ディアプラス2022年2月号掲載、夏目イサクさんの【花恋つらね 8巻】51話のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
弁天小僧をやることになった惣五郎。寿一郎さんの映像を探していたところ・・・一つだけ気になる段ボールを見つけます。その中身は・・・!?
今回は、菊右衛門さんの表情にぎゅっとなった回でした。
菊右衛門さんと寿一郎さんが険悪な仲ではないと二人が知るのも・・・時間の問題かもしれませんね。
花恋つらね 8巻51話 ディアプラス2月号
今号の簡単なあらすじ・ポイント
- 寿一郎さんの手ぬぐいを大事にしまっていた菊右衛門さんに困惑の惣五郎
- 菊右衛門さんにどうしてケンカしたのか?と尋ねると・・・・
- かつての源惣のようになりたい
【ネタバレ注意】花恋つらね8巻51話 あらすじ・感想
【全話まとめ】花恋つらね|ネタバレ含む感想&考察(結末まで)
2024/12/3
今回は扉絵の菊右衛門さんからちょっと・・・きゅんとなってしまいました。
アオリがまたいいですね。
【人知れず、そっと胸に忍ばせてー。】
寿一郎さんの手ぬぐいを胸に忍ばせている菊右衛門さんのカットはぐっとくるものがありました。
本編でもちょっと切ないなぁ。。。とどうしても思ってしまいます。二人の分まで源介・惣五郎は幸せにならないと!!!
寿一郎さんの手ぬぐいを大事にしまっていた菊右衛門さんに困惑の惣五郎
菊右衛門さんの昔の映像を探していた惣五郎は、段ボールの中から厳重にしまわれていた手ぬぐいを見つけます。
それは。。。寿一郎さんの手ぬぐい。
女形役者は、夫婦や恋人役の役者のアイテムをお守りのように舞台で身につけたりするのだそう。
だから菊右衛門さんが昔相手約をしていた人の手ぬぐいがあってもおかしくはない。
でも、しまってあったのは寿一郎さんのだけ。
(するとこの箱は おそらく寿一郎BOX・・・)
(あれか ケンカして捨てたかったけど 大事な記録だから捨てられなくて 封印してたってことか・・・?)
その封印を解いてしまったのでは?と惣五郎は青ざめます。
見つかればきっと怒られる。
でも・・・・
かつての源・惣コンビを観たい。
そう思った惣五郎は、こっそり観ることにします。
菊右衛門さんにどうしてケンカしたのか?と尋ねると・・・・
観てみると・・・若い頃の寿一郎さんは本当に源介そっくり。
そして惣五郎は二人に見入ってしまいます。そんな惣五郎の背後に・・・すっと人影が。
菊右衛門さんが立っていました。
『じいちゃん!!』
『よくこんな古い録画見つけたね』
弁天小僧のビデオを探していたらみつけたのだと話します。菊右衛門さんは、特に怒ることもなく一緒にビデオを観ています。
『下手くそだ』
『・・・・ ねぇじいちゃん』『なんで寿一郎さんとケンカしたの?』
この質問に菊右衛門さんはふ~~~~~っと息を吐き、『未熟だったんだよ』と言って部屋を出て行きました。
惣五郎はすぐに源介に報告します。
『すげぇ・・・それでちゃんと答えてくれた?』
ちゃんとではないけれど、『未熟だったんだ』と言っていたと伝えます。
今まではいけ好かないとかそういうことしか言わなかったのに、という惣五郎。
『・・・それは 若かったから・・・単純なことで意地になった、とかそういう?』
真相はわからないけれど、惣五郎には菊右衛門さんはコンビ解消したことを後悔しているように見えたようです。
(嫌いな奴を見る顔じゃない)
寿一郎さんの手ぬぐいや映像は、記録のために残していたわけではなく、捨てられなかったのではないかと。
今回のことで、源介も惣五郎も・・・おじいさん二人の関係は自分たちが今まで思っていたのとは少し違うということに気付いたのかもしれませんね。
かつての源惣コンビのように
惣五郎からみた菊右衛門さんは、ずっとかっこよくて綺麗で完璧な憧れの役者。
でも・・・『下手くそだ』と言っていたけれど、ビデオの中の菊右衛門さんはすごく楽しそうにしていたと。
そんな姿を初めてみたと感じていました。
(熊じいが言っていたことが今ならわかる)
息が合うというのはああいうことたのだと。
(観ているこっちまでもっともっと、ってワクワクしてしまうような名コンビ)
惣五郎は源介と舞台にたちながら、自分たちもそんな相方になれるかな、と惣五郎自身もあんな風になりたいと思ったシーンがありました。
舞台は大盛況。
中でも源惣コンビの勢いが凄い。
喜ぶべきことなのですが、頭を抱えている人がいました。
それは。。。源介の兄である蔦丸です。
SNSで沸く、源惣コンビ!?源惣カプ推しに・・・いったい蔦丸はどう出るのか気になる所です。
感想まとめ
蔦丸・・・気になっていつも検索してるのかしら!?いいお兄ちゃんですね。
源介と惣五郎が他の女の人とつきあうなら、いっそのこと二人がカップルの方がいいみたいな雰囲気はわかる気がします!!!
そして。。。マイナスにはならないような気がするのですが、どうなのでしょうか。
蔦丸はイヤかもしれませんが、今回の人気ぶりを知って、源介が言ってた通り彼には惣五郎が必要という事を実感してしまったのかもしれませんね。
そして認めてあげないと。。。という気持ちと葛藤しているのかも。
あれだけ二人の人気が出たら、蔦丸も下手なことはできないし言えないでしょうしね。。。
どうしたらいいかわからない蔦丸は、菊右衛門さんに相談にいくかもしれませんね。
あとは・・・・
寿一郎さんの手ぬぐいをずっと大事にしまっていた菊右衛門さんにぎゅっとなりました。
口ではいくら『くそじじい』とののしってたとしても、心の中では大事な人であったのだろうなと。切ないですね。
きっと寿一郎さんの手を取らなかった菊右衛門さんは、色々な複雑な想いがあったのでしょうね。
源介と惣五郎を見ながら、自分と重ねていくような展開になったりするのかもしれませんね。そしてぐんぐん成長していく二人を見て、かつての自分の気持ちを昇華させていくのかなぁって思いました。
まだ菊右衛門さんが二人の事をどう思って、どうしたいのかも謎ではありますが。。。
二人が立派な源惣コンビになれるように力を貸してあげてほしいなと思います。
ということで!
次話はディアプラス3月号に掲載予定です☆蔦丸も早く味方になってくれますように♡