GUSH5月号掲載、山田ユギさんの【この恋は運命じゃない】第3話のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の3話は【この恋は運命じゃない】に収録予定です。
塚本に付きまとう社長が剛を訪ねて中島印刷にやってきたところで2話目が終りました。
この恋は運命じゃない3話 GUSH5月号
この恋は運命じゃない3話 簡単な内容・感想
- 例の男の名前は副島で有名なデザイン事務所の社長
- 中島印刷に1週間で5000枚の注文をしてきた!?
- 無理だという剛に善三郎さんは「やりましょう」と言って・・・
- 過労からか善三郎さんが倒れてしまった。
- 困っている剛のところにたまたま塚本がやってきた!
- 剛にはある事情があるけれどそこは塚本がカバーするという絶妙なコンビネーション!
- 恋愛の方も動きはじめる!
【ネタバレ注意】この恋は運命じゃない3話 感想
この3話もすごく面白かったです!!!もう会わないと決心した塚本でしたが剛のピンチなところで現れてヒーローでしたね!
あの社長の副島は何が目的なのだろう?と思うけれど、とりあえず仕事もうまくこなして中島印刷にとってはプラスになったのかもしれません。
その代償として善三郎さんが睡眠不足による貧血で倒れてしまったわけですが・・・
リチャードさんと善三郎さんの恋の行方も気になります!
では早速!
1週間で5000枚という難題
剛を訪ねてきた例の社長。
名前は副島さんで有名なデザイン事務所の社長でした。
その彼が剛にファッションブランドの新作発表会で配布するノベルティ作成を依頼してきます。
両面多色刷り、オール特色というだけでも大変なのですがそれを5種類各1000枚・1週間でと言ってきます。
無理に決まっていると言おうとした剛ですが、後ろから善三郎さんが「やりましょう」と。
「うちみたいな小さなとこにこんな仕事が来る事なんて滅多にねぇんだ」
「しかも愛弟子に指名だぞ 嬉しいじゃねぇか」
善三郎さんの意をくんで剛は「わかった」と返事をします。
「できることは限られますがその中で最高のものを作りますんで」
「・・・よろしくお願いします」
そう言って副島は印刷所を出て行きました。
「・・・さてお手並み拝見」
おまえ男の趣味変わったんじゃないか?
塚本の場面。
家でため息を付ながら剛・善三郎さんの事を思い出しています。
(未練がましいな もう会わないって決めたのに)
そう思っていると電話が。
相手は副島でした。
「お 今日はすぐでたな」
「またあなたから電話がくるとは思いませんでしたよ」
副島が電話した目的は、「おまえの知り合いに仕事頼んだから一応言っておこうと思って」ということでした。
「しかしおまえ 男の趣味かわったんじゃないか?」
~2話の回想~
塚本と副島は2話目でキスをしたのですが、その時の事が描かれています。
「今夜はうちに来い いいだろ・・・?」
塚本はここで剛の事を思い出し「やっぱり無理です」と断ります。
どうやらこの副島はセフレがいっぱい居るようでして・・・(^_^;)
他の男は全部切ると言うけれど、塚本はそれが理由ではないと言います。
「俺 好きな人ができたんで あなたにはもう勃ちません」
んんん????ということは・・・塚本攻の副島受ってことなのかしら!?!?それはそれで興味が(笑)
~回想終り~
『あの男には勃つのかよ どう見てもノンケじゃねぇか』
それだけ言って来客だ、と電話を切ってしまう副島。
塚本は副島が「あの男」と言ったことが気になります。
倒れてしまう善三郎さん
中島印刷所ではクライアントから色々と無理難題を言われてやり直しになったりと剛も「今からじゃ間に合わねぇだろ」と焦りが。
善三郎さんは直しは今夜中にやれば何とかなるさと言うけれど・・・
「年なんだから無茶すんな また倒れたらどうすんだよ」
「年寄り扱いするな まだまだお前一人には任せられん」
そう言いながらも作業を進めていく二人。
翌朝、「善ちゃ~ん♡」と元気よくリチャードがやってきます。
剛も机で寝てしまってたようですね。
「あれ?じじいどこ行った?」
自動機が動いているのでその部屋へ行ってみると・・・善三郎さんは倒れていました。
「じじい!」
「じじいどうした!?大丈夫か!?」
「・・大丈夫だ ちょっとフラついただけ・・・」
「善ちゃん!」
大丈夫だから仕事に戻れという善三郎さんをリチャードさんは抱きかかえ、自分が病院に連れていくから剛は仕事してなさいと言います。
「善ちゃんは私にまかせて剛は剛のやるべきことをして」
普段は善ちゃ~ん♡と♡が飛び交ってるリチャードさんですが、今回はすんごいスパダリでした。
きっと・・・この人はむちゃくちゃカッコイイスパダリさんなんだろうなぁって思います。二人の若かりし日のお話とか出てきたら嬉しいですね!
何が何でも明後日までには終らせる!
気になった塚本は中島印刷所へやってきます。
「こんにちはー」
印刷所に入って目にしたのは泣いている剛の顔。
「お・・・おう塚本 久しぶりだな忙しかったのか?」
「剛さん 何かあったんですか?」
「・・・じじいが倒れた」
自分のせいだと責める剛。
「俺一人に任せておけないって 俺が不甲斐ないから・・・」
塚本はそんな剛に「ほんと不甲斐ないですね」と言います。
もっと仕事にプライド持ってると思ったけれどがっかりだと。
この言葉に「あぁ?」と怒りを露わにする剛。
塚本がどうしてそんなことを言ったかというと、今剛に必要なのは優しく抱きしめる腕じゃないと感じたからなんですね。
焚きつけてそれを仕事へのパワーに変える。それが必要だと判断したのだと思います。
「善三郎さんがいないと何もできないんですね じゃぁもう断れば?」
「今更やめるわけねぇだろ 何がなんでも明後日までに5000枚終らせてやる」
焚きつけたは良いけれど、5000枚という数字を聞いて塚本もびっくりします。
「間に合うんですか!?」
「間に合わせる おまえヒマだろ 手伝え」
「どうせヒマですよ」
(ああ もう格好いいな それでこそ 俺の好きな剛さんだ)
絶妙なコンビネーション
塚本が色を作っていると、剛は「助かったよ 俺色作るの苦手だから」と言います。
そして自分の事を語りはじめます。
「軽い色弱なんだよ」
日常生活には支障ないのでこの仕事をするまでは知らなかったと。
でも微妙な色調整がうまくできなくて色弱と診断されたときはもう辞めるしかないと思ったようです。
そんな時善三郎さんが、それならば誰よりも腕を磨かなければと。
多少人より色作りがヘタでも腕が良ければ仕事はできる。
色に関しては誰かを雇ってもいいからそれまではこの老眼がお前の目の代わりをしてやるから早く一人前になれよと・・・。
「うちの工房継いでくれるんだろ?」
これが善三郎さんの支えであり、剛の支えでもあるのですね(*^_^*)なんだか若い善三郎さんと小学生の剛のカットがあってじわっときてしまいました。
『じじいこどもいないから おれがあとついでやるよ』
『すぐつぶされそうだな』
『なんだと💢』
そんな何気ない会話でしたが、二人にとっては大事な会話だったのでしょうね。
ここでリチャードから電話がかかってきます。
善三郎さんはリチャードの家で休んでいるようです。
一応CTも撮ったけれど異常なし。寝不足による貧血だと聞いた剛はほっとします。
「じじいのことよろしく それじゃ・・・」
ほっとしている剛のところへ塚本ができあがった色を持ってきます。
「見てもらってもいいですか?」
「おぉ~ おまえすげぇな!見本と全く一緒じゃん」
「才能ありますかね」
この二人の会話にちょっとフフってなりました。
塚本も今の状態を振り返り、こんな関係でいいのだと思います。
(恋人でなくていい あなたのそばにいられるなら どんな形でもいい あなたが俺を必要としてくれるなら)
仕事に関しては色は塚本がカバーできるのですごくいい感じでこなして行けそうです!良かった!!!
最後はもしかして中島印刷所で塚本が働くパターンもあるのかなぁ・・・って思いました。
終った達成感で・・・
二人はたった2日間で5000枚を仕上げます。
「お・・・」
「わ・・・」
「・・・った!」
この「った!」っていったときの二人の顔がすっごくイイ!
「終ったー!!」と抱き合って喜ぶ二人。
でも剛も徹夜続きなのかへろへろです。
「だ・・大丈夫ですか」
「大丈夫 へへ・・・ ありがとな塚も・・・」
たまらなくなった塚本はここで思わず剛にキスをしてしまいます。
(あ やっちゃった・・・)
というところで続く。
感想まとめ
副島に関してはやな感じだなぁ~なんて思ってましたが、彼のおかげで塚本がまた印刷所に出向いているので結果オーライでしょうか!?
善三郎さんに関しては、以前も倒れたことがあるのが気がかりですが・・・リチャードさんがいるのでその辺はしっかり看病してくれそうですね。
リチャードさんと善三郎さんの関係もすごく気になるので今後でてきたらいいなぁと思います。
塚×剛に関してはこれからですね!
想ってるだけの1話・2話と違って今回ラストではキスをしてしまうという気持ちがバレてしまうような展開になっています。
それを剛がどう受け止めるのか、4話のみどころになっていくのかなと。
大好きな人のためにどんな形でもそばに居られればいいと思う献身的な感じがたまらないなぁって思いました。。。
剛がもっともっと塚本を意識してくれるとより面白くなると思います。私はこの徐々に気にしていく過程も大好きなのでコレからの展開にワクワク。
ということで『この恋は運命じゃない』第3話のネタバレあり感想でした。