ディアプラス12月号掲載、南月ゆうさんの【ラブネスト】7話のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の第7話は【ラブネスト】下巻or2巻に収録予定です。
待ってましたよ・・・すっごく展開が気になってたので今回は一番最初に読みました。ドキドキしますね・・・
お互い過去に傷を負っている二人なので。。。幸せになって欲しいです。でもコウ君のことは避けては通れない事なのでなんとか乗り越えて行って欲しい。
ちなみに今回は・・・まぁ・・・ほぼ予想通りといったところでしょうか。
ラブネスト 下巻・7話/コミックス紹介・簡単なあらすじ
ラブネスト7話 簡単な感想
- それぞれの想いが交錯してて面白い
- ナルの本心はどうなのかな?
- 旭さんが何に対して幸せを感じるかに今後はかかってきそう
- コウくんもいい子だったからなんか切ない
注意ポイント
【ネタバレ注意】ラブネスト7話 感想レビュー
正直、コウ君が嫌な子なら良かったのになぁ・・・これがまたいい子でお兄ちゃん大好きなんですね。
だからコウくん視点に立てば、彼の行動は当然かもしれません。
ナルは、今回はちょっとヒールっぽさがありますが彼は皆を救済する役割を持ってるきがします。
コウくんの事は・・・穂積さんが旭さんを好きになったのであれば避けて通れない事ですし仕方ないですね。
だからコウくんの件は今がタイミング的に良かったのだろうと私は感じました。
ナルはきちんと穂積さんの事も大事に想っているし、突き放そうとなんて思ってないと思う。それは今までの言動を読み返すとわかりますよね。
でも今回はちょっと切なかったですね・・・旭さんの口からではなかったのがなんとも。
今後きちんと旭さんの口から話を聞く機会は絶対訪れると思うのでそこに期待。
やっぱり花火大会でしょうね。そうじゃなければあの旭さんお気に入りの場所できっと会えるような気がします。
穂積さんとコウくんの過去
5年前が今回は描かれていました。
コウくんと穂積さんの出会い。
ゲイバーで出会ったようです。すごくピュアなコウ君・・・・
彼に声をかけた穂積さんは、コウくんの話を聞きます。同性を好きになって自分自身のジェンダーに不安をもちはじめた彼。
最初、穂積さんはコウくんをセフレにでもと考えていたようですが、いつの間にか恋愛の相談相手に認識されてしまったようで。。。
コウくんの好きな相手(彼)もノンケだったみたいです。
そしてその相手からも気を持たせるような事を言われるのだとか。
この頃にはもう穂積さんの悪いクセは出ていて、カップルを別れさせたりしていたようで、コウくんも例外ではなく・・・穂積さんがあれこれ画策して結局は別れてしまったようです。
コウくんにとっては初めての恋だったようで、この別れはかなりのダメージを受けていたことがあとからわかります。
みんな知っていた?
現在に戻ります。
コウくんは旭さんが出張だなんて知らなかったような口ぶりで話しています。(ナルから聞いてるはずだからそんなことないのにね)
「その・・こっちにはいつまで?恒生、今仕事は?」
コウくんは今ロスで日本人向けの生活アドバイザーみたいな事をしているのだそう。
今回はちょうど短期で働きたいと言う人がいたようなので、休暇を取って日本に戻ってきたと話します。
穂積さんは話を聞きながら、ここに来たのは偶然なのか・・・恒生はどこまで知っているのだろうかと気になります。
「匡人くんがよければだけど 帰る実家もないんで・・・兄が戻るまでここに居てもいいですか?」
「え?」
一瞬戸惑ったものの、「あ・・俺は構わないけど」と返事をする穂積さん。
「旭には連絡しなくていいの?」
「帰国の際はいつも泊めてもらってるんで大丈夫ですよ 」
帰ってきて自分がいたら驚くだろうから、せっかくだからナイショにしておいてくださいとコウくんは言います。
部屋に戻った穂積さんは、この状況がなかなか把握できずに混乱。
【鍵はナルさんから…】そう言ったコウくんの言葉を思い出し、ナルに電話をかけようとします。
(俺が恒生にしたこと 恒生が旭の弟だってこと ナルは全部知ってたはず)
(なのに俺と旭を同じ部屋に住まわせたりして 何を考えて・・・・)
ドクン・・・旭さんも知っていたのではという気持ちが穂積さんを青ざめさせていきます。
一方旭さんは・・・
場面が変わり、出張中の旭さん。
現場はわりと殺気立ってますね。手違いがあったのか何なのか・・・激おこで電話中の旭さんですが・・・
横ミャァ~~~~と鳴いて威嚇してくる猫を見て・・・(ここではたぶん穂積さんを思い出しているような感じです)落ち着きます。
怒り口調だったのに急に冷静になっててなんかほっこりしてしまいました笑
なんかこのシーンがすごく好きで、旭さんのなんとも言えない顔がたまらないなって。注目してみてくださいね!
元気がなくなっていく穂積さん
会社にて。
前から要祐が歩いてきているのですが・・・穂積さんは、それに気づかないくらい考え事をしている様子。
何かまたちょっかいかけられるだろうと身構えてた要祐ですが、穂積さんの様子を見て少し驚いています。
マンションにて
帰宅するとコウくんが来ていました。
旭さんの部屋が片付いてて驚いたというコウくん。
「あぁ・・・前に片付けるの少し手伝ったから タバコで火事にでもなったら怖いしさ」
「僕が言った時には全然聞いてくれなかったのにー」
「もしかして 兄サン胃袋から懐柔されてたりして?」
旭さんの好物も置いてあるからと話すコウくんですが・・・・
穂積さんは居心地が悪いのか、明日も仕事だから話はまた今度・・・と言って部屋へ戻ろうとします。
「僕が帰国した理由なんだと思います?」
一瞬動きがとまる穂積さんですが、夏休みで帰郷したんじゃないの?と動揺をみせないように話します。
コウくんは、旭さんがマメな人ではないからたまにしか電話で話さないようで・・・だからナルがアメリカにきた時に色々と詳しく話してくれて助かっていると話しはじめます。
「仕事の事も 誰とどんな風に生活しているとか・・・ 離れてるとやっぱり気になるじゃないですか」
コウくんにとっては旭さんは親代わりなんですね。そして大事な家族。
だから・・・穂積さんと暮らしていると聞いたときには正直耳を疑ったのだと言います。
「他人の仲を面白半分に壊そうとするような人が兄さんのそばにいるのか・・・って」
それを聞いて穂積さんは急に両膝をつきます。
僕の目的はたったひとつ
土下座するような形でコウくんに謝ろうとする穂積さんですが、コウくんは今さら謝ってもらう必要なんて無いと言います。
「匡人くんはそれで自分の罪悪感を軽くしたいんでしょうけど」
そもそも相手を信じ切れなかった自分たちにも問題はあって、穂積さんの行動はそれに拍車をかけただけだったと。
「でもそこに 明確な悪意があったら話は別です」
「そういう人間が大事な人に近づくのを君なら許せる?」
コウくんは・・・俺の目的はたった一つだと言います。
「匡人くんに兄さんのそばから離れてもらうこと」
ナルは敵か味方か
バーにて。
「…その様子じゃコウくんにコテンパンにされちゃったかな?」
ナルの元に穂積さんがやってきました。
「・・全部あんたが仕組んだことなの?」
「仕組むだなんて 僕は困ってる匡人に部屋を貸しただけじゃない」
ナルは、コウくんとは昔から色々な話をしていて穂積さんの事も話題にしたこともあったのだと言います。
最初は穂積さんのしたことにも気づいていなくて憤慨していたけどと笑いながら話すナル・・・・
「どうして? ナルはずっと俺に怒ってて・・・それを隠してたわけ」
ナルは、穂積さんがしたことで別れるくらいならすぐに別れるっていう持論は同感だと言うのですが・・・
「ただ 人を傷つける時そのリスクを負う覚悟が匡人には足りなかったね」
「まさかこんな形で跳ね返ってくるなんて思わなかった?」
穂積さんは、旭さんが知っていたかどうかが知りたいようで、「旭は・・・」と口にします。
ナルは、コウくんが恋人と別れて精神的に参ってしまって倒れたこと、そして原因を知りたかった旭さんにナルが知っていることを話した事などを伝えます。
「その時 旭が何を考えていたかは想像するしことしかできないけどね」
でも、旭さんは自分の目で見て接してその相手を見極めようとする奴だからと・・・・。
「・・・旭は俺がどんな人間か知った上で 一番傷つく方法を選んだってことか」
この一番傷つく方法というのは、惚れさせて振るという事をここでは言っています。
確かに報復としたら効果的で、ナルは友達だから旭さんに協力してたと考えたら辻褄があうと言う穂積さん。
でも、ナルはここで予定が入っているからと席を立ちます。
そして、
「このままアイツに会わなければこれ以上傷つくこともない」
「それで諦められるんだから もう悩む必要ないね」
そう言い残していきます。このときのナルの顔ちょっと怖かった(T^T)
ナルと別れたあと、穂積さんはひとり旭さんのお気に入りの場所へ行きます。
(当然の報いだ)
「これが因果応報ってヤツなんだろうな」
旭さんの事を思い浮かべながら、それでも彼がくれた言葉が全部嘘だなんて思っていないし、自分にとっては少なくとも本物だったと感じています。
(ただ 一番肝心なものは心の奥底に押し込まれたまま 見せてもらえなかった)
「・・・・・・もう あんたを好きでいちゃダメなのかな・・・・」
穂積さんのために
旭さんの場面。
今回は、すっごく仕事に力が入ってたようで・・・現場の方々も旭さんの実力をかってる感じがしましたね(*^_^*)
仕事も終り、お土産を選んでいると・・・
穂積さんからお願いされたみたらし団子を見つけます。
【なぁ旭 帰りに「千島屋のみたらし団子」かってっきてよ】
【あんたも絶対好きだと思うんだ 一緒に食お】
そう笑顔で話す穂積さんを思い出してると・・・ちらっと猫の置物に目が行きます。
にゃーと言ってそうな猫ちゃんですね笑
それを見て・・・(そっくり)と笑う旭さんにキュン♥
結局この猫ちゃんもお買い上げです!
花火大会
駅で新幹線を待っていると、穂積さんからメールが入ります。
花火大会に行けなくなったというメールでした。
「あぁ? 花火大会はおまえが行きたがってたんだろうが」
「ったく 何のために急いで仕事終らせたと・・・」
そうブツブツ言っていると又メールが入って来ました。
【代わりに恒生と行っておいでよ 日本の花火みたがってたよ】
コレを読んで旭さんの顔色が変わります。
「・・・恒生・・・?」
出て行ったよ
急いで帰宅した旭さんは・・・すぐに穂積さんを確認しようとします。
コウくんは自分がいるのに驚かない旭さんを見て「もしかして匡人くんがバラしちゃったのかな」と。。。
旭さんは穂積さんの部屋も確認します。
「電話かけても繋がらねぇんだ・・・アイツどこ行って」
「匡人くんなら出ていったよ」
それが穂積さんの答えなんじゃないのかとコウくんは旭さんに言います。
「恒生・・・お前・・・・・」
と言ったところで次号です。
感想まとめ
旭さんもびっくり展開でしょうね。本当だったら自分で言いたかった事だったと思います。
そこでまた穂積さんからの気持ちを聞こうと思ってたんですよね(T^T)それがコウくんが帰国したことによって崩れちゃったわけですね。
でもなんだかなぁ~ですよ。
旭さんが出張ということはナルも知ってたはず。それを狙ってきたわけですね。
読んでて、ナルは何をしたかったのかな????と色々と考えてしまいました。
随分前から穂積さんの事は知ってたし、大事にしてたはず。
今回は、穂積さんの悪い遊びがなくなったところでのタイミングですからね。
これがきっと穂積さんが変わるためにも、旭さんやコウくんのためにも一番いいタイミングだと思ったのかなぁって。
精算させてあげたかったのかなって思いました。もう二度と人の心をもて遊ばないようにとキツイおしおきかもしれません。
ナルは確かに旭さんの友人でもあるけど、旭さんサイドのことばかり考えて行動するような人ではない気がするのですよね。。。
ナルが穂積さんの言ったセリフってね、穂積さんが今まで他の人を試してきた事と同じだと思うんです。
障害を乗り越えられないようじゃすぐ別れる
ナル自身も穂積さんの気持ちが本当かどうかを試しているような気がするのですよね。それは旭さんが本当に大事な友人だから。
そして、自分自身で障害を乗り越えていく穂積さんを応援しているんじゃないのかなって思う。
「カウンターくらって痛い目みないと治らない」と言ってた穂積さんに「早く治るといいね」って優しい言葉をかけてたナルですからね。
ちょうと今回がその機会なのかなと。
と言っても今回のナルはちょっと怖かったですね~。なんとなくミスリードさせるための演出かなぁなんて思いましたけど・・・・。
ナル的には全てのピースが揃った!みたいな感じになってるような気がします。
旭さんも結局コウくんの事があったら前に進めませんからね。「いろいろ背負いすぎてる」って言ってましたし。
どちらにせよ、今回はヒェ~~~~な展開ではなくて、二人がくっつくための必要不可欠なエピなのだろうなぁと思います。
次回は旭さんが動くかな!と思うとワクワク。
と言っても・・・穂積さんから動かないと意味がないのかもしれませんけどね。ノンケだとかゲイだとか・・・そういうのじゃなくってちゃんと向き合ってくれる人はいて愛し合えるんだって自分でも感じて欲しいです。
要祐と有村が特殊なのではなくて、穂積さんにもそういう関係を築いていって欲しい。
次回はどんな展開になるのかな!
マリエさんに相談するかな?って思ったりもしましたが・・・今回要祐が出てきてたのと花火大会があるので・・・やっぱり要祐・有村がでてくるのではないかなと思います。
そこできっと要祐らしいセリフが出てくるのかな(*^_^*)なんて。なんだかんだで要祐も穂積さんが元気ないの心配してそうだなぁと。
コウくんも悪い子じゃないから、きっといつかは受け入れてくれると思います。
今回、展開的にはものすごくトーンダウンするような回でしたが私はものすごく面白かったです。
というのも、11月号で旭さんが「中身はスカスカのおっさんだぞ」と言った時に、穂積さんが「だったら旭の中に俺をギュウギュウに詰めてやる 寝ても覚めても俺のことばっか考えてりゃいいよ」って言ってたでしょ?
そうなるような気がします(*^_^*)だって今回もずっと穂積さんの事考えてたしコウ君帰ってきてるのにそれよりも穂積さんの居場所気にしてたり。
穂積さんとの約束のために仕事にも力が入ってた旭さん・・・ものすごく萌えました。
次回は花火大会でしょうか・・・・二人にとってステキな花火大会になりますように。
最後に、扉絵・・・みたらし団子の事をはなしている場面ですよね?
旭さん笑ってたんだ・・・って思ったらキュン♥となりました。