ディアプラス連載作品、左京亜也さんの【高嶺の花は、散らされたい】6話~9話までの感想です。
発情したことがないΩだったハナちゃんが発情し、そして憧れの連雀さんと関係を持つように。αの中でも強いオーラを発する連雀さんですが、意外にも優しいところがあってキュンとなる人も多いはず。
ただ、連雀さんから「誰も番にするつもりはない」と言われてしまいます。今後はこの二人が番になるまでが描かれていくとは思うのですが、どうして連雀さんが番を創ろうとしないのか気になるところ。
では早速!
前半の1話~5話のちょこっと感想はこちらです。
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高嶺の花は、散らされたい 6話~9話の感想
ディアプラス8月号(2019)~12月号に掲載。
不愉快なにおい
6話目は連雀さん視点。連雀さんはハナちゃんと初めて目が合ったとき、彼がΩだとわかったようです。
初めてハナちゃんに触った時、彼は自分が好きに扱っていいメスだと、そう本能で思ったというようなモノローグからスタート。
好きに扱っていいと思ってたΩから「弟から逃げるために番にして」と言われて複雑な感情を抱いている連雀さんが読み取れます。
そう思っている間も、ヒート中のハナちゃんの相手をしている連雀さん。。。6話のシーンはセリフもですがエロいです。
普段からは想像できないようなハナちゃんが読めます((ノェ`*)っ))タシタシ
ここで、連雀さんがどうしてΩを苦手としているのかわかるエピソードが描かれていました。
子供のころに見たΩの女性と男性の絡み。彼女が発する匂いを不愉快だと感じたようです。
ハナちゃんから匂うものは彼女の匂いとは違うけれど、同じように不愉快になってしまいそして。。。胸がざわつくと。
(頭がおかしくなる 種付けして孕ませて 噛みついて 喰い殺してやりたい)
ちなみにこのシーンもモノローグを書いていますが、ずっとエロエロです。このあたりは是非センセイの絵で☆
達したハナちゃんに連雀さんは言います。
「おい まだ終わんねぇぞ」
ハナちゃんは嬉しそうに連雀さんを見て「うん」と言います。その姿を見てあることを感じる連雀さん。
(食われるのは 俺か)
連雀さんがハナちゃんい【喰われる】と感じてしまうほど、ヒート中のハナちゃんはスゴイという事がここでわかるかと。。。
運命の番
ヒート中のハナちゃんも気づいたら3日目。
連雀さんに抱かれて大分治まってきたようです。
ただ、ヒートがおこったのがつい最近で何日で終わるかわからないと不安になっているようです。
すると連雀さんはそんな彼に向って言います。
「・・・おまえは 運命の番は信じてるか」と。
ここで不快だと感じた例の女性の話をし始めます。
彼女はなんと。。。連雀さんの父親の【番】だったようです。奥様ではなく違う女性。
連雀さんの一族は他に番を作って囲うというのは普通の事だったようですが、そのΩの女性が少し変わった人だったようです。
父親と絡んでいるとき、必ず少し窓を開いていて見たくもないのにその行為を連雀さんは見せられていたみたい。
そしてその彼女は。。。発情期じゃないときは普通に連雀さんを誘ってくるような女性だったと。
ん?でも番をもったオメガって他のαとは関係を持つことってできないのでは?と疑問を持ったのですが。。。違うのかしら。
拒絶反応が起こると思うのですが・・・。
でも、そんな彼女は・・・【運命の番に出会った】と言って家を出ていったのだという。
「運命の番がどんなもんなのか知らねぇが だったら番うことそのものに意味ねぇし そんなもんにふりまわされたくねぇ」
これが連雀さんの本音だったのですね。
父親と番だった彼女の事が【番になるのは無意味】と思わせているみたい。。
その話を聞いたハナちゃんは連雀さんに言います。
「あのっ ・・・あの 番にしてなんて言ってすみませんでした」
首元にかみつきたい衝動を抑えているのが連雀さんからは伝わってくるのですけどね。。。。無意識にハナちゃんの首もとにチュッ(*´ε`*)チュッチュしてますし。
ただ、連雀さんの気持ちもわかるし、無理に言わないハナちゃんは素敵だなと。こういうのがまた連雀さんの気持ちを動かしていくのかな(⌒∇⌒)
切なそうな顔をするハナちゃんですが。。。連雀さんにはその表情は見えていないのがなんとも☆
とりあえず発情が終わるまではそのまま家に居ろと言われたハナちゃんですが。。。姿を消してしまいます。
他のオスの匂いさせやがって!
走ってハナちゃんを探す連雀さん。どうして走っているかというと・・・ハナちゃんが家からいなくなったからですね☆
匂いの方向から・・・ハナちゃんの家にいると気づきます。
家では。。。蒼葉がハナちゃんに怒っていました。他のオスの匂いをさせて帰ってきたからというのが理由です。
「こんな・・・アトつけられて まさか首噛ませたのかよ なぁ!?」
上書きしてやると、ハナは俺のだと首を蒼葉が噛もうとしていると。。。窓を壊して連雀さん登場!!!
怖い顔して蒼葉をにらみつけます。そして彼からハナちゃんを奪い抱き寄せるという((ノェ`*)っ))タシタシ
「なんっなんだてめぇは 俺のハナ返せよ!!」
さらに怖い顔で・・・
「・・・あ? こいつは俺のメスだ」
こいつを喰うのは俺だと言って連雀さんはハナちゃんの首元にかみつきます。
二人は番になった?
7話はハナちゃん視点から始まります。ちなみに6話と7話は同じ場面のそれぞれの視点で描かれているので比べて読むと面白いです。
連雀さんに特別な感情を持っているハナちゃん。「番にしてください」と言ったものの、彼は優しいから発情につき合ってくれただけだと分かっています。
それでも、期待してしまうところもあるわけです。
ただ、連雀さんの話を聞いて【番うことに意味がない】と言う彼とは次はないだろうと思いながら連雀さんの家を後にします。
自分の家に帰宅すると、蒼葉が寝ていました。そんな蒼葉を叩き起こすハナちゃん。
蒼葉は思わずハナちゃんに抱きつきます。
「4日間もどこ行ってたんだよ 発情!?薬は飲んだのか」
もうあんな無理やりなことはしないから、一緒にすむと言い出す蒼葉。ですが。。。。ハナちゃんの首元にあるキスマークを見つけて一変します。
発情して他のαとやったのか?と激おこな蒼葉。これは6話でも出てきてましたね!
蒼葉はそのまま「上書きしてやる」と首を噛もうとしたところで連雀さん登場でした(⌒∇⌒)
首元を噛まれたハナちゃんは。。。そのまま意識を失ってしまします。
そのうち消える軽いマーキング
実は・・・二人は番にはなっていません。噛んだ箇所は首の後ろではなく横。そしてαの射精中でもないので「これは額にマジックで落書きするくらいの そのうち消える軽いマーキングだ」と連雀さんは言う。
この程度でも弟はブロックできると言う事らしいです。ハナちゃんを気遣って噛んでくれたのかしら!?
「おまえがして欲しかったのはこういうことだろ」
落ち着くまでしばらくここに住むといいと連雀さんに言われたハナちゃんは・・・自分がそう言ったのは確かですがちょっと悲しそうでした。
欲張ってはいけない
蒼葉と番になるのが嫌なのではなく、連雀さんでないと番にはなりたくないとはっきり感じたハナちゃんは・・・そのことを彼にきちんと伝えたいと思うものの、言ってしまうと「仮」にもしてもらえなかったはずだからと口をつぐみます。
(欲張っては いけない)
家に置いてもらう間はあれこれ家事など頑張ろうとしますが・・・見事に空回り。
そんなハナちゃんに「掃除や洗濯は週3で業者を入れている お前がやる必要はない」と。そしてアパートにも戻るなと連雀さんは言います。
ちょこっと連雀さんが甘くなると。。。ハナちゃんの好き好きオーラがすごくてほほえましい(n*´ω`*n)
なんだかんだで連雀さんも嫌というよりは喜んでいるような気もします。
バイト中のハナちゃん。そこで店長が連雀さんとの関係は「番」なのかと聞いてくるのですが、それは否定するハナちゃん。
それでもカフェの店長は休むと連絡がきたもの連雀さんからだったし、もうなるようになってるから「番」ではなくても婚約みたいなもんじゃないの?と。
番になることはないと分かっているけれど、短い間でもと「妄想婚約者」を楽しもう!とするハナちゃん・・・かわいい。
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発情じゃねぇからしたんだろ
連雀さんが帰宅すると、ハナちゃんはソファで寝ていました。
テーブルにはハナちゃんが花を飾っていて、それを見た連雀さんは外に出たのかとイラっとします。
寝ているハナちゃんをじっとみつめる姿に・・・これは(n*´ω`*n)って期待してしまいますよね☆
気配を感じ目を開けるハナちゃんは「おかえりなさい」とにこり。連雀さんの口元も思わず緩みます。
「なぁ あの花はなんだ おい寝るな」
ほっぺをむにむにして起こそうとすると。。。寝ぼけてなのかハナちゃんが言います。
「連雀さんはいつも花をあげる側ばっかなので プロポーズの花はぼくがあげたくて」
それを聞いて「プロポーズなのか」と尋ねると、「連雀さんには秘密です」と(-_-;)やっぱりねぼけてた。
と思ったら・・・実はちゃんと起きてて自分が言ったことを後悔してました☆妄想婚約の設定でプロポーズの花を飾ってたみたいです(笑)
寝ぼけてて言っちゃったわけですが、意識がはっきりしてヤバイって思ったみたい(笑)。
でも連雀さんは意外な反応。確かにこんな花はもらったことがないと。そしてハナちゃんにキスをします。
嬉しくて涙を流すハナちゃんが愛おしい~~~~(´;ω;`)
発情でもないのにこんなキスしないでくださいと。欲張ってはいけないとわかってるし思っているけど、彼の行動にやっぱり期待もしてしまうのですよね。
そんなハナちゃんに連雀さんは言います。
「発情じゃねぇからしたんだろ」
どういう意味だろ!?と思ってたのですが、ワタクシが感じたのは・・・発情期のΩはとんでて最中の事は覚えていないのですよね。
だからだと思います。このキスは発情中の記憶に残らない行為ではなく、しっかりと覚えておけよ的なチューではないかと。
連雀さんとしても花を貰ったことが嬉しかったのかしら(o^―^o) 自分からキスするなんて☆
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発情なんて関係ねぇ
9話目が最新です。こちらはディアプラス12月号に掲載されています。
8話目の続きからスタートしていました。ただ・・・連雀さんの言った言葉の意味をハナちゃんはちょっと勘違いしているようです。
「発情じゃねぇからしたんだろ」と言った事を、発情中のオメガ相手のセックスは何日もかかるし面倒だから発情していない今がいいのかって感じたみたい。
だからハナちゃんの態度もちょっとおかしいの。
そんな微妙な感じのハナちゃんを連雀さんは抱えてベッドルームへ運びます。
発情していなから絡むのはと戸惑うハナちゃんですが、連雀さんは「発情なんて関係ねぇ」と。
「それともプロポーズしたのは冗談か?俺を弄んだのか ん?」
そう言いながらハナちゃんの目からあふれ出てる涙を指でふいてあげます。
ハナちゃんは自分はΩだから発情しているときがいいと言うのですが、その時はその時でちゃんとやると連雀さん。
「それとは別で今ヤりやいっつってんだろ っとにめんどくせーなてめーは」
でも・・・発情していないときに連雀さんのT子受け入れるのはちょっと大変だったようです((笑)
ハナちゃんのむりむりむりむりむりの連呼は笑ってしまいました。
ハナが欲しい
バイト中のハナちゃん。
そこには蒼葉の姿が。ハナを呼ぶ姿にちょっとキュン。。。はぁ~連雀さんがいなかったら蒼葉応援してしまいそうです。。。
コーヒーのおかわりは?と蒼葉に言うハナちゃんですが、蒼葉はぎゅっとハナちゃんを抱きしめて言います。
「コーヒーはいらない ハナがいい ハナが欲しい なぁ一緒にかえろ 俺の番になってください」って。
必死な蒼葉になんか・・・とってもギュってなってしまいました。はぁぁぁっぁ蒼葉かわいいなって読んでて思ってしまうけどハナちゃんは動じない。
蒼葉が弟だからとか、好きとか嫌いとか関係なく、連雀さんでなければだめなのだとはっきり言います。
「あの男が運命の番だとでも言うのかよ」
「そりゃ そうだったらいいけど 運命の番なんて 大それたものじゃなくて」
そう話していると連雀さん登場。
手を握っている二人を見て表情が変わります。(正確に書くと蒼葉がハナちゃんの手をぎゅっと握ってる)
「ハナ 来い」
そういって手を差し伸べる連雀さん。当然。。。連雀さんのもとへハナちゃんは行きます。
蒼葉かわいそう(´;ω;`)
そしてさらに連雀さんは蒼葉に言うの。
「おまえは運命の番を信じるか? 俺は信じる」と。
ここで終わりです。
と書きましたが・・・実は数ぺージ続きがあります。このラストは・・・・ひゃ~((ノェ`*)っ))タシタシってなりました。
お返しキタ!と。
最終回はハナちゃん・・・晴れて連雀さんの番になれるかどうかみどころになってくると思います☆
感想まとめ
6話~9話は連雀さんの変化がとても楽しかったです。
すごくハナちゃんに執着してるじゃないの!って。彼が思っている以上にハナちゃんに執着しているのはやはり「運命の番」だからでしょうか!?
このままハナちゃん連雀さんは「運命の番」であってほしいです。
連雀さんがハナちゃんと目があったときに「オメガ」だと感じた事や、自分のものみたいな感情になっているのでおそらく二人は「運命」でいいですよね!?
ハナちゃんも連雀さん以外は考えられないですしね。
蒼葉が思った以上に不憫なので、、、もし続きがあるのなら蒼葉を幸せにしてあげてほしいです。
最終話は今回の続きからエロの流れかしら★
でも・・・・発情期は終わった???
読み返してみたらまだ発情してから4日か5日くらいだから気分が高まってまた発情してしまう可能性もあるのかな。発情期って1週間くらいですよね。
無事に二人が番になれたらいいな(n*´ω`*n)。左京さんだから超あまあまに描いてくれそうなので期待です!
最終話は・・・なんかとってもエロそう。。。。来月号に掲載なので今からとっても楽しみです。
次号は買いですよ~!!巻頭カラーで登場だそうです。
カラーがくるってことは・・・エロから始まる気もする(* ̄▽ ̄)フフフッ♪
ということで!6話~9話の感想でした。今回はネタバレ多めでした。
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