ディアプラス2021年10月号掲載、夏目イサクさんの【花恋つらね8巻】48話のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
9月1日に発売された【花恋つらね7巻】皆様読まれましたか!?!?7巻はある意味、一区切りの巻でしたね。
それから2年後が8巻部分になるので。今回の48話は二人が寿一郎・菊右衛門がどうして共演NGになったのか疑問に思うというドキドキ展開。
もしかしたら・・・おじいちゃん同士が好き合ってたと二人が知ることになるのかしら?
花恋つらね8巻48話/コミックス紹介・あらすじ
48話のあらすじ・ポイント
- 初めて寿一郎・菊右衛門の共演を観た源介
- ケンカした理由が気になった二人はある人物に話を聞くことに
- その人物に、二人は最高のコンビだと言われ・・・
【ネタバレ注意】花恋つらね8巻-48話 あらすじ・感想
今回は読みながらドキドキしてしまいました。まさかのまさか!おじいさん達に三角関係疑惑!?と(笑)
でも・・・惣五郎のおばあさんは初恋実らせたのですね。菊右衛門んさんも想われて結婚したのだなぁと思うときっと惣五郎おばあさんに救われた事も色々とあったのだろうなぁ~ってキュンときてしまいました。
できれば寿一郎・菊右衛門さんも実って欲しかったですが、決別したあとの人生も決して悪いものではなかったのだろうなと思うとモヤっとしたものが晴れたような気がしました。
さて・・・これから二人はおじいさん同士の関係を知ってしまうのでしょうかね・・・
そして最高のコンビだと言われている二人を源惣コンビは抜けるでしょうか。
初めて寿一郎・菊右衛門の共演を観た源介
惣五郎から明日の舞台後に家に来ないか?&お泊まりオッケーのお誘いが来た源介。
返信していると、お母さんが蔦丸にお風呂に入るように言っといてと源介に言ってきます。
こんな時間まで蔦丸がお風呂に入っていないのは珍しいなと思いながら部屋へ行くと・・・部屋で泣いている蔦丸を目撃します。
『えっどうした!?』
『・・・菊右衛門先生の DVD観てた』
何を観ていたのか?泣けるやつ?と興味を持った源介がそのDVDを観ると・・・そこには惣五郎と自分に似た二人が。
その二人は菊右衛門&寿一郎だと教えてもらった源介は驚きます。
『え・・・二人が共演してた時の映像ってウチにあったの!?』
書庫の奥の方にあったのだという蔦丸。
『おれ初めて観るよ 二人が一緒の舞台・・・』
すると蔦丸は、なんでこんな二人が一緒に板に立つのをやめてしまったのかわからない、と口にします。
ケンカした理由が気になった二人はある人物に話を聞くことに
惣五郎の家に稽古&泊まりに来た源介は、ちょこっとイチャイチャした後におじいさん同士がどうしてケンカしたのか理由は知っているか?と尋ねます。
昨日、兄貴(蔦丸)が二人の舞台のDVDを観ていいたと。
当然、惣五郎もそんなDVDあるのか?とビックリして食いついてきます。
『・・・で 舞台の映像・・・おれも初めて観たんだけどさ すげぇ良いんだよ 若いのに二人とも存在感あってかっこよくて』
踊りも掛け合いもめちゃくちゃ息が合っていて無駄がない、観ていて気持ちがいいと。
『えー・・・観たい』
ケンカする前はそんなんだったんだ、と言う惣五郎。源介は蔦丸がそんな二人が2度と共演したくないほど揉めたというのが信じられないと言っていたし、自分もそう思うと言います。
二人は仲が悪いとしか知らないですからね。。。
仲が悪いのにあんなにぴったりと踊れるか!?と疑問符の源介に、惣五郎は幼なじみだからじゃないの?と言います。
それは源介にとっては初耳だったようで・・・驚きます。
惣五郎はお祖母さんから聞いたみたいですね!
すると源介は・・・二人が共演NGにしたのは芸以外の事が原因なんじゃないかと思ったと。
『まさか惣五のおばあさん取りあってうちのじーさんが負けたってことは・・・ねぇかな?』
惣五郎は、それだと寿一郎さんがじいちゃん嫌うのはわかるけど、逆は理由なくない?と。そしてお祖母さんに直接聞いてみようか・・・と話すのですが、もし三角関係だったのならおばあさんがホントの事教えてくれるかな?と源介はおばあさんに聞くのは乗り気ではない感じでした。
『あ・・・じゃあさ もう一人幼馴染みいるからそっちに聞いてみるか』
二人は最高のコンビ
その『もう一人の幼馴染み』は雲之介さんでした。
惣五郎はおじいさんの事が聞きたいと話ます。雲之介さんは稽古以外は惣五郎に激甘さん。すっごく可愛がっているのが伝わってきます(≧∇≦*)
食事をしながらということで・・場所を変えて改めて聞いた二人。
『まーちゃんと寿一郎がみっちゃんを取りあって揉めたかって?』
聞いた雲之介さんはわっはっはと大笑い。
『久々に聞かれたよ その話』
当時もその疑惑は出たのだと言います。二人が共演NGになったのがあまりに急だったからと。
『なんせあの頃 源惣コンビ・・・6代目と4代目の源惣コンビ人気は飛ぶ鳥落とす勢いだったからなァ』
『えっそんなすごかったんだ』
売り込んでる最中でもあったようで、その中での絶縁みたいな二人。理由も漠然としていて納得しきれないので三角関係のもつれか!?と雲之介さんは各所から問い詰められたようです。
幼馴染みの雲之介さん曰く、寿一郎さんはみっちゃん(惣五郎祖母)のこと妹だって公言してたし みっちゃんは子供ん時からまーちゃん一筋だったしな、という事でした。
すると源介は・・・その疑惑が違うのならケンカの原因は結局何だったのか?と。
雲之介さんはひとつ大きくため息をつきます。
『実の孫にも教えてねぇんだな』
結局本当の事は自分も知らないのだと雲之介さんは話します。いくら聞いても誤魔化されたと。
『腹立ったなぁ あの時は・・・ でも』
『あの芸を・・・あのコンビの空気を捨てる程の決断だ よほどの理由があったんだろうよ』
そんなに二人はすごかったのか?と尋ねる源介に雲之介さんは言います。
『おれは あれ以上に最高のコンビを観たことがねぇよ』
感想まとめ
なんでしょうね、これから源介・惣五郎が目指す目標というのがハッキリするエピになったりするのでしょうか?
そして最高の相方も恋愛も二人はしっかり手に入れて祖父達とは違う道を歩んで欲しいです。
できれば・・・いつかは菊右衛門さんから気持ちを聞きたいですね。
それにしても!蔦丸グッジョブ!ですよね。
蔦丸が大ファンでなければきっと・・・これから先も仲が悪い祖父達というのしか知らなかったと思います。
そして源介たちが祖父達が手をとらず辛い決断をした先に・・・今の自分たちそして今の歌舞伎があると感じて欲しい。
おじいさん達の分まで幸せになって欲しいし、彼ら以上のコンビにぜひなって欲しい!!!
これから先の源惣コンビにすごく期待してます。
家の書庫の奥の奥に・・・もっと何かあったりして☆寿一郎さんから菊右衛門さんあてに書いた手紙が出てきたとかないかしら・・・
なんて妄想は膨らみますが、、、、二人は仲が悪かったわけではないと皆が知るときがきたのかもしれませんね。
良かった、なんか寂しいじゃないですか(T^T)好き同士の二人だったのに、仲違いしたと思われたままなんて。
ということで!すごく楽しみな展開になってきました☆