GUSH4月号掲載、ゆくえ萌葱さんの【白刃と黒牡丹】第2話のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の2話は【白刃と黒牡丹】に収録予定です。
もう1ヶ月経ったのか( ̄。 ̄;)とびっくりするほど早く過ぎ去っていった2月・・・もうとにかくびっくりですよね。
白刃と黒牡丹は3月号からスタートしましたが、弁護士×ヤクザの幼なじみBLです。どうなっていくのかすごく楽しみなのと・・・ヤクザ受がツボな作品なのですよね。
今回は、過去編★
これがすっごく面白くて。こういうものすっごいきゅぅぅぅんとするような執着系を久々に読んだ気がします。切なさもあって目が離せないですね。
白刃と黒牡丹2話 GUSH4月号/あらすじ・ネタバレ感想
白刃と黒牡丹2話 簡単なあらすじor感想
- 今回は過去編
- 白樺が黒井に執着していく過程がよくわかる
- 二人は体の関係もあり。
- だけど黒井の白樺への感情はよくわからず・・・
【ネタバレ注意】白刃と黒牡丹 第2話 感想レビュー
ゆくえ萌葱さんの作品はヤンキー受だったりそういうのがけっこう魅力的で、、、お話も男くささがあってすごく好きなのですが今作も今からもうイチオシ。
面白い。
面白すぎる。
何が面白いって攻の執着。1話では幼なじみで白樺が黒井のこと好き好き攻撃しているのはわかりましたが・・・
それがどういう経緯でこうなったのかっていうのが知りたいな~って思ってたので過去のお話大歓迎!
幼少期から描かれていて、どれだけ白樺が黒井の事を想ってきたのかわかるようになっています。
感情の変化も良く描かれていて面白かった・・・・・・。
1話で黒井も白樺にもしかしたらちゃんと気持ちあるのかな~なんて心情が冒頭であったのでこれからに期待です!
では早速!
一匹狼
黒井と白樺の関係がとてもわかりやすく描いてあります。
誕生日が3日違いの彼らは、同じ産婦人科で生まれ、その縁もあって母親同士が仲良くなったのだそう。
幼少期からずっと仲良かった二人。
変化が現れたのは小学校4年生の時。
クラスの人気者で中心的だった黒井の雰囲気が変化していたのを白樺は感じ取ります。
大きくなるにつれて、黒井の家の事でクラスメイトから敬遠されるようになってしまったのですね。
「別になんともねぇよ」と気丈に振る舞う黒井。
(大丈夫なのか けんちゃんは強いな!)
だけれど6年生になるとより黒井は組のことで孤立するように。
修学旅行のグループも白樺と別々になってしまい、心配した白樺は「仲良い子いる?」と尋ねます。
「・・別に一人でもへーき」
このときの白樺は・・・一人でも平気な一匹狼のような黒井に心酔していました。
皆と違って一匹狼だからこそかっこいいと。
一人にしてはいけない
修学旅行の時、別々のグループになった二人。
白樺は、自分のグループの子たちが黒井の事を噂しているのを聞きます。
家がヤクザですでに黒井も人を殺した事があるらしいと。
黒井の事をよく知っている白樺は、そんなハズないのにと心を痛めます。
確かにヤクザの子だけれど優しいし友達思いで皆と違って一人でも大丈夫・・・
そう思って部屋を出た白樺は・・・衝撃的な場面を目撃します。
それは・・・
黒井がホテルの暗い廊下の片隅で静か一人で泣いていたの。
(けんちゃんが泣いてる・・・グループの子達は?なんでけんちゃん一人で居るの)
(僕はどうして けんちゃんは一人でも大丈夫なんて思ったんだろう)
「けんちゃん」
「・・・!?」
白樺を見てすぐに涙をぬぐう黒井。
白樺は、このときの黒井を見て、その時初めて一人にしてはいけないと思ったようです。
好意と執着
二人は高校生になっていました。
頭の良かった白樺ですが、黒井と同じ高校に。
「ストーカーかよ」
「そうだよ」
「即答」
白樺は一緒の高校でも特進クラスみたいですね。だから大丈夫だと。
勉強も頑張っているようです。
「なんでいきなりそんな頑張ってんだ 中学は適当だっただろ」
「やりたいこ事をみつけたからね」
黒井の側に居るために出来る事をするという白樺に、なんでそんなにくっついてくるんだ?と言う黒井。
白樺は・・・黒井への気持ちに気づいていたけれど思いは打ち明けずに「腐れ縁」と表現しています。
ただ、思いを打ち明けなかったのは黒井が家の問題に巻き込むくらいなら近い人をつくらない、だから自分も踏み込みすぎたら嫌われると思っていたからのようです。
そして二人の関係も変化していきます。
黒井の近くにいる女の子の存在。
彼女は黒井の家の事も知っているようですが、それでも近づいてきていると。無下にもできないし困っていると言います。
以前は友達が欲しいと言っていた黒井も、今は近しい人は作らないようにしているのですね。
「今は お前だけが友達でいてくれたらいいよ」
この言葉に驚く白樺。
すると・・・そこにその女の子がやってきました。
昼食を一緒にとろうと探していたようですね。(ちなみに女の子の他に男の子も一緒にいます)
昼くらい自由にさせろとそっけない黒井に女の子は少しムスっとし、屋上から去っていきます。黒井からの好意は見えなかったのでほっ。
「いつもクラスであんなだぜ お前は空気よんでくれるから助かるよ」
「・・・そうでもないよ」
無理矢理にでも隣に立ってやる
白樺は黒井にキスをします。
「憲剛のクラスメイトより俺の方が厄介かもしれないよ」
そう言って白樺は黒井に自分の想いを伝えます。
「好きなんだ だから君の側に居たい」
いつでも拒んでいい、でもその時はもう友達ではいられないとちょっと脅しをいれる白樺・・・。
「たった一人の親友を無くすか 親友として僕の好意を受け止めるか」
「今ここで選んでよ」
このセリフは白樺自身もずるいと実感しています。
黒井にとっては「白樺」の存在は大事な幼なじみだとわかっていて、それを天秤にかけさせるような言い方ですからね。
そして、黒井はヤクザの息子であるけれど、ただの優しい男だと知った上で自分を捨てることはできないと踏んで天秤にかけさせているんです。
(君は絶対抗わない)
黒井が選んだのは・・・・やはり白樺を受け入れることでした。
二人は体の関係を持ちます。
それから1年以上もそういった関係が続いていたのですが、白樺にはどんどん欲が湧いてきます。
「盃が欲しい」
恋人になれないなら兄弟分になりたいと思ったようです。
でも、黒井の返事は「それだけは絶対にしねぇ」でした。
「今のままでいいじゃねーか」
「駄目だ 君の側にずっと居られる確約がほしい」
だけど黒井は首を縦にはふりません。
「ねぇよ」
白樺は・・・次の行動に移すことにします。
「そう 今日限りで暫く憲剛から離れるよ」
側に居ることを許してもらえないなら無理矢理にでも隣に立ってやると。
それが弁護士になるとう事だったのかな。(組の専属として・・・が白樺の狙いだったのかも)
感想まとめ
二人にこんな過去があったとは!!!確かに体の関係はあっただろうなぁというセリフは同人誌のほうか何かであって気になってたんですよね。
1話では一方的に白樺の方が好き好きでしたけど・・・。
でもこの過去を読んでみたら黒井の方も多少なりとも好意はあるのだろうなぁと。
大事だからといって、何度も何度も抱かれたりはしないのではないかなって思ったり。
1話を改めて読み返してみると、37歳の黒井と白樺は今ではそういう関係ではなさそうですが。。。
黒井が頑なに拒むのは親しい白樺を巻き込みたくないからというのが大きいのかなと思います。
大事だからこそ側にいたい人と、大事だからこそ側にいてほしくない人・・・ここが交わる時ってどんな時なんだろう!?とこの先を想像するとワクワクします。
あとは、黒井の左目上に付いている傷。
これが気になりますね。
どういう状況でこの傷ができたのか。
白樺の結婚した理由も知りたいですし・・・偽装結婚だったのかな!?
気になることたくさんでこれからますます目が離せないです。すごくお気に入りの作品になりました★
次話はGUSH5月号に掲載。
また現在に戻って話が進んでいきそうです。いやぁ・・・これは・・・受に萌える作品。
受が強くて、ワンコ攻の気質もあるのですけどワンコにも見えない不思議な作品(笑)
でもお互いに大事だと思っているのが伝わってくるから切なさもありつつキュンキュンできるんですよね!
ということで【白刃と黒牡丹】第2話の感想でした。