イァハーツ11月号に掲載、【4月の東京は・・・】スピンオフ、【東京-四季-(東京-冬)】のネタバレあり感想です。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
少し遅くなりました。ハルさんの作品すごく楽しみにしていたのですよね。まさか今回で終わりではないですよね!?前後編みたいな感じだったのかな!?
もっと二人のその後が読みたいので、是非続いて欲しいです。
今回は神宮司がサイコパスっぽさはあるものの・・・かなりの一途で執着型な人間ということがわかって面白かったです。
お互いに足りないものを補う関係になっていくような気がします。
では早速!
東京-四季-(東京-冬-) 作品紹介
ざっくりとしたあらすじ・ポイント
- まさかのリバ展開!?
- 一方的な神宮司だけれど、恭平の中では何かが変わった?
- 勉強を教えてもらう事になり、成績がグングン上がっていく恭平。
- 神宮司がどうして恭平に執着するのかがわかるエピがある
【ネタバレ注意】東京-冬- あらすじ・感想
けっこうなボリュームでしたね。なかなか読み応えありました。ただ、エロが神宮司の一方的な感じがまだあるので、今後二人のエロがもし拝めるならば・・・
やはり二人でいい感情を持ちながらのエロがいいなって思いました。
テイスト的には【4月の東京は・・・ 】とガラリと雰囲気変わってかなりビター。でも、ちゃんと神宮司➨恭平があるのでほっとしました。
そういうことか!と。
ではあらすじ&感想です。
その前に!前話の『東京-秋-』の内容忘れた!知らない!という方はこちらを参照してください♪
[kanren url="https://bl-magazine.com/tokyo-aki"]
まさかのリバ展開!?に驚いた!
いやいや・・・神宮司が明らかに攻だよね、って思いながら読んでたワタクシ・・・びっくりしました。
恭平が神宮司に挿れる気満々だったとは!!!神宮司もそれを一度受け入れるのですよね。楽しみだ、と。
『けど お前が一度した後 俺が入れるから』
これが条件のようです。
ただね・・・不慣れな恭平はなかなかうまく入れることができません。途中から立場逆転で、結局は神宮司の中に入ることなく攻受が変わってしまいます。
腕を縛られた恭平がやや一方的なのがなんだかな~と思って読んでいたのですが。。。読み終わったあとにふと思ったのですよね。
神宮司は『お前みたいなやつは縛られるのが好きだろ?』って言っています。読む限り、縛られた後も恭平のT子はおっきしたまま。
あの神宮司が言うのだからそうなのだろうと思わずにはいられませんでした。
そのくらい、最後まで読めば神宮司は恭平の事を何でも知っているのだろうと思ってしまいます。
恭平は、『秋』の方で最初に自殺しようとしてましたよね。なのに神宮司とのエロで壊される、壊れる、つらい、死にそうと頭の中で考えるの。
死にたかったくせにと。でも、神宮司との事で死にたい気持ちが消えたのかな?と思ったのですよね。
あまりのつらい仕打ち?に、神宮司を殴って『いい加減にしろ このクズ!!』と神宮司の首を絞めそうになるの。やられっぱなしではなく、ちゃんと抵抗するのだから恭平の中で『死にたい』という気持ちが変わったのかなと。
そして『サイコが・・・』と言いながらも顔を近づけ、キスするというこの複雑さ!!!面白い!!!!
恭平自身は(ずっと寂しかった)というモノローグがあるとおり、自分自身を見てくれる人にやっと出会った感があります。
蓮がデキが良くて、家族は皆蓮ばかり見ていたと思います。蓮がいなくなってからも恭平自身を見るわけでもなく、恭平の成績にしか興味がないような・・・そんな家族。
だから、どんな形であれ神宮司のような存在は恭平にとっては良くも悪くも必要な存在になるのでしょうね。。。
神宮司に勉強を教えてもらい、成績があがりはじめた恭平
神宮司が勉強を見てくれるようになり、恭平は受験前に成績がグンとあがります。
皆、成績があがった恭平に『一緒に勉強しよう』と群がってきます。
そんな恭平を見ていた神宮司。『早乙女』と声をかけ『来いよ』と彼らから引き離します。そして・・・しっかり牽制するかのように睨んで帰っていく神宮寺がね~。すごい執着を感じます。
勉強を見るかわりに・・・という交換条件だった二人ですが・・今回は服を脱いで準備をしてるときに恭平のお母さんから電話が。
電話に出ているというのに、恭平のT子を刺激するとは・・・やはり神宮司はドSですね(^_^;)
しかし・・・早乙女ママは好きになれないですね。成績でこんなに態度が変わるのか・・・って思ってしまいます。そりゃ恭平も苦しかったよね・・・って。
すごい執着を見せる神宮司
神宮司は恭平に『そう お前は俺だけを見てればいいんだ』と言い、恭平の何もかも俺のものだとすごい執着をみせます。
なぜこんなに執着してるの?と不思議に思っていたのですが・・・それはちゃんと描かれていました。
彼らは高校の同級生でしたよね。実は神宮司は高校で恭平を一目見たときからずっとずっと自分だけのものにしたいと思っていたようです。
3年間見守りながら、恭平をものにするために隙を狙い、仕草ひとつ言葉ひとつ・・・恭平のことならすべてを記憶したと。
必要なのは小さな隙間ひとつ。だから同じ大学・学部に行ったけれど、そこには恭平の姿はなかったようです。
このとき初めて不安を感じたと神宮司は振り返っています。
で・・・ず~~~~~~っと遠くから見ていたのですよね。塾へ通う恭平を!!!!
だから、『秋』で自殺しそうになった恭平の腕を掴んだのは・・・実は偶然ではなかったの★恭平の後を追ってついていってたんだから。
そしてその恭平の行動が・・・彼の求めていた隙間だったというワケですね。
そこから自分のものに!!!!と現在までの神宮司の行動に繋がっていきます。神宮司にとってはかれこれ4年越しで自分の手元にやってきた恭平だから、ちょっとやそっとで手放すわけありませんよね(^_^;)
というか、もう離れる気は全くないのだと思います。
もう絶対逃さない
並々ならぬ神宮司の執着。
ラストは、、、サイコかなと思ってた神宮司が。。。なんだかとても普通に恋する男の子に見えたのが良かったです。
ラストで『今はまだ・・・言わない 言えばきっとお前は逃げるから』と神宮司は言ってるのですが、読んだ感想としては・・・恭平はもう逃げないと思います。
彼の中でも『神宮司』の存在はもはやなくてはならないのでは?と。
自分だけにこんな風に執着を向けて、激しい愛し方で求めてくれて・・・寂しい思いをしてきた恭平が彼の前から居なくなるというのはあまり考えられないです。
だから、神宮司のサイコ感が前面に出てるお話ではあったけれど、この二人って結局共依存カプになるのではないかな?って思いました。
それこそ、唯一無二の存在にこれからなっていくのかなと。
特に神宮司なんかは恭平が特別の中の特別!って感じですしね。
できればもっともっとこの二人を見守りたいのですが。。。これで終わりなのでしょうか!?
東京-春-はないでしょうか。。。読みたい~。同じ大学に進学して、学年は違うけれど恭平にべったりな神宮司とか・・・読みたいです( ´艸`)
もっともっと神宮司にとって恭平が特別だというところが読みたい。
続きが読めますように~。
まとめ
なかなかシリアスなお話でしたね。まだ続くのか、これで終わるのかちょっとよくわからないですが・・・もっと読みたいです。
面白い。
神宮司をもっと知りたい。
恭平の気持ちがどうなのかも、今後どう動いていくのかも知りたいですし!ガツンとスピンオフで長編こないでしょうか!?
執着系がかなり好みなので、楽しく読みました!
今後はこのお話が続くのかはわかりませんが、その他、八神の話だったり、和真・蓮のお話もあるそうなので、そちらのほうもとても楽しみです。
次号予告にはお名前がなかったので、次読めるのは・・・早くてイァハーツ3月号(2020年)だと思います★