ディアプラス2021年11月号掲載、夏目イサクさんの【花恋つらね】49話のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
49話は【花恋つらね 8巻】に収録予定です。
花恋つらね49話 ディアプラス11月号
掲載P数 | 23P |
満足度 | |
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今号の簡単なあらすじ・ポイント
- 熊じいと寿一郎さんの話を総合して【最高の相方】というのが菊右衛門さんではないかと考える源介
- 当時最高だと言われていた源惣コンビを次は自分達で
- 惣五郎に大役が回ってきた!?
花恋つらね8巻49話 あらすじ・ネタバレ感想
今回も特に大きな動きはなかったのですが、次話から何かしら動いていきそうな予感。
あと、源介はそれぞれの話を総合して、寿一郎さんが言っていた【最高の相方】が菊右衛門さんではないかと気付いたようですね。
これから寿一郎さんが見た景色と感情を源介も体感し、色々な意味で理解していくのではないかと思ったりしています。
その過程で何かあったとしても、源介と惣五郎ならきっと乗り越えられると信じてます(*^_^*)
そうそう!!!今回の扉絵・・・すっごく好き。黒マスクカッコイイ~~~~~(≧∇≦*)ってなりました。源介もいいけど、惣様の美しさといったら!!!
寿一郎さんの【最高の相方】というのが菊右衛門さんではないかと考える源介
雲之介さんとの食事も終わり、見送った二人。結局おじいさんたちのケンカの原因はわからなかったようです。
それでも少し気になる事ができたと話すのは源介。
惣五郎の一番の相方になりたいと思ったきっかけが寿一郎さんの言葉だったと言います。
『昔うちのじーさんから【最高の相方】の話聞いたからなんだけど・・・って前にもこの話したことあるか』
『・・・・ああ・・・ お前がおれを一回ふった時に話してたな』
『えっ』
ここのやり取り面白いですヨ。源介は振った記憶はないのですが、惣五郎はそう感じたのですよね。
あの頃の源介は純粋に相方希望だったので。
惣五郎は自分だけが源介の事を好きになってその気になっていたので、1度振られているのだと言う事でした。
『それで・・・寿一郎さんの話がどうしたんだ?気になる事って?』
源介は、寿一郎さんから最高の相方の話を聞き、そういう相手がいるのはいいなと思ったのだと言います。そして、雲之介さんの話を聞き、寿一郎さんの相手が菊右衛門さんではないかと思ったと。
ここで回想が入ります。
寿一郎さんの病床にて。
源介が舞台の楽しさを伝えていて、寿一郎さんにも同じようにバシっと決まった時に拍手がわっと来るのが一番嬉しいの?と尋ねています。
寿一郎さんは『そうだな欲しいときにもらえる拍手は気持ちがいい』と言いながらも、、、一番は『最高の舞台ができたと自分で思えたとき』だと源介に言います。
『お客さんの拍手よりも?』
比べられるものでもないけれど、自分で納得できるものができて初めてお客の反応も全部受け入れられるとういものだ、と。
一番良かった舞台は何?と源介が尋ねると、困りながらも『・・昔やった「油地獄」は良かったなァ』と答えます。源介にとっては暗い印象の舞台みたいですが・・・
『切られ与三』も良かったという寿一郎さんに、え~~と驚く源介。ハデさのある舞台もいいけれど、それよりも最高の相方と板に立つ楽しさは何者にも代えられないと寿一郎さんは言うのでした。
『・・・相方?』
『良い相棒がいるとな 自信も安心も景色作る力も全部倍になる あんなに幸せな時間はねぇよ』
結局その相方だけは教えてくれなかったようです。でも今回の話を色々と総合して、菊右衛門さんだと思ったという源介。
話をしていると、女の子2人から声をかけられます。彼女達は舞台も観に来てくれてたようです。
彼女達が去った後、源介は・・・歌舞伎好きの中だけではなく外からもおれらが観たいという人が増えたらきっとコンビとして注目されると手応えを感じている様子。
『うん でもそういう人たちに次も観たい!って思ってもらわねぇと意味ねぇよな』
『それな』
あとはもともとのファンの人たちにも認めてもらわないと・・・と話す二人。
惣五郎ポスター私も欲しい
駅で別れたあと、源介は源介のポスターが貼ってあることに気付きます。
女性達が惣五郎のポスターを見ては、綺麗~ポスター欲しいよ~と見惚れるほど。
確かに綺麗。。。私も欲しいデス(●´ω`●)ってなりました。
そんな女性達の反応を見ながら、源介は感じます。
(惣五はきっとこれからもっと有名になる おれも年齢が上がるにつれ 寿一郎の後継者として周りの目は集まって来る)
(それでますます会いづらくなるかもしれない)
だけど、一番の相方として周りに認められれば確実に共演は増えて、必然と家族より過ごす時間が増えるはずだと源介は考えます。
そして、当時最高だと言われていた源惣コンビを自分の代でもう一度・・・と決意新たにするのでした。
惣五郎に大役が回ってきた!?
二人の舞台も褒められるようになり喜ぶ二人。
惣五郎はベッドで横になりながら、共演も残り1週間となりため息を吐いて残念がっています。
来月からは別の劇場のようですね。
するとここで菊右衛門さんが部屋へやってきました。
『再来月の演目と配役決まったから』
菊右衛門さんは『また 相当稽古が必要になるよ』と前置きし、惣五郎に役を伝えます。
これには惣五郎も驚きが隠せません。その配役とは・・・
【弁天小僧】らしいです。
ここで次話へ。
感想まとめ
弁天小僧というのはさらっと調べた感じ、女形というよりは男性が女装して悪事を働き、バレたとたんに男性に戻って開き直り啖呵を切るようなそんな役柄。
今までの惣五郎とはちょっと変わった役柄なのではないでしょうか。。。
市川海老蔵さんも十代目松本幸四郎さんも菊之助の役をされてるようですし・・・あれ????これはもともと立役の方がするような役なのかしら??と混乱。
そういう役を惣五郎がするとなると、本当にかなりの稽古が必要になっていくかもしれませんね。そして新しい扉が開くのかも!?
女形の弁天小僧というのが珍しいのであれば、さらに惣五郎の名も広まっていくでしょうしね♪きっと魅力的な役になるのでは( ´艸`)
あとは寿一郎さんの【最高の相方】というのが菊右衛門さんでは?と思いはじめた源介。これからきっと寿一郎さんの気持ちを身をもって感じる事が増えていくのかもしれませんね。
そして菊右衛門さんもまた・・・似ていると言われている源介&惣五郎に自分達を重ね、手放したものが巡り巡って実を結びつつあることに寂しさと嬉しさを感じるような展開になるのかな。。。なんて想像してます。
二人の結婚に関してはどうやって回避するのかはまだわかりませんが。。。最後の最後まで二人には公私ともに最高の相方でいて欲しいと思っています。
源介と惣五郎の頑張り時ですね!
49話で一番好きなシーンは、大先輩に舞台を褒められた二人が人前だけど握手くらいは・・とガシっと手を取りあうところ!
秘密の恋ではあるけれど、こうやって二人で一緒に成長していっているのが読んでて素敵だし応援したくなります。
何事にも負けずに頑張っていってほしいですね(*^_^*)
ということで!49話のネタバレ感想でした。
次話の50話はディアプラス12月号に掲載予定です♪
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