ディアプラス2022年8月号掲載、夏目イサクさんの【花恋つらね 55話】のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
55話は【花恋つらね 9巻】に収録予定です。
花恋つらね8巻が発売されましたね(⌒∇⌒)電子おまけのカラーがけっこう良くてびっくりしました。未読の人はぜひぜひ☆
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花恋つらね9巻-55話 ディアプラス2022年8月号
掲載P数 | 23P |
満足度 | |
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【ネタバレ注意】花恋つらね55話 あらすじ・感想
花恋つらね55話あらすじ
弁天小僧の役作りで悩んでいた惣五郎が蔦丸に相談してみると、彼はマイナスのところから自分なりの弁天を作ったのだと教えてくれた。
最初は惣五郎と同じようにカッコイイ弁天になりたかったという蔦丸だが、いくら勉強しても稽古してもダメ出しされたのだとか。
そして開きなおってヤケクソでやったところ。。。周りからは評判も上々に。
開き直ったことで腹の据わった弁天に少し近づけたのかもしれないという蔦丸。
話を聞いた後、惣五郎は改めて蔦丸の弁天小僧を見直し、彼はヤケクソと言っていたが自分の目には何事にも動じず、恐れ知らずのかっこいい弁天に見えると感じていた。
蔦丸の弁天小僧からより深く弁天小僧を考えるようになった惣五郎。
お風呂に入りながら、自分に足りないのは男らしさとか女らしさとかではなく、多分『覚悟』なのだと思うのだった。
自分の環境と弁天の環境を重ねながら、色々と考えていく惣五郎。
お稽古をしながらも、もしいつか源介との関係を皆に知られたら・・・味方が居なくなりこれまでとは違う目で見られると思うと怖いと感じてしまう。
その時どうするか。役者か源介か・・・どちらかを捨てるなど絶対にしたくはない。
だったらびびるな、虚勢であっても胸をはり自分が納得できる生き方をして菊右衛門にだってなってやるのだと堂々とする・・そうしないと周りを納得させる事もできない、そう思いながら弁天小僧を演じる惣五郎。
すると、あれだけダメ出ししていた菊右衛門が『この調子で精進しなさい』という言葉をかけた。これは惣五郎の弁天小僧が初めて認められた瞬間だった。
当日・・・惣五郎はすごく緊張していた。
今は源介は近くにいない、そう考えた惣五郎は彼にメッセージを送る。すると電話をかけてきた源介。
ポジティヴな源介の言葉に緊張がほぐれていく惣五郎。
開演はまもなく!
花恋つらね 55話-9巻 ネタバレ感想
読めば読むほど蔦丸が好きになる(≧∇≦*)
やっぱり悪い人ではないのよねぇ蔦丸って。歌舞伎界の事を考えて厳しく意見を言っているだけで、本当ならすごく面倒見の良いお兄ちゃんなのだと思う。
たまにいますよね。ちょっと口うるさいけど面倒見のいい人・・・。蔦丸のことだと思いました笑
蔦丸って根はいい男なのよ。。。
足りないものは覚悟!?
蔦丸の話から、惣五郎自身も『カッコイイ弁天』ではなく弁天小僧を演じる上で大事なのは『覚悟』だということにたどり着いたみたい。
色々と考えながら、 人の評価ばかり気にして演じていた自分を振り返ります。
そして弁天小僧は、そんな人の事など考えないのだと思うのですよね。
守られる環境の中に居たわけではなく、その身一つで闘ってやるべき事をやって死んだと解釈した惣五郎。
でも自分は・・・・
源介との仲がバレたら誰も味方がいなくなる。
役者を捨てるか、源介を捨てるか・・・そんな事を考えていたようです。
惣五郎のたどり着いたこたえは・・・・
(それはどっちも 絶対にしたくない)
そう思った時、惣五郎の変化に菊右衛門さんも気付きました。
惣五郎の『覚悟』が決まった瞬間だったのかもしれません。
菊右衛門さんのちょっと驚いた表情に。。。なんだかぎゅっとなった55話だったなぁと。
惣五郎がいい役者になればなるほど、源介と一緒にいる意味というのも周りに理解されていくのかもしれませんね。
菊右衛門さんなら、きっとそう感じるのではないかな????と思いながら読みました。
惣様。。。それを本番でもよろしくお願いします(≧∇≦*)
本番当日
かなり緊張している惣五郎。
車の中でも顔面蒼白(^_^;)
ここまでの緊張は静御前をやった時以来だと感じるのですが、その時は源介と手を繋いだら震えが止まったと思い出していました。
が・・・今は源介は巡業でおらず。
惣五郎はすぐさまメッセージを送ります。
少しやり取りしていると、源介から電話がかかってきました。文字うつの面倒くさくて・・・という源介。
それわかる気がします。話した方が早いもんね。
でも結果的にこの電話。。。とっても良かったと思うのですよね。
源介ってかなりポジティブ思考なんですヨ。
賭けみたいなものだと言う惣五郎に、最初はトチっても千秋楽でまた見て違いをかみしめるんだよとか!!!
ファンは何度も観に行きますからね(*^_^*)
むしろ違いがあったほうが楽しめるのかも!?なんて思ったりしました。
『いろんな惣様観れる人はそれはそれで超ラッキー』とか言う源介!!!
これは源介にしか言えない言葉だと思う笑
これほど惣様ファンはいないから、彼の言葉ってすんなり惣五郎の心にも入っていくのですよね(*^_^*)
惣五郎の覚悟も決まったかな!?というところで次号へ★
感想まとめ
今回のエピ読んでも・・・絶対に惣様には源介が必要だと思いました。
マイナスになる関係ではなく、明らかにプラスになる関係ですよね。。。
惣五郎と源介がこのまま上手くいくとして、問題は跡継ぎ問題ですよね。ずっとどちらも継げなくなるのかな・・・と思っていたけど、源介と惣五郎がそれぞれ寿一郎・菊右衛門を継いでもおかしくはないのですよね。
問題はその次。
そうなるとやはり養子なのかなぁ・・・って思ったりしました。
寿一郎を武市の子ども、菊右衛門を蔦丸の子ども・・・ではダメでしょうか・・・。源介と惣五郎をニコイチで考えたらそれも可能なんじゃないかな?と思えてきました、、、
まぁなるようにしかならないと思うので、その辺り先生がどう考えて描いていくのか楽しみです(*^_^*)
いよいよ次話は惣五郎の弁天小僧が拝めるでしょうか(*^_^*)
来れないとは思うけど、、、源介お忍びで来てたら面白いなぁ・・・って少し思ってしまいました。
誰も味方はいなくなるとは言っていたけど・・・きっと菊右衛門さんも武市も蔦丸も理解者になってくれるのでは?と期待してます。
次話で惣五郎の弁天小僧でギャフンと言わせて、武市・蔦丸の考えを変えて言って欲しいですね(*^_^*)
ということで!
花恋つらね55幕のネタバレ感想でした。
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