イァハーツ2020年1月号掲載、ヨネダコウさんの【囀る鳥は羽ばたかない】第38話のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の38話は【囀る鳥は羽ばたかない7巻】に収録予定です。だいぶ点が線になって繋がってきた気がします。そして今回は何よりうれしい描写があり・・・ちょっと見た瞬間じわり。
二人のやりとりにさらにジワリ。百目鬼と矢代が再会したらこんなジワリでは済まないと思うけど・・・とにかくちょっと嬉しいなと思った38話でした。
囀る鳥は羽ばたかない38話 イァハーツ1月号
簡単なあらすじ・ポイント
- 城戸修也が関わった事件がおこる
- 城戸たちを探す役割を百目鬼・神谷が担うことに
- 一方矢代もまた城戸関連で動き始める
- 超懐かしのあの人物が登場!!!
【ネタバレ注意】囀る鳥は羽ばたかない7巻38話 感想
だんだん再会の舞台が整ってきましたね。こうやって繋がっていくのかぁ~とさすがだな!って思いました。
ちなみに、城戸関連では懐かしのあの人が!!!いやぁなんか感動。さらっとり登場したのが先生らしい★何はともあれ先生ありがとう~。
嬉しいです。待ちに待った登場なので今回はそれだけで満足度★5でした。最初読んだ時は嬉しすぎて内容ふっとびましたよ(笑)
あと読んでて思ったのは。。。百目鬼と神谷はなかなかいいコンビかも。神谷と百目鬼が一緒にいるのを見て矢代が嫉妬とか・・・ないかしら。。。
今回扉絵のアオリが『同じ空の下で、生きている』だったのですよね・・・なんかそこに矢代が描かれていてうわぁ~って思ってしまいました。
百目鬼が描かれてたらうん、うん。って思ってたと思うけれど、これがもし矢代の心情を反映させたアオリだとしたら・・・そう考えるだけでまたもジワり。
早く再会してほしいけど・・・再会したらしたでちょっと怖いなと思う部分もあり・・・ハラハラドキドキで毎回読んでます。
ちなみに今回は再会はありません。が・・・だいぶ近くなってきてるのであと数話で必ず会うと思います。
同時に同じ人物を目的として動いていくあたりが・・・やはりドキドキしてしまいますよね。さすが先生~。
ということで、ここから下は雑誌の流れに沿った感想です。
今回は25Pとあまり多くはないのですが、とにかくよかった。
城戸修也と山川という男
まずま桜一家の組員が「山川」という男を待っているところから今回は始まります。
資金を回収しようと待っているようなのですが・・・
そこに車に乗った城戸と山川戻ってきました。二人は待ち伏せされていることに気づき車を止めずにそのまま去ろうとします。
「ちょっ待てこら」
そう言って車の前に出ようとしたのはシンジという組員。
城戸が運転するその車は・・・シンジをはねそのまま走り去ってしまいます。
筋肉ゴリラ
場面は変わり、クラブで飲んでる神谷と百目鬼。
百目鬼はひっそりとカウンターで。神谷は・・・女の子にちょっかいをかけています(-_-;)
クラブでも百目鬼は人気のようですね!多くを語らず硬派な感じがいいしカッコいいと(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪
でも神谷は「暗いだけ暗いだけ」と(笑)
クラブのママさんも百目鬼狙いのようですが残念でした~って感じですよね。矢代にはだれも適うまい。
クラブで働いている女の子は百目鬼には本当に彼女はいないのか?と神谷に尋ねます。
「女とかってより人にキョーミねーのよ 組のことにしか興味ねぇよ」
「じゃぁそっちの人かもねー」
それを聞いて意外にしっくりきたという神谷。神谷ってなんか・・・まだよくわからないキャラですよね。。。
百目鬼をバカにしたような発言で女の子から「いつか殺されるよ」って言われてて。
自分はカミソリって異名つけられてたからあんな筋肉ゴリラ何でもねぇよ、って百目鬼のこと言ってたけどどうなのでしょうね。神谷の「カミソリ」が何気に気になります(笑)
なにをもって「カミソリ」って言われてたんだろう!?
ゆっくり飲んでた彼らですが・・・連(むらじ)さんから呼び出され組に戻ることに。
戻りながら神谷は百目鬼に敬語をどうにかしてほしいと言います。「俺が白い目で見られますよ」と。
百目鬼の下ですしね・・・確かに敬語って立場的には???って感じかもしれませんが、百目鬼は神谷が年上だからということで敬語のようです。
二人のやり取りもなんだか面白くて、意外にいいコンビなんじゃ・・・と思ってしまいました。
必ず探し出します
組に集められた理由はもちろん冒頭のひき逃げに関して。
「集まってもらったのは他でもねぇ 昨日シンジがはねられた件だ」
シンジは金貸しにつき合って回収に行ったようで、そん時にひき逃げにあったんですね。。。全治3か月ということなので重傷ですが命には別状はないようで何より。
待ち伏せれてた「山川」という男は。六本木でクラブや闇カジノを経営しているのだそう。
そして数か月前に手形数枚を切って返済させてたようで。
ですがここ最近回収が危ないという話を聞き、シンジを一緒に行かせてひき逃げにあったというのが今回の経緯のようです。
そして車を運転していた男の写真を見せるマサさん。(冒頭でシンジと一緒に回収へ出向いていた人です)
「城戸修也 昔は道心会系の枝にいたようだ」
「どこだ」
「松原組 今は解体してるけどな」
山川はこの城戸に連れ去られたか、もしくは一緒に逃げているかわからないけれどまだ見つかっていないと言います。
手形の期日までにこの二人を探してほしいという事で集められた組員たち。
今桜一家のほうでは祭り事の準備もあり忙しいので、集められた人の中で探して!ってことなのでしょうね。
すると神谷が手を挙げます。
「あ やります」
仁姫ちゃんを見つけ出したのも百目鬼だからこれ以上の適役はいない、と百目鬼を推す神谷。
「百目鬼 やってくれるか」
「わかりました 必ず探し出します」
俺に出世は期待しないほうがいい
探し出しますと言った百目鬼ですが、車内で少し考えこんでる様子。
それもそのはず・・・松原組っていったら・・・百目鬼は解体の時にものすっごく関わってますからね(-_-;)
まぁこうやって引き寄せられるように物事がなっていくのは運命なのでしょうね。
「さっきどうして俺にやらせると言い出したんですか いつもなら面倒くさがりますよね」
百目鬼に出世してほしいという神谷。百目鬼が出世したら自分も出世して楽に稼ぎたいと言います。
「俺に出世は期待しないほうがいい」
「ーその心は」
「筋肉ゴリラですから」
↑こうやって神谷に返す百目鬼たん。。。好きです💛実は「筋肉ゴリラ」ってワード密かに気に入ってるかもしれませんね(* ̄▽ ̄)フフフッ♪
でもどう考えても百目鬼は出世するようなタイプじゃないですよね。欲がないですし。欲があるとすればそれは「矢代」に関してだけ。
矢代が関われば「出世」は手段として利用するかもしれませんが。。。
府中にでも行くか
ひき逃げの件は矢代の目にも留まっていました。
そんな矢代に井波から電話が。
「轢き逃げの記事見たか?」
「見た」
その犯人は矢代が以前話していた男であること、轢かれたのは桜一家の組員だと教えられる矢代。
「桜一家・・三和会系か」
「知ってんのか」
以前義理事に行かされた時に見かけた程度だという矢代。電話を切ったあとに「府中にでもいくか」と言ってある場所へ七原と出かけます。
「府中」にはある人物が収容されています。
もう出てきたときには声が出てしまいましたよ(´;ω;`)
生きてたぁぁぁぁぁ~。信じてましたよいつか絶対出てくると。そして城戸が出てきた時点で登場も近いと思ってました!
でも実際読んだら・・・思った以上に嬉しかったです。
「一五六番 竜崎!! 面会だ」
城戸修也について聞きたい
面会場所へ行った竜崎はそこに前髪をおろしたラフな格好の矢代を見て驚きます。
「!!!!」
固まってる姿がなんか。。。とてもかわいく思えてしまいました。昔にタイムスリップした気になったのかしら!?
まぁこの格好の矢代ってレアですよね☆たいていスーツ着てますしね。
「てめぇ・・・なんだその格好・・・まさかカタギにでもなりやがったのか」
「そーでぇーす」
「あぁ!?」
ドスンと椅子に座り、いつもの矢代・竜崎の会話にクスってなります。そして心の中で突っ込みを入れてる七原。。。。
竜崎と矢代の会話は是非雑誌の方で読んでみてください(⌒∇⌒)久々だなぁ~この感じ!!!!と嬉しくなりました。
さて矢代が今回面会に来た目的はもちろん城戸のことですね。
「・・・何しにきやがった 何か用があんだろ」
「城戸修也について聞きたい」
感想まとめ
オラわくわくすっぞ!
きゃ~~~~~なんかだんだん近づいてきましたね。どうやって再会するのかと思ってましたがそこに城戸が関わってくるとは★
竜崎は城戸関連で登場してくるだろうと思ってはいましたが、城戸が百目鬼のいる桜一家と関連するとは想像していなくて。
桜一家のことを考えたら「闇カジノ」関連で百目鬼が見回り➨途中で矢代とばったりを想像していたけど、この展開だと違いますね!
城戸と竜崎は独立したピースではなくて、ちゃんと百目鬼・矢代再会の・・・関連のあるピースだったのですね☆
ということは・・・城戸の取り合いになりそうですね。
矢代はあのオウムくんを城戸に売ることになってるから大事な顧客というより・・・何か目的もあるでしょうし(井波が絡んでるのも気になる)。
百目鬼は組員をはねた人物として探し出して連れていかなきゃいけないし。はねていなければ山川を探し出して回収すればいいだけなのかもしれませんが・・・
はねたのが城戸ということで、、、城戸もにもしっかり何らかの制裁はありそうですよね。
このあたり目的は一緒の「城戸」でも、それぞれ探し出したい理由が違うので・・・ヘタしたら対立するかも!?
百目鬼がその時どう動くかが見もの。「かわいい」百目鬼が「キリリ!」って感じになってて矢代びっくりしたりして。。。いや。。。反対に寡黙で人に興味なさそうな百目鬼が矢代を目の前にしたらかわいい顔になって。。。神谷がびっくりという展開もあるかかも!?
先生が無駄な人を登場させるとは思えないので、神谷にも相応の役割が今後出てくるような気がします。いい方向になのか悪い方向になのかは全く見当は付きませんが。
神谷に対しての綱川のセリフ・・・頭は多少いいがずる賢くて自分しか信用していない、ひねくれ者っていうワードが気になります。
あ~でも・・・矢代を見た百目鬼とか想像するだけでちょっとギュってなってしまいますね。
矢代の片目が見えないから、最初は百目鬼に気づかないのでは?と以前コメントで頂いたのですが。。。そうだとすると切なすぎる。。。
その可能性すごくあるような気がして。もしそうなら見えてなかったけれど声で反応してしまうとかせめてそういう救いは欲しい。
矢代の片目が見えないというのが今度どのように関係してくるのかも要注目ですしまだまだハラハラしそうですね。
今はどんな感じで二人が再会するのかあれこれ想像することしかできないけれど・・・
とにかく思う事は・・・百目鬼の努力がちゃんと報われますように。
離れてもこうやって引き合う二人ですから(百目鬼の努力がそこにはありますが)、やはり運命なのよ。うん。
もしかしたら・・・天羽さんが桜一家に預ければいつかは再会するかもしれないと踏んで・・・だったら恐ろしすぎますが★
あとふと思ったのですが・・コンタクトケースは再登場する機会あるのでしょうか!?
矢代と影山に関してはもう矢代の気持ちは別のものに形を変えてはいるものの・・・それは百目鬼は知らないわけで。
やはりキーアイテムだから再登場はしますよね?
その時に百目鬼のTシャツも出てきたらいいのですけどね。大事に飾ってるとか・・・そしてコンタクトケースの存在忘れてた、くらいの感じだったらいいのですけど。
あともう一度・・・虎トレーナー着た百目鬼が読みたいです。なんか再会がもうすぐかも!って思ったらあれこれ想像がとまらなくなってしまってヤバイです(笑)
竜崎に関しては、七原が(顔が赤いぞ)って心で突っ込んでましたが・・・久々の矢代・しかも前髪をおろして出会った時みたいな感じだから意識したのかしら!?と読みながらにやけてしまいました。とにかく竜崎出てきてほんとうれしかったです。
4年ぶりの再会。百目鬼・矢代より早く再会しましたね!
百目鬼が桜一家にいると三角さんが知ったらどうなるのかな。。。きっといつかは知ってしまうと思うけど。
でも綱川には、平田・豪多組の件でも恩があるはずから矢代に近づけさせたくないとヘタに手出しはできないですしね!天羽さんは色々考えてやはり桜一家に百目鬼を任せたのかな~って今は思います。
今回最後に出てきた矢代ですが・・・前髪あげてる矢代も好きですが・・・おろすとかわいくなってこれまもまた良きかな。
多分竜崎は前髪おろした矢代の方が好きなような気がします(n*´ω`*n)
[topic color="" title="今気になるもの"]・コンタクトケース&百目鬼のTシャツ
・百目鬼の今後(綱川は欲しがっている)
・二人が堅気になる可能性は?矢代は組を持つのか
・神谷の役割
・城戸修也とオウム
・井波と矢代
・矢代の片目
・三角さん
・矢代の性癖に変化は?(誰ともしてないと思いたい)
[/topic]
井波はあくどいから、単に矢代に付いた方が利益になると思って情報共有してるだけと思いたい。
三角さんが百目鬼を毛嫌いしていると仮定して・・・もし仮に矢代がそのままヤクザの世界に残るとしたら・・やはり右腕は百目鬼だと私は思っていて。
三角さんの右腕(半身)が黒羽根さんだったように、矢代の半身が百目鬼だと説得するのでは!?と思ったり。三角さんは矢代をかわいがっているけど、矢代は三角さんの半身にはなれないと思います。
まぁ妄想ですけど。。。今の綱川のところで築き上げた地位は絶対に無駄にはならないと思います。三角さんも百目鬼の実力を認めざるを得ないのでは!?それにこの人!と思った人にすべてを捧げる感じは・・・黒羽根さんと百目鬼は本当に似ていると思います。
苦手な百目鬼を黒羽根と重ねて・・・っていう三角さんも見てみたい!
半身だと言われたら矢代の事をかわいがってる三角さんは何も言えなくなるのではないなあ~と色々丸く収まる状況を最近妄想してます(-_-;)
個人的に矢代には・・・三角さんが黒羽根さんを半身だと思ったように・・・百目鬼のことを半身だと思ってほしい。
皆さんは二人はどんな風になっていくと思います?ワタクシの理想は・・・矢代は頭がいいのでトレーダーに。百目鬼と七原は漁師として(笑)南の国で働いているのが理想です。もちろんカタギで。アロハシャツから二人が住むなら南の島がいいなぁ~なんて。
でも・・・組員として残る可能性が高いのかなと今は思っていて。それは三角さんが矢代を手放さないかもと。
ただ、天羽さんは矢代・百目鬼とも気に入ってるので・・・どう転ぶかはまだわからないなというのが今の考えです。どちらかが死ぬかもと思った時期もありますが、矢代・百目鬼とも死にかけている状況を考えると死ぬ可能性は減ったのではないかと。
とりあえず、カタギだろうがヤクザだろうが・・・ラストは一緒に!ですね。それであればもう思い残す事はないかも。
先日ずっとずっと読んでた漫画が・・・・片方が死ぬとは前々からわかっていたけど(´;ω;`) もう読んだときに喪失感が半端なくて。
今でも思い出すだけでうるってきてしまいます。史実に基づいているから結末は変わらないだろうと思いつつ・・・やはりつらかった。どちらか欠けるのはこんなに喪失感があるのかと。読み返すたびに涙が出るって久々かも。
だから・・・百目鬼と矢代はどちらも欠けることなく一緒に居てほしい。どんな形であれ、今はそう思います。
再会したら百目鬼が頑張るのかな!?できれば・・・矢代から動くようなそんな展開を望んでいるけど矢代が変わってしまったら嫌だと思う人も読者の中にはいるのかもしれない。
先生がどのように百目鬼・矢代を動かしてくるのか本当に楽しみです。もう十分苦しんできた二人だと思うから・・・ラストはお互い笑顔で居てほしいです。
百目鬼の心からの笑顔見てみたい気がします。百目鬼が笑わないのは・・・ラストの笑顔のためだと思いたい。
ちょっとアツク語ってしまいました。