ルチル11月号掲載、日高ショーコさんの【アンチロマンス】第11話のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の11話は【アンチロマンス2巻】に収録予定です。
ルチルが思ってたよりも早い発売日で昨日到着しました。ルチル・キャラセレはいつもセットだと思ってたら違うのですね~。発売日が異なるのは記憶では初めてかも!?
今回読んだ感じ・・・良かった・・・柿谷は柿谷だった(T^T)ってちょっと思いました。てっきりイケイケの遊び人にでもなってるかと思いきや!
ちゃんと周防の事は引き摺ってる。。。11話を読んだ感じだと、これからは周防ターン濃厚かな!?
アンチロマンス11話 ルチル11月号
掲載P数 | 21P |
満足度 | |
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今号の簡単なあらすじ・ポイント
- 柿谷の相談相手は准一さん
- 周防は結局佐久間オーナーにはついていかなかった
- 周防は意外に執着型!?
アンチロマンス2巻11話 ネタバレ注意 感想
今回ちょっとだけ形式を変えて感想書いていきます。(ちょっと色々と試してる途中なので、わかりにくいときはコメントください)
柿谷の相談相手は准一さん
10話でガラリと雰囲気が変わった柿谷を見て、何年くらい飛んだんだろう!?って思ったのですが、今回は少しわかりませんでした。
ただ、柿谷は引っ越してたのですが、思ったよりはあまり経過してなさそう???
10話からの続きです。准一さんのバーで飲んで帰ってきた柿谷ですが、顔を洗ってから寝床にダイヴして准一さんとの会話を思い出していました。
『もう全部終わりました』そう話した時、准一さんは一瞬驚くのですが『そう』とだけ返します。
柿谷は准一さんに戸和田さんとの事を聞いてアドバイスが欲しかったようですね。『いつになったらそんな風に 何もなかったように会えるんですか』と。
准一さんと戸和田さんに関しては、今の所は准一さん➨戸和田さんの気持ちがわかっているのですが、戸和田さんは本当のところどうだったのでしょうね。
柿谷は准一さんに対し、昔好きで今友人ならばいつからそうなったのか、いつになったら二人のように会えるようになるのかと聞きたかったようです。
これは・・・柿谷が今でも周防の事が好きだという事の裏返しの質問になるのかな?って思います。
准一さんは『私の場合は何も起こらなかったから』と言っていて、柿谷たちの状況とは少し違うと。ここで個人的には意外だな~と言うことがわかりました。
周防から柿谷に連絡があるということ。
とうことは、柿谷の方が逃げたような形になっているのかもしれませんね。
そんな周防の行動に、柿谷はこう准一さんに言っています。『自分の言動を取り繕いたいだけ 先のことなんて何も考えてない』と。
『もう元には 戻れないのに』
この元にはというのは『友人』『幼なじみ』『同居人』という事なのだと思うのですが・・・元に戻れないと言っているのに柿谷の中ではまた周防に会いたいという気持ちもあるのですよね。。。准一さんにいつになったら・・・と尋ねるのを読んでると。
複雑な柿谷の心情がなんか伝わってきました。
と同時に・・・まだまだ周防周防の柿谷にほっとしてます。
周防は結局佐久間オーナーにはついていかなかった
周防は御園さんと会っていました。今回は佐久間さんも一緒です。佐久間さんは御園さんの撮影に同行してたようで、疲れ切った様子。
ちなみに現在佐久間さんはまだ周防が働いているお店の店長で、独立する前のようです。
ということは!?!?10話からさほど時は経ってないのかな・・・柿谷の引っ越し先にも段ボールがそのままでしたしね。
飲みに誘ったのは御園さんで、色々と聞きたかったようです。
ここでわかったのは、周防は佐久間さんの誘いを断ったということ。
どうして周防が断ったかは『オレにはまだムリかなって』だそう。実家のお店を継ぐんだっけ?何年後?と御園さんから聞かれると、それはまだそこまでは考えてませんと。
この言葉を聞いて、御園さんの表情が少しかわります。そして飲みに誘った理由を話し始めました。
佐久間さんが『すぐに他のヤツに声かけなきゃ』って言っているのを聞いたから今日は呼んだと。
佐久間さんも今手一杯で、キャパオーバーな様子。
御園さんは、自分と佐久間さんとの考え方の違いを話します。自分は「今」やりたい事が全てで最優先。佐久間さんは先々の事を考えて将来のプランを立てる人。
10年、20年先の事など考えたくもないけれど、佐久間さんの言う事はいつも合ってるのだと御園さんは言います。
『今』は『先』に繋がってる。だからそれを考えて動けといつも佐久間さんに言われてると。
そして『これは私のやり方なんだけどね』と前置きして、もし自分で先を決めるのが難しければ、一緒にいたい相手のことを考えるといいとアドバイスします。
1年後、2年後、3年後・・・その時の佐久間さんは周防くん以外の誰かと組んでると。要は、もし数年後に一緒に働きたいと周防が思っても、もう佐久間さんは他の人と働いているよ?と言いたいのだと思います。
『仕事以外でも大事なヒトいるでしょ? 友だちに恋人ー』
そう言われて周防の頭には柿谷が浮かんできます。
御園さんは、その人とは数年後にどうなってる?今と同じように一緒にいたいって思うならさ相手との先行きを考えて行動しないと。。。と。
周防は意外に執着型!?
その話を聞いて、周防は柿谷を思い浮かべたからなのか・・・柿谷に電話をしています。(電話は出なかったですが)
時系列的には前半の柿谷と繋がってるようです。
『ただいまー』そう言って帰ってきた周防。その部屋は・・・以前二人で暮らしていた部屋。
周防は柿谷が引っ越しした後も、同じ場所に住んでいるようです。
部屋へあがると、柿谷の本に躓き、散らかしてしまいます。
(本・・捨てとけって言われたけどさ 戻ってきた時になくなってたら 困るくせに・・・)
このラストの心情が???でした。
柿谷が戻ってくると信じてるのか・・・。なんでしょうね、周防は自分がどこか行っても柿谷はいつも待っていてくれてると思ってるので、そういう気持ちが大きいのか・・・結局は自分から離れないだろうって思ってるのかなとふとこのシーンを読んで思いました。
こういう表現はさすがだなって思います。
出ていったのは柿谷。何かを決心して出て行ったはずなのに、結局・・・今の周防にはあまり効いてなさそう。
だから電話もするし、家もそのまま。自分の元へ帰ってくるだろうと思ってるからなのですよね。
これは前半での柿谷とは正反対の行動だなぁって思いました。
柿谷は『全部終わった』と考えているのに、周防はちっとも思っていない。
それが柿谷が言う『先のことなんて何も考えてない』につながるんでしょうね。電話して会話して、元の部屋に戻ったら?
また前みたいに友人で・・幼なじみでルームメイト???
自分の行動が、どこに繋がってるうのか、どんな風に柿谷との先に繋がるのか確かに考えていない。
う~ん・・・ですね。
読んでると、柿谷の行動は確かに周防が色々考えるいい機会になると思います。というか・・・電話番号とか変えてしまえばいいのに!!!!って思ってしまいます。
ただ。。。それをしないのは『全て終わった』と言いながらも周防との関係のその先を、柿谷自身もまだ望んでるからでしょうね。
結局・・・柿谷は周防が大好きなんです。
それがすごく伝わってきた切ない回だったな・・・って思いました。
でも、柿谷が逃げれば逃げるほど、周防って焦って追いかけるタイプだと思います(;゜ロ゜)
今までは、柿谷が待ってるって思い込んでるところがあるけれど、あれ???いつもと違う?ってなったら焦るのではないかな・・・と。
そうなって欲しいという願望ですが笑
周防が必死になるターンが読んでみたいです。
まとめ
ページ数はさほど多くはなかったのですが、表情やセリフとか色々と深いなって思いました。
色々なセリフに、それぞれの心情がしっかり乗ってる。
でも。。。周防ってほんと先の事はあまり考えてないよね( ̄。 ̄;)とも思いました。
わりやすい分、楽観的なのかな。柿谷はわかりにくい分、自己完結派。色々と自分の中で思考をぐるぐる巡らせて完結してしまうタイプなのかも。
対照的な幼なじみ二人ですが・・・・これからどんな風に進展していくか楽しみです。
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