ダリア2021年4号掲載、座裏屋蘭丸さんの【コヨーテ 4巻-17話】のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
32Pのお話だったのですけど・・・なんだか50Pくらい読んだ気になりました。かなりの情報がギュギュっと詰まってた回だったのではないかなと思います。
だいぶ難しいというか、人間関係を把握するのに大変!というのが読んだ印象でした。
では早速~。2ヶ月遅れの感想で申し訳ないです。読んでいたのですが、感想を後回しにしていたらだいぶ記事更新もお休みしてしまいましたね(^_^;)
まだまだ書き切れていない作品も多くあるので、ちょっとずつでも追いつけたらなぁと思っています。
コヨーテ 4巻-17話/ダリア4月号
掲載P数 | 32P |
満足度 | |
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今号の簡単なあらすじ・ポイント
- ガーランドの関係者の中でも考えは色々
- ノーランとコヨーテは本当に仲良し。ノーランの中にも迷いが?
- 70年前のヴァラヴォルフ狩りの詳細とドミニク・フーコ主将の孫との関係
- 決戦間近!
【ネタバレ注意】コヨーテ4巻-17話 あらすじ・感想
あと数日したら6月号が発売されてるのですが、その前におさらいしとかねば!!!!と思い感想を綴っておこうと思います。
もうすでに電子でも読めると思いますので、感想メインにしていこうかな・・・と。
最初に書いた通り、32Pだというのに50Pくらい読んだな~と思うくらいの内容でした。
けっこう会話とかがギュギュっと詰まっていたからかもしれませんね。わりと1人1人の話が長文というか。
なので・・・難しいです。ぎっしりさは座裏屋作品の特徴かもしれませんね。
私はこうやって詳しく説明がある作品もすごく好きなので、ついつい入り込んでしまします。
ランドルフとサイモンとは実は意見が合わない!?
冒頭からまさかのランドルフ登場でした。ランドルフはペンジャミンと話しています。
このペンジャミンは、半グレ集団のような若者にヴァラヴォルフ狩りを指示する役を担っているようですが・・・彼自身はヴァラヴォルフには特に恨みがあるとかそういうのではないようですね。
『・・・なぁランドルフよ この人狼狩りって本当にいっかにとって必要な仕事か?』と言っているので。
というのも、人狼を捕まえるために狩りをしていても9割はハズレなのだそう。
9割は・・・無駄な犠牲というわけですね。
テイラーという指南役がもう一人いるのですが、彼自身は自分のお兄さんを殺された恨みがあるから喜んで人狼狩りに参加しているけれど自分はそうじゃないと。
さすがに少しヤバイのでは?と思っているようです。
もし・・・サイモンを裏切るとしたらこの辺りからでしょうか・・ね?
ランドルフはサイモンに強くでれないけれど、このペンジャミンはどうなのかしら?気になります。
一連の二人の会話を盗み聞きしていたコヨーテとノーラン。
『ガーランド内部には随分と温度差があるようだね』とノーランが言うように、皆が皆サイモンのやることに手放しで賛成という事ではないというのがわかってきました。
ちなみに。。。ノーランのターゲットはペンジャミン。
ノーランは今の話を聞いて、彼自身はヴァラヴォルフに対する個人的な恨みはなさそうだと感じます。
人狼狩りを指示するトップがいなくなれば僕たちに固執することはなさそうだと。
ということは・・・もしかしたらこのペンジャミンは助かる可能性もある????
どう考えてもサイモンから先に・・・・の方がいいと思うのヨね。彼が元凶なのだから。もちろん、先に出てきたテイラーはヴァラヴォルフに恨みがあるから彼自身も危険事物ですが。
ランドルフのこと
実は今回そうだったの!?という情報がありました。
ランドルフはもとからサイモンに仕えていたわけではなく、亡くなったトーマス・ガーランド(ヨシュパパ?)の相談役だったそう。
そして復帰したサイモンとは相性がどうも悪い。
相談役としては機能はしていないとのこと。この辺りはもしかしたらドミニクがうまく取り込めたら何か有利に運ぶこともできるのでは?と考えたり。
テイラーという男のこと
兄を殺されてヴァラヴォルフに恨みを持っているというテイラー。
彼はシュナイダーのターゲットでガーランドの組織のなかでは事実上のナンバー2だそう。
サイモンはヨシュに継がせたいようですが、ヨシュがならない場合はこの男がサイモンの座に納まるという。
ということは・・・テイラー自身もサイモンには早く退いて欲しいかもしれない。
テイラーはサイモンにとって敵か味方か・・・というのも注意深く読んでおく必要がありそう(ラストで裏切るかも???)
でも、彼自身はヴァラヴォルフに相当な恨みはあるから、人狼狩りには積極的なのが気になる所。
だからこそ、ヴァラヴォルフ側としても彼がサイモンの座につくのは面倒なのですよね。積極的に狩ろうとしてる人物なので。
そう考えるとヨシュがトップになる方がヴァラヴォルフにとっても安全なのかもしれません。
コヨーテとノーラン
この(ランドルフとペンジャミン)視察は・・・実はコヨーテは飛び入り?だったみたいです。
ノーランと話したかったのか、他に理由があるのか・・・
コヨーテ自身は『もう少しガーランド内部の様子を知りたくて・・』と言っていますが。
『暗殺以外の打開策がないか探るため?』
ノーランはコヨーテの理解者でもあるようですね。今のコヨーテの気持ちも彼なりにわかろうとしてくれているのが・・・読んでてちょっと嬉しい。
ヨシュとコヨーテが深い関係だと彼自身は気付いているの。
でね、コヨーテがヨシュのことを『マレーネ』って呼んでいるのに気付いて・・・
『マレーネって彼の愛称かい?この前から時々その名前が出て来るけど・・・』と。そう言われて恥ずかしそうにしてるコヨーテの可愛さよ・・・。
そしてコヨーテもノーランには『彼との関係は色々と複雑で・・・』とちゃんと話しているのを読むと、この二人は本当に親友なのだなぁって思いました。
ノーランいい奴ですしね!
最後まで生き残って欲しいです。こういういい人とか親しい人ってなんか・・・嫌な予感がするのですよ(T^T)
この予感が当たりませんように。
その後に続く会話を読むとわかると思うのですが・・・本当に・・・本当にノーランは素敵な男なんです☆
生き残って是非ヨシュとも親交を深めていってほしい~。
ドミニクとフーコ元首相のひ孫
中盤はドミニクが中心。
ドミニクといつも一緒にいた女性、彼女はなんと!ドフーコ元首相のひ孫?だったようです。
あれ?1巻ではフーコ首相の孫が恩人って言ってたような・・・・このひ孫さんとはまた別人に恩があるということでしょうか!?
となると、ドミニクと関係があったのは彼女の父親か母親の方なのかもしれませんね。
そして彼女はドミニクがヴァラヴォルフだというのは知っているようですし複雑。
名前はデボラ・フーコというらしい。
彼女とドミニクの会話から、70年前の虐殺の件だったり、ガーランド家との繋がりだったりが詳しくわかってきます。
会話を読んでいると、『嘘つき政権』と言われないように・・・とドミニクが以前に話していた意味もわかります。
簡単に要約すると、
ここには利害の一致があり、ガーランド家は人狼狩り、そしてフーコ首相側はガーランド家の人脈に票の確保。
だからこそ、首相はガーランド家の横暴とも言える狩りに加担していたのですよね。虐殺事件を新興宗教団体による無差別大量殺人と発表して隠蔽。
ヴァラヴォルフの存在も正式にに否定することに。
ここで誤算が。各群れのリーダーと思われるヴァラヴォルフ達が首相に非公式に接触してきた。
隠蔽したフーコに真実を告発すると。
彼らは表沙汰にされたくなければと2つの条件を出したのだそう。
- ヴァラヴォルフの存在はねつ造された作り話だと発表すること
- 安全に生活できるようにヴァラヴォルフを保護すること
フーコは彼らに告発でもされればガーランドを庇いきれなくなるので後ろだてを失うことになる、。すると・・・自分との黒い繋がりもバレてします。
そのためにフーコはヴァラヴォルフの条件をのんだ。
そしてある機関を設立することになります。
その機関はヴァラヴォルフの実在の証拠を徹底的に破棄・回収する事、存在を隠し続け彼らの保護に努める事。
これはガーランドも知らない機関であり、極秘事項。
そこにドミニクがいるんですね。『当事者』として。彼女に対しては自分がヴァラヴォルフであることは隠していないようです。
一方、ガーランド家と繋がっているランドルフに対しては隠して接触していることになりますね。
う~ん、ここで気になるのはどういう経緯でドミニクが『当事者』としてこの機関に入り込んだのか・・・ということ。
直属の上司がデボラさんの父らしいので。。。彼もドミニクがヴァラヴォルフであると知ってる可能性は高いです。
『恩人』はこのデボラ父なのかも!?
『父を助けたい』と彼女が言ってるのですが、何かここもあるのかもしれませんね。これから出て来ると思います。
ちなみにドミニクは政治家としての素質は彼女の方があると言っています。新しい時代・・・もしかしたら彼女がひとつのキーになるのかもしれません。
しっかし・・・ドミニクがヴァラヴォルフであることはわかりました。
だけど、、、誰!?って感じです。キーファーの前のリーダーがこのドミニクという可能性もありますね!?
フーコ首相にはデボラ父の他に娘とかいて・・・このドミニクと恋愛➨コヨーテ誕生なんてことあるかしら???
コヨーテ母がヴァラヴォルフの住処を知っていたので、教えた人物がいるはずなのですよね。。。なんとな~く自分の中でドミニクがコヨーテ父説が再浮上してきました(≧∇≦*)
なんとなくデボラちゃんコヨーテに似てるといえば似てますしね( ´艸`)
従兄弟かも!?
ヨシュとコヨーテの甘い時間
アレンが案内してくれた場所でまた二人は接触していました。
柵越しではあるけれど、顔を合わせるだけでお互い本当に穏やかな顔をしているなぁと。
恋しさは募っていきますが、それはまた・・・いつかやってくる時のために♥
二人にとっては、人間とヴァラヴォルフの共存が望み。コヨーテもノーランやミミはきっと受け入れてくれるというけれど・・・
『「ヨシュガーランド」ではなくて「マレーネ」として?』とヨシュは口にします。
そして・・・ヨシュ自身も『マレーネ』として彼らとつきあえたらどんなにいいかと。
ここにはガーランドという家を捨てたいという気持ちの表れかなと思いました。
ヨシュは亡くなった、と表向きはガーランド家に伝えてヴァラヴォルフの群れで『マレーネ』として生きて行く、そんな可能性ももしかしたらあるのかもしれません。
ヨシュが亡くなったと知ればサイモンもさらに狂って自爆するかもしれませんしね。
ヴァラヴォルフの存在を消すことが可能であれば。。。ヨシュの存在を消すこともまた・・・ドミニクのいる機関であればできるのかも。
だけど少し前に書いたけど、ガーランド家はどうなる?というのが問題で・・・
解体したらフーコ家が困るし、テイラーだとまたやっかい。ヨシュが表向きはサイモンの座につくほうが安全は安全。
ここはどう決着つけるのか楽しみなところかも。
やっと掴んだサイモンのルーティン
どうやらサイモンが屋敷を離れていつも1泊する場所を特定したノーラン達。
屋敷だと不利になるので、屋敷を出るタイミングはいつなのか?を探っていたのかな?
やっと。。。それが掴めたようなので決戦は近づいてきたのかもしれません、、、。
18話はどうなってるのか展開が気になります。
感想まとめ
すでに電子も配信されているので17話に沿った感想をメインに書いてみました。
気になる人は是非・・・雑誌を読んでみてくださいね。
今回は頭混乱しまくりで、うまく整理できてるのか不安なくらいです。
ただ、色々と明かされてきたので中盤~終盤に向かってきているのかな?という印象は受けました。
誰も死にませんように。元凶であるサイモンは・・・ここには入りませんが(^_^;)
ピースが埋まりつつあるので、ヨシュとコヨーテが一緒にいられるようになるためにはドミニク・デボラの力もいるのかなと思っています。
18話が楽しみです。
18話は4月22日発売のダリア6月号にて。
今度は遅れないように感想書きますね☆
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