ディアプラス12月号掲載、待緒イサミさんの【十二支色恋草子-蜜月の章-第ニ部】最終話のネタバレ感想になります。雑誌最新話のネタバレ感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の5話は【【十二支色恋草子-蜜月の章-第二部】に収録予定です。
コマと颯助の関係も気になるなぁと思ってたら・・・今回が第二部最終回となっててびっくりしました。これから三部・四部ってなっていくのでしょうか?
蜜月の章なので甘々になるのかな~なんて期待はしているのですが(≧∇≦*)楠とかも読みたいですし、登場人物がたくさんいるのでこれからどんどん広がっていくかもしれませんね。
楽しみです。
ディアプラス12月号 【【十二支色恋草子-蜜月の章-第二部】最終回
掲載P数 | 40P |
満足度 | ★★★★★ |
紙・電子・詳細 | 詳しくはこちら |
【十二支色恋草子-蜜月の章-第二部】最終回 簡単な感想
- むちゃくちゃ面白かった(T^T)
- カラス兄弟の想いに涙
- 今回は楓が頼もしいと感じた!
- コマ・颯助は一歩ずつ・・・・
注意ポイント
【ネタバレ注意】十二支色恋草子-蜜月の章-第二部 最終話 感想レビュー
今回は獣人特集ということで、・・トップバッターでした。そして最終回。
これがね、むちゃくちゃ面白かった。何回も読み返してはうるっとしてしまって。青星がこれまたいい子でね・・・
今回のエピは太鼓判。みんなに読んで欲しい。
最終話ということでしたが・・・颯助・コマはちょっとずつですね(*^_^*)
今後続編に期待。あるといいな。楠たちも読みたいし、続いて欲しい。
ちょっと待った!
赤星と一緒に寝るというコマに・・・胡太朗は涙。
すると。。。「ちょっと待った!!」と出てきたのは颯助と青星でした。
青星は赤星にムリを言って迷惑をかけたらダメだ、いつものように一緒に寝ようというのですが・・・・
赤星はコマとの約束を邪魔するほうが迷惑だとコマの頭にチュっとキスをします。
「俺のことは放って青星も好きにするといい」
すると、横から颯助が「コマ」と呼びます。
この声にピクっと反応するコマ。
「誰とも一緒に寝ないって言ってたのに 赤星とは約束したの?」
「俺と寝るのは嫌がったのに 赤星の方が好き?」
その問いに、コマは思わず「っ颯助・・・」と言うのですが赤星に頭を押さえられてしまいます。
「そのようだな 十二支の戌殿には諦めてもらおう・・・青星も」
もう俺の世話は必要ないと赤星はコマを連れて行ってしまいます。
青星は颯助に申し訳ないと謝るのですが、颯助は悲しそうな顔で言います。
「ううん いいんだ 俺が避けられてるのはほんとだから」
一方・・・・コマに寝ないと言われて胡太朗はクズクズと泣いています。
「う~~~んまぁ~~~~~~ヘンな心配は無用なんじゃないかな~」
そう話す楓。
二人からは発情してる匂いもなにもしてこないから大丈夫だと言います。
「ほんと?絶対?大丈夫?」
「大丈夫ですよ~だからもう泣かないでください胡太朗く」
「ん」
良い雰囲気でぎゅ~っと抱きしめていたのですが、近くに青星がいることに気づきます(笑)
青星は謝るために近くに来たようですが、胡太朗は恥ずかしがって思いっきり正隆を押し退けます。
青星と赤星
青星は、赤星があのような行動をするのは自分のせいでもあるのだと言います。
赤星は自分を遠ざけたいのだと。
真っ白い姿で生まれた赤星。白いカラスの生存率は低く、自分より一年後に生まれた赤星も両親から放っておかれていたのだと言います。
青星は自分が愛せばいいだけのことと赤星を大切に守っていました。
群れからも白いカラスは異質だと攻撃対象にされたけれど、傷ついても二人でいればツライこともなかった。
お互い天寿を全うし 神使として再び目覚めた青星は。。。赤星に会えたようです。
「!?赤星・・・!?よかった! また共に・・・」
嬉しそうに話す青星とは違い、赤星は怖い顔。
「赤星にとって私と過ごした日々はツライものだったのでしょう 私がいてはその時の記憶を蒸し返してしまいます」
だから、揃いでついた傷跡を消してほしいと前回楓にお願いしていたのですね。
「私を遠ざけようとするばかりです・・・・」
赤星とコマ
二人もそれぞれの想いを話していました。
「・・・ってことは 育ててくれたにーちゃん見限って自分だけ神使としてやってこうってハラかよ!?」
赤星は神使となってまで世話になる必要はない、もうひとりでやっていけるから青星は自由に過ごすといいとコマに話します。
コマはそれを聞いて、やってらんねーと怒って部屋を出て行こうとします。
「コマ殿も同じだろうに」
「ああ!?」
十二支の戌殿と距離を置きたいのだろう?コマ殿は自分の矢代へ戻ればいいのではないか?と問う赤星。
「ココも俺の縄張りだっつーの!!」
コタもここにいるからと言うのですが、本殿は他にあるし、依り代殿には宮司という番がいるから心配はない。それにコマが本殿にいれば胡太朗の負担も減ると言う赤星。
「そもそも氏神として鎮座しているべきでは? 俺たちはひとり立ちすべきなんだ」
このときにね、颯助姿も描かれています。いつもはへらっとしてる颯助がすっごく真剣な顔で何か考えているの。(ひとりで)
コマの事すきなんだろうなぁ・・・ってすごく伝わってきました。
穢れ
翌朝、赤星に言われた通りに古万乃神社に戻ろうかなと言うコマですが・・・そう助言したという赤星に青星がこれ以上はよそ様を巻き込んではいけないよ、と言いながらやってきます。
「俺の事はどうでとでもしていいが よそ様に口をだすもんじゃない」
これに赤星が怒りだします。
「青星はいつもそうだ」
「己のことは差し置いて 俺にかまけてばかりいて」
何かを察知した正隆は楓を呼びます。
楓も「は~い」と何かを準備しているようです。。。
すると、どんどん赤星が変化していきます。
「俺に振り回され巻き込まれているのは青星だろうに・・・!」
青星は赤星に近づこうとするのですが、「近寄ってはいけない 穢れは移りますどうか十二支いお任せ下さい」そう言って正隆に止められます。
ここで出番の楓。
「それで 君は何がそんなに悲しいのかな?」
「悲しい?恨めしいのだ」
人が祀り上げるのは受け入れるがなぜ青星まで巻き込まれなければならないのか。。。と。
「俺の為に生を費やし 没して後も俺に縛られるなぞ これ以上の犠牲はあまりというもの」
楓は話を聞きながら赤星は自分を恨んでいるんだねと言います。
「ちょうどいい このおまま堕ちてしまえば兄者は自由になるというもの」
十二支憑きの宮司も猫憑きも犠牲だろうという赤星。神使に憑かなければ人の世になじめただろうにと話していると、胡太朗が「違う」と口を開きます。
「みんなと一緒にいられない方が ずっともっと 絶対にいやだ」
コマはそんな胡太朗を見上げます。
ここで青星が烏の姿に変化し赤星の元へ。
俺のかわいい弟
青星は赤星をぎゅっと抱きしめます。
「離れろ青星!」
「いやだ 離れない 俺のかわいい弟だ」
青星が赤星が祀られている場所に立っている場面が描かれています。、
前話でたしか、人が建てた弟の塚に通い詰めてたら没後に一緒に祀ってもらったと青星が言ってましたよね。
「二度と逢えぬさだめのはずが また共に居られるのならどうなろうと本望だ」
「だめだ青星!俺のことは構わずどうか自由に・・・」
すると青星はにっこりと笑い言います。
「自由であるなら尚のこと お前の隣を選ばせてくれ」
このシーンでちょっと泣いてしまいました。ほんとにすごく良いシーンなので読んでほしい・・・・胸がギュっとなってしまいました。
このあとは楓が身体のお祓いをしてくれてまた元通りになった赤星と青星。
「良かった赤星・・・!!本当に良かった!!」
「っすまない青星 俺はまた迷惑を・・・」
「いいんだ!全然いいんだ!!」
ここで楓が傷の事を聞きます。
頬の傷は一応残しておいたけど消せると。どうするかと問うのですが・・・・
「この傷は…青星と生きた証なのでどうぞこのままに」
赤星の顔がすごく優しくなっていてここでまたギュギュっとなってしまいました(T^T)
正隆と胡太朗
今回はちょこっとエロありです。
楓が力をつかったので、ちょこっと空腹になり倒れてしまった正隆。
コマはコタから栄養もらえばいいと言います。
「何言ってんのコマ!?」
「今晩は俺も一緒にねるから!」
そう言って部屋から出て行くコマ。
その後に・・・キスから発展していく二人です(≧∇≦*)
ほんとかわいいのにエロイ。最強です。
颯助とコマ
部屋を出て歩いていると、颯助が声をかけてきました。
「あ!コマ!よかった探してたんだ」
「お前こそどこに行ってたんだよ!?」
颯助は楠を見送ってきたのだと言います。
「コマも俺のこと探してた?」
「そんなんじゃねーし!!お前こそ何の用だよ!?」
颯助は、これからは大将月以外は休み処に来ないことにすると言います。
「だからコマは ここに居ても大丈夫だよ」
「じゃ!仕事の時は寄るけどごめんね」
そう言ってニコっと笑い背を向ける颯助・・・
ぽん。
コマが変化します。
そしてぎゅっと後ろから颯助を抱きしめ・・・
「・・・い 行くな・・・」
「・・・俺のこと避けてたんじゃないの?」
コマはそんなんじゃなくて緊張というか・・・と焦っています。
「コマが嫌ならやっぱり俺」
コマは必死に気持ちを伝えようとします。
「だから・・・一緒に居られない方が嫌だから・・・」
そういって頭をグリグリと颯助の背中にこすりつけます。
これ何か意味があるんだろうなぁ・・・と思って調べてみたんですよね。猫の頭をグリグリとこすりつける仕草は愛情表現みたいですね。
コマは無意識に颯助に自分の匂いを付けてマーキングしているという描写なんでしょうね。「好きだよ」って言っている仕草なのだとネットに書いててありました★
すると颯助はくるっとコマの方を向き、ぎゅぅぅぅぅっと嬉しそうにコマを抱きしめます。
「!!」
「俺も!!!!コマと一緒にいたい!!」
いつものような颯助にもどってほっ。
この二人はゆっくりゆっくり進展していくのかなと思います。もっともっと読みたいけど・・・今回はこれで終わりです。
感想まとめ
最終回、ほんとうに面白かったです(T^T)泣きました。
赤星と青星の兄弟愛・・・・BLっぽく好き好きでも私はよかったかな?と思いますが・・・兄弟愛でした。でもすごく青星の想いに涙してしまいました。
あとは颯助・コマですね。
コマの最後のグリグリで・・・はぁ良かった!!!ってなりました。
コマかわいい。
コマは颯助が特別なんだろうなって思いました。
普段すごく無邪気な颯助ですけど、今回はわりと真剣になってて。コマへの感情は間違い無く恋愛的なものだろうなと改めて。
うううう…もっと読みたい。ほんとうに面白い。
十二支色恋草子ー蜜月の章-第三部がありますように!!!!
と言うことで感想でした。
もう5回くらい読んでるのですけど・・・5回とも知らない間に涙ポロポロ。びっくりです。
すごくいいエピソードでした。
今回の蜜月の章第二部は2019年の3月発売予定のようです。
楽しみです!!!
電子書籍
十二支色恋草子