ビーボーイゴールド8月号掲載、高永ひなこさんの『わななく牙のダリア』最終回のネタバレあり感想になります。雑誌最新話ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回で最終話を迎えましたので近々コミックスの発売予定も発表があると思います♪
続くってあったのでもっと続くのかと思ったら!今回で終り。
すごく気に入ってた作品なので終って寂しいです。が!!!!すごくよかった。個人的にはすごくお気に入りの作品となりました。
ビーボーイゴールド8月号の紹介・作品情報
掲載P数 | 28P |
満足度 | ★★★★★ |
ひとこと | ニコルはキレイすぎ! |
おさらい
トラヴィスとニコルは無事に隣国へ逃げることができました。
隣国の王はニコルの叔父。その叔父は、反逆者のみせしめとしてトラヴィスを処刑しようとしています。
それを知ったニコルは、牢に入れられているトラヴィスの元を訪れて・・・・
>>>わななく牙のダリア4話のネタバレあり感想
最終話の簡単な流れ&感想
[topic color="green" title="ざっくり"]
- トラヴィスを救いたいニコルのとった行動がスゴイ
- ニコル→トラヴィスがよくわかる最終話だった。
- トラヴィス×ニコラスの絡みあり(今回は最後まで☆)
- 生涯ともにと約束しあう2人にキュン。
[/topic]
注意ポイント
【ネタバレあり】わななく牙のダリア最終話 感想・レビュー
今回で最終話でした!あれ????ギル=ガルとはもう闘わないのか・・・とちょっと思いましたが、この2人が幸せそうに寄り添っててよかったです。
相変わらずキレイでキュンキュンな作品でした、
最初はトラヴィスが執着というかすごい一途愛だったのが・・ラストはニコルの方がトラヴィスに執着してる感じがしてましたね。
ちょっと独特な雰囲気の終わり方で気になるなぁ・・・・って思うセリフもあるけど・・・続編の構想があるのでしょうか?
コミックスは今年中には発売されるのかな?とちょっと期待。
描下ろしありますように~♥
どうぞ私のことも殺してください
「叔父上 お話があります」
ニコルは国王のところへ行くのですが、国王はもうトラヴィスの事では話すコトはないと言います。
「はい そのようにおっしゃると思い・・・私は昨夜トラヴィスを逃すために地下牢へ忍び参りました」
「なっ・・・何だと!?お前は・・!!」
ニコルは、逃すことは出来なかったと言います。
それはトラヴィスが、自分が逃げればどのような問題がニコルに起こるのかを諭し、死を覚悟しながら残ると言ったためだと。
「彼ほど勇敢でかしこく 思慮深く 忠実な家臣を私は持ちません・・・彼を失っては・・・」
「国の建て直しに大きな痛手となりましょう・・・」
どうか再考くださいと頭をさげるニコル。
でも・・・国王はトラヴィスがどういう人物であろうが今回のことは関係ないのだと言います。
それは政治的判断であるからと。
「お前もいずれ王となる身・・・このような決断も下せるようにならねば」
「・・・・」
ニコルは一瞬下を向き、叔父に言います。
「ならば私は王の器ではない」
忠実な家臣で友人で、何より得がたい自分を支える者を見殺しにせねばならない王ならば、自分にはとてもつとまらないと。
「どうぞ私のことも殺してください」
叔父さんはニコルの次の王位承継者。ニコルが死ねばニコルの国は彼のものになるんですね。
そういえば・・・叔父上って書いてあるのに次のところには伯父上ってなってますよね。誤植でしょうか。
こういうのはコミックスになった時は修正が入ると思うので・・雑誌のこういう間違いとかってけっこう貴重ですよね!コミックスを読んだときに雑誌と違う場面があったりすると二度楽しめるので私は雑誌・・・好きです☆
叔父はそういうことを私が望んでいると思うのか!と怒るのですが・・まぁこれはニコルの戦略です。
叔父さんの性格を知った上での行動ですよね。
叔父さんは、ニコルを殺し国を手に入れれば自分にも反逆者の汚名が着せられてしまうと。
でも、ニコルは自分がトラヴィスを父母の敵として独断で判断し行動する→その時に自分も深手を負い命を落とすというシナリオを話します。
「トラヴィスはおそらく私にならおとなしく刺されてくれるでしょう・・・」
それならば叔父上には弔い合戦の名目がたつと話します。
「どうしてもトラヴィスを処刑するとおっしゃるなら・・・どうぞこの筋立てで ダメだと言っても私はやり遂げます」
半ば脅迫ですよね( ̄。 ̄;)ニコルってふわふわした人かと思ってましたが・・・今回のシーンではとても芯の強さが伝わってきました。
釈放されたトラヴィス
「ニコル様・・・!」
部屋で待っていたニコルの元にトラヴィスが尋ねてきます。
「トラヴィス! よかった・・・!!!」
「急に釈放だと言われて・・・」
どうやら・・・ニコルの方が一枚上手で叔父さまは折れたようですね。
トラヴィスは「ニコル様が説得を?・・・一体どうやって・・・?」と不思議そうにしていました。
~回想~
『全く・・・よくまぁあのような筋立てを 実行すれば私の生後の世まで疑惑つきで語られるだろうな・・・』
「・・・そうならないための筋立てですよ』
『ぬけぬけと・・・まぁよいそういう図太さは必要だ』
そして叔父さんはトラヴィスはニコルにとってそこまでの価値がある者なのかと問います。
「― はい 私は」
生涯 友に・・・歩みたいと思っております
~回想おわり~
トラヴィスを見上げるニコル。
「こ・・今度また・・・ゆっくり話すな・・・」と照れています。
いいところで・・・部屋の準備ができたと知らせが。
トラヴィスは用意された自分の部屋のほうに戻ろうとします。
「・・・別に一緒の部屋で良いのに なぁ」
「!! ダ ダメに決まってます」家臣が主人と同室などと・・・とトラヴィスはアタフタ。
すると・・・ニコルは「そうだ」と言ってトラヴィスのケガの様子を聞きいてきました。
トラヴィスは釈放された時に手当をしてもらい、そして湯も使わせてもらったので大丈夫だと言います。
それを聞いてほっとしたのかすごく嬉しそうな顔をするニコル。そしてトラヴィスにぎゅっとだきつきます。
「ホントに・・よかった・・・」
「トラヴィス・・・あのな・・・あの地下牢で最後までしてくれなかっただろう?」
前回の時のことですね。
結局最後まではしてなかったみたいです。トラヴィスはもうニコルを傷つけたくないと思って我慢したみたい。
一番最初の時にすごく傷つけられましたからねニコル。
でもあの時は自分に受け入れる気持ちがなかったからなのだと言います。
「今は大丈夫だ ゆっくりしてくれれば・・・」
そう言っても、トラヴィスは地下牢の時は最後までせず、ニコルに早く部屋へ戻るように促していました。
その時のことを思いだし、「悲しかった」とトラヴィスに言います。
もう二度と会えないかもしれないのに。。。」と。
トラヴィスはニコルと反対の事を思ってたようです。
「オレには充分だった 死ぬ前にあのような時間を過ごせて・・・」
でもこうしてまた会えたと言い、ニコルはトラヴィスにキスをします。
「ちゃんと最後まで して欲しい」
「トラヴィス・・・お前とつながりたい」
お前はそんなに俺を望んでくれるのか
トラヴィスは、ニコルに煽られて・・・
「くそ・・っ 傷つけたくないんだ・・・」
と。こういうところからもすごく過去の事を後悔して・・・ニコルを大事にしたいという気持ちが伝わってきますよね。
するとニコルがトラヴィスにチェストの中にある香油をとってくるようにいいます。
「香油!?どうしたんです?」
「湯浴みに使うと言ってもらってきた・・・ お前があまりに私の身体を心配するから・・・」
色々と教えてくれれば協力もできるし、ゆっくり時間をかければ本当に大丈夫だから・・・とトラヴィスを誘います。
「・・・お前はそんなに俺を望んでくれるのか・・・」
「は・・・はしたないか・・・・」
「まさか」
そう言って・・・トラヴィスとニコルは抱き合います。
トラヴィスと繋がって・・・ニコルはすごく満たされるような感じがしているようです。
ただねぇ、ニコルはトラヴィスに対しての感情が「愛する者」に対しての感情だというのがまだイマイチぴんときてないのかなと。
(トラヴィスと・・こんなに 繋がりたいのは・・・)
(こんなにも 体を満たす 感じが するのは)
(あの日お前まで失ったと思った時の・・・大きすぎた喪失感故では ないのか・・・)
て感じてますからね。確かに読み返してみるとニコルは初恋なのか・・ピュアすぎてトラヴィスに対する感情が何なのか自分でもわかってないっぽいです。
ただ気持ちのままに触れていたい、繋がりたい、離れたくないと思っているのかな。
事後・・・ニコルはトラヴィスに言います。
「トラヴィス・・ 誓ってくれないか?この先未来永劫 決して私を独りにしないと」
「例えお前の一族すべてを裏切ることになっても 常に私とともにあると」
すごいですよねニコル。一族より自分を選んでって言ってますもんね。それを誓えと。
トラヴィスの返事は・・・
「・・・元々そのつもりだが お前が望むなら改めて誓おう」
「この先未来永劫 私はお前の忠実な下僕だ」
そう言って抱き合ってる2人のシーンで終りです。
感想まとめ
トラヴィスはニコルと対等になりたかったはずだけど・・・最後は結局・・下僕なんですね。
関係的には恋愛感情が育って立場的には同じ感じに戻ったのかな。
1話から通して思ったのは・・・すごく面白かった!!!
獣人と人間・・・オメガバースでもなくただそういう2つの異種の民族がヒエラルキーを形成して生活している世界。
オメガバースであれば、フェロモンで惹かれあったりするのでしょうがそういうのは一切無し。
それはそれで本当に面白かったです。
これからも獣人×人間でフェロモン関係なしに惹かれあっていく作品も増えて言って欲しいなぁって思います。
トラヴィス・・・いい男でしたね。
ニコルが最後はすごくトラヴィスを欲してて・・・でもその気持ちは父も母も失ったからトラヴィスまで失いたくないというような感情だったのかもと思っていた節もあって・・・けっこう鈍感なのかな!?と思う所も。
これからゆっくりそれが愛であると気づいていってほしいです。
早くコミックスで通して読みたい!!!
やっぱり高永ひなこさんの絵・・・エロ・・・最高ですね。何が好きかって多分私は表情が好きなのだと思います。
そしてキレイ!本当にニコルは王子さまらしく・・美しかった!!!
オススメ作品ですので、コミックスになったときは是非チェックしてほしいと思います☆
電子書籍
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わななく牙のダリア 感想一覧
こちらはわななく牙のダリアの感想一覧です。