ダリア2021年6号掲載、座裏屋蘭丸さんの【コヨーテ】18話のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の18話は【コヨーテ4巻】に収録予定です。
前回は結構登場人物も沢山で色々と把握するのが大変だったのですが、今回はどのような展開になっているのでしょうね(*^_^*)
ヨシュとコヨーテのロミジュリ感がかなり出ていて毎回ハラハラどきどき。ラストは幸せな二人が読みたいです。
ヴァラヴォルフとガーランド家の闘いが始まろうとしているので目が離せない展開が続いています。
コヨーテ4巻18話 ダリア6月号
掲載P数 | 31P |
満足度 | |
この雑誌をよむ |
今号の簡単なあらすじ・ポイント
- ノーランの決意を聞いたコヨーテ
- ガーランド家にはまだ囚われたヴァラヴォルフ達がいると知ったキーファーたち
- ヨシュに会いにきたコヨーテ、その意味は?
【ネタバレ注意】コヨーテ4巻18話 あらすじ・感想
いよいよ物語も佳境に?そんな展開になってきました。
毎号目が離せないコヨーテ・・・さらにコヨーテはヨシュを暗殺するかどうかで悩みそうですね。
ヴァラヴォルフとして生きるには暗殺に加わらなければならない、でもヨシュの事は愛している。どうコヨーテが決断するのかも見物です。
あとは彼が人間とヴァラヴォルフのミックスであることが何かしらの救いになるのではないでしょうか?
ということで今号の展開です。
ノーランの決断。コヨーテはそれを聞いて・・・
サイモンのルーティンがわかったとノーランから聞いたコヨーテ。
これでターゲット全員のルーティンが把握できたのでいよいよ計画が動き出します。
『・・・君はどうするの?』
ノーランはコヨーテに尋ねます。
『・・・まだもう少し時間があるはずだ それまでに・・・』
ノーランは時間はそれほどないよ、あと6日で満月になる。満月期の1週間を避けるとして早ければその直後には決行日が決まるかもしれないと。
その状況を考えると『早く決断した方がいいお互いにね』とコヨーテに伝えます。
『お互いに?』
ノーランは、コヨーテにだけ胸の内を話します。
彼はこの2ヶ月間、監視を続けながら色々と考えて居たと言う。例えガーランドが相手でも人一人の人生を終わらせるのだから、正直決意が揺らいだこともあったと。
彼自身も両親をガーランド家との闘争で亡くしている。
でも、その時は幼かったので両親の記憶はないようです。自分を育ててきた祖母は今も健在なので、家族を目の前で奪われたというキーファーやヨシュ・サイモン達とは少し立場が違うと。
仲間を奪われたという恨みはあっても、身内を目の前で殺されたという者に比べたら正直ガーランドに対する恨みも薄い。
きっと自分と同じような境遇の人は似たような事を考えていたのではないかとノーランは推測しています。
でもノーランは暗殺を実行すると言います。
【この暗殺は仲間を守るために必要な事】として。
それを自分自身に思い込ませるのに時間がかかったと話してくれます。
『でももう僕は決めたよ』
キーファーの判断を信じているし、この決断が一番だと今は思っていると。
コヨーテが暗殺メンバーに選ばれた理由
するとノーランは、コヨーテが暗殺のメンバーに選ばれた理由はこうじゃないか?と話し始めます。
その理由はコヨーテもわかっているようでした。
理由は・・・
コヨーテがヴァラヴォルフと人間とのミックスだから。
体格が人間に近いのでターゲットを探りやすい。
そしてそれ以外の理由としては、ヴァラヴォルフの仲間であることを群れのみんなに示す機会を与えられたこと。
未だにコヨーテに対して偏見を持っている仲間もいるそう。
ここら辺も色々な事情が関係してきそうですね。
暗殺計画の段階ではキーファーもヨシュとコヨーテが親しい仲だとは思ってもみなかったので、コヨーテには不運なのですが(T^T)
『だから君はさ キーファーの気持ちに応えたい思いもあるだろうけど、最後にもう一度ゼロに立ち戻って辛いだろうが決断した方がいい』
ノーランはコヨーテに『何を捨てて何を優先すべきか』とコヨーテに考えるように伝えます。
両方は無理だよ?と言っているようですね。
ということは・・・ヨシュを選べばヴァラヴォルフの仲間としては認められなくなり、ヴァラヴォルフを選べばヨシュの死がまっているということなのでしょう。。。
ノーランの言葉はかつてヨシュが言っていた言葉と重なります。
(もしキーファーがマレーネの殺害を決断したら その時おれは止められるのか)
(もしその時キーファーを説得することが出来なかったら 俺は・・・)
満月にむけて
満月が近づいてきて、ヨシュは気が気でない様子。
コヨーテからは来ないと言われているけれど、1週間も一人でもどかしい思いをさせるなんて耐えられない!と脱出計画を考えています。
(こんなところでじっとしてられるか!明日の夜までに絶対に抜け出してやる)
ガーランド家にはまだ囚われたヴァラヴォルフが!?
キーファーは暗殺計画について話合いをしていました。サイモンのルーティンがわかり、そこで暗殺ターゲットのうち3人が集まる。狙い目ではないかとお偉いさんに言われています。
ですが、シュナイダーのターゲットであるテイラーはパターンが読み辛い。
う~ん・・・このテイラーがちょっと厄介になりそうですね。
実はヨシュの両親殺したのはこのテイラーだったりして!?!?
ここでジーノが部屋に入ってきました。ハリスの治療をしていたようです。
ハリスはかなり衰弱していてまだまだ危険な状態。
そんなハリスからの情報にキーファーは驚きます。
『・・・やっぱりまだいる』
一瞬意識を取り戻したハリスは、少しだけ話をしてくれたのだそう。
そして、ガーランド家にはまだ仲間が監禁されていると言っていたようです。
『監禁室には6人ほど仲間がいたそうだ この群れの仲間ではなかったが間違いなく同胞だったと言っている』
監禁室も一つだけとは言い切れないと。
ということは・・・6人以外にもいるかもしれないという事ですよね。
今は市街中心部で人狼狩りが頻発しているとのこと。皆にも警戒するように伝えておくようにとジーノに伝えます。
『特に夜の単独行動は控えさせろ』
コヨーテの危険な行動
アレンがなぜだか・・・もの凄く緊張しています。
『行きます』
ガーランドの門を車で通るのですが、検問が。後ろに乗っている人物について尋ねられるのですが、ここはなんとかクリア。
その後ろに乗っているのが。。。他でもないコヨーテでした。
他の人にも協力を得てなんとかヨシュの部屋まで辿りつくのですが・・・その頃ヨシュは窓から抜けだそうとしていたところでした。
扉が開く音に・・『アレンか』と口にするヨシュ。
『ちょうど良かったお前にまた頼みがあるんだ 僕はこれから・・・』
話していると急に後ろから抱きつかれます。
驚くヨシュ。そして抱きついた人物を知りさらに驚きます。
コヨーテはどうしても会いたくて来たと。
そして二人はキスをし・・・・
感想まとめ
えぇぇ~コヨーテ大胆!!!
でもキーファーのセリフがすごく気になって、コヨーテの身に何か起こるのでは?と深読みしてしまいます(T^T)
だけど!!!巻末の先生からのコメントには次回はラブラブターンだそうで!!!!
次回はちょっと安心して読めそうですね。
ノーランに関しては、もしかしたら彼はコヨーテの立場を理解してくれて暗殺を止めるかもしれないと思っていたのですが・・・彼自身は彼自身の正義があってのこと。
でもノーランはやさしいですね。
本来ならばヴァラヴォルフとして暗殺に加わるべきだ!と言いそうですが、コヨーテに判断は任せています。
本当に親友なのだとちょっと会話を読んでいてどうにかこの二人も離れないようないい結末になって欲しいと願わずにはいられません。
コヨーテが何を優先し、何を犠牲にするか・・・これからの展開に注目ではあるのですが、座裏屋先生ならばどちらもうまくおさまる感じで結末を用意してくれないだろうかと・・・。
あとふと読んでいて思った事があるのですよね。
このヴァラヴォルフ側の暗殺計画はドミニクは知っているのでしょうか?
知っているのと知っていないのとでは天と地との差がでてくるような気がします。そこも気になるところ。
あま~いターンが終わったらきっと・・・厳しい展開が続くと思いますが、幸せな結末を信じて見守りたいと思います。
電子書籍
最新号をCHECK
【BL雑誌】Daria(ダリア)最新情報 紙・電子・ラインナップまとめ 2019年~最新号
続きを見る
コヨーテ
[topic color="gray" title="コヨーテ3巻まで配信中"]
[/topic]