗くんたち・・演技だったとは!「褒めてやってくださいよ さっきの大げさな演技と共にさ」って矢代が言ってて。
読み返してこれは演技だったのかぁ・・・思ったらなかなかやるではないか甘栗君!とぷぷっってなってしまいました。
その平田の全財産は・・・実は平田が運ばれてきたバンの中にあったようで・・・それを持って矢代と彼らしか知らない場所に運んでいるのだそうです。
私はね・・・トモちゃんのところではないかと思うのですよ。
実はここがバレにくく、かなり安全じゃないかと。そして矢代は甘栗くんたちを三角さん(天羽さん)がきっと尾行させることも踏んでいるのではないかと。(だから最初に三角さんのところへ金塊を持って行った?)
何かあった時には三角さんたちが出てこれるでしょ。矢代もちゃんと保険をかけているような気がします。
トモちゃんに関しては、見つけても平田こそ手出しできないような気がして。
なんとなく、平田の財産はもしかしたら黒羽根さんが貰うべきものだと矢代も考えたかもしれないし、矢代はもともと平田の財産など欲しいとも思って無いと思うので必要な人に渡るように手配してるような気がします。
希望としては・・・こんな平田ですけど実はトモちゃんに対しては色々影でしてたとか・・・そういう救いもあったらいいのですけど・・・
刑務所の中で手紙が読めなかったのは、トモちゃんに対しては申し訳ない気持ちがあったからかもしれませんしね。
もしくは・・・実は平田もトモちゃんの居場所は知っていて(過去編で三角さんが矢代を使って女性を調べてると知ってたどり着いた?)それを三角さん自体が知って「情」に変わったとか?
平田は奪われてきたと言っていたけど、トモちゃんから自分が黒羽根さんを奪った事に対しては何か思う所があってもおかしくないなとふと。
予想でしかないですが。
しかし・・・矢代に頼まれて運んでいる甘栗くんたち。
「このままバックレないのか?」
って言い出してて。でも最後には矢代死なない可能性もあるしやめとこうって笑
どんだけ矢代のこと怖がってるんだ!?!?ってなんか面白かったです。この人達。。。。人殺しなんですけどね(^_^;)
竜崎が雇った殺し屋を殺したのはこの甘栗くんたちですからね・・・今となっては信じられませんが・・・・。
そしてその甘栗くんたちを静かにつけている鮫さん・鯨さん。
若干二組が似ていて面白いです。ボケとツッコミは逆ですけど。
場面は戻って、矢代と平田。
矢代は財産の場所は自分と甘栗くん達だけしかしらない、自分が死んだら彼らが全部持って行くだけ・・・
「どうです?俺を殺しますか?」
「それとも拷問して吐かせて痛めつけてくれますか?」
ここで平田が動きます。
矢代をパイプ椅子で殴るの。
「わざわざ俺に話して、死にてぇのか・・・?」
「やだなぁ 死にたいわけないじゃないですか 特に生きたいとも思ってませんけど」
またもパイプ椅子で殴ります。
欲まみれの奴が生きる欲もないだと?笑わせるなと。。。矢代をホモ野郎と言うので矢代は、一度聞いてみたかったと平田にあることを尋ねます。
「アンタなんでそんなにホモ嫌いなんです・・・?」
過去編でも平田は大のホモ嫌いだと言われてましたよね。
平田は、男にケツの穴を掘らせるような奴が極道気取るのがとても我慢ならないようで・・・・
それに対し、矢代はそれならば俺がタチならいいのか?と言い返します。
女に突っ込めないわけでもない、バイセクシャルなら良いのか?と。
矢代は何がいいたいかと言うと・・・・ホモが嫌いというくくりではなく平田のホモ嫌いは誰に向かっているのか?という事を聞き出したいようです。
「アンタのホモ嫌いって俺だけに向けてんのか そうじゃないのかで意味違ってくるじゃないですか」
「嫉妬なのか 同族嫌悪なのか」
「そんなに三角さんに愛されたかったですか?」
ここを読んで、同族嫌悪・・というよりは矢代にだけ向かっている嫉妬の方が強いのかなと感じてしまいました。
ホモが嫌いというくくりではなく、最初から矢代が嫌いなのだろうなぁと。その理由は以下に書きます。
アンタはとっくの昔に裏切ってるもんな
平田はパイプ椅子ではなく次は自分の拳で矢代を殴ります。
お前と俺を同じに語るなと。
最初からココにはお前の居場所などない。
「三角はお前に臨時の特等席用意しただけだ」
「俺にはわかる お前はいつか三角を裏切る」
どうして裏切るかと思ったかは・・・背中に墨を入れていないからのようです。
覚悟がないと言っているのでしょうか。
それを聞いて矢代は「へぇ・・っ アンタみたいに? アンタはとっくの昔に裏切ってるもんな・・」と話しはじめます。
黒羽根さんの事が出てきましたね。
矢代はまだ盃をもらう前に三角さんから女の子を調査するよ言われ、三角さんの隠し子とかだったら後で役に立つかもと後日トモちゃんに接触したのだそう。
そこで色々と知ったんですね矢代。
「懐かしそうに話してくれましたよ アンタと「ケンちゃん」って叔父さんのこと」
当時の幹部達も黒羽根謙という名前を出せば色々な事をしゃべってくれたようです。
黒羽根さんが三角さんの片腕みたいな人だった事
そんな彼は温厚で義理と人情の人格者。
だからこそ、矢代は違和感を覚えたようです。
「そんなヤクザらしからぬ人が当時 下っ端だったアンタ連れて報復なんてねぇ・・・違和感しかない」
彼は滅多刺しで平田だけが助かったと。。。
平田はそんな昔話、今さら何だっていうんだと言うのですが・・・
「俺ね 思ったんですけど 三角さん・・・疑ってたんじゃないかな」
「だからあのコのことアンタには話さなかった」
そう矢代が言うと平田が胸ぐらを掴みます。
「ああそうだ 俺が奴を殺した」
黒羽根さんの事、三角サンが知ってたたのと知らないのとでは・・・随分と違うのですけど(^_^;)
私は知らないと思ってたけど、もし知ってたのならなぜに?矢代がカマかけてるだけ?混乱。
「情もあった」って三角さん言ってるのに・・・これでもし黒羽根さんの事知ってたのなら・・・衝撃的!
三角さんの特別になりたい
平田は黒羽根さんを刺した時のことを話します。
「何度もハラえぐってやった こいつさえいなけりゃ・・・」
「こいつの場所さえ奪えば出世できると踏んでなぁ!」
極道というものはそういうもの、自分もガキの頃から奪われてきたと。
でもそんな極道の中にいても黒羽根さんはまるで正しい人間みたいに真っ直ぐで涼しい顔してきれい事を恥ずかしくもなく語る。
足元が汚物だらけなのに自分だけキレイでいようなんて図々しい。
そして、平田がヤクザになって唯一欲しいと思ったものを持っていたと。。。
黒羽根さんがいなくなって初めて三角さんが自分を視界に入れたので、あとは組に認められたら思い通りに行くと思ったときに矢代が現れたと話します。
「親父がお前を愛人扱いしてた時はお前を「女」だと思ってりゃ済んだ なのに若頭にまでして次は本家の盃だと?」
「どこまで俺を無視しやがる」
ここのシーン、ちょっと言葉の理解がうまくできなくて・・・う~んと悩んでしまいました。
「こいつの場所さえ奪えば出世できると踏んでなぁ!」って言っているけど、黒羽根さんは舎弟だったはず。子分ではないんですよね。(5巻28話参照)
だから三角さんが組を継いでもその後に継承権はないのですよね。
それを考えると三角さん出世してもその後に次ぐのは黒羽根さん以外だということになるかと思います。
私は思ったのですよね、この「出世できると踏んでなぁ」は多分ウソなのだろうと。黒羽根さんがいても結局は子分にはなれるのということなので。
とにかく、出世ではなく「黒羽根さんの場所」が欲しかったという事が大きな意味を持つと思います。
そして三角さんに認められるために出世が必要だったのではないかなと思ったりもしました。というのもね、平田の過去編もう一度読んでみたのですよ。
当時の平田からはあまり出世どうこうが感じられなくて、もしかしたら出世欲の塊になったのは・・・三角さんに出会ったからなのではないかなと。
三角さんが平田を助けたのが「気まぐれ」ではなく、三角さんにきちんと選んでもらえる人になりたい、選んで欲しかったのかもしれませんね。想像ですけども。
だから・・・選んで貰えてる黒羽根さんになりたかったのかなと。出世のためにというけどなんか違う気がして。
黒羽根さんを消して三角さんの横にいくのはもちろんだけれど、私は黒羽根さんに(のように)なりたかったという気持ちも含んでいると未だに思っていて。
黒羽根さんが一人で特攻しようとしたとき、一度断られているんですよね。ムショに入るよりも組への義理を果たせと。
でもあの時の平田は。。ムショに入ってもいいとさえ思っていたのかなと。それを考えても黒羽根と行動を共にしたかったのかなと違う見方かもしれませんが。
三角さんのために自分も黒羽根さんのように動きたかったという気持ちが見え隠れしてて・・・・結局黒羽根さんのあとをつけているのですよ。
そして自分も手伝いに行こうとしています。それがね。。。よく見るとあの時銃を持ってる平田の手震えてるのですよね。
黒羽根さんを殺したくせに二人でやったと言ったのも、黒羽根さんの事を隠りたり恩を売るというよりは・・黒羽根さんの行動と自分を同化させたいために言ったセリフのようにも今から読み返すとそう思えてしまいます。
これも想像ですけどね(^_^;)
黒羽根さんの場所=三角さんの隣。
「俺がヤクザになって唯一欲しいと思ったモンを持ってやがった」と黒羽根さんの事を言ってますが、
これは・・前の過去編を読んだ時は「命を捨ててもかまわないと思える相手」だと思っててそれならば三角さんがいいと平田が感じたのでは?と考えていました。
でも、今回のセリフはストレートに欲しいと思ったモン=「三角さん」なのではないかなと。
かなりストレートですけど、そう思う方がしっくりしました。ここは違うと思うと言った意見あれば是非教えてください。
「お前を親父が愛人扱いしているときはお前を「女」だと思ってりゃ済んだ」って言っているのですが・・・ホモ嫌いというわりには三角さんに対しては「女」と思うコトで自分が保てたということですよね。
ということはですよ?やはりホモ嫌いというのは・・・矢代にだけ向けられた嫌悪感なのではないかと考えたりします。
ホモが嫌いなのではなく、三角さんの視界に入る「ホモ」が嫌いなだけなのかな?と。これは=矢代になるのですけどね。。。。視界というのはヤクザとしてです。
頑張って頑張ってやっと視界に入れてもらった平田と違い、矢代って最初から所有権は俺にある(2巻10話)とか人間的にも気に入ってるとか言われていて平田が嫉妬しない訳ないなぁと。
それに三角さんから組を継ぐ時に、三角さんから条件を出されているのですよね。矢代を若頭にするという。そりゃ嫉妬の対象ですよね普通に考えても。
ここまでくると、シンプルにいくしかないというのは平田自身に事の経緯なり何なりを自供させることかなと。
そして矢代は平田嫉妬が自分だけに向いているとわかっていて、自供をとるために自分が消えることも可能性として考えていたのかもしれないと。
話を戻して・・・
「あいつを引き摺り下ろすために竜崎たきつけてお前を襲わせて 豪多の連中まで殺してやった」
三角さんには愛されたいなんて思っていない決して認めないあいつが憎くて仕方がない・・・と言うようなところで矢代のポケットからスマホが出てきます。
今までの平田との会話をやはり録音していたのですね。
これまでの平田の目的は確かに・・・部下に共食いさせて自分は豪多組組長と兄弟盃交わして、頃合いみて組を作る予定でしたね。(4巻19話)
三角さんを引き摺り下ろしたいというのは・・・珍しく甘栗くんが解説してくれてました(^_^;)
「全てが終る頃には真誠会の組長と若頭 その枝の松原組含めて解体 三角は大損失 跡目争いどころじゃなくなる」
好き過ぎて憎くなったパターンですね。かわいさ余って憎さ百倍ってヤツでしょうか。
でも平田の寝返るという道が無くなり柳に電話という事だったのですね。おさらいになってしまいましたが。
ただねぇ・・・これまでを読んでみると三角さんを引き摺る下ろして柳について出世して・・・それで平田は満足するのでしょうか。
唯一欲しかったものはそれじゃないはずなのに。
矢代も録音した後に言ってた通り「盛大な愛の告白」ととった方がしっくりきますよね。
三角さん大好きです、こっち振り向いてって必死に言ってるみたいな平田のセリフに思えました。
矢代の目的
今まで大人しくパイプ椅子で殴られ拳で殴られ・・・我慢してきたかというと・・・
平田の口で色々な事を聞き出したかったからのようです。
その録音をどこに送ったか・・・・?なのですが・・私は最初トモちゃんに送ったのかな?と思ってました。
黒羽根さんの死の真相を平田の口からと思ったのですが・・・
矢代が「俺は本家に信用されてないから アンタに罪を着せてると思われる」と言っています。
なので本家の誰かに送っているのかなと考えるのが自然かもしれません。
平田の告白を録音し、目的を達成した矢代は・・・警察にある証拠品(おそらくシャツ)ならすでに処分済だと平田に伝えます。
矢代に強力する刑事もいるということですね。んん????ここまできたら・・・もしかしたら井波・・・
柳側だと見せかけて、矢代に操られてたんじゃないの?と思ってしまいました。
井波が敵と見せかけて、実は最後には矢代の協力者になったよ的な可能性あるんじゃない?と。だって井波の事しか出てこないですよね。
井波に関しては百目鬼・杉本にやられたという経緯はあるものの・・・大量のヤクが押収できれば自分の出世にも繋がるわけで。
そこら辺で手をうった可能性もある気はする。もしくは井波は本当に敵かもしれませんが。ここはまた今後出て来るかもしれませんね。
どんどん追い詰められていく平田。
彼は次は鉄パイプを手に取り矢代に怒りをぶつけます。
「生きたいと思ってねぇと言ってな?殺さねぇでいたぶりつづけてやる」
矢代が殺してくれと懇願するまでなんどもいたぶり続けると睨む平田。
鉄パイプで矢代を一撃すると・・・矢代のポケットから銃が転がります。
銃を持っていながら丸腰だった矢代にまたも腹をたてた平田は・・・「どこまで馬鹿にしやがる」と何度も何度も矢代に鉄パイプを振り下ろすのでした。
ここに矢代のモノローグが入ってくるのですよね。
(壊さないと あいつは言った)
(もうとっくに 壊れていた)
(生きることは 途方もない)
平田の手が矢代のクビにかかります。
(ああこれで ようやく俺は)
(俺を終らせることができる)
ここのモノローグが切なくてですね。実はモノローグにはまだ言葉があって。。。それは本編を是非読んでみてください。
壊さないとあいつは言った もうとっくに壊れていた
この壊れていたというのは・・・何に懸かっているのかですよね。
この「壊さない」と百目鬼が言ったのは5巻の時ですよね。エロの時。あの時、矢代が「俺を壊すな」と最初に言いましたよね。
あの時の「壊すな」は仮面を被った自分が百目鬼との絡みで壊れるような気がして酷く怯えている感じに私はとっていたので。。。それを考えたら「とっくに壊れていた」は本来の自分が出てきた事を認めたことになるのかな?
それとも・・・普通に捕らえて「壊わさない」と言われた時の自分はもう「壊れた(ドMで淫乱)」俺なのだと言うことでしょうか。
「壊れていた」は仮面をつけた自分のこと? とった自分のこと? どっちの事なのかなとしばらくう~ん・・・。
どちらにせよ、矢代は矛盾を抱えたAとBの自分を認めたことになるのかなと思います。
その他のモノローグも全て矛盾が書かれているのですよね。
矢代がとにかく矛盾の塊であることをここでも示していて大風呂敷を広げて語らせてもらうと・・・・
百目鬼大好きだよって言ってると思う(たぶん言ってない)
ちょっと冗談ですが。。。すみません(^_^;)
私はラストの(これでようやく俺は 俺を終わらせる事ができる)とあるので・・・やっと本来の自分に戻れるとこのときは感じたのかなと。
それは「死」を意味するようですが(T^T) 両方矢代だから、生きていく間はもうこの矛盾はずっと抱えていかなければいけないのだと思います。
もしくは、そいこに至るまで矛盾が書かれているので・・・この一文も矛盾で考えてもいいかもしれませんね。
終らせたくない、生きたいと。
そういえば、以前にも「死」を意識したときに百目鬼の事考えてましたよね。
以前意識したときは『俺は全部受け入れてきた』『何の憂いもない 誰のせいもしていない』『俺の人生は誰かのせいであってはならない』ect・・・とまだまだ自分の中の矛盾とむきあってはなかったように思います。
必死に思い込もうとしている感がありました。
二度目の「死」を意識した今回は、矢代の自分に対しての見方というか、すごく真正面から自分の中の矛盾に向き合った心情になったと思います。
このモノローグは・・・なぜかすごく切なかった。
希望ある読みをするのであれば・・・「俺は俺を終わらせることできる」のシーン。上は黒くて下は白いので・・・
地面とかまぶたとかを表現しているのかもしれませんが・・・下が白くなっているのを読むともしかしたら一旦オチたところで俺を終らせたことができたかも????しれません。若干下が白いと希望があるような気がして。そうだったらいいのですけど。
でも、壊れた自分を受け入れたのは大きな変化でこれからきっと変わっていくのではないかと思ったりもします。
撃たれた百目鬼
矢代は平田に首を絞められオチてしまったようですが・・目を開けたときに誰かに平田が殴られているのが目に入ります。
それは・・・百目鬼。
百目鬼は矢代の意識が戻ったことに気付き「頭・・・っ」を矢代の方へ向かいます。
するとね・・・平田が矢代から転がった銃を手にするの。
「死ねや」
パン
百目鬼が撃たれてしまいます。
これもね・・・左側の胸部を撃たれているように見えるのですが・・おそらく肩かなと。
目の前で百目鬼が撃たれた矢代の目が(T^T)
平田は百目鬼を何度も足蹴りしています。
そんな平田に矢代が石を手に取りガッと頭部を一撃。
倒れた平田に何度も何度も石を打ち付けます。
矢代は百目鬼の元へ。
膝を突き百目鬼の頬の傷に触れ・・・
「・・・お、まえは」
「俺を 」
この俺をの後は飛行機の音でかき消されているのですよね。
そんな矢代ですが、ラスト矢代もまた誰かに石で頭を・・・・。
倒れ込んだところで・・・次号。
[topic color="green" title="メモ"]百目鬼がやってきた事を考えると、やはり倉庫は同じ敷地内にあったのかなと。
そしてよくよく見てみると、百目鬼の脚には包帯か何かが巻かれてる。
矢代が手当したのか・・・それとも他の人物か。百目鬼が自分で巻いたかわからないけど矢代だったらいいな(T^T)
百目鬼・・・めっちゃ動けるのは何故!?!?と不思議ではあるのですが・・・まさか影山のところからくすねたクスリを百目鬼にうったりしてませんよね頭!(冗談です)
でもあのパンという発砲はなんの為なのでしょうね。刑事とか他の人がいないのであれば・・・銃の弾を1発にするため?
あと。。。百目鬼撃たれましたけど大丈夫でしょうか。ここでコンタクトケース登場よ!と思ったけど(よくある何かが銃弾防ぐやつ)・・・
コンタクトケースだと銃は貫通しちゃうと思うのよね多分。だから胸に入れてても普通に撃たれてしまうと思う。血も出てたし・・・普通に撃たれたと思うほうが良さそう。
百目鬼が撃たれた瞬間、矢代の瞳孔が開いてすぐさま起き上がって石で平田めっためたに殴っている姿は・・・百目鬼に対する気持ちが見えて本当に切なかったです。
あと、ラストの矢代を殴った人物。
スーツの感じを見たら最初は平田か?と思ったりもしましたが・・・平田は矢代に石でむちゃくちゃ殴られているのでそんなにすぐに立ち上がれないと思うのですよ。
・服に血がついてない
・手にも血がついていない(普通は無意識に触ったりしそうなので血がついてないのはとにかくおかしい。)
・服がキレイ
これで平田だったらどんだけ石頭!そしてどんだけキレイに殴られた!?
個人的には脚しか描かれていないから、この描き方は多分他の第三者だろうなぁと勝手な思い込みですが・・・・
①豪多組の誰か(綱川から連絡はいってるかも)
②綱川関係
③柳関係
④刑事
⑤甘栗くんが引き返してきたそもそもスーツ着てない笑
⑥鮫さん・鯨さん(スーツ着てるから鮫さn)
⑦三角さん(追加)
味方でありますように。スーツって限定されるかもしれない・・・組対の刑事もスーツは着てなさそうですよね・・・(T^T)
ヤクザのしかも上の人と考える方がいいのかも。
柳はちょっとストライプ系のスーツのイメージだし・・・でも柳の絵図も気になるところです。
鮫さん?はもっと細いような気がするのだけれど、居場所を知ることができる可能性があるのは鮫さん・鯨さんが一番高い気はする。
色々考えて・・・三角さん説をあえて。
三角さんが動きそうなのと「情がある」という相手を誰かに始末させることはしないだろうと思ったので。
それなら矢代に気づかれずに平田を移動させたりとか・・・目的ありそうですよね三角さん的にも。
頭を石でガツンとやられてますが・・・そんなに強くではないので気絶させるのが目的っぽいと勝手に思っているので・・・味方でありますように(T^T)
いちおうワタクシ的には三角さん濃厚でその次鮫さん、これでいきます。
それよりも・・・とりあえず早くお願いなので百目鬼(&矢代)を病院へ。[/topic]
感想まとめ
今号は色々気になってしまいました。まず、甘栗くんが向かったところ。
これから出てくる可能性を考えると・・・やっぱりトモちゃんのところではないかと。
録音に関しては誰に送信されたのかはわからないです。送られているのか、送られていないのかさえわからず。あの金塊の下にスマホを隠しているとかもあるかもしれませんね。
「シンプルにいくしかない」は平田が真実しゃべっちゃえばいいんじゃない??ということだったのかなと思います。自供ですね!
だから録音したものは・・・もしかしたら刑事に送られている可能性もあるかもしれません。
あと!!!これが一番知りたいのですが・・・矢代のかき消されたセリフ。
なんだろう?
「おまえは俺を ?????」
考えても当たる気がしない(^_^;)はっきりいってわからない。ここは明らかに今までの矢代では出ないようなセリフがくると思うのですが・・・
それでもって矢代らしい感じ?
一応・・・私的にはセリフを言う前に百目鬼たんの傷口に触れているので・・・人をスキになるのはこんな感じだと言ったときに触れた時と似てるなぁと。
だから「俺をまた傷つけるのか」か「俺を傷つけるのか」・・・それとも早く起きろの意味も込めて「俺を抑えつけるんだろ」の候補2つでいきたいと思います。
とうことで。。・ちょっと考え込んでバタバタで書いたのでかなり読みにくいです。
また整理して書き直すかも。
とりあえずこれで記事UPします。だいぶ時間かかってすみません。夕方といいながらもうこんな時間になってしまいました(T^T)
最後に・・・今回の百目鬼への想いは(私の(笑))また別記事にてアツク語りたい。