イァハーツ7月号より連載再開、みちのくアタミさんの『アダムの肋骨』第6話のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の6話は【アダムの肋骨2巻】に収録予定です。
こんにちは。今更感半端ないですが・・・イァハーツ7月号に掲載されていた作品の感想です。こちらは『アダムの肋骨1巻』が先日発売されまして。
感想を書いたのでその後からのネタバレ感想をと・・・。ちょっとややこしいといいますか、設定的にも色々と考えながら記事かきたくて。
1巻の感想はわりと詳しく書いたつもりですのでこちらを参考にしていただければと思います。
https://snow-blmanga.com/adamno-rokkotsu1/
今回の6話は1巻その後です。先生のあとがきを読むと、次の2巻で完結するだろうということでした。
これからがかなり読み応えある展開になっていくと思うので、悠真が誰を選ぶのかどんな選択をするのか楽しみです。
アダムの肋骨6話 イァハーツ7月号
掲載P数 | 30P |
満足度 | ★★★★☆ |
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アダムの肋骨6話 簡単なあらすじ・箇条書き
- 診察を受けることにしたカズハ
- カズハの過去と悠真との出会い
- 主人格はどっち!?
- カズハ・レイにとって悠真はカギ。
- レイにカズハとの事が知られた悠真はレイに・・・
- エロい事をしてる時にレイと四季が入れ替わってちょっと面白かった。
【ネタバレ注意】アダムの肋骨2巻-6話 感想
最初はけっこう重めな展開が続きます。それでも治療と向き合う事にしたカズハ。
カズハと違って治療には非協力なレイ・・・。今後のキーは悠真である事を光太郎は感知します。
これからは悠真の働きが大きなカギとなっていくのかもしれませんね。
それにしても・・・読んでいるとやはり悠真はレイにすごく惹かれているようなのですが。
悠真がレイ・カズハどちらか一方選ぶことは不可能というか、無理なのでは!?と思ったり。主人格はどうやらカズハのようなので今後どう展開していくのかすごく興味があります。
レイとのイチャコラが後半あって・・・その後、ある人格にスイッチした時は・・・ちょっとクスっとなりました。
読んでるとどの人格も愛着が湧いてくるから不思議です。
でも今回は、ちょっと潔癖さんには酷でしたね( ̄。 ̄;)
ということで、ここからは雑誌の流れに沿った感想になります。これ以上はネタバレ不要という方はここでSTOPしてくださいね!
カズハの生い立ち
治療すると決心したカズハ。悠真と一緒に精神科医である光太郎の所へ向かいます。
ここでカズハの生い立ちが少しわかるのですね。
多重人格(解離性同一性障害)になる主な原因は幼少期が大きく関わっていると私もどこかで読んだことがありました。
カズハの幼少期は・・・お世辞でも幸せといった感じではなくまさに親からのネグレクト。
そして冷たい言葉まで言われて家にいる場所もありませんでした。
そんなカズハの心の拠り所が話しかけてきた悠真だったという経緯があります。悠真はこのことをずっと忘れてたようですが。
公園でひとりで泣いているところ、話しかけてきた悠真。
幼少期の事はカズハにとっては思い出したくない過去なのかもしれませんね。それを思い出していくカズハの手を悠真はやさしく握ります。
「大丈夫か?」
「悠真・・・」
カズハは続けます。
その頃から記憶が途切れたり、周りとの齟齬(簡単に言うと意見の相違だったり、認識してる事が食い違ったりすること)があったのだと言います。
さらに母親が蒸発して父と二人暮らしになり、その父もまた違う女性と家庭を持って家には戻らなくなってしまいました。
父親からは仕送りはしてもらってたようで生活は出来たようですが。。。
記憶が飛ぶことはしょっちゅうで、それは今でも続いているのだとカズハは光太郎に話します。
それを聞きながら、何かを思い出す悠真。
悠真はいつも泣いているカズハが心配で、引っ越ししたあとにカズハの元に戻ろうとしたことがあったようです。
でもその途中で迷子になり、保護されたときは熱中症にかかっていて数日寝込んだ末に記憶も曖昧になってしまってたのですね・・・
「よし・・・で、聞いておきたいんだが 君が主人格かな?」
「・・・!」
「・・・はい」
この間が少し気にはなるのですが、一応カズハが主人格のようです。それを聞いて悠真はびっくりします。
悠真の中では主人格はレイだと思ってたみたい。
(なんで俺 こんなに動揺してんだ・・・?カズハもレイも元は同じ人間なのに・・・)
人格がひとり消えた
「それでカズハ君 俺はこいつから人格は一人消えたって聞いたんだが」
「はい」
「自分で把握できるのか?」
カズハは、人格が入れ替わっている記憶はないけれどそれぞれの存在は感じているのだと言います。
だから消えたというのもわかるのだと言うことでしょうか。
六実ちゃん、最後に笑って消えてしまいましたよね・・・。(1巻参照)
光太郎は、改めてカズハに「ここに来てくれたってことは君はこの病気を治したいってことでいいのかな?」と確認をします。
「治す・・・というより俺以外の人格が出ないようにできたらいいな、と」
この言葉を聞いてまた動揺してしまう悠真。
(それって・・・・レイもってことか・・!?)
光太郎は、今後の治療指針について軽く話します。
まずは精神の安定が必要だということ。
そのためには投薬とカウンセリングが必要だと。
「その前にまず知っておきたいことがあるんだが」
「悠真~ちょっとこっちこい」
光太郎は悠真を呼び寄せ、いきなり自分の膝の上に座らせます。
悠真・カズハがびっくりしてるのよりも個人的にはリアンの表情にクスっとなってしまいました。リアンは光太郎大好きですもんね!
二人の目の前でイチャイチャするところを見せつけようとする光太郎・・・
するとカズハに異変が。
「おい 何やってんだよ」
ぐいっと悠真を引き寄せます。あら・・・顔みただけでわかります。レイに人格がチェンジしてしまいましたね。
「レイ・・・」
「アンタ精神科医の・・・」
「君はレイ君の方・・・かな?」
レイは悠真にどういうことだ?と状況説明を迫ります。
悠真はここへはカズハと一緒に来たと正直に話すと・・・レイは悠真の手をひっぱりクリニックから出て行ってしまいました。
その様子を見ていた光太郎はある事に確信を持ちます。
「やっぱり鍵は悠真か・・・」
お前が消えるのは嫌だ
マンションにて。
「俺 病院はいやだっつったよな?」
本当はあの医者に会いたくて俺を口実にしたんじゃないのか?と言うレイ・・・
それに対し悠真は、光太郎はいとこでふざけてただけだと話します。
レイを無視してカズハと診察に言ったのは悪かったけれど、六実の人格が消えてしまって自分でもどうしていいのかわからなかったのだと。。。
「お前 六実が消えたから俺も消えるかもって思った?」
「・・・え?」
「それともこの病気を治して俺の人格を消したかった?」
「・・・っ違う!」
「俺は・・・お前が消えるのはいやだ・・・!」
そう言われて驚くレイ。
今にも泣きそうな悠真に顔を近づけキスをします。
レイとのキスは悠真も積極的になってきてますよね(≧∇≦*)
キスをしていると、レイの手が悠真のお尻の方へ・・・。
「またそこ・・・や、め・・・っ」
「また?」
あらららら・・・墓穴ほっちゃった( ´艸`)
カズハが悠真のお尻を触った事を知ったレイは・・・ものすっごく怒っています。
そして悠真を押し倒し、ズボンをずらすと・・・お尻を舐めはじめます。
あまりの出来事に少し動きがとまる悠真ですが、レイが自分のお尻を舐めていると考えるだけで興奮と同時に恥ずかしさも襲ってきます。
「レイ・・・ッ もうやめ・・っ そんなとこなめん・・・なって」
「汚いからぁぁぁぁ」
この言葉にレイの動きが止まります。
傷ついてるのは僕の方ですよ!
「レ・・・レイ?」
目の前にあるお尻を見ながらレイは動きません。
「・・・・・・・・尻?」
「これってまさか・・・なっな・・・な・・・なっ 舐め・・・」
「・・・うん・・・」
悠真にはコレが誰の人格かわかってしまったようですね( ̄。 ̄;)
お尻を舐めたと知ったレイ(ここは潔癖さんから四季ですね!)は青ざめ、ダッシュで部屋から出ます。
そしてうがいをして「おぇぇぇぇっぇえ」と嘔吐きます。
「あのぉ・・・四季?さすがに俺、傷つくんですけど・・・」
「傷ついてるのは俺の方ですよ!!!」
「そうだな」
確かに四季ってばほんと潔癖さんで、しかも悠真がカズハとレイとどっちとも関係してて汚い!って思ってたりしますしね~。
そんな人のお尻を舐めた!ってなったらおぇぇぇぇぇぇってなるのもわからないでもないです(笑)
口を拭きながら歩く四季ですが。。なんと躓いて転んでしまいます。
転んだ瞬間また誰かと入れ替わってしまって・・・・
続く。
感想まとめ
四季にはちょこっと同情してしまいましたが・・・面白かったです。
よりによってあの場面で潔癖さんと入れ替わるとか。。。でも「汚いから」って言う言葉で入れ替わったってことなのでしょうか!?
四季は14歳ということなので、、、なかなかスゴイ経験しましたね。
とまぁ後半はコミカルさもあってクスっとなりましたが、前半は治療の事もあり重めなお話になっています。
主人格はカズハなのかレイなのかこの辺りはまだはっきりしませんね。カズハのあの間がすごく気になりました。
1巻描き下ろしを読んでいても、ラストもカズハ・レイの人格はのこるのでは?と思ったりします。
これからジローやミカ・イツキのお話も入ってくるのでしょうか???それを考えたら2巻で終る!?って思いますが、あくまでもBL漫画として読まなくては。
主はレイ・カズハ・悠真のトライアングルなんですよねきっと!
あとは何気にリアンと光太郎の事も気になります。ここはまたどこかで描いてもらえたら嬉しいですね。
リアンがすごく好みでして(≧∇≦*)
光太郎に随分執着してる感じがするので気になります。人物紹介のところで実は御曹司と描いてあって何々!?!?スパダリさん!?と。
先生が二人のお話は濃くなると書かれてたのですが。。。濃いの読みたいです!!!
ということで「アダムの肋骨2巻」6話のネタバレあり感想でした。
今後は治療も進んでいくでしょうし、カズハ・レイどちらが主人格なのかということもはっきりしていくと思います。
悠真に関しては、カズハよりもレイに傾いていってるのは間違いないかも。
というか・・・最後までしたのはカズハとだけなので、レイ×悠真も読みたいです☆
次話は今月末に発売のイァハーツ9月号です!
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