ディアプラス9月号掲載、待緒イサミさんの【十二支色恋草子~蜜月の章~3】第4話のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の3話は【十二支色恋草子 蜜月の章(3) 】に収録予定です。
大好きな楠・清忠の関係がちょっと怪しくなってしまった前話・・・今回は卯の詔の活躍を期待して読みました。
楠・清忠も気になりますが、颯助・コマも気になっているんですよね・・・なのでどちらもイイ方向に向かって行って欲しいです。
今回は楠に関しては全く進展はなし。コマは・・・なんと発情期に突入してしまいます。颯助がいないところでの発情期突入・・・どうなるのでしょうか。
十二支色恋草子~蜜月の章~3-4話 ディアプラス9月号
掲載P数 | 42P |
満足度 | ★★★★★ |
この雑誌をよむ |
十二支色恋草子蜜月の章3-3話 簡単なあらすじポイント
- 詔の依頼先は、2巻で登場したイケノ・クマノのところ。
- 蜜月の章1で登場したイタチ・柊も登場。
- 楠・清忠は進展なし。
- コマが発情してしまうがその時颯助は・・・!?
【ネタバレ注意】十二支色恋草子 蜜月の章3-4話
うわぁぁぁ次話が早く読みたくてウズウズしてしまいます。コマ・・・すごく抵抗しているけれど本当は颯助を求めてる。
それがわかるようなエピになっています。
今までコマに襲いかかってきた雄たちとは颯助は違うのだとコマが感じることができたらいいですね。
颯助は絶対コマが嫌がることはしないでしょうし。。。もし合体するようなことが今後あればそれはコマから望んでのものだと個人的には思います。
今回の発情期に関しては、もしかしたら合体まではいかないかもしれない。
それでもコマ・颯助の気持ちが強く結びつくようなエピにもなると思います。
あと気になる楠ですね・・・
う~ん・・・イケノ様・クマノ様・・・そして今回登場する鯉の紅の件がどう楠と清忠の関係に食い込んでくるのかまだ想像できません。
あと、また虹悦が発端かぁ~~~~~~ってなんか逆に笑ってしまいました。
全く虹悦ったら。
言ってる事は間違ってはいませんけども。言い方がねぇ・・・・
柊と紅が仲良くなってこちらも良い方向に向かえばいいですね。
ここから下は雑誌の流れに沿った感想です。これ以上ネタバレ不要という方はSTOPしてくださいね。
鯉の滝登り
詔に依頼したのは・・・クマノ様・イケノ様でした。(彼らは『十二支色恋草子2巻』に登場)。
イケノの所へ行ってみると・・・なぜだか小さい子供がいっぱいいます。これは池の鯉のようでして・・・。
どうして人型になっているかというとクマノ様から説明があります。
今年のお酒は出来が良く、十二支にも味をみてもらおうと招いた。
呼んだのは虹悦と篝(辰と巳)。
お酒の味は二人も太鼓判を押します。
「十二支のお墨付きを貰えるとはありがたい」
クマノ様が虹悦・篝を呼んだのにはもう一つ理由がありました。
「ご紹介したい者がおりまして」
紹介したのは鯉の神使・紅。
齢五百を超え、近々滝登りで龍と成るのを試みるのだそうです。
「虹悦殿からお言葉を賜れば励みとなりましょう」
虹悦は「おお!鯉の滝登りか!大儀!」と言い紅に名前を尋ねます。(ここでは紅とすでに書いていますが、「紅」と名前が出てきたのは虹悦の問いで本人が答えた時です)
「っはい・・っ 紅と申します 憧れの虹悦様にお目もじ叶い天にも上る心地に御座います」
嬉しそうにする虹悦。
「虹悦様にお近づきできるよう龍となることを目指して参りました」
そういって紅は、いつか虹悦と一緒に空を走れたら・・・と口にするのですが、虹悦は「それはいかん」とそのことに対して否定します。
「私欲のみで龍と成れば地を荒らす元にもなりかねん 歓迎できん」
大きな力を持つことを自覚して広く世を考えよと・・・。
その言葉に紅は恐縮してしまい、もう合わせる顔もないと言って池に引きこもってしまったのですね・・・。
紅に満ちていた神気が池へと流れだしてしまい、池の鯉たちに影響がでてしまったわけです。これが池の鯉たちが人になった経緯です。
「このまま垂れ流せば紅は滝登りをする力も残らん」
イケノ様の依頼は、紅を説得して滝登りをさせてほしいということでした。
虹悦と縁を結びたかったのか?
「虹悦にフォローされればいいんじゃない?」
胡太朗はそう言うけれど、虹悦が前言撤回などしないことは周知の事実・・・。虹悦のことを話していると池から紅が出てきました。
「虹悦様に無礼を申すな」
「虹悦様は正しい 紅が間違っていただけのこと」
及ばぬ鯉の滝登りとはよく言ったもの・・・そう寂しそうに呟きます。
恋を司り縁結びを務めとする自分が、恋に破れるような有様ではまだ徳が足りないということだと。。。
「紅様の徳は十分に満ちております」
「こいつらみろって!溢れてお裾分けしちゃってるって!」
放っておいて欲しいという紅に、楠は・・・
「虹悦と縁を結びたかったのか?」
「それなら果たされているだろう 顔を合わせて言葉を交わしている」
それ以上を望むなら虹悦の説教など受け流してのしかかるでもすればよかったのだと言います。
「馬鹿な!ご迷惑が過ぎる!!」
「そうだな」
「その判断こそがおまえの徳でもあろう」
そして恋慕と徳は関係ないと言います。引きこもり司った神気を垂れ流し・・・龍になる機を逃す方が馬鹿げていると。
勝手に睦みあっていろ!
馬鹿にされていると感じた紅は怒ります。
「だいたい恋のただ中にいる者ばかり!」
- 詔とイケノは成長過程
- 猫神はときめきの醍醐味を味わってる真っ最中(コマのこと)
- 宮司と番はいわずもがな 猫憑きは発情期をむかえている(コタ)
「亥殿は・・・なるほど」
「人間と番ったつもりが反故にされようとしているな?遣る方のなさはいかほどか」
そんな人達に自分の気持ちはわからないと言って紅は「勝手に睦み合っていろ」と手から糸のようなものを投げ、そして再び池に籠ってしまいました。
「十二支に妙な術が効くものか」
と楠ははね除けるのですが、胡太朗・コマにはしっかり術がかかってしまいます。
「俺 さっきよりむわむわする・・・」
そう言って正隆に抱きつく胡太朗。胡太朗の発情期についてコマに聞こうとする詔ですが・・・なんとコマまで発情期に。
初めての感覚にコマは苦しみます。
「っコ・・・コマー!?」
コマの発情期
春も発情期だけれど、相手がいてマーキングしたいとかきっかけがないと発症しないハズだ、俺はそんなヤツいないと戸惑うコマ。
「俺のせいなんじゃ・・・」
と苦しむコマを見て胡太朗は涙ぐみます。
「コタは悪くない!!」
紅が術をかけていたので、その縁結びの力で相手への想いが増幅されたという詔。そして・・・クマノ様もなんと!!!精力増強の恵みがあるということで(^_^;)
胡太朗の場合は正隆がいるので解消するのですが。。。問題はコマですね。
でも肝心の紅が・・・・怒ってしまっているので話もできない状況。
紅が話を聞いてくれるとするならば、リア充ではなく同じように「恋に破れて」「憧れの君に恥を晒した」ということに共感できる相手・・・。
詔が考えていると、正隆が一人心当たりがあると言います。
詔はその人物に頼んでくると去っていきました。
「胡太朗くん!コマくん!もう少しの辛抱です!」
正隆の声を聴き、コマは胡太朗に正隆の所へ行って欲しいと言います。胡太朗もツライのがわかるからと。
コマの側にいるという胡太朗に、コマは・・・
「コタが・・・正隆と交尾すれば俺の発情も治まるかもしれない・・・」
解決策がわからずコマも怖いのですね。。。ボロボロと涙を流します。
胡太朗はぎゅっとコマを抱きしめ・・・正隆のところへ。
正隆は胡太朗の発情期をしっかり受け止めます。
エロは7P。
このとき正隆は、、、ちょっとヤキモチ妬いてましたね!
発情期の欲よりもコマへの労りが勝っていると★コマには勝てないとちょっと思ってしまったようです。
胡太朗は、そもそも正隆が欲しくて発情しているのだと答えます。まぁ・・・勝ち負けではないですし、胡太朗の両者への感情は全く違うものですけどね(*^_^*)
イタチの柊登場!
詔が連れてきたのはなんとイタチの柊。
柊に関しては「十二支色恋草子 蜜月の章1」参照。彼は颯助が好きなのですが、颯助には想いが届きませんでした。
「この度は!ご足労いただき誠にかたじけない!柊くん!!」
「とんでもない!お手伝いできるのなら光栄の至り」
「これでいつぞやの借りは返しましたよ」
役に立てるのなら喜んで!と快く承諾してくれた柊。何より、颯助が迎えにきてくれたことが嬉しかったようです。
すると・・・颯助はくんくんしながら言います。
「この甘い匂い・・・なんだろう?」
詔は胡太朗とコマが発情していることを伝えます。
「コマも・・・?」
「ああ だが甘くはないだろう」
楠が言います。
「求められん限り甘いなどとは感じないはずだ」
きゃ~!このセリフでコマが颯助を求めてるかもって思うだけでキュン★
楠は「お菓子の添え物でもあったんじゃないか?」って言うけれど、颯助はいてもたってもいられずコマの方へかけていきました。
「えっと・・・・その~なんかごめんね?柊くん・・・」
「・・いえ 颯助殿が一途で・・・安心致しました」
叶わぬ想いにも諦めがついてありがたいと柊は言います。
実はとってもいい子なのですね柊・・・。なんかすっかり毒が抜けてピュアな感じになってます♪
俺は誰のことも呼んでない
初めての発情期に苦しむコマ。
(も・・・っむり・・・っ)
コン・・・
扉をノックする音が聞こえたので思わず「コタ!?おわったのか・・・っ」と起き上がるのですが・・・
匂ってきたのは胡太朗の匂いではなく・・・・
扉の向こうにいたのはもちろん颯助。
「コマ・・・?すごい この匂い・・・」
「颯助!?なんでここに・・・っ」
余計にクラっとしてしまいます。
犬のままだと扉蹴破ってしまいそうだという颯助に、どっか行け!!とコマは声を荒げます。
「なんで?」
「なんでもだ・・・!」
「だってコマの匂い 俺を呼んでくれてる」
中に入れて欲しいという颯助ですが、コマは「絶対に嫌だ!!」と威嚇しています。
「俺が三毛の雄だからって・・種がないからって・・・勝手に匂い嗅ぐヤツも乗っかって来る奴もみんな許さねぇ!!」
「コマ?みんなって・・・」
コマには過去に何かあるのだろうなぁという描写は出てきてたのですが、これからそのことが描かれるかもしれませんね。
「俺は雌じゃない」
「俺は・・・っ 誰のことも呼んでない 交尾なんか絶対しない・・・!!」
というところで次号へ。
感想まとめ
正直なところ、楠をどうして紅のところへ連れていったのか・・・ということなのですが・・・
読み返してみると・・・どうやら紅には看破する力があるようです。
楠に関しては「人間と番ったつもりが反故されようとしているな?」と言っていて、その後に詔が「少なくともまだ!乃木から反故にはされてないってわかったろ?」と言っています。
「・・・詔 こうなるとわかって俺を伴ったな?」が連れてきた理由なのですね。
まずは楠に清忠が完全に反故したわけではないと知ってもらうためだったみたいです。
なので・・・楠に関してはこれが目的だったのでこれ以上はここでは進展はしないかなと。これから柊・紅の様子を見て相手を思いやることの大切さを楠が学ぶというのはあるかもしれませんが。
あと気になるのは・・・鯉の滝登りより何より・・・颯コマです(T^T)
次話はもしかしたらコマの過去が描かれるのかも。
でも颯助が匂いにこんなに反応してしまうほど、実はコマが颯助を求めてると思うとキュンキュンしますね(*^_^*)
颯助は他の猫たちとは違うし、コマを誰よりも(コタ除く)特別に想っているからココが頑張りどころかも!!!
発情期真っ只中ではあるのですが、う~ん・・・颯助が我慢するという展開になるのでしょうか。
我慢する颯助を見てコマが安心→颯助LOVEが大きくなっていく。。。というのもいいかもしれませんね。
コマが苦しんでいるから、もしかしたら颯助が手伝うというのはあるかもしれませんが・・・最後まではコマが望んだ時に!ですね。
早く次話が読みたい・・・面白い。。。颯助がんばれ~!!!
いつも1巻でお話がまとまっているのですが・・・これ楠のエピ・颯コマのエピと入っているので1巻で収まるのかしら!?気になります。
多くてあと2話~3話・・・紅に関してはさらっと終わるかもしれませんね。
紅が龍になったら・・・とても綺麗な龍になりそうです。頑張って滝登りしてほしい。ちゃんと虹悦に見届けてもらいたいですね!!!
次話が楽しみ~!!!!ということで第4話のネタバレあり感想でした★