ディアプラス2月号掲載、南月ゆうさんの『ラブネスト』第9話のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の9話は『ラブネスト2巻』もしくは『ラブネスト 下巻』に収録予定です。どちらでしょうね!?
なんとなくふたりの気持ちがしっかりと向かい合ってきてるので、そろそろ後半にさしかかってきたのかな?という印象を受けました。
もう2話~3話くらいでまとまってくるのではないかな?と。
ディアプラス2月号 ラブネスト9話
掲載P数 | 26P |
満足度 | ★★★★★ |
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ラブネスト第9話 簡単な感想(あらすじ)
- ナルはやっぱりキーパーソン。皆に問いかけながら良い方向へ導いて入ってるような気がする。
- 穂積さんの相談相手は要祐ではなく有村だったとは!!!
- 有村の問いかけでやっと前向きになった穂積さんは・・・
- ラストの二人にはキュンキュンしすぎてちょっとツライ。
[topic color="gray" title="雛鳥は汐風にまどろむ"]
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【ネタバレ注意】ラブネストー9話 感想レビュー
前回は穂積さんがマンションに荷物を取りにきているとナルに教えてもらった旭さんは・・・急いで帰宅しましたよね。
そしてイイ感じになったのですが、その時ナルとコウくんが帰ってきてしまいました。
今回は、その後のナルとコウくんの会話から。
旭さんは「しばらく一人にしてくれ」と部屋へ入っていったようです。
旭の心を動かしたのは・・・
「あーあ もうちょっと遅かったらいいモノ見れたかもしれないのに」
このナルの言葉にコウくんが反応します。
「ナルさんは知ってたんでしょ?二人が会ってたこと」
「知ってたよ」
それを聞いて、コウくんは穂積さんを旭さんと同じマンションに住まわせた事は単なる気まぐれだと思っていたと。
悪趣味だとは思っていたけど、そう深くは考えなかったと言います。
「でも本当は“こうなる”ことを見越して匡人君を兄サンに引き合わせたんじゃないの?」
ナルは、それを聞いて自分は神様でも何でもないと答えます。
「はっきり言って匡人はともかく 旭があの子に落ちる可能性なんてほぼゼロだと思ってた」
二人を引き合わせたのは確かに自分だと言うナル。
でも・・・・
「ここ何年も岩みたい頑なだった旭の心を動かしたの僕じゃない 匡人だよ」
コウくんはその言葉を聞いて、僕の行動は間違いだったとでも言うのか?と・・・
ナルは間違いかどうかなんて「結果」でしか計れない。ただ、「相手を思っての行動は全て正しい」と思い込む事は間違いだと言いたいのだとコウくんに言います。
俺もあの二人みたいになりたかった
職場にて。
穂積さんあてに有村からメッセージが入ります。
『会社の近くまで来てるんですけど良かったら会いませんか』というお誘いでした。
乗り気じゃないなと感じながら椅子にもたれかかったら・・・要祐登場。きゃわわ(≧∇≦*)
どうやら、有村・要祐・穂積さんでちょっと会いましょうという事のようですね!(そりゃそうか)
いろいろ理由をつけて断ろうとする穂積さんですが、ここは要祐の方が一枚上手。
逃げられない状況になり、仕方なく同行します(笑)
やってきたのはボウリング。
穂積さんかなり上手いんですよ~!!!
要祐は・・・てんで駄目。
それを優しく指導する有村。
(ボウリングなんて何年ぶりだろう)
そう思いながら旭さんの事を考えます。
(・・そういや旭日がスポーツしてるとこみたことないかも すげぇ運動音痴だったりして)
そして・・・そう思いながら目の前の仲良し二人を見て思います。
(俺もあの二人みたいになりたかった)
正々堂々と好きだと言えて、あんな風に笑い合ってずっとそばに・・・・
相談相手は要祐ではなく有村だった!
ここで要祐に会社から電話があり、彼は席を外します。
休憩をする有村と穂積さん。
今回ボウリングに来たのは、穂積さんが大学時代によく連れてきてくれたかららしいです。
有村が振られて落ち込んだりしたときとか(*^_^*)
「穂積さんの様子がいつもと違うって要祐も心配してました」
「ー・・ああそれで 俺を慰めてやろうって?」
穂積さんは、有村に対して自分達が幸せだからってお裾分けのつもりか?とちょっと嫌味を言ってしまいます。
「頼めばカラダでご奉仕でもしてくれちゃうわけぇ?」
普段の穂積さんからは出ないようなセリフにちょっと驚いてしまう有村。
穂積さんもしまった。。。という顔で慌てて口を塞ぎます。
「悪い 八つ当たりだ ホントごめん忘れて・・・」
仲の良いラブラブな二人を見るのが今はツライという穂積さん。
そんな彼を見て有村は・・・・
付き合い長いけれど、そんな顔初めて見たと驚きます。
いつも腹の内見せないようにうまくかわしながら話す穂積さんが、今は感情露わに話していて・・・それが本音かなと思ったと。
それを聞いて、「そういうの通用しない相手とずっと接してたからかな」と言います。(旭さんの事ですね(*^_^*))
有村はにこにこしながら「穂積さんから恋の相談なんてうれしいなぁ」と。
「誰がお前に相談するっつったよ」
といいながらも、有村のグイグイには勝てず結局話しはじめる穂積さん。
コウくんの事を話し、それを考えたら自分達がよければなんて虫が良すぎると。
「郁は妹いたよな お前ならどう思うよ?そんな信用なできない男が妹に近づいたら」
「う~ん」
旭さん視点で考える
穂積さんの問いに、有村は「まぁ許せないでしょうねー多分一発殴りますおれなら」と答えます。
「でもその・・・好きな人は穂積さんのことどう思ってるんですか?」
弟を傷つけた事今も怒ってるんですか?と逆質問。
でもそれが・・・すごくいい質問だったなぁと私は思いましたヨ、、、はい。
ここから旭さんの気持ちを考えるようになったんですよね。穂積さんは自分視点で自己完結してたけど有村のこの言葉でやっと・・・旭さん視点になったような気がします。
「あいつは怒ったりなんかしなかった それどころか」
「俺のそばに いようとしてくれて」
それを嬉しそうに聞いている有村。
「なんだ しっかり想い合ってんじゃないですか」
「違う」
優し過ぎるだけ。自分といてもしんどい思いするだけなのに・・・という穂積さんですが・・・
「でもあんたを選んでる」とまたナイスな言葉を(T^T)
ここで(どうして旭は・・・俺と一緒にいることを選んだんだろう 恒生の気持ちもわかってるだろうに)と考えるのですね。
コウくんと揉める可能性もあった、関係が壊れる可能性もあった・・・
でも旭さんは穂積さんとの関係を「終わりにしたくねぇ」と言ってそばにいてくれようとしたのですね。
(旭はそれも覚悟の上で 俺と一緒にいようとしてくれてたー?)
このときの穂積さんの顔が・・・私は個人的に好きです☆
あと!!!実はね~旭さんの独占欲がわかる場面がありますので!!!ここは必見。
何かな~~~~~って想像してみてくださいね♪
読んでのお楽しみです♥
私は旭さん!!!!!(≧∇≦*)ってなりました。
8話ではちょろっとしか描かれてなくて、読み返してあぁ~この場面!?!?ってちょっと興奮。
旭さんは独占欲強いタイプらしいので・・・有村と一緒にいるところなんか見た日には・・・(私はちょっと見たいかも)ヤバイかもしれませんね(*^_^*)
逃げないで乗り越える
有村・要祐と別れ、一人で歩きながら旭さんとの事を考えます。
前の恋で傷ついたから心のどこかで旭さんは自分のことなど好きにはならないと・・・どこか諦めていたのかもしれない・・・
旭さんが一緒にいてくれるのは優しさからだと決めつけて、彼の言葉の意味理解しようともしなかったと。
(こんなにも想われていたのに)
(旭は俺と一緒にいるための覚悟をしてくれてた)
でも自分は逃げるだけで何もしていないと感じる穂積さん。
コウくんにも旭さんへの想いを何一つ伝えられていない、そう考えます。
大切な人だし、旭さんにとっても自分がそうなりたいからどれだけ時間がかかっても傷ついても逃げないで乗り越えなければいけないのだと強く思います。
(堂々と旭の隣にいるために)
帰りたい
穂積さんは旭さんに電話をします。
旭さんが電話に出たときの穂積さんの緊張が。。。すごく伝わってきて一緒にドキドキしてしまいました。
何を話したかは・・・ボウリングの事とかで恋だの愛だのそんな感じではないです(*^_^*)
「・・・匡人 お前、今どこにいるんだ?」
「・・・ホントどこにいるんだろうね よくわかんなくなっちゃって」
「でも俺 ごめん・・・・帰りたい・・・旭・・・・っ」
そう言われたあとの旭さんの顔!!!
もうキュンキュンでした。
「・・・バカ 早く帰ってこい」
「っ・・・うん」
うんて・・・かわいくないですか?穂積さんが「うん」って(何回言うのって感じですが(^_^;))
今回はここで終わり。
次話がむちゃくちゃ楽しみです。
感想まとめ
穂積さんの気持ちも旭さんの気持ちも固まった気がしました。
だから。。。お話的にはクライマックスに向かっているような気がします。
コウくんも本当にいい子だから・・・旭さんが幸せになってくれるならきっと、、、穂積さんとの事も理解してくれるのかなと。
何より、穂積さんは今までの行動がどうであれ・・・実はすごく一途な人ですからね。
それが伝わったらいいなぁって思います。
あとはナル。
やっぱり彼は中立でしたね。
ナルが好きだなぁと思うのは、それぞれが自分自身で答えを出せるように導いてるところですよね。
嫌な役もかってるところがスゴイ。
ナルいなかったらきっとバラバラのままのような気がします。
はい、ここからは妄想です。
今回穂積さんが「帰りたい」って言ってましたよね(*^_^*)
それでねワタクシ思ったわけですよ・・・。
今旭さんが住んでいるのはナルの家です。
独占欲の強い旭さんですからね!穂積さんが帰る家がナルの家というのもきっと気に入らないのでは????と。
そこから今までさけてきた個人住宅への想いがわき起こってくるのではないかと。
離婚してから関わろうともしなかった個人住宅。
そこに意識が向かうの。
それを見たコウくんは、お兄さんを変えたのはナルの言うとおり穂積さんなのではないかと感じるのかなと。(あ、でもここまで長い休みはコウくんとれないかもですね(^_^;))
ラストはナルのあのマンションから二人して出るのかなと思います。
旭さんが穂積さんの帰る場所を作る。。。ちょっとロマンティックで素敵じゃない~と妄想が膨らみました(≧∇≦*)
ということで!!!最後は私の妄想にお付き合いくださりありがとうございました。
次話はディアプラス3月号に掲載です!!!
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