ディアプラス8月号掲載、待緒イサミさんの【十二支色恋草子 蜜月の章】第3部3話のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の3話は【十二支色恋草子 蜜月の章3巻】に収録予定です。
颯助×コマが良い雰囲気になってきてちょっと嬉しい展開になってきた第3部。今回は直と円の件が落ちつくのかしら!?
楠×清忠もイイ感じで萌えますが・・・ちょっとココが今回の3話では切ない展開に!?
第3部の1話からのネタバレ感想はこちらを参考にしてみてください。
十二支色恋草子 蜜月の章(3)-3話 ディアプラス8月号
掲載P数 | 32P |
満足度 | ★★★★☆ |
この雑誌をよむ |
十二支色恋草子 蜜月の章第3部-3話 簡単なあらすじ
- すべては仕組まれたことだった!?
- 楠は清忠の元で祀られるのは俺か先だと言い出して・・・
- 清忠と共に在ると決めた楠は十二支の任を辞さないといけない!?
- 清忠は「十二支じゃないお前になんぞ用はない」とキツイ言葉と言って。。。
- 次は卯の詔(みこと)の月。
- 楠が切なすぎる・・・
【ネタバレ注意】十二支色恋草子 蜜月の章(3)-3話 感想
いやぁ・・・まさか楠・清忠がこんな感じでくるとは思ってもみませんでした。。。
直・円件が吹っ飛んでしまうくらい衝撃的。楠が切なすぎる・・・・後ろ姿がまた切ないし、横顔も切なくて・・・なぜかじわっときてしまいました(T^T)
清忠も考えがあっての発言だと思いたいですが。
ちなみに、円・直の件はさらっと終ります(笑)
では早速!
ここから下は雑誌の流れに沿った感想です。これ以上ネタバレはいらない!という人はここでSTOPしてくださいね(*^_^*)
祀られるのは俺が先だ
円がいなくなり、焦るコマ。円を見つけるも、どこかへ行ってしまいます。
追いかけていると円の向かっているのは稲荷神社の方。
ちょうど稲荷神社には楠・清忠も来ていました。
「休んでいいとは言われたが・・・」
タヌキさん達がお酒を飲みながら話していて清忠はびっくりしています。
ちょっとよろっとする清忠に、神気にあてられたなら酒よりも俺の気で満たした方が良いと行って楠はキスをするのですが・・・
キスが濃厚すぎて余計に気を失ってしまいます(笑)
でも楠は、社の隅に清忠を連れて行きまだ続けようとしています。
「十二支様の陽気でしたら大歓迎ですよう」
「たんと励んでくださいませ」
それを聞いて清忠は逃げだそうとします。
「無理をするな清忠 善博の神気にあてられたんだ立っているのもつらいだろう」
そう言って楠は自分の気を注ごうと清忠のズボンをおろすと・・・
清忠は「まて もう 外では・・・いやだ・・・」と拒否します。いつもならばそれでも続行しそうな楠ですが今回は手が止まってしまいました。
そんな時に、善博に抱っこされた直がやってきました。
「皆の衆!乃木殿はいずこかな?無事に休まれたかな?」
「人間ならば亥殿としっぽりやっておる」
「やっ やってません!!」
楠があわてて出てきました。
善博は楠の所へいき「間が悪かったか?」と聞くと、楠は「・・・いや ちょうどよかった」と。
直は清忠の手をとり、ぱぁぁぁぁっと顔を明るくし「人間にしては気丈なお方じゃ 感心致したあやかりたいもんじゃのう!」と言います。
そして住処が無いこと、円かはすっかり弱ってしまったことなど・・・そして二人で納まれる社を探していると話していると、清忠が住処がないのであれば自分のところの境内に創建させていただくのはどうでしょうか?と提案します。
「まことが乃木殿!」
それを聞いて直はささっと契約書などを出し、書名して欲しいと。
「駄目だ」
そう言って間に入ってきたのは楠でした。
「清忠の元で祀られるのはこの俺が先だ!」
これには清忠もびっくりしています。
すべては計画だった!
その頃、逃げる円を追って稲荷神社に来た颯助・コマはやっと円を捕まえます。
「後生じゃ~!!!行かせてくれ~!」
鳥居を超えたら善博の探知に引っかかるから二人はすごく焦ったようです。
「円・・・境内で休まなきゃいけないほど限界きてる?」
「!そうそれ!!」
「コタの生気吸ったばかりだろうが!」
これでちょっと円が怪しいと感じ始めた颯コマ。
二人の気をそらしたうちに、円は境内の中に入っていってしまいます。
「かかった」
善博がすぐに円を察知します。
あっというまに颯・コマ・円は捕まってしまいました。
直が円に近づきます。
「円・・・っ 落ち着いてまずはわしの話を聞いてくれ」
「いやじゃ!わしは謝らんぞ!だって」
「乃木の前で合流なんて計画おおざっぱすぎたんじゃー!!」
この台詞で・・・・今までのことがすべて二人の計画だったとバレてしまいます。
どうやら・・・・颯助が見つけていった子たちも計画に参加した子たちだったようですね。
計画はもともと、清忠の前で話して清忠のところに納めてもらう事が目的だったみたいです。
「詳しくは・・・おやすみ処へ戻ってお聞きしましょうか」
胡太朗を抱えた正隆がこわ~い顔して立っていました。
楠と清忠の関係に亀裂!?
円・直はもともと清忠のところに祀られるための計画だったと素直に話します。
「しかしなぜ当社をお見初めに?」
「そりゃなんせ十二支の亥殿を射止めた人間と話題であったからのう」
そして見にいったら自分達が理想とする神社であったと円が言います。
でも素直に頼むのも面白くないと思った円・直は・・・ちょっと悪戯感覚で計画を練ったみたいですね。
ただ誤算があって、そこに胡太朗がすごく熱心に加わってきたからややこしくなったようです。、
怒る正隆に周りのものが「直と円かが弱ってるのは事実!このままでは消えてしまうことに偽りございません」を頭を下げます。
悪戯は狐狸の習性だから許して欲しいと。
「命がけでふざけてるんです どっかトンでるんです」には笑いましたが(笑)
でも正隆は笑うことなく、命かけたのは二人だけではないのだと言います。胡太朗もそうですよね・・・
胡太朗は謝っても許さない、その代わりお社はおやすみ処で静養しながら探し遊び歩かないことと言います。
「片付いたな では帰るか清忠」
そう言って清忠の肩に手を置こうとする楠の手をバシっと払いのけます。
「こちらで静養なさるなら 創建でき次第お招きすることでよろしいでしょうか?」
どうやら・・・清忠は直・円を受け入れると決心したようです。
もう俺に関わるな
「駄目だ 俺が先だと言ったはずだぞ清忠」
楠は真剣な顔で清忠の手首を掴みます。
清忠は、承諾した覚えもないし勝手な事を言うなと言います。
「今更だな 俺はお前と共に在ると決めたのだ」
コマは楠が何を言っているのか意味が分からない様子。
すると、正隆が説明します。
楠が十二支の任を辞して清忠の元で暮らしたいと思っていると。
これにはコマ・胡太朗が驚きます。
「十二支って辞めるの子供が出来たときだけじゃないのかよ!?」(コマ)
颯助と善博が話に入ってきます。
十二支は動物皆を守るのがお役目だから、情が偏れば目が曇ってしまう。
子に限らず守るべき己の唯一ができたのなら任を辞すより他ないと。
「それじゃぁ十二支でいるには・・誰かひとりを好きになっちゃ駄目なのか・・・?」
ここで楠と清忠の会話に戻ります。
清忠は怒りながら「お前がなんと言おうと 十二支じゃないお前になんぞ用はない もう俺に関わるな」とキツイ言葉を発します。
楠は・・・清忠の手を離してしまいました。
清忠は、そのまま帰っていってしまったようです。
一人残された楠がほんと切ない(T^T)
次は卯の月!
次は卯の月のようで詔がやってきました。
「ういっすお疲れー! 大将月の交代にきましたよー!!」
善博は交代が来てすごく嬉しそう。
正隆と善博では解決しがたい問題があるのだと詔に伝えると・・・・
「善博が苦手ってこたぁ恋バナか!やったー俺恋バナ大好っき!」と詔は喜びます。
ここで胡太朗が楠を心配してやってきました。
楠ったら・・・亥の姿に戻ってて・・それがすんごく哀愁漂ってる・・・・
うり坊たちも心配してます(T^T)
「構うな」
「唯一のモノの願いなら叶えぬわけにはいゆかぬだけのこと 十二支の役目は全うする」
俺のことは放っておけと楠は言います。
このシーンがほんと切ない・・・・今までの楠を知ってるから余計にじわっときてしまいました。
「気になるようなら俺は山へ籠ろう」
すると詔が、そう突っぱねないで恋バナなら参考になるかもと言って変化します。
「今回の俺への依頼楠もついてくる?」
「依頼って・・・」
というところで次号です。
感想まとめ
楠ぃぃぃぃぃ切ない!!!!
清忠も何か考えがあっての言葉だと思うのですけど・・・あまりに自分にベッタリすぎて十二支の役目を実は気にしてたりしたのでしょうか?
清忠は楠が生気を渡すためにやろうとしたとき。「もう外ではいやだ」って言ってましたよね。
外では、です。
だから行為自体が嫌なわけではないのだろうなぁ・・・って。
それにしても・・・あの楠が今回ばかりはすっごく落ち込んでいて・・・山に籠るとか言い出して(T^T)
詔への依頼に楠もついていくことになるでしょうが、イイ方向へ向かいますように。
楠・清忠も好きなカップルだからいつまでもイチャコラしてて欲しいのですけど。。。。
そういえば、詔の回だったのは『十二支色恋草子2巻』の7話ですよね。
どんなお話になるのかしら・・・
普段はけっこう流されるだけのような清忠があんなにはっきりと口にするのだから、きっと清忠なりに考えはあるのだと思います。
楠が詔について行ってる間、清忠には会えないと思うのですが・・・清忠は来なくなった楠の事を色々考えたりするのかな(*^_^*)
それはそれで切ないけど楽しみだったりします。
とまぁ、楠・清忠の件が衝撃的で円・直の事が薄れてしまいましたが・・・
彼らはちょっとした悪戯をしてただけだったのですね。でも目的はちゃんとあって、その通りになりそうです。
清忠のところに行けそうなら二人も安心ではないでしょうか。
ということで、十二支色恋草子蜜月の章(3)第3話のネタバレあり感想でした。