キャラセレクション11月号掲載、日高ショーコさんの【憂鬱な朝】最終回。雑誌最新話のネタバレ感想になりますのでコミックス派・ネタバレ不要な方は本記事は本当にご注意ください!
今回の最終回は10月25日発売の【憂鬱な朝8巻】に収録される予定です。予定というか・・収録されます(≧∇≦*)
とうとう・・・とうとう終ってしまいましたね。10年の連載・・・その長さにびっくりしてしまいました。
10年間本当にお疲れ様でした!ですね。私は途中から読み始めた人(花は咲くかが最初でした)なのですが、1話から追ってた人も必ずいると思います。
その方は・・・読者としても10年間読み続けてきた自分!お疲れ様でした!!!ですよね!感慨深いでしょうね。途中参加の私ですらすごく感慨深いものがあるのに・・・・10年って・・・
町並みも変わってしまう程の長さだと思う・・・5年ぶりくらいに大阪駅行ったら分からなくて泣きそうになりましたし(T^T)
ほんと・・・長いですよね。その10年の連載を完走した先生方に心から敬意を込めてこの最終話の感想を書きたいとおもいます。
私は、振り返ってみたら2015年のキャラセレ9月号から雑誌の感想を書いているようなので・・・ほぼ丸3年???3年間雑誌読んで感想書いてでもけっこう長い連載だなぁとは思ってましたが、その3倍ですものね。
今から思えば、普通に4巻か5巻そのくらいまで単行本一気読みできたのは良かった・・・と思ってたりします。あの辺りがすごく好きなのですけどむちゃくちゃ切なくて(T^T)ヘタレさんは未だに何回読んでも同じ箇所でボロボロ涙が出てきてしまいます。
本当に神作品。
おっと。。。それでは本編の感想いきますね!
キャラセレクション11月号 憂鬱な朝最終回
あと!!!2019年に「憂鬱な朝」完結記念 スペシャルBOOK(仮)が発売されるようです★
これまでの描き下ろしSSや小冊子などをまとめてくださるのだとか~~~神本間違いナシ!!!!楽しみです(T^T)
最終話の簡単な感想
- 最終回・・・素晴らしい!
- 最終回・・・泣ける
- 最終回・・・寂しい
注意ポイント
[topic color="green" title="こちらもオススメ!【花は咲くか】"]
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【ネタバレ注意】憂鬱な朝 最終回 感想レビュー
そういえば、前回コメントで「愛するとは見つめあうのではなくて一緒に同じ方向を見ることだ」というサン=テグジュペリさんの名言を教えていただきまして。。。
Love does not consist in gazing at each other, but in looking together in the same direction.
愛はお互いを見つめ合うことではなく、ともに同じ方向を見つめることである。
二人にピッタリな言葉だなぁ・・・というかこれはまさに暁人様と桂木ではないか!?と思いちょっと感動しました。
ラストは本当に、そんな二人になっています。
彼らなりの愛はこうやって前に進んでいくことなんだなぁ・・・と感動した最終回。終ってしまうのが本当に寂しいですね。
出港ギリギリまでホテルに籠もる
共に生きるために、別々の道を選んだ二人。
ホテルで盛り上がってたところで・・・コンコンとノックされます。
出てみると、高之さまが扉の前に。
実は、暁人さまが「大事なものを渡すから取りに来い」と呼びつけたようです。でも・・・当の暁人様は「それはもういいから忘れて」と言います。
さらには出港ギリギリまで部屋に籠もるから邪魔しないでと。
バタンと扉を閉められたあとの高之さま・・・何が何だかですよね!
渡すものがあるから来てと言われて言ったのに、渡すものもなければ来ないでと言われて(笑)
どちらにも「当主」の資質がある
「暁人さまは未だに私を恨んでいるとしか思えん!」そう雨宮にグチを零しています。桂木智之を重用しているのにあの態度は!と。
でも、ここは冷静な雨宮。
渡すと言ってたものを渡さなかったと言うことは、それを智之様に渡すことにしたからですよと。
「やはり智之様は残ることにしたのですね」
そういう雨宮に、今度は高之様が「おかしなことを・・・」と。
行くはずないだろうという事でした。
「智之が行くわけがない」
「・・・・同感です 実際そうなりました」
うん、私も行かないだろうなぁ・・・って思ってました。行ってくれたらすごく嬉しいけど、やはり桂木は桂木のやるべき事もありますしね。
ちょっと感動したのは、高之様がとても・・・とても智之の事を買っていること。そしてよく見ていたのだなぁというところ。
注意ポイント
「智之は人を使うことに長けている」
暁人様は自由で彼が進むだけで人がそれに従う・・・そんな力がある。
でも、智之は足場を固め采配を振るう姿にこそ人が集まってくる。
それぞれの魅力が違うということなのでしょうね。よく考えたら、、、桂木もそんな暁人様に引っ張られそうになってましたよね(*^_^*)
そんな二人を見て総一郎様はこう言ってたそうです。
「どちらにも「当主」の資質があるからこそモメている」
今まで真正面からぶつかって足並みが揃ったことがなかったけれど、今はそれぞれの資質の良いところが相乗効果のように・・・良い方向に進んでいるのでしょうね。
最初に書いたけれど、お互いを見つめる(向かいあう)事ではなく、久世家の未来のために同じ方向を見る事でこの二人の関係がとても良い方向に進んだのではないかなぁと思ったりします。
高之様はそこに至るまでの主導権争いに巻き込まれたのは不本意だったが、その捻れこそが久世家の旧い体制を変えたのでは?と。
すると、暁人様と一緒に渡英する書生の一人が手を上げました。
彼は桂木に会ったことがないようで、暁人様が度々口にする「桂木智之」とはどのような人なのか?と尋ねてきました。
このときの雨宮の反応がすごくツボです(笑)→「・・・・」(暁人さま・・・ところかまわず・・・)雨宮は知ってますからね~。どこでもかしこでも桂木・桂木でちょっと思う所があったのでしょうね(笑)
すると高之様が、「智之は戸籍上は私の義弟だ それなりに礼を尽くせ」と言います。
もうねこれには(゚ロ゚屮)屮ですよ!!!!高之様が(T^T)この辺りも暁人様が二人の関係を変えたのだろうなぁと思ったりします。
雨宮は、「桂木智之」の事を皆に話し始めます。
- 暁人様を教育した方
- 久世家の元家令であり名代もつとめていた
- 石崎家とも縁が深く、最近まで「大番頭」と呼ばれていた
これらを聞き、その書生くんが「思ったよりも年配の方でしかたか」と。そりゃそう思いますヨね( ̄。 ̄;)
「失敬な 智之様はまだ二十九歳ですよ」このときぼそっと「年が明ければ三十歳ですが」って言ってるのが個人的にツボ( ´艸`)
桂木・・・私より若いわ・・・
でね、書生くんが「えぇぇっ!!若い」って驚くのはわかります。でももう一人驚いてる人がいたんですよ・・・
そう高之様。
年齢を聞いて一緒にビクっっとなって(いつの間にそんな歳に・・・)ですって!高之様にとったらいつまでも子供な印象だったのかなぁ~って。親が子供の年齢聞いてびっくりするのを思い出しました★
雨宮は、今後は桂木紡績の社長に就任する予定の人だと締めくくります。
桂木智之の話を聞いてぽか~んとなってしまう書生たち。
雨宮はここであることに気づくのですね。
(そうか 気がつけばー 今の智之様はどの御家にも属していらっしゃらないのですね)
今まで家に縛られてきた智之の事を思うと、雨宮はこの上ない喜びもある反面、少し寂しい気持ちにもなったようです。
幼い智之を見てきたのは雨宮ですものね。いろいろと彼に対する想いは他の人とは少し違うと思います。
[topic color="gray" title="大好き② 初恋のあとさき"]
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暁人さまが智之に渡したものは遺言状と・・・
ふたりの行く、行かないのやりとりが可愛く描かれた後から(*^_^*)※少し端折ります。
「これを渡しておかなくちゃ」と暁人様が智之に1通の封を渡します。
「・・・何ですか」
これは、もともと高之様に渡そうと思ってたものみたいですね。(冒頭の場面に繋がります)
高之様に渡そうと思ってたけれど、これはお前が持ってた方がいいと暁人さま。
「僕に何かあればすぐに開封してくれ この先の「久世家」について全て書いてあるから」
「・・・・」
「これはー 遺言状のおつもりですか」
当主だからやっておかないとね、と言う暁人様。同じものをすでに雨宮には渡しているようです。
そして、もう1通・・・とても智之にとっては大事なものを暁人様は渡します。
本当に特別で、高之様には読ませないでと言っています。
「この中には お前の父親が誰だったのかが書いてある」
高正に聞いた内容ですね・・・・これは憂鬱な朝7巻(35話・36話)で書かれていた場面に繋がります。
このときに聞いた内容を記しているものなのでしょうね。自分が何者かというのをずっと知りたかった智之にとって、その答えになるような内容。
ですが、これは表には出さない方がいいと暁人様は言います。
「僕とお前だけが知っていればいい事だと思ってる」
それを聞いて、今までの高之様の言葉・暁直様の言葉・・・智之の中でもいろいろとピースが埋まっていったのでしょうね・・・勘の鋭い彼は、内容を読まずとも分かってしまったようでした。
「・・・兄上は 祖父を心より尊敬しております」
「・・・知ってる だから絶対に言わない」
暁人様は、その智之の姿を見て察しがいいから本当はわかっていたのかもしれない、でも気づかないフリをして。。。だからいつも苦しんでいたのかもと。
ここからは本当にみどころです。
「僕は・・・すごいなと思ったんだ」
そう言うと、暁人様はちゅっと桂木にキスをします。
今こうやって二人でいることが本来ならあり得ない事だったのだとしたら・・・
「生まれてきてくれてありがとうって それだけしか思わなかったよ」
そう言いながら優しく抱きしめます。もうねここで涙ですよ・・・そしたら智之も・・・
「それは・・私が言うべき言葉です」って(T^T)
この二人の関係が本当に好きで・・・ただただ涙。
なんでしょうね、桂木も暁人様がいなかったらこんなに自分自身を見つめることもなかったでしょうし、変わることもなかったと思うと泣けてきます。
この時になぜか1話のシーンが目に浮かびました。暁人様を見下ろして全てを奪ってやろうとそれしか考えてなかった彼が・・・と。
ずっとずっとめげずに激しい想いをぶつけてきた暁人様との今までを思い出してたら・・・涙が出てきて二人とも本当に良かったぁぁぁぁってボロボロと。
通常だと、最終話の前が一番面白かったりするのですけど・・・・この最終話は神回すぎる。最初から最後までスゴイ。
ちなみにエロありですヨ。
「生まれてきてくれてありがとう」「それは私が言うべき言葉です」のやりとりのあとにエロが入ります!
ここは先生の絵で、セリフで是非読んで欲しい!!!
ものすっごい桂木が読めます!!!
「中に・・そのまま・・・」ってびっくりしましたヨ!
とにかく、桂木からの甘い言葉も出てますので必見です。ここは・・・楽しみ箇所なのであえて書かずにおきますね(≧∇≦*)
意地悪でゴメンナサイ
翌朝、目が覚めた暁人様・・・目の前に寝ている智之がいてびっくりします。
えぇ・・・寝顔も美しいですよ・・・くぅぅぅ~暁人様が頬染めるのがわかるくらい綺麗。
口開けて半目で白目むいてて・・・ホラー顔の家族とは大違いヨ。。。。でも寝ている姿が見られてよかったね!ってすごく思いました。
いつも暁人さまが起きる時には部屋にいない桂木が・・・・横で寝てるって思うだけで暁人様の反応が可愛くて。
初々しさにこちらがキュンキュンしてしまいました。本当に智之が大好きなんだなぁ~~~~~って。
最高のシーンでした!
でも・・・この日が出港日だったようで・・・二人のお別れの時間が近づいていました。
朝が来なければいいと思いました
「・・・今日 出港ですね」
こう口にしたのは智之。
数日、誰にも会わずにホテルに籠もってずっとずっと愛しあってた二人。
「疲れ果てて夢も見ませんでした こんなに深く眠ったのは初めてです」
「朝が・・・来なければいいと思いました 暁人さまー・・・」
寂しいですね・・・ふたりの顔が寂しさに変わっていくのがなんか分かるのでここでもじわり。
ずっと「憂鬱な朝」ってどういう意味だろうって思ってたんです。
こんなに上向きなストーリーで「憂鬱」とマッチしなくて。過去の部分は憂鬱なって感じは伝わってはくるのですけど・・・
日高ショーコさんって最後の最後でタイトルの意味があぁ~!!!みたいなのがありますよね。
今回ね、ワタクシ。。。桂木のこの部分を読んではっとしたんです。そっかここが「憂鬱な朝」なんだ・・・って。
出発日の朝の事だったのか!と。
「朝が来なければいい」そういう二人の気持ちがこのタイトルに含まれていたのだなぁと思ってゾゾゾゾっと鳥肌がたちました。
先生・・・もうラストは決めてこのタイトルをつけられてたのかしら。。ほんと・・・作家さんって凄いなって思います。
話を本編に戻しまして・・・
出発の時間が迫っていて、暁人様は用意をしているのに智之はいっこうにベッドから出てきません。
「なんだよもうー・・起きてよ」
すると智之は、手紙を送ってくださいと暁人様に言います。
「私も・・書きますから」って言いながらベッドに顔を埋めるの(T^T)ここ・・すっごく智之の想いが伝わってきてまた泣いた。
出港を見送ると言ったのですが、結局・・・見送りには行かないことにしたのですね。
行けば、耐えられずに船に乗ってしまいそうだから行かないと。
「暁人さま その代わりにこれを・・・」
[topic color="gray" title="大好き③ 知らない顔"]
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早く進まなければ
出港時間。
船に乗り込む暁人様。船の上から高之様・雨宮に声をかけます。
「高之殿 旧領地をよろしく頼む 雨宮も!!皆によろしく」
二人に心配されるほどハイテンションな暁人さま。でも・・・船のなかに入ると「少しだけ・・一人にさせて」と言って自室に入ってしまいます。
部屋に入るなり,座り込む暁人様・・・泣いているようでした。
『大丈夫 二年は短いよ』
(桂木のいない二年はきっと・・・ 気が狂うほど長いってわかってたのに・・・)
早く前に進まなければ・・・
(僕たちが共に生きていくために どんな朝も超えて もっと先にー)
二年後
そこから二年後に飛びます。ここはえぇぇ~!!!!なんて思わなくて、二年後があってよかったよぉぉぉぉ(T^T)ってなりました。
手紙・・・毎日毎日書いてたようですよ暁人様!
桂木は。。相変わらずですね。読んでいない手紙がけっこうあったようで(笑)
ドンドン 「おい!!桂木!!」
暁人様を迎えにいくぞとやってきたのは総一郎様でした!
髪の毛が変わってる~(≧∇≦*)なんか豪華なコートとか着ちゃって不思議な感じですね!
船上では。。。ずっと外にいる暁人様を不思議がっている書生たち。
待ち遠しいのでしょうね。こういう所が好きなのですよ・・・・・
暁人様は以前、桂木に一緒に持とうと言ってた懐中時計を手にしています。実はこの時計・・・智之から交換して欲しいと言われたようですね。
あの出発の日ですね!
『私のものをあなたが あなたのものを私が持って 互いの二年間を共に過ごしましょう』
って。もう今回は全てが神シーンばかりだから・・・心の方が追いつかないです。ず~~~~~っと涙目で読んじゃった。。。。
その言葉を思い出しながら懐中時計にチュッとキスするところもスキ・・・。
(桂木 無事に帰ったらまた時計を交換しよう)
(互いをずっと 強く感じられるように)
直継様の願い
雨宮と千代野の場面。
あれ?千代野って・・・・直継さまと鎌倉にいたんじゃ・・・と思ったのですがここからまた1話にリンクしていきます。
千代野が連れていたのは・・・幼い子供。
「こちらの御方が・・・ 久世直継様のご嫡男の・・・」
「久世直矢様です」
「は・・はじめまして・・・」
雨宮を見てわぁぁぁぁ~~~~~~~~と泣き出す姿かわいかったです。
馬車のなかで、千代野が結婚したことがわかりました。
今まで女中さんが結婚することはタブーだったのですが、『旦那様の御命令』で見合いをしてそのまま結婚されたのだとか。
どうやら暁人様がこれからはいろいろな事が変わって行かなければと結婚を勧めたようです。
結婚しても働けるように家憲も変えたようで・・・それを千代野は「うれしかった」と言っています。
変えようと思うならまずは先頭のものから変わって行かないと!というやつですね!千代野の結婚を機に、新しい道へ進むものも増えたようです。
でも、久世家を出たくないという人も多く、その人達は暁人様の「ご隠居」の間は鎌倉に・・と居たようですが。。。
それが桂木に見つかって大変な思いをしたのは・・・田村みたいです(笑)。
暁人様が「ご隠居」している間に実際に鎌倉に居たのは直継様ですけど、直継様もきっとすごく皆に優しく接していたのだろうなぁと想像します。
ですが、その直継様は・・・どうやら亡くなられたようです。
最後まで表に出ることを望まれなかったので、葬儀も奥様の身内だけで・・・のようでした。
「あの・・・」
直矢様が口を開きます。
「直矢様 どうか「雨宮」と」
「あまみや・・」
これから直継様の遺言に従って、久世家本家に行くのだと雨宮は言います。
「そちらでは直矢様のご養父となられる御方がお待ちでございます」
んんん????ご・・・ご養父!?!?!?
久世家では、直矢様を向ける準備で忙しくしていました。智之が張り切ってますね!このシーン・・・なんか1話でもこんな風に準備してたのかな!?
1話の準備のシーンは3巻くらいに出てきてたと思うけれど。。冷たさ全開の智之でしたよね。
だからこんな風に「楽しそう」なんて思われるような感じではなかったのだろうなぁと。ここにも智之の変化がでてますよね。
久世家に戻ってくれば?と言われる智之ですが、もう引っ越ししたのだと言います。えぇぇ一緒に住んでないの!?
智之はきくの家に引っ越したようです。
そして・・・その家には暁人さまのお部屋もあるとかないとか!?!?(≧∇≦*)
「髪をお切りになったら是非おいでください」って言うのがね・・・こんな桂木も好きです!!!!!
お迎えの準備ができました。
直矢様も到着されるようです。ここで暁人様がどうして直矢様をこの久世家本家呼ぶことにしたのか・・・が描かれていました。
直継さまの願い。
『どうか息子に“何者にもなれる”機会をお与えください』
自分が久世家に戻らなかったのは自分が選んだ道ではあるけれど、息子もそうとは限らないと・・・。だから、直矢様の事を暁人様に頼まれたのですね。
血筋や身分にこだわりのない暁人さまだからこそ。
二人で育てる新しい久世家
「・・そうは言っても直継様は 野心の塊ですよ」
「でなければ「直矢」といは名付けません 意図的です」
そう口を挟む智之。
代々受け継いでる名なのかな!?直っていうのは。そういえば暁直様にも直がついてましたし・・・でも暁人様にはついてないですね。
久世家には自分の字を子供にも付ける風習でもあったのかしら。。。
先々代は直弥・・・う~ん・・・。
すると、暁人様はお前の昔の企てに比べたらかわいいもんだ、そう言います(笑)
暁人様はそれでも楽しみで仕方が無いのだと。
「これから二人でー 久世家の新しい当主を育てるんだから」
二人でっていうのがいいですよね!きっと養父になったのは暁人様でしょうけど、気持ち的には二人が養父なんでしょうね!!!
到着した直矢さま。
しっかり千代野の袖を握っています。
不安でしょうね。
「こんにちは 直矢さま」
やってきた暁人様、智之に・・・ちょっと目を奪われてるような感じが・・・・・(わかるよ!!!)
直矢さまと同じ目線になるために膝をつき、暁人さまは話しかけます。
「あとで母君をお迎えする 何の心配もないよ」
そう言われて中に入っていく直矢さま・・・
暁人様と智之は顔を見合わせ・・・そして手を繋ぎながら・・・・・
終わりです。
ラストのカットは二人で肩を並べながら歩いているシーンでした(T^T)
二人の願いも叶ったのだと思うと・・・それだけでじわり。本当に・・・本当にすごくいいカット。ちなみに扉絵がそのままラストのカットになってます。
花も持ってないからこの直矢さまをお迎えしたときのシーンではなさそうだな・・とは思いますが★
[topic color="green" title="憂鬱な朝8巻"]
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感想まとめ
すっごく良かったです!!!!これは多くの人に読んで欲しい作品。
神作品だと何度か言ってきましたが、最終回まで素晴らしかった(T^T)
今日はずっとこの余韻に浸ってしまいそうです。
最後の桂木があれ!?前のツンに戻った!?!?なんて思ったりもしましたが、手を握ってるシーンを見てほっ。
もうこの二人は同じ方向を見て進んでいくんだろうなぁって思います。
対等に肩を並べて・・・・二人の望む形になりましたね。暁人様が本当に一途で、これだけ長い年月経ってもずっとずっと桂木だけしか眼中にないというのがたまらなくステキだなと思いました。
桂木も途中からそうですけどね★やっぱりいろいろ総合してもこの作品は神だと思います!!!
時代背景からやや難しい言葉などもでてきて一読だけでは関係図が頭に入ってこないというのはありますが、それならば二度三度・・・・
難しい!と脱落した人ももういちど挑戦して欲しいです!
最高に最強な作品でした。日高ショーコ先生、長い間の連載本当にお疲れ様でした。そして何度この作品で泣いたか。
ステキなステキな作品を読むことができて幸せだなぁと思います。
作品を振り返って 私の想い
まだ語るんかい!という突っ込みは・・・後で聞きます笑
大好きすぎてこの興奮、どうやって伝えよう~どうしよう~~~~~~~~~~ってなってます。終ったなぁ・・・っていう感動と喪失感。
この作品が大好きすぎて、2ヶ月に1回読めるのを楽しみにしてたけど・・・もう次号から掲載ないのかなって思ったらけっこうぽっかり穴があいた感じになってます。
何度も何度も読み返しちゃうのだろうなぁ・・・・。
最初読んだきかっけは、「花は咲くか」でヤバイでしょこの作家さん!!!!と興奮したのがきっかけ。
昔からBLの事を知ってる人にとっては「ププっ何言ってるの」と言うくらいの大御所さんですが、私には衝撃的でした。
絵も綺麗でストーリーもしっかりしてて。
それから雑誌で花は咲くかも追うようになり・・・同時にまだ終ってないけど。。どうしようかな・・・なんか暗そうな話だけれどな・・・
とそれでも誘惑に負けて読んだ「憂鬱な朝」。
4巻だったかな・・・5巻だったかな・・・一気に読みました。電子で読みボロボロにないてコレは紙でも欲しい!と集めたり。
私はどちらかというと暁人様が大好きで。
桂木ももちろん好きですが、やっぱりどんどん成長していく暁人様を読むのがたまらなく好きでした。
一番好きなシーンですか????(聞いてないって突っ込まないで笑)
私が一番好きなシーンは・・・何度読んでもどこが好きって聞かれたらまず思い出す箇所があります。
それは、4巻。
暁人様が智之に当主の座を譲ろうとしていたエピですね・・・・ちかこ様との縁談を断り、総一郎様の別宅?に身を置いていた事がありましたよね!
そこに桂木が来たのですが、このときにやりとりが一番。。。何度読んでも暁人様の想いがぐさぐさ刺さってきてボロボロと涙がでてきます。
「僕はもうお前しか好きになれないんだ」っていうセリフ・・・ここ最高に好きです。
後にも先にも暁人様が好きになったのか桂木しかいないのですけど・・・他の人を好きになろう、家のために桂木が喜ぶならそうしようと縁談を受けようとしたけれど結局は自分の気持ちに嘘をつくことができなかったのですよね。
そして、桂木を当主にしようとしてたと。
自分は子供が残せないけど(桂木が好きだから)、お前はきっと・・・みたいな感じでいう切ないシーンとか・・・・
二十年間も無駄にさせてしまったけれど、桂木はこれからは自分のために生きる事ができるそれを思うだけで嬉しいのだと言うシーン・・ほんとに切ないけど。。切ないけど!!!!その後の桂木の行動や想いに救われる・・・そんな巻。
この4巻は切なさ8割最後にほっとしたのが大きかったらから余計に印象深い巻なのかも。
全てを奪いたいと思ってきたのに、桂木の変化がもうギュっどころじゃない場面でした。
4巻は何度も何度も読み返してしまいます。
一番好きなシーンを語るつもりが・・一番好きな巻を語ってしまいました笑
でもありきたりだけど・・言いますね。
全部好き。
桂木がちょっとずつ振り向いていくところとか、気持ちを自覚してからもギュッギュってなって飽きないですよね。
二人だけをずっと描いているのにこの飽きのなさ。
脇役もいいキャラたちで、やはり作品を面白くするのは主役だけじゃなく脇役の力も大事なのだなぁと思わされました。
はぁ~~~~~~~~~~~今はほんと終っちゃったと思いながら、まだ連載が続くような・・・へんにふわふわした感じがあります。
これから徐々に最終回を迎えた寂しさを実感しちゃうのだろうなぁ。
寂しい。でも、最高の二人の愛の形が読めてこれぞBL!というお話だった気がする。
フタをあけたら男らしさ全開のお話でしたね。プライドもあって譲れないものもあってぶつかって。ぶつかりながら自分達の位置がちょっとずつ変わって気づいたら同じ方向を向いてたって感じだったのかな★
すみません、語ると多分ず~~~~~~~~~~~っと語ってると思うので今日はこの辺で。
長文すぎますが・・・ここまで読んでくださった方々!本当にありがとうございました。
まだまだ憂鬱な朝のイベント等は続くと思います。またそのことについては発信していきたいなと思います。
智之に統一するなんて言いながら・・・最後は桂木にもどっちゃった( ̄。 ̄;)すみません★桂木はやっぱり智之より桂木って書く方が私的にはしっくり。
電子書籍
キャラセレの電子配信はじまりました!
今号の配信日は9/28~だそうです!1ヶ月後にはコミックス発売されますが、最終回だけでも!という人は是非是非!
憂鬱な朝 1巻~8巻(電子書籍)
今までの感想
7巻はBLメモリーの方に感想記事書いています。