GUSH3月号、山田ユギさんの【この恋は運命じゃない】2話のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の2話は【この恋は運命じゃない】に収録予定です。
今更なのですが、この恋は運命じゃない2話以降の感想を書いていきます。1話だけ書いてほったらかしになっててすみません。
この作品、二人の恋模様はもちろんドキドキしながら読んでいるのですが、活版印刷所の事だったり周りのアダルトカプの方だったりと気になる事もたくさんあってすごく面白いです。
ノンケの剛が少しずつ塚本に惹かれていくのもわかるのですが、ノンケ故に進展しにくい面も持っていて絶妙なバランスは流石はユギさんだなぁと。
ユギさんの作品は最初読まず嫌いだったのですが、いつだったか【誰にも愛されない】を読んでそこからハマってしまいまして。
【一生続けられない仕事】は何度リピ読みしたか。面白いので読んだ事がないという人は是非チェックして欲しいです。というワタクシも古い作品はまだ未読のものがあるのでコレはオススメ!というのがあれば是非紹介してください♥
この恋は運命じゃない2話 GUSH3月号
この恋は運命じゃない2話 簡単な内容・感想
- 剛にどんどん惹かれていく塚本。
- マスターの奥さんは元レディースのTOP!?
- 剛の結婚願望を聞いて顔が曇る塚本に追い打ちをかけるようにマスターからの言葉。。。
- 塚本の元彼が登場で少し不穏な感じ
【ネタバレ注意】この恋は運命じゃない2話 感想
2話目は結構お話が動いたかなという印象でした。
動いたというより、塚本の気持ちがすごく変化してきています。ただ、剛はノンケ。
それにけっこう鈍感なところもあるのかな!?と。塚本に振り向くまでにはけっこう時間がかかりそうです。
個人的にはその他でも活版印刷所の事だったりが要所要所に入っていて、その説明にへぇ~となりながら読んだりしています。
知らない業種なので興味があって。
活版印刷だと触っても面白そうですね!作中でもあたたかみがあると描かれていますが、それ以上に高級感もあっていいな~!!!って思いましたヨ。
活版印刷の名刺もらったらやっぱりおぉ!って思いますよね。
昭和40年代から衰退してきたと言われるこの活版印刷も、若者中心にまた脚光を浴びてきているという。職人技の光る印刷方法なので、プレミアム感あって素敵ですよね。
衰退したと思われてきたものがまた重宝されていくというのは嬉しい限り。この作品もしっかりと活版印刷の魅力が伝わってきます(*^_^*)
ではここから下は本編に沿っての感想です。まだ3話・4話・5話と感想が溜まっているので急いで書かねば。
活版印刷するまでの過程が面白い
冒頭から名刺ができあがるまでの過程が描かれています。これ結構興味があって面白かったです。
すごい細かい作業なんですねぇ。
文字を探すのに一苦労(^_^;)
活字棚と呼ばれる文字ぎっしりの棚から自分が使う文字を拾っていく作業が「文選」。
そして文選した活字は文選箱に入れていきます。
「文選」が終ったら「植字」。自分のイメージするデザインに合わせて組版をつくっていく。
組版を枠に固定したらいよいよ印刷。これを職人さんが手作業でやっているのですね!
活版はやはりいい、あたたかみがあるという塚本に対し、善三郎さんは「一時うちも廃業寸前だったけど最近はあんたみたいな若い人たちが面白がってくれるからね」と続けてみるものだとにっこり。
善三郎さんが言うとおり、最近では若者中心に再びブームになっていると言います。
そこへ剛が帰ってきました。
好きになってもしょうがないのに
ここ最近、塚本は何かと理由をつけては中島印刷に顔を出すようになっていました。
「剛さんはいつからここで働いてるんですか?」
「高校卒業してすぐだから18からかな」
ガキの頃から小遣い稼ぎに活字拾いに来ていたという剛。
「銀河鉄道の夜のジョバンニみたいですね」
「あー読んだことねぇわ オレ漫画以外の本読んだら3秒で寝る」
そういう剛をみて可愛くて仕方が無いといった様子の塚本ははぁ~と頭を抱えてため息をつきます。
「どした?」(剛)
すかさず善三郎さんは「剛がアホすぎて頭抱えてんだろ」と(笑)
剛に関しては、全然好みでもないしましてやノンケ・・・好きになってもしょうがないのにと思う塚本ですが、どんどん惹かれていってしまいます。
新しい登場人物
塚本に最近電話をかけてくる人がいます。
最初は古沢さん(1話参照)かと思ったらしいのですが、どうやら違うようで・・・・
その人物というのがどこかの社長さん。(多分1話で出てきた前の会社の社長)
これは絶対に関わってくるな~!!!というヴィジュアルなので塚本の元彼でしょうね。
何度も何度も電話がかかってくるのですが、塚本は無視します。
でも剛はそれを訳ありだと感じている様子・・・
俺の娘
剛に誘われ、とある居酒屋へ行く塚本。
「おーっす」
「剛!いらっしゃい」
「おう舞子 こいつにうまいもん食わしてやって」
すると、どこからかかわいい女の子がやってきます。
「つよし~♥」
「樹理亜♡」
会いたかったぞ~ じゅりあも~なんて二人の世界で会話をしているのですが、それをじっと見つめる塚本に剛が衝撃発言をします。
「おっ悪い悪い 俺の娘♡可愛いだろ?」
この言葉に塚本は固まってしまうのですが。。。。
実は樹理亜ちゃんは剛の子供ではありません(笑)
舞子さんは剛とは幼なじみで元レディースの頭だった人のようです。そしてなんと!!!マスターの奥さん。
エェェェ~ですよ。マスターてっきり男の人が好きかと思ってましたけど。。。。奥さんも子供もいて。
お店ではでもゲイって事にしているのだそうですね!
マスターはバイなんだそうですが、それを嫌がるお客さんもいるからと。
どうやら・・・舞子さんの押せ押せだったみたいです(*^_^*)
小さい頃からマスター(レオさん)一筋。マスターも樹理亜ちゃんが生まれてからは遊ばなくなったようで、そんな彼らを見ていると結婚もいいなぁと言う剛。
その言葉に塚本は傷ついているのだろうなぁというのが伝わってきます。
マスターはお開店時間なのでお店を出ようとするのですが、塚本に耳打ちします。
「あ そうだ塚もっちゃん 剛はやめときなさい」
「あなたがつらいだけよ」
ここで剛がトイレから帰ってきました。
「おっ 何だ何だ 俺の悪口か」
「剛が小三までおねしょしてた話してた~」
嘘つくな!と言う剛ですが、実際は小2まではおねしょ確実にしてたみたいです(*^_^*)
その後飲み過ぎた剛は、塚本に家まで送ってもらうのですが・・・・・
剛の家は印刷所の二階。
ベッドに寝かせて帰ろうとする塚本を剛は寝ぼけながらも引き留めます。
「泊まってけよ もう遅いから・・・」
どうやら剛なりに塚本を心配してこその言葉なのですね。塚本がストーカー被害にあっているのでは?と電話の件で思ったようです。
「大丈夫ですよ そんなんじゃないんで 女の子ならともかく・・・」
「ばーか 男も女もねぇだろ・・・もっと自分を大切にしろ」
そんな剛にどんだけ優しいのかと、剛に対しての感情が溢れてしまう塚本は・・・キスしようとするのですがこれ以上深入りはできないと直前でSTOP。
マスターの言ってた事を思い出します。
『剛はやめときなさい あなたがつらいだけよ』
(最初からわかっていたはずなのに どんなに焦がれてもこの恋は叶わない)
剛の部屋をあとにした塚本はもう彼には会いに行くのはやめようと決心していました。
結婚してあたたかい家庭を築く そんな普通の幸せが彼には良く似合うと。
(離れよう これ以上好きになる前に)
歩いていると後ろから「光生」と声をかけてきた人物が。
ちょっと前に出てきていた「社長」と呼ばれていた人。
電話はこの人だったようです。
そして1話を読んでいるとこの人との関係で前の会社にいられなくなったのですね・・・。
「今話すことなんてありませんから もうかけてこないで下さい」
「光生! 俺は別れたつもりはないぞ」
戻ってこい、必要なんだと言われるのですがそれは嘘だと塚本は感じます。
今まで薄っぺらい嘘に何度も騙されてきて散々振り回されて傷ついてきたと。。。やっと離れる事ができたのに・・・
そう思うけれど傷心の塚本には「仕事だけじゃない 俺たちは最高のパートナーだったろ?おまえだけだ」というこの嘘が心地よく感じてしまいます。
顔を見せない塚本が気になって・・・
中島印刷では、剛がぼ~っとしていました。
剛としてはこの間飲んで以来、急に塚本が来なくなったもんだから何かやらかしたのでは?と気にはなってるようですが・・・
(・・なんか 急に来なくなると調子狂うっていうか・・・)
「ごめんください こちらに瀬戸さんて方いらっしゃいますか」
んん?あの社長がなぜか登場・・・
ここで続く。
感想まとめ
簡単に書こうと思ってたのにどこも重要かなぁなんて思って詳しくかいてしまいました(笑)通常運転でしたね。
この社長は執着系なのか!?とちょっとこれからどう関わってくるのか気になります。
塚本があの後この社長との関係をどうしたのかも気になりますし・・・。
あとは剛が無邪気というか(*^_^*)
そこに惹かれた塚本ではあるのですが接していて言動にチョコチョコ傷ついたりしているのかな?と思う場面もちらほら。
これは仕方ないですよね。
これからどんな風に剛が塚本の事を気にしていくのかが楽しみですが・・・
とりあえずはこの社長が何かしでかしそう。
剛のところに来た目的は何なのでしょうね。
ということで2話のネタバレあり感想でした。