ディアプラス5月号掲載、夏目イサクさんの【花恋つらね】第27幕のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の27話は【花恋つらね5巻】に収録予定です。
新春浅草歌舞伎がいよいよ開幕!ここでどんな二人に会えるのか・・すごく楽しみです。読んでみると、源介とのあれこれが芸に生かされてきた惣五郎。
一方源介はというと・・・な展開でした。源介も何かヒントというか、イイ方向に向かうきっかけがあればいいのですけどね。
花恋つらね5巻 27話/コミックス紹介・簡単なあらすじ
花恋つらね27話 簡単な流れ
- 新春浅草歌舞伎が開幕!
- 惣五郎ファンはかわらない源介にキュン♡
- 惣五郎は源介との関係が芸にもいい影響が出てきて・・・
- 惣五郎の演技を見た源介は・・・・!?
【ネタバレ注意】花恋つらね27話 感想レビュー
【全話まとめ】花恋つらね|ネタバレ含む感想&考察(結末まで)
2024/12/3
新春浅草歌舞伎が始まりましたね。1日に何公演もするのでバタバタのようですが、惣五郎の一番の勝負所は「鳴神」。
この鳴神での役は難しい役どころではあるものの・・・源介との付き合いの中で共感する部分があるのか・・・しっかりと惣五郎らしい雲の絶間姫を演じる惣五郎。
惣五郎自身も手応えがあって、源介にあってからどんどん舞台が楽しくなっていると実感しています。
でもね・・・源介はそんな惣五郎の演技を目の当たりにしてかなり驚いていましたヨ。
「お前の芸はつまんねぇな」と言われた源介にとっては、惣五郎の演技がどれほど衝撃的だったのか・・・想像するだけでもわかります。
余計に自信を無くしていくのではないかとちょっと心配。
源介ガンバレ!とエールを送りたくなりました。
ということで!ここから下は本編に沿ってのネタバレ感想です。盛大なネタバレ不要という人はここでストップしてくださいね!
慌ただしい新春浅草歌舞伎
まずは「曾我物」と言われるお正月によく上演される一幕を演じ、その後ダッシュで楽屋に戻り「勧進帳」の準備。
相部屋はなんと蔦丸・・・な惣五郎。
でも蔦丸はあのツンケンしたような感じではなくて、すごくイイ感じ。
菊右衛門への稽古の件がすごく効いているようです(*^_^*)
源介を見かけた惣五郎は・・・源介の様子が少し気になってはいたのですが、その後の稽古では熊さんの事は引きずる様子もなかったようです。
(やっぱりメンタル強いなぁ)
相変わらずの惣様ファンな源介
楽屋にて。
惣五郎と話している源介。
「今年の浅草すげぇおいしいよな」
「なにが」
「だってあんな惣様やこんな惣様が一気に観れる」
それを聞いて後ろから「あはは」と笑うのは忠さん。
「源介さん相変わらずぼっちゃんのファンで いて下さる」
そんな発言にちょこっと動揺する惣五郎。
「今の大丈夫か?」
「え?なんかおれ変なこと言った?」
惣五郎は、忠さんには自分達のこと言っていないと言うけれど・・・・!?
源介はファンなのは前々からのことだし、いきなり態度を変える方がおかしいんじゃないか?と言います。
「それに・・ファンって立場都合がいい気がする お前のことすげぇ見ててもおかしくないし」
恋人になっても相変わらずの惣様ファンな源介・・いいですよね!
すんごく見てるみたいです(笑)
鳴神
配役が決まってからありとあらゆる人心配された惣五郎・・・
勝負所の「鳴神」が始まろうとしています。
惣五郎の役は雲の絶間姫。
雑誌には簡単な話の要約が載っていてすごくわかりやすいですよ!
鳴神上人によって雨がふらなくなってしまい困った天皇は、朝廷一の美女【雲の絶間姫】をスパイとして送り込みます。
色仕掛けでこの鳴神を堕落させようとする計画なのですが・・・・
絶間姫は、この計画が成功したら想い人を結婚させてもらえるのですごく必死になるの。
そして、絶間姫を演じるときは源介を思い出して演じているようです。
演目の中ではあれこれあるけれど、絶間姫にとっては全てが恋しい人のため。
そんな惣五郎にとっては、鳴神上人の背景にも共感できる部分があるみたいです(≧∇≦*)
役の気持ちなどを考えながら演じた惣五郎は・・・確かに手応えを感じていました。
それをTV越しでみていた源介の驚いた顔が・・・なんか印象的。
演じ終わった惣五郎は・・・忠さんからも絶賛されます。
シャワーを浴びながら、今回絶間姫がイケる!と感じたのは恋心が絡んでいたからだと改めて思う惣五郎。
(源介とのいろいろがなかったら何もわかんなかったかも)
源介の事を思い出し、源介に会ってからどんどん舞台が楽しくなっていると気分も高まります。
何?なんか失敗したの?
武市の楽屋でシャワーを借りていた惣五郎が、楽屋から出ると源介にバッタリ。
「おっおつかれ」
「おう」
「今終ったのか」
「終ったのか・・ってことはおれの出番観てなかったかー」
観て欲しかったのか?という惣五郎に、ちょっと。。。と答える源介。自分は言われなくてもガッツリみてますもんね(*^_^*)
観て欲しかった理由は、意見が聞きたかった、というのも大きいようです。
「何?なんか失敗したの?」
お客さんの反応も良かったし、全体的にうまくいったという源介ですが・・・
源介の中ではまだ何かが足りないのでしょうね。
「よかったじゃん」
「・・・・」
「だよな・・・うん良かったんだよ」
「え?今の返し間違ってる?」
間違ってはないという源介はここで話を変えます。
「ていうかさ 今日の絶間姫 最高だったな!やっぱお前すげぇわ!」
そう言いうと源介は楽屋に戻っていってしまいます。
最高だったと言われた惣五郎は・・・
(お前のこと考えながらやったって言ったら 源介どんな顔するかな)
嬉しそうな惣五郎とは反対に・・・楽屋に戻った源介は一人しゃがみ込み大きなため息をついていました。
ここで続く。
感想まとめ
源介ガンバレ~。って言いたくなりますね。
惣五郎がイイ演技をすればするほど、今の源介にとっては熊さんの言う「お前の芸はつまんねぇな」がグサグサと突き刺さってくるような気がします。
ただ、惣五郎が源介を思うことで演技にも幅が出たように・・・
源介もまたそうなるだろうなぁと思ったり。
なんでしょうね、一番その可能性が高いのはやっぱり勧進帳でしょうか。土蜘蛛にも出ているようですが・・・。
弁慶の武市と源介の富樫・・・そして惣五郎の義経。
ここで何か得る物があればいいなぁ。。。ほんと源介ガンバレ!って思います。
寿一郎さんの当たり役が弁慶だったのなら・・・源介の当たり役が富樫になればいいなぁ・・・。
惣五郎が自分自身の体験や感情をもとに役を理解して演じている、というのを源介に話すコトが何かヒントになるのかもしれないですね。
源介は今なにが自分に足りないのか、なんで芸がつまらないと言われるのかが全くわからない状態なのですよね。
それはただ役を演じるだけであって、その役と源介自身が一体化していないからなのかなぁ・・ってちょっと感じたりしました。
ガラスの仮面みたいな!?
「最高だった」と言った惣五郎の役は、ちゃんと惣五郎と絶間姫が一体化しているようなそんな風に読めたので。
役を自分のものにする、というのがまず課題なのかもしれませんね!
寿一郎さんの演技がどんな感じだったのかちょっとよくわからないので、また寿一郎さんの演技がどんなだったのか・・・
誰もが認める演技がどんな感じだったのか読んでみたいです。
最後は・・・源介の演技を観た熊さんの目から涙・・・まで想像してしまいましたヨ。
ぜひ寿一郎さんになれるか、ではなく寿一郎さんを超える人になっていって欲しいです!
最高の演技は、最高の相方と・・・・。
源介の演技も惣五郎の演技も、、、二人一緒だからこそより魅力的になるような、そんな相乗効果のあるような二人にこれからなっていってほしいです♡
まずは源介が浮上しますように。