drap連載作品、吉尾アキラさんの【繋いだ恋の叶え方】が最終回を迎えました。この作品、すごく大好きで。
drapはたまに電子配信されたら読むくらいだったのですが、この作品が連載しているということでまた雑誌で取り寄せてしまいました(*^_^*)もうね最終回を迎えるまでハラハラドキドキ。
縁切り屋の薫だって誰か繋がって幸せになってほしいと思っていたけど・・・ここにきてまさかの原に赤い糸が出現して・・・(T^T)
なかなか切ない展開ではあったけれど面白かった。切ない系がお好きな人は気に入ると思います★
それでは、雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の1話~最終話は【繋いだ恋の叶え方】に収録予定です。
【繋いだ恋の叶え方】 drap
【繋いだ恋の叶え方」1話 感想
ざっくりとしたあらすじ
- 同棲をはじめたふたり。
- 赤い糸が繋がったら必ず切ってほしいとお願いする原さん。
- 酔うと甘えたおす薫がかわいい。
冷蔵庫の中に颯(かける)が持ってきてくれたお酒を見つけた原さんは、薫に一緒に飲もうと言う。
でも薫はあまりお酒は飲まない。
それは・・・飲むとすごく甘えるからだそう。
そんな姿が見たいという原さんの要望に応え、一緒に飲むことに。酔って甘える薫は本当にかわいらしい。
酔いながら「ほかに好きな人ができたら言ってね 俺大丈夫だから 無理して一緒にいなくていいからね」と言う薫に、原さんは「好きだよ 薫くん どこにも行かないしずっとそばに居る」「そんな日は来ないよ」とやさしく言う。
薫の事情を知っている彼は、理由がなくても甘えられるように、不安が消えるように・・そのためなら何でもすると心に誓う。
感想
1話目は幸せな二人が読めてほっこりキュンな反面、なんだか不安になるような・・・そんなスタートでした。
赤い糸がない薫と・・・もしかしたら誰かと繋がるかもしれない原さんと。
いつかそういう人が現れてしまったら!?と考えると怖いですね。薫にはどうすることもできないと思うし・・・縁切り屋とは言っても自分勝手に切れないでしょうしね。
そういう事がありませんように。ただ・・・色々な事があってもラストは一緒にいてくれればそれでいい、、、。
薫のちょっと陰を背負ったようなそういう雰囲気も好きですが、今回のような甘えた感じもすごく好き。
もっとかわいい薫が読んでみたいなと思いました。
これからきっと・・・試練が待ってると思うけど、二人で乗り越えていってほしい★
【繋いだ恋の叶え方」2話 感想
ざっくりとしたあらすじ
- 大好きな【赤い糸の執行猶予】の繋司登場!!!
- 相変わらずラブラブな薫と原さんだけれど・・・
- 原さんと赤い糸で繋がった女性が登場してしまった。
原さんと同じ会社に内定が決まり、今は週2で研修。
意外な接点ですよね!原さんとも薫とも顔見知り。
原さんは、薫と繋司が知り合いだと知りその後食事をしながら色々と話し、そこで繋司は赤い糸が見える子だと知る。
「赤い糸」は人の気持ちにはそこまでの強制力はないと、ここで繋司からは聞かされるけれど・・・。
「自分の気持ちは変わらいって自身があるし、薫くんには糸が繋がった時には切ってくれと伝えてあるから」と言う原さん。
そんな原さんとの付き合いで薫も本当にこのまま一緒に居られるのではいかと思うけれど!?
ラブラブな二人ではあるものの・・・ラストでなんと!原さんと赤い糸で繋がった女性が登場。
感想
まぁ・・・そうくるだろうなぁ~って予想はしてました。薫が赤い糸がない人で原さんはその可能性があるってなったら・・・
赤い糸の出現はいわばテンプレ。
でも嫌だなぁ~って思ってしまいました(´;ω;`) これで糸にしばらく翻弄されちゃうのかぁ。。原さんを見つけたときの薫の顔にキュンとなったのに・・・
ラストはギュってなってしまいました。
赤い糸見えちゃうんですもんね。。これからはその赤い糸を切るか切らないか・・・そういう問題になっていくのかな( ノД`)シクシク…
【繋いだ恋の叶え方」3話 感想
ざっくりとしたあらすじ
- 原さんと赤い糸で繋がった女性は会社の上司。
- 原さんの糸が繋がった事を繋司に伝える薫は、このコトは原さんには言わないようにと言う。
- 原さんに伝えられずにいた薫ですが、先に原さんの方が赤い糸が繋がった事に気づいてしまう!?
それを見た薫は衝撃を受けショックを受ける。そこへ繋司が現れ薫を心配するが・・・薫は原さんの赤い糸が繋がった事、それは自分で言うからそれまでは原さんには黙っててほしいと伝える。
その女性がその後、上司として原さんの会社にやってきた。原さんは薫にそのことを話し、もしかしたら赤い糸が繋がっているのではないか?と尋ねると・・・
薫は「大丈夫 繋がってないよ」と答える。
感想
赤い糸が繋がると、気持ちは強制されなくても色々なところで会ってしまうのですよね。
それが縁になって気持ちも伴っていくというのが本来の赤い糸の力なのでしょうが・・・原さんと彼女もそんな感じでした。
薫はどうやら原さんに赤い糸が繋がってしまったことは伝えないつもりみたいですね。
それはどうしてか・・・知ったら原さんが「切る」と言い出すからでしょうか。薫はこのまま言わずに原さんと彼女が結ばれるのを望んでいるのかしら!?
なんだか切ないな。。。でも・・・赤い糸が見えるからこそ、せっかく繋がった糸を切るという選択ができないのかな、とも思えます。
不要な糸は切れても「赤い糸」ですからね。薫の葛藤もわかる。わかるからなんか切ないです。
【繋いだ恋の叶え方」4話 感想
ざっくりとしたあらすじ
- 箱根旅行へ行くことになった薫と原さん
- しかしそこでも彼女と遭遇。
- どんどん赤い糸の縁に引き寄せられる二人を見てるだけの薫が切ない
原さんはまっすぐ薫だけに好意を向けているのですが。
「最近スキンシップが少ない気がする」そう言う原さんに、薫は「箱根に行かない?」と温泉旅行を提案。
箱根で楽しい時間を過ごす二人だが、なんとそこに彼女も一人で来ていて遭遇。原さんは彼女に薫を恋人だと紹介しようとするも、薫は「親戚」で、息抜きにきたのだと言う。
薫が「遠い親戚」と言ったことが不満な原さんに「機嫌直して ね」と二人はいい雰囲気に。でも、ここで電話が。
どうやらトラブルがあったようで、原さんは朝一で会社へ戻ることに。ここでも課長である彼女に連絡し、朝落ち合う事をやりとりする二人。
そんなやり取りを見てる薫が切ない。
抱き合ったあと、寝ている原さんを見ながらあとどれくらいこうしていられるだろうか?彼女とはお似合いでこれが現実なのだと一人思う薫。
それでも終わりが来るまで少しでも長く一緒にいられたら・・・と。
感想
切ない~赤い糸切ってしまえばいいのに( ノД`)シクシク…って思うけれど、縁切り屋の薫だからこそ、その赤い糸というのがどういうものなのかよく知っているのですよね。
だからこそ、繋がれない自分と一緒にいるよりは・・・と感じてしまうのかな。
今まで好きになった人は誰かと繋がって去っていった、と前作であったので薫の中でも諦めのような気持ちがすごくあるのだと思います。
でもねぇ。。。原さんのまっすぐな感じを見てたら薫はそれでいいのか!?って思ってしまう。だって、、、原さんは薫と一緒にいるときが幸せそうで嬉しそうなの。
せつなすぎる。切ないけど、きっとこの二人なら大丈夫なんじゃないかとも思えるからハラハラしながら見守っていきたいと思います。
薫も切ないけど、なんか・・・薫大好き!な原さん見てるのも切ない。
【繋いだ恋の叶え方」5話 感想
ざっくりとしたあらすじ
- 出張に課長(彼女)と行くことになった原さん
- 赤い糸は切らないと決めた薫
- 繋司に会い「原さんの赤い糸」について話す薫。
- 繋司は薫と原さんがうまくいってほしいと願う
- さすがの彼女との状況に「糸が繋がってる」と気づいた原さんは・・・
そんな中、薫は繋司に連絡し、食事をすることに。繋司からはまだ原さんに赤い糸の事を伝えていないのか?と言われます。
「そもそも最初から伝えるきなんてなかったし」と言う薫に原さんとの約束はどうなるのか?と尋ねる繋司。
繋司は、赤い糸が繋がってる事を原さんには言わないでと言われているが、理由を聞かないとこれ以上は黙ってられないと言う。
それを聞いて薫は、糸を切らないのは自分とダメになった時の「保険」みたいなものだと。
それは原さんは望んでいないし、薫の事を信じているからせめて二人で話し合うべきだと・・・そして薫と原さんにはうまくいって欲しいと思っていることを繋司は伝える。
一方、出張中の原さんと彼女は、、、予約していたはずの部屋が実は予約がとれておらず、1室だけしか空いていないと言われてしまう。他のホテルも探すけれど、今回ばかありはどこも空いておらず。
彼女からは「あなたさえ良ければだけど一緒に泊まる?」と言われるけれど・・・
帰宅した原さんは、薫に赤い糸が繋がってるよね?と尋ねる。はぐらかす薫だけれど、真剣な原さんの表情を見て課長と繋がっている事を話す。
原さんはどうして隠していたのか理由が聞きたいと言う。
「・・・もしかして 君はまた 俺から離れていくつもりだった・・・?」
薫は、原さんが一望んでくれるならばずっと一緒にいたい、でも糸を切ったからと言って自分とは繋がるわけではない。
いつかダメになったとしても赤い糸で繋がった人が原さんを幸せにしてくれると確信しているという。
糸を切ったらもう次はないかもしれない、切る事で不幸にしてしまうかもしれない。「俺はそれが何より怖い」と正直に話す薫。
気持ちは変わらないという原さんに、薫はそれなら糸が繋がったままずっと好きでいてよ、と。
原さんは薫の事はずっと好きでいる自信はある、でも今は少し考えさせてほしいと言って部屋を出ていく。
感想
はぁ~ツライ。本当につらい。当事者じゃないから、繋司のいってることにうんうんってなってたけど、後半の・・・薫の気持ち聞いたらぎゅ~~~ってなってしまいました。
だれよりも原さんが大好きだからこそ、彼の幸せを願っているのですよね。
優しいからこそ、「赤い糸」を自分のために切る事ができないのだと思います。それを切ったら原さんが不幸になってしまうかもしれない、不幸にしてしまうかもしれない。
そんな気持ちをずっと一人で抱え込んできたかと思うと・・・・なんかたまらない気持ちになってしまいますね。
誰も大切な人は作らず、軽い付き合いをしてきた薫が、原さんの事を好きになって大切にされてやっと幸せを実感して一緒にいたいと思い始めてたのに。
本当にこのままずっと一緒に居られるかも!?と思っていたところでの赤い糸の出現。
赤い糸で繋がった人となら幸せになれる、って薫は言ってたけど・・・赤い糸って一度繋がったらもうずっとその人と繋がったままになっちゃうのかな・・・
薫は切らずにつながったままで好きでいてって言ってたけど・・・これはかなり拷問(-_-;)薫もこの先気になって気になって仕方ないと思うのですが。
だってこれから先もつながったままだと幾度となく課長とは縁を感じるような偶然が重なっていくでしょうし。
課長と赤い糸で繋がった、と今回原さんが知ったから余計に意識していく事も考えられますしね。どうなっていくのかほんとうに不安。
原さんがまっすぐ「何があってもずっと君を好きでいる自信がある」って言うのがとにかく切なくて。薫ももちろん切ないけど・・・やっぱり原さんが一番切ない気がする。。。
次が最終話。二人がどう結論を出すか。。。不安だけれど楽しみです。
【繋いだ恋の叶え方」最終話 感想
ざっくりとしたあらすじ
- 原さんは、改めて糸を切ってほしいと薫に伝える
- 薫を待ってる原さんの前にまた課長が現れる
- 原さんのところへ行けずにいた薫は、家であるものを見つける。
- ある覚悟をした薫は原さんの元へ。
感想
最終話は、コミックスを読んだときの楽しみ!ということでざっくりとしたあらすじも箇条書きのみで。
ワタクシの感想でなんとな~く流れをつかんでいただければ。
もう胸がギュギュってなりました。原さん(´;ω;`) 薫は原さんに出会ってよかったね・・・って思いました。ちょっとジワリときてしまった最終話でしたよ。
原さんは改めて、やはり糸は切ってほしいと薫に言うの。「糸が繋がったまま好きでいてよ」と薫は言ったけれど、原さんは薫以外の人と繋がっているのは耐えられないと。
でも。。。薫は迷ってるというか、決心がかわらなかったのですよね。糸は切らないと本当に最後の方まで思っていて、家も出ていこうとするの。
薫を待ってる原さんを見てたら、なんていうか・・・本当にこれで別れて原さんは幸せになれるのだろうか?って思うほどでした。
「赤い糸」で繋がっているから、課長ともし付き合ったら気持ちも膨らんでいくのかもしれないけれど、原さんはずっと薫の事は引きずりそう。
ほんと最後の最後まで彼女と原さん・・・どこでも会うなぁ~って感じで(´;ω;`)
落ち込んでるとこで優しい言葉かけられたら・・・そこから始まるものもあるだろうなぁ~って思うくらいのシチュエーションでした。
だけれどそこでもはっきりと「恋人を待ってる」と言える原さんは素敵!!!原さんはどうかわからないけれど、もしかしたら偶然が重なって彼女の中では原さんに好意が芽生えてたとかあったりするかもしれない。(そうちょっと感じるところもありました)
原さんの薫への想いは、本当に糸なんて関係ない!って思えるほどものもでギュギュってなってしまいましたよ。ここは気持ちの強制力はないというのが生かされていて良かった。
「赤い糸」はあくまで気持ちを通わせていく機会を多く与え、二人を引きよるものなのですよね。好きになるかどうかはその人次第ってとこですが・・・・多くは好きになって結ばれるのでしょうね。
実際、繋司の時は赤い糸も切れると薫は言ってますし。繋司の時はお互いに好きになってたからこそ、一度切った糸がまたつながったわけですが。
原さんの場合は一度切ったら完全に切れるでしょうね。薫以外には気持ちがないので。
原さんの場合はどうして赤い糸の人を意識していかなかったのかな?と考えると・・・もしかしたら「薫」だからなのかなって。
「赤い糸がない」人を好きになったからというのも関係しているような気がしてなりません。(勝手な思い込みですが)
赤い糸と切らないと決め、自宅を出ていこうとする薫が・・・原さんからのプレゼントをみつる場面があるのですが、回想を交えた見せ方が秀逸!ジワっときてしまいました。
薫もただただ、大好きな原さんに幸せになってほしいと思ってただけなのですよね。赤い糸がない自分が側にいることで、せっかく繋がった人を切る、これは不幸にさせてしまうのではないかと考えるのもすごくわかります。
でも、原さんはそれでも薫と一緒にいることを選んでるわけで。薫もそのことに気づいてちゃんと覚悟を決めたのは良かったです。
原さんからのプレゼントは・・・なかなか良かった!!!これは欲しい。
もうね、中盤から終盤は胸が熱くなる展開です。ここは是非先生の絵で!薫の表情、原さんの表情・・・共に素敵です。
「一緒に帰ろう」っていう場面がすごく好きです。
ラストは原さんからのプレゼントを幸せそうに眺める薫がとにかくかわいいの。
そして原さんの執着を舐めてちゃいかん!と思ったラストでクスっとなりました(⌒∇⌒)またどこかで二人のお話が読めたらな~と思います。
感想まとめ
1話では甘々な二人ではあるのですが、はやり切ない展開にはなりました。途中でハラハラしたものの・・・原さんの一途さにキュン。
赤い糸って気持ちとは関係なく結ばれてしまうのか~と思うとちょっと怖い気がしますが、結ばれて偶然が重なり気持ちが伴っていくという感じなのでしょうね。
繋司の時もそんな感じでしたしね(⌒∇⌒)
でもほんと最終話はみどころたくさんで良かったです。とても感動しました。
こんなに気持ちを向けてくれる原さんが薫にいて本当にヨカッタ。原さんの気持ちの強さが赤い糸に勝った!って感じでした。
でも繋司の時も、糸が繋がってなくてもうまくいく人は中にはいるって薫自身が言ってましたしね☆糸自身に気持ちの強制力があるわけではないから、原さんが今後彼女の事を好きになるという可能性もあるかどうかはわからないわけで。
「例外もある」と繋司の時も言ってたので、原さんは例外だったのでしょうね(⌒∇⌒)
諦めてきた薫が、やっと好きな人と一緒に居られそうで良かったです。繋司のお話も好きですが、原さん×薫はやっぱり切なさも甘さもエロさもあってかなり好みです。
今回の最終話が掲載されている1月号は12/10に配信開始。
末にあるの先生のコメントで、今回の最終話で描ききれなかったのでコミックスでちょっと足します、とのこと!コミックスが今から楽しみです。
ほんとすごくハラハラしたし、切なかったし・・・その分ラストでじわり。面白い作品だなぁと改めて。
気になった人は是非 drap 2020年01月号と・・・コミックスもチェックしてみてくださいね。コミックスに関しては今はまだ発売予定も出ていなかったのでいつになるかはわかりません。
これが読みたいがためにdrapを紙で購入し始めたのですが・・・なんと次号にハルさんのお名前が!
買わなきゃ。。。また雑誌が増える~。次号からはブルー・ド・ロワも連載再開ですし、気になってる篠崎マイさんの2話目もあるし。。。高城リョウさんの作品、ゆいつさんの作品と気になるものがたくさんなのでこれからまたdrapも毎月買いそうです。