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花恋つらね

【花恋つらね 7巻】41話(ネタバレ注意)感想-夏目イサク/ディアプラス 2021年1月号

12/14/2020

ディアプラス2021年1月号掲載、夏目イサクさんの【花恋つらね】41話のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。

今回の41話は【花恋つらね 7巻】に収録予定です。

2週間後に花恋つらねの最新巻が発売されますね!楽しみです☆

さて・・・今回はどんな展開になっているのかな・・・とドキドキしながら読みました。読んで・・・涙がじわり。

寿一郎さん・菊右衛門さんにも幸せになって欲しかったなぁ・・・と切なくなる一方で、でもこの二人の選択があったからこそ!今の源介と惣五郎がいるわけで・・・

辛い決断をした菊右衛門さんが、今の二人をみてどう感じるのか気になるところです。

今回もまるまる過去編でした。過去編は今回で終わりかな?といった感じですが、個人的にはとても印象にのこる回でした。

花恋つらね41話 ディアプラス1月号

ディアプラス1月号
掲載P数28P 
満足度 
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今号の簡単なあらすじ・ポイント

  • あれから何事もなかったように過ごす二人だけれど。。。
  • またも違和感が表れ始めた二人はある決断をする
  • お互いに結婚が決まり、子どももできて後悔はないと感じる菊右衛門。
  • それでも菊右衛門の中に残る気持ちがあって・・・!?
感想は以下より。ネタバレ盛大ですのでご注意ください。

【ネタバレ注意】花恋つらね7巻41話 あらすじ・感想

今回も前回と同様にあらすじから書いていきますね。もっと詳しく書きたいなと思っているのですが・・すみませんお休みしている間に色々とたまりにたまってしまって(T^T)

追いついたらまた以前のように書けたらなと思います。

今回は月末にこの箇所もきっと読めると思うので(単行本で)、もう少し詳しく知りたい~!という人は是非コミックス読んでみてくださいね。

ちょっとじわっと目頭が熱くなった41話でした。。。切ない・・・。

以前と変わらないように過ごす二人だけれど、確実に変化は現れて・・・

源介が差し伸べた手を取れなかった惣五郎。

40話のあらすじはこちらから

[kanren url="https://bl-magazine.com/hanakoi-tsurane40wa"]

それでも共演は続いていきます。表向きは以前と変わらず板に立ち続けるけれど・・・!?

蟠りは少しずつ大きくなっていったようです。

惣五郎も役と自分を重ねてしまい、徐々に共演することが喜べなくなっていった様子。

源介の相方に選んでもらえるのは喜ぶこと。そのために。。。一緒に歌舞伎の世界で生きて行くために手をとらなかったのにと自分に言い聞かせます。

ただ・・・源介との会話は徐々に少なくなっていきます。

明らかに以前とは関係が違うものになっていってしまった。

演技にもそれが出るようになり・・・・

そんな時、源介が惣五郎に尋ねます。

大げんかの真相

『不調原因はおれはわかってる お前はどうだ?』

『ーそうだね・・・わかってる』

『それでもやっぱり 考え直す気はねぇか雅臣』

そう言われて一瞬言葉につまった惣五郎ですが・・・『・・・ないね』とこたえます。

すると源介は。。。でもこのままではダメだから、一度すっぱりはなれてみるか?と口にします。

そう言われた惣五郎は・・・あたしは一体なんのために・・・と後悔を滲ませるものの。。。それでも今更何もなかった頃には戻れないこともわかっているので源介の提案を受け入れます。

『そうだね お互い足ひっぱってる場合じゃ無いよ あたしたちは菊右衛門と寿一郎になるんだから』

【すっぱり離れる】という選択をした二人は、大げんかをした、という理由に共演をなくしてもらうように頼んだのだそう。

それからは別々に。。。お互い必死に修練を積んでいった二人。

そして1年後・・・

源介の結婚が決まって・・・

惣五郎に電話がかかってきます。表向きは大げんかとなっているので、源介は『アオキ』と名乗って電話をかけてきました。

外で会うのも久々。

このときは源介は「雲霄(うんしょう)」を襲名していたようです。

『あんたの興業内容みてると・・・あーその相手役はあたしがやりたかったなんて思っちまう』

『・・・やめろよ』

おれだってしょっちゅう思ってると頭を抱える源介。(雲霄さんですが、ここは源介で統一しておきます)

そんな源介を穏やかな表情で見つめる惣五郎。

『聞いたよ 結婚決まったって 今日はその話しに来たんだろ』

『おめでとう』

『・・・おう』

源介の結婚は。。。いやいやというワケではないようでほっとしました。『いい女に会えた』と源介が口にしています。

それでも・・・惣五郎への気持ちはまだまだ残っているようですね。だからこそ、まだ共演はムリだと。前の自分が戻ってきてしまいそうだからと言う源介。

惣五郎は・・『いいよそれで あたしだって無駄なもめごとはごめんだ』と言ってははっと笑います。

このときの二人はとても穏やかな表情をしていました。

(良かった うん 良かったんだこれで)

(でもあたしも まだ共演は無理みたいだ)

それから1年後、惣五郎もまた結婚が決まります。

子どももでき、改めて本当にこれで良かったのだと納得したようでした。(ここは回想だなぁ~というのがわかるような感じになっています。)

だけれど、その『良かった』という選択の影で諦めた夢もありました。

【おい雅臣! おれはお前と板に立ちたい!もっと!】

【おれァお前とならできる気がするんよ】

そう笑顔で語る若かりし頃の源介。

結局あの夢は叶わなかったけれど・・・と菊右衛門さんの場面に戻ってきます。

菊右衛門さんの決意は!?!?

あの時の自分達はあれ以外の選択肢を知らなかったから・・・とはー・・とため息を吐きます。

それでもなにやら決意したかのような菊右衛門さんの表情。

(でも 無駄にはしないよ 晃生)

感想・まとめ

はぁ~とっても切ない。悲恋ですよねある意味。結婚が決まった時もまだまだお互い好意はあるのがわかるから余計に切ないですね。

でも結婚相手のことも大事にしたいと思えたようですので・・・そんな方と巡り会えて良かったと思います。

最後は二人とも納得はしているようですけど、共演は二度と叶わなかったわけで・・・

そのことはずっとずっと菊右衛門さんの心の中に残ってるのだろうなぁと感じました。

ただ、ラストの(無駄にはしないよ 晃生)の感情がどっちの意味なのか???になってしまいました。

お互い辛い決断して継いできた血を絶やさないようにという意味なのか・・・

あの時自分達はあれ以外の選択肢を知らなかったから・・・と感じてからのため息。その後に(でも)と続くのですよね。でも、無駄にはしないよと・・・・。

う~ん・・・解釈が難しくないですか?

菊右衛門さんの中では結果的には良かったと納得できる選択にはなったとは思うのですが、寿一郎さんの語った夢は叶わなかったというのを少し後悔しているシーンだったと思うのですよね。

この(でも)がどっちに作用するのかな?とちょっと考えてしまいました。

無駄にはしない、というのは・・・夢を諦めてまで繋いできた芸や血を絶やさないという意味で源介、惣五郎にも同様の選択をさせるという決意なのか・・・

それとも!【あの夢】を叶えたいとしていた彼の気持ちを無駄にしないという意味なのか・・・・。

後者であれば、若い二人を無理に引き離すことはせず応援にまわるのかな?と思います。

個人的には後者であってほしいなぁ~って思ってます。

あの時の自分たちはあれ以外の選択肢をしらなかったから、とあるので・・・今なら違う選択肢が考えられるという意味にもとらえることができますよね。

うまくそれを惣五郎に伝えて味方になってあげてほしいなぁ・・・と(T^T)

寿一郎・菊右衛門さんみたいな別れはやっぱり切ない。

芸や血を継ぐというのはとても大事だとすごく思っています。ただ・・・解決策がもしあるのであれば、それを教えてあげてほしい~。

選ぶのはもちろん二人ではあると思いますが。。。

まぁ・・・漫画だから二人には自由に~と思うけれど、リアルには難しいですよね。菊右衛門さんや寿一郎さんの選択は切ないけれど本人達が思うように良かったのではないかとも思います。

何代も続いていくというのは本当に大変なことなのだと改めて。だからこその葛藤がこの世界にはあるのですけどね。。。

寿一郎さんは諦めて菊右衛門さんの言うとおりに動いてしまったけれど・・・源介はもっと強行突破しそう。なんとなく菊右衛門さんと惣五郎は違う気もしますしね。

これからどんな感じで菊右衛門さんが動いていくのかすごく注目ですね。楽しみです。

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