ダリア2021年2号掲載、座裏屋蘭丸さんの【コヨーテ】16話のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の16話は【コヨーテ4巻】に収録予定です。
15話から少し間が空きましたが、今回もハラハラどきどき。モレノはヴァラヴォルフ側ってこともあるのでは?なんて思っていたのですが、彼はあまり関係がなさそう。
というよりもガーランドのボスに対し、すごい忠誠心があるのだなというのが今回とてもよくわかりました。どうなるやら。
離れ離れのヨシュ・コヨーテは・・・アレンによって会うことができました。ほんのひとときですが、ほんわかする時間を過ごしています(*^_^*)
会えた時のあのヨシュの嬉しそうな顔!ほんと座裏屋さんって表現力がすばらしいですよね。目の前にコヨーテが居るとわかったときのあのぱっと晴れたような顔!すごいなぁ~って感心しました。さすがプロですね。
読みながらドキドキ空間を味わえました♥
コヨーテ4巻16話 ダリア2月号
掲載P数 | 35P |
満足度 | |
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今号の簡単なあらすじ・ポイント
- アレンと接触するコヨーテ
- 祖父の復讐計画を知ったヨシュは・・・
- アレンの助けもあり会えた二人は・・・
- モレノとボスの関係が少しわかる
【ネタバレ注意】コヨーテⅣ-16話 あらすじ・感想
ヨシュのおじいちゃん怖い・・・笑。息子達がヴァラヴォルフに殺され、ちょっとおかしくなってしまったのか・・それとも元からおかしかったのか・・・
ただならぬヴァラヴォルフへの復讐心が垣間見えた回でした。
それを知ったヨシュはどうするのでしょうね。ランドルフもボスとドミニクの間に挟まれて大変そうです(^_^;)
巻末の先生のコメントを読むと、今後は続けてコヨーテが読めそうなので嬉しい。気になること沢山!なので早く真相が知りたい(≧∇≦*)
では早速!
アレンと接触するコヨーテ
アレンが歩いていると、メットをかぶった男性に声をかけられます。
『あんた・・アレン・ブラウンだよな?』
『・・そ・・そうですが』
嫌な予感しかしないと顔を青ざめさせるアレンですが・・・相手の顔を見てさらに固まってしまいます。
目の前にいる男性はなとヨシュの恋人であるヴァラヴォルフ。
コヨーテは、アレンの反応から自分の事を知っていたのだなと察します。
『今から少し時間取れないか? 聞きたいことがあるんだ』
二人はベンチに座り、サンドイッチを食べながら話をします。(二人の間の微妙な距離がちょっと面白いです)
サンドイッチを頬張るコヨーテを見て、ヴァラヴォルフも普通にサンドイッチを食べるんだ!?とひとつひとつに驚くアレンが何とも面白いです。
そんなアレンですが、コヨーテの印象は・・・随分小さいということ(人間にしか見えない)。
以前キーファーに会っているので、彼らの大きさは知っているのですよね。
話を戻して・・・コヨーテの『聞きたい事』というのはもちろんヨシュのこと。
アレンは、ヨシュは健康面は問題なく元気ですと伝えます。
『帰宅してからはガーランドでどんな扱いを受けている?』
その問いにはヨシュは軟禁状態にあるとこたえます。コヨーテは、ヨシュから情報を聞きだそうと拷問などされていないか?と心配するのですが・・・・
ガーランド家の尋問?もヨシュはうまくはぐらかしているようです、
ちゃんとヨシュのフォローもしていて流石はアレン!という箇所ですので是非注目してみて。
コヨーテが心配している拷問等ですが、ヨシュは跡取りなので手荒な扱いはされていないので心配しなくても大丈夫だと伝えます。
『・・・良かった ありがとう・・・安心した』
コヨーテは、ヨシュもそうだけれどアレンもマフィアの構成員には見えないと口にします。
同じようにアレンもコヨーテに対し、自分が知ってるヴァラヴォルフのイメージとは違うようだと返します。
『え?』
『あ!すみません!!いえ、なんかこうもっと大きくて分厚いイメージがあって・・・あなたみたいな人もいるんだなぁと』
それに対し、コヨーテは・・・自分のような体格なヤツは俺しか居ないと言います。
『けど中身はきっとあんたが想像しているより理性的で穏やかな奴らばかりだ』
『・・・・そうなんですか』
コヨーテはアレンと話しながら、彼はヨシュの言うように悪い男ではないと・・ガーランドの中にもまだこういう人間がいるのかもしれないと感じます。
躊躇していたけれど、アレンと話ができて良かったと心の中で思い、立ち上がるコヨーテ。
『マレーネの状況が確認できて良かった・・・色々ありがとう』
最後に伝言をアレンに言うのですが・・・アレンは背を向けるコヨーテを見て色々と葛藤します。
『あ、あの!!』
そしてアレンは色々と悩んだ末にコヨーテを呼び止めます。
『さっきの伝言・・・自分で言われます?』
おれの復讐はまだ・・・まだまだ終わっていない
ガーランド家にて。
ヨシュがなぜだかすごく怒ってボスのもとへ。
新聞の内容に怒っているようでした。傷害事件があったようなのですが、それはガーランド家の人間の仕業だろう?と。
ボスの所にはランドルフ・モレノの姿も。
『どうされまましたヨシュ様』
『被害者3人はストリートギャングに暴行を受け意識不明の重体 うち1人は行方不明』
最近、このような類似事件が発生していて関連性があるのでは?という記事だったようです。
ヨシュは、これは『人狼狩り』ではないかと指摘。
『だったらなんだ』
『なんだじゃないでしょう 馬鹿げてる・・狂ってる!!』
でもボスは・・『我々は獣を狩っているだけだ』と。
ヨシュは、彼らは獣なのではない、あなたは間違っていると口にします。復讐心に任せてとんでもない方向に暴走しているのがわからないのですか?と。
ボスの中ではまだ息子達が殺されたことが許せない様子。
それに対しては、彼らを殺したヴァラヴォルフは・・・僕が殺したとヨシュは言います。
今更何をしても彼らは帰ってこないし、起きてしまったことは戻らないと。
『お前の復讐がそれで終わりでも 私の復讐はまだ・・・まだまだ終わっていない』
『奴らを一匹残らず駆り出して血を絞って金にして!!!!残ったニクは砕いて犬に食わせてやる!!!!』
するとボスは新たな計画があると話し始めます。
それは・・・ヴァラヴォルフの内蔵も売ってみようと思っていると。そのために今、解体工場を探しているのだそう。
『ランドルフっ 工場はどうした!!!!』
さっきまで薄笑いながら話していたかと思うと急に怖い顔になるしでとっても不気味です。
するとモレノがここでボスをなだめます。
『私が必ずご用意しますのでもう少しだけお待ちください』
ヨシュも異様な状況を察している様子。それでもヨシュは、人狼狩りは絶対に止めさせるし両親もこんなことは望んでいない!と言い残して部屋を出ます。
つかの間のやすらぎ
監視の人と一緒に歩くヨシュ。そこへアレンがやってきます。
アレンはワイン倉庫の鍵を借りてきたとヨシュに言います。ヨシュは何のこと?という感じではあるのですが・・アレンは続けて『ちょっと・・・自分で言っといて忘れちゃったんですか?食後のワインは自分で選ぶんでしょ』とウィンクして合図します。
何かあるのだと察するヨシュは、アレンと一緒にワイン倉庫へ。
監視の人も一緒にワイン倉庫へ入ろうとするのですが、ここでヨシュは『さすがに中まで着いてくるのは遠慮してくれないか?気が休まらないよ』と。アレンがついてるということで、ここはすんなりと二人で倉庫内に入ることができました。
アレンは奥の扉を抜けてとヨシュに指示を出します。
その扉は地下水路に出る古い非常用通路の扉だそうです、
行けばわかると送り出すアレン。
『俺からの最初で最後のビッグサプライズですからね!!』
限られた時間は20分。
ヨシュは不思議な顔をして言われた通りに行動します。そして・・・柵の向こう側にいる人物を見て驚きます。
『リリーッ!!』
ここの驚いてからの嬉しそうな顔に変化するところ、個人的にはちょっと鳥肌ものでした。なぜだかこっちまで嬉しくなってしまって(≧∇≦*)
ヨシュはどうしてコヨーテがここにいるのかと。。君の顔を見るのはもっとずっと先のことだと・・信じられないと喜びを爆発させています。
コヨーテは、アレンがお膳立てしてくれたのだと話します。そしてアレンは思っていたような男じゃなかったとヨシュの言っていた通りの男だったと話します。
『子どもの頃からの大事な友人だ!ちょっとネガティブ思考で臆病だけど信用できる男だ』(笑 上げて下げて上げる( ´艸`) 仲良しなのが伝わってきます)
子どものようにはしゃぐヨシュがとっても可愛いですヨ。
『・・・元気そうで安心した』
『リリー・・会いたかったよ 本当にものすごく・・っ』
柵越しではあるのですが、二人にとってはつかの間の恋人時間。
唇を重ねるのが精一杯ではあるのですが、愛しさで溢れている二人にキュンキュンします。
感情にまかせて逃走することもできるけれど、そうしてはアレンに迷惑がかかるというコヨーテの冷静ぶりにもキュンとなった箇所でした。この場面はちゃんとコヨーテはアレンを信頼して認めたのだと感じることができます。
二人は、お互いにそれぞれを心配しあいます。
ヨシュは、今ボスを説得中だけれど上手くいかないとグチを零します。
『・・・ごめんリリー こんな真剣な会話の最中に不謹慎だと思うけれど・・・』
愛しい人が目の前にいるのに冷静に話しなんてしていられない、ずっと会いたかったんだとまたキスをします。
ボスとモレノの関係
『いつになったら・・いつになったら工場は見つかる!!』
その前にヴァラヴォルフを沢山捕まえておかなくては・・・っ!!と興奮状態のボス。
そんな彼に寄り添うようにモレノは、工場が見つかるまでにいっぱい奴らを捕まえておきましょうねと口にします。
『モレノ・・・お前はわかってくれるな お前はいい子だ』
『勿論です 私はずっとボスについて行きます・・・覚えてらっしゃいますか』
ここでモレノの過去がわかります。悲惨な状況から彼を救い出したのはボスだったようです。
『あの時から私は貴方のものなんです』
ボスの望みであれば何でもやりますと忠誠を誓って。。。。
感想・まとめ
やはり読んでいると、モレノはモブではなくこれから間違いなくキーパーソンになりそう。
モレノがヴァラヴォルフ側の人間ではないこと、ボスに異様な忠誠心があること(執着)・・・それらを考えてあることが頭をよぎりました。
あ、でもこれはモレノが屋敷へやってきた時期が関係してくるので考察でもなんでもないです。
もしかしたら・・・な話なのですが、ヴァラヴォルフが両親やヨシュを襲うきっかけをつくったのがモレノなんてことはないですよね?
理由は、ボスの意識を自分に向けたかったから。自分だけのものにしたいという気持ちがあるような気がします。
ボスはかなり息子夫婦・ヨシュを可愛がっているのがわかります。彼らを邪魔だとモレノが思ったりしなかったのかな?なんてふと思いました。
『私は貴方のものなんです』ってセリフも不気味ですよね。
どうやったら犠牲を最小限にできるだろうか?と考えた時、やはり元凶であるボスがいなくなることでは?と思うのですよね。
モレノが最後手を下して、一緒にいなくなる可能性あるなぁ。。。とこの執着を見てすごく感じました。
追い詰められてヴァラヴォルフに殺されるくらいなら!って思いそう。
しかし・・・解体工場をみつけようとしているというのも不気味ですよねぇ・・・ゾワっとしました。
ただ、工場に関しては必ずと言っていいほどドミニクが関係してくると思うので、ガーランド家の好き勝手にはできないと思います。
もしそこにヴァラヴォルフが集められても、ドミニクが救いだしてそう。
まだまだ色々と問題は起こりそうですが、ヨシュとドミニクが協力して何かできないのかな?と感じたりも。ドミニクが間に入れがキーファーともやりとり出来そうですし。
先生がどんな展開を見せてくれるのか楽しみです。
あと!!!二人の絡みはやはりいいですね。ロミジュリ感がすごい。
だからこそ、少しの時間でも愛しさがあふれ出てるというかなんというか。キュンキュンします。
今回は嬉しそうなヨシュ・コヨーテが拝めてヨカッタです。
次話はダリア4月号に掲載予定です!ひぃぃぃ~2月・・・超忙しい時期ですね(T^T)ちゃんと次回は遅れないように記事UPしたいです。
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コヨーテ
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ちょっとだけ近況
年末も毎年バタバタしているのですが、今年はコロナの影響もあって義両親も来ないので。。。ちょっとのんびりできそうです♥なのでできるだけ記事UPしたいです。
今年の後半は体調不良もあって読めてない作品もわりとあるのですが、読んだ中でのランキング等も掲載できたらいいかな・・・と。
あと!体調不良の時に安静に!と言われていたのでたまにふとNetflixでアニメを観ていたのですが、、、スラムダンクが面白くておっとと二人でハマってしまいました(笑)
アニメ後のインターハイの部分をコミックスで買いましたヨ(≧∇≦*)
今話題の『鬼滅の刃』も観ました!!!何話だったか・・・好きなエピで蜘蛛のところがあるのですが。。。ものすごく盛り上がる所で流れていた『竈門炭治郎のうた』がすごく気に入りまして(^_^;)珍しくスマホにダウンロードして聴いています。
なんだろう。。。歌詞がすごく良くて。声も透明感あるのでスっと入ってくるというか。ねづこちゃんの『爆血!』からの流れは痺れます。あれはアニメならではの凄さですよね。
何度観てもあそこはギュギュっとなります。あ。。。すみません(^_^;)
聴いたことない!という人は是非・・・竈門炭治郎のうた!オススメです☆
気分が優れなくて寝込んでいた時に、スラムダンクとか鬼滅の刃とかヒロアカとか・・・アニメを観てすごく前向きになったのですよね。失敗しても何があっても立ち上がって前を向いていく姿というのは、落ち込んだり色々とした時に力を与えてくれるのかもしれません。
アニメやTVはここ数年ほとんど観ていなかったのですが、見始めると面白いですね☆といってもさすがに話題であっても映画は観に行けてませんが。
ということで近況でした。ちょっとバタバタも落ち着いたので溜まった記事をUPしていかなくては・・・何から手を付けたら良いのやら状態で気持ちだけ焦ったりしますが、ぼちぼちやっていきます。
新年はまた決意新たに頑張れたらなぁと思います。
皆様もこのご時世ですので、くれぐれも無理はせずご自愛くださいね。健康が一番だと実感したここ数ヶ月でした。
身体と心は連動しているので、やはり身体の健康というのはメンタルを保つのにも重要なのだと感じましたヨ。来年は楽しい1年になるといいな・・・・・(*^_^*)
こんなことを書いていると年内の記事これで終わりかな?と思うかもしれませんが、そんなことありません(笑)
義両親が来ないので、自分時間がたっぷりできました(≧∇≦*)BLにあてたいと思います♥