ディアプラス2020年7月号掲載、夏目イサクさんの【花恋つらね】37話のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の37話は【花恋つらね 6巻】に収録予定です。
ヒデさんが武市にぽろっと言っちゃいそう・・・というドキドキの場面で終わった前回。今回は・・・二人にとってはキツイ選択を迫られてしまうというハラハラ展開でした。
花恋つらね6巻37話/コミックス紹介・あらすじ
今号の簡単なあらすじ・ポイント
- 二人の関係を知った武市は!?
- 何も知らない二人はそれぞれ呼び出される
- 選択を迫られる二人
【ネタバレ注意】花恋つらね6巻-37話 感想
【全話まとめ】花恋つらね|ネタバレ含む感想&考察(結末まで)
2024/12/3
今号のラストを読んで、寿一郎さんと菊右衛門さんの大げんかと関連がありそうだな、と感じました。
きっと二人(寿・菊)も同じような選択を迫られたのでは?と。
芸の肥やしになるのならいい、でもそうでなければ(真剣ならば)今すぐ別れろと言われて二人は別れたのかもしれない。
寿一郎さんと菊右衛門さんのお話はまたどこかに入ってくるそうなので、何があったかはこれから分かってくるでしょうね。
梨園は基本的に世襲ですし、二人にとっては後継者を残していくことが大事というのにも関係しているのかもしれません。
二人が真剣であればあるほど、きっと周りは寛容ではなくなっていくのかな~と。(もし割り切ってる関係であればオッケーだけど!みたいな感じです)
これからはけっこうハラハラしそう。そして少し切ない展開にもなってしまうのかな・・・
寿一郎さんと菊右衛門さんがもし好き合ってた同士だったら・・・かなり切ない。
源惣の関係は、やはり菊右衛門さんがキーになってくるのかなと思います。
寿一郎さんと大ケンカをして犬猿の仲?みたいなのになってしまって(もしかしたら表向き?だけだったり?)、寿一郎さんが亡くなる時に菊右衛門さんがどう感じたのかで二人の味方につくのかどうか分かれそう。
菊右衛門さんがもし、自分達の関係に少しでも後悔があったのならば・・・きっと味方になってくれるのでは?と思っています。
と・・・長々と書いたのですが、寿一郎&菊右衛門が付き合ってたとか好き合ってたとか出てきてないので、今のところは私の妄想です(笑)
それと。。。話はガラっと変わってしまうのですが、扉絵がむちゃくちゃかわいい!!!
源介×惣五郎は鉄板だけれど・・・武市×惣五郎も推せる!!!この年の差がたまらないな~という扉絵でした(≧∇≦*)
※基本的に藤雪は義兄弟とか甥っ子×叔父とか大スキなジャンルでござる。
素直なヒデさん
ヒデさんにカマをかけた武市。
「まさか・おれ以外にもしてる人がいると思っていなかったんで・・・ちょっと話できたら」
この言葉を聞いてヒデさんは・・・文化祭の時の事を武市に話してしまいます。
文化祭で二人のツーショットを撮ろうとカメラを構えていたらいきなりだったと話すヒデさん(T^T)
「えっ ヒデさん写真まで撮ったんですか!?」
「そうなんよ!」←撮ったけど誰にも見せてないらしい。
その後、菊右衛門さんにも相談しに行ったと話すヒデさんに武市はびっくりします。
「そしたら師匠に この件は自分がどうにかするからとりあえず他言無用で・・・と言われて」
想像以上の話で武市は頭を抱えて混乱します。
(まさかじいちゃんまで・・・)
ヒデさんは二人の様子を見て、多分菊右衛門さんはあの二人に何もいってなさそうと話します。
「・・・そうですねたぶん」
「じいちゃんが知ってて黙ってるってことは・・・何かしらの考えがあるんすかね・・・」
「・・かなぁ」
武市はとりあえずは二人に迂闊な事はしないように言っておく、と言ってヒデさんと別れるのでした。
(あいつらやっぱりできてたのか・・!)
どうすればいいのかと考える武市。
おまえらに確認したいことがある
一方何も知らない惣五郎は・・・・
源介との寝る前のラブラブやりとりに浮かれていました★
(寝る前に電話とか・・すげぇ付き合ってるぽい・・・!)
とゴロゴロと動き回って嬉しさを表現しています( ´艸`)
ブブブとスマホが音を立てます。
(なんだよ まだなんかあんのか?)
メールは源介からではなく・・・武市からでした。
~翌日~
稽古終了後、今日は先に帰っていてと惣五郎は源介に伝えます。
「え なんで」
「昨日武兄からメール来てさ 稽古の後話あるから残って言われて」
「えっ・・・それってなんの話?」
どうやら・・・源介も蔦丸から同じ事を言われたらしく・・・。
二人が話していると「同じ用件だ」と言って武市・蔦丸が二人を呼び止めます。
「ちょっとおまえらに確認したいことがあるんだよ」
「用意できたらうちに行くよ二人とも」
二人の話は・・・当然付き合ってることに関して。
蔦丸に見られていたこと、ヒデさんに見られていたことなどを知って驚く源介と惣五郎。
泊まりにきた時は・・・確か鍵をかけていたよな?と惣五郎にこそっと話す源介ですが・・・あのとき惣五郎はトイレに行った後に鍵をかけ忘れていたのですよね( ̄。 ̄;)
(※これは5巻ラストの描き下ろしを読むとわかります!)
「どうしよう おれのせいか」
「いや おれも確認しなかったし」
蔦丸は、ヒデさんにも見られていたと言うことを知り「信じられないね」と怒っています。
どうしたらいいのかと源介を見る惣五郎。
(でも知られたのがまだ身内で良かったよな これからはもっと気をつける)
(絶対まわりにもバレないようにするって武兄にも約束して・・・)
そんな事を考えていた惣五郎ですが、蔦丸は意外にも・・・まぁもうそうなってしまったことは仕方ないと言います。
でも蔦丸の考えは、二人の関係を許したとかそういうのではないのですよね・・・
「重要なのは」
「その関係を芸の肥やしだって割り切れるかどうかだ」
今だけの付き合いだと思えるならいい。ただし、もしその覚悟がないのであれば今すぐ別れるようにと二人に話すところで今回は終わっています。
まとめ
そうきましたか・・・。でも菊右衛門さんに黙って蔦丸と武市が行動していいのかなぁ・・・。
それに源介と惣五郎はお互いに真剣だからこそ芸にも活かされてると思うので、割り切った関係とかできそうにないですよね。
二人ともまっすぐでピュアなのでなおさら。
きっとそれで二人がまた低迷してしまうのかな~って思いました。
源介はともかく、惣五郎は・・・無理なんじゃないでしょうか(T^T)
寿一郎さんと菊右衛門さんも同じような感じだったのかなぁ・・・なんて想像してしまいました。
仲違いというのもこの割り切れるかどうかで揉めたのでは?と。
そして・・・割り切れなかった二人は(恐らく菊右衛門さんの方が)別れを選んだのではないかと予想。
寿一郎さんは源介っぽいから、皆に認めてもらう!とか突っ走りそうなところを菊右衛門さんがSTOPかけたとか!?
だからこそ、二人の事を今は見守ってるのではないかと考えます。(引き離される苦しさを知ってるからとか・・・)あ、これは妄想です(笑)
蔦丸や武市の言ってる事は確かに歌舞伎界の事を考えたら・・・決して間違ってはいないのでしょうが、真剣な二人だから認めて欲しい(T^T)
まずはここをどう切り抜けるかですね。
盛り上がってる二人だけれど、現実はけっこう厳しい(T^T)
惣五郎はこれからはもっと気をつけなきゃと考えているけれど、そんなことではないって蔦丸は言ってるのですよね。
芸の肥やしにできるかどうか・・・真剣じゃなかったらいいと。
かなり酷だなぁ・・・って思いました。
菊右衛門さんがどうにか源介たちの味方になってくれますように・・・。
次話はディアプラス8月号に掲載予定です(*^_^*)