ルチル2021年9月号掲載、日高ショーコさんの【アンチロマンス】第14話のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の14話は【アンチロマンス2巻】に収録予定です。
ラスト、周防の部屋に灯がついていて、もしや柿谷では!?というところで終わりました。周防の部屋にいるのは誰か気になりますよね。
アンチロマンス2巻14話 ルチル9月号
掲載P数 | 22P |
満足度 | |
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今号の簡単なあらすじ・ポイント
- 灯のついた部屋にいたのは誰?
- 准一さんと戸和田さんの話(准一さん視点)
- 少し前を向きだした周防と、立ち止まったままの柿谷
【ネタバレ注意】アンチロマンス2巻14話 あらすじ・感想
今回扉絵を見て、え?また新しい登場人物!?と頭がこんがらがってしまいました。
誰でしょうか・・・(-_-;)
もっと大人になった周防と柿谷でいいのかしら??それにしては、黒髪?の人の色気が・・・・
でもメガネは柿谷の眼鏡と一緒な感じがしますし、しばらくう~んって眺めてしまいました。読まれた方・・・この扉絵は一体誰と誰だと思いますか?
今回のお話は、個人的には准一さん視点のお話(柿谷の回想)が面白かったなと思いました。
灯のついた部屋にいたのは誰?
部屋に灯がついていたので、柿谷が来ていると思った周防は急いで部屋へ。
(早く・・早く早く 早く!!!)
『亮!!!』
勢いよく部屋に入り、名前を呼ぶもあたりはし~ん・・・と反応なし。
どうやら。。。周防が消し忘れただけだったようです。
ふと周防は、柿谷と一緒に暮らしていた時のことを思い出します。
帰ったら柿谷が『お帰り』と言って台所にいる風景・・
【寒かったろ? ?なんだよそのカオ】
何かあった?と笑顔で話す姿を思い出し、切なくなります。
(いま・・・あいつがいたら ぜったいにこの流れ・・・)
ご飯の話になるようです。何年も一緒にいたから頭の中で”いつもの俺たち”が”いつものように”息づいてる・・・
本当はずっとずっと前から柿谷の気持ちには気づいていたと。
ここで周防はまた柿谷に電話をかけるのでした。
もちろん、柿谷は電話に出る事はないので留守番電話に切り替わります。
『オレさ 言い方間違えた』
准一さんと戸和田さんの話
その頃柿谷はというと・・・PCに向かって小説を書いている?のでしょうか。
でも上手くいっていないようです。
『ダメだこれ・・・』
そうつぶやく柿谷ですが、ふと・・・今日はさほど寒くないと感じます。
ただ、今いる部屋は隙間風が入るらしく、段ボールで塞いでおこうと作業。このまえ雪が降った日はどうやって凌いだのだろうか?とその日のことを思い返すと・・・
その日は准一さんのバーに寄った日でした。
『いつになったら そんな風に 何もなかったよう会えるんですか』
すると准一さんは自分と戸和田さんについて少し語ってくれました。
【柿谷くん 私の場合はね】
【逃げた戸和田くんをおいかけて冷たくされて】
最後には好きな人がいて結婚を考えている人がいると友人経由で聞いたのだそう。(それはひどい(-_-;))
そして傷を塞ぐために他の人と付き合って、仕事を増やし引っ越しもして生活も整え、ようやく落ち着いた頃に偶然戸和田と再会。
この時の事を准一さんは振り返ってこう柿谷に言ったようです。
【びっくりしたわ 何も感じなかった自分にね 】
本気の片思いで泣くほど好きで考えるだけで身体が熱くなっていたのに全部消えたと。
するとどこか寂しさが沸いてきたようです。
この先、戸和田くんと一緒にいてもあのときめきは戻らないことがわかったからと・・・。
今は懐かしいだけだという准一さん。
その話を聞いて柿谷は、、、いつかそんな日が・・・?と考えるのですが、それはそれで『いやだ・・・』と思ってしまいます。
カタカタと文字を打ち込んでいる柿谷の横では、周防からの電話が鳴っているのですが。。。気づく気配はありません。
逃げるのをやめたという周防は・・・
周防の中で何かが変わったのか、『進まずに逃げることはやめました!』と佐久間さんに宣言しています。
仕事に対してもプライベートに関してもそうなのでしょうね。
まだ周防は以前の職場なので、佐久間さんと合流するのはもう少し先のようです。
周防の変化に、ちゃんと考えてるし先に向かって進んでると言う佐久間さん。
それを聞いた周防は・・・今まで当たり前だと思っていたことは、この先は必死にならければ続かないということに気づいたと口にして・・・
感想まとめ
どちらかというと、うだうだしてた周防の方がはっきり前を向き始めたのに対し、柿谷の方はまだまだ。。。という感じですね。
この二人の面白いのは、色々な事が正反対だなぁというところ。
柿谷がやる気の時は周防は違うし、周防が前をむいてる時は柿谷は違うし・・・→が同じ方向に向いていないのがリアル。
あと、今回すごく印象深かったのが回想ではあったのですが、准一さんのセリフ。
落ち着いた頃に戸和田さんに偶然会った時に何も感じなかったという自分に驚き、そして寂しさを覚えたと。それはなぜかといえば・・・もう昔のようなときめきは戻ってこないと感じてしまったから。
なんかすごくこの場面に衝撃を受けたのですよね。
そしてああ、この二人は本当にこれから先もくっつくことはないのだな・・・とちょっと残念に思いました。
今は違う関係で仲良くしているようなので、それはそれでいのかもしれませんね。
話を戻して、、、、周防は今後柿谷に対し、どういう風に動くのでしょうね。
今までの関係は、柿谷の努力によるものが大きかったと思うので、今後はそれが逆になるのかしら!?
柿谷の気持ちをもう一度振り向かせない事には始まりませんが、柿谷もまだまだ未練たらたらなので何かひとつきっかけがあると一気に進むのかな?と思っています。
次号予告にはお名前がなかったので・・・次話が読めるのは早くてルチル2022年1月号でしょうか・・・
楽しみです。
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