キャラ2月号掲載、見多ほむろさんの【いびつなボクらのカタチ】8話のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の8話は【いびつなボクらのカタチ】に収録予定です。
待ってました!ちょっと過去編になってきましたが、とっても重要なエピになってきています。舞花ちゃんの「お父さんとパパ」のお話。
いびつなボクらのカタチ8話 キャラ2月号
掲載P数 | 31P |
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簡単なあらすじ・ポイント
- 沢田誠二との出会いが伊吹をかえていく。
- 誠二に依頼され、舞花ちゃんの世話や家事をすることになった。
- 伊吹母の治療費を払ってくれるという誠二。
- 徐々に誠二にひかれていく。
- 誠二の身体に異変が!?
【ネタバレ注意】いびつなボクらのカタチ-8話 感想
この作品巻号がつきそうですね。じっくり描かれているので、私は長くなってもいいのかな~って思います。
じわりじわり面白さが増してくる、そんな作品。
最初読んだときは、たしかに舞花ちゃんかわいいのだけれど子持ちかぁ~なんて思っていて。だけど、タイトルにあるとおり「いびつなボクらのカタチ」なんですね。
納得しました。
どんだけいびつでも、誰よりも強く結びついててなんかジワっとくることが多くなってきました。
過去編も伊吹と舞花ちゃんを知る上では重要。
今回はまだいいですが、誠二はきっと亡くなってしまうと思うので・・・それを考えるとどんどん大切な人がなくなっていってしまう伊吹が切ない。
だからこそ、あんなに舞花ちゃんを大事にしているのだなと。
この過去編が終わったら、佑真との関係を進めていってほしいです。伊吹も幸せになってほしい。
つらいこと多すぎ(´;ω;`)
では早速!
舞花ちゃんの母親はすでに亡くなっていた
誠二に呼び出されてマンションへ行ってみると・・・子供を抱えてでてきた誠二の姿が。
急いで買ってきてほしいものがあるとメモを渡されます。
バイト代だすからということですが・・・ここでなんと!舞花ちゃんは伊吹を気に入ったもよう。(かわいいですよ♪)
子供のことに関して詳しい伊吹に「てかなんでそんなことしってんだお前・・・」と不思議がる誠二ですが、伊吹のお母さんが保育士さんだったみたいで。
よく一緒についてまわってたのだそう。
お母さんとのことを思い出す伊吹を読むと。。。ほんとうにお母さんが大事で大好きなんだなぁというのが伝わってきます。
それからはたびたび誠二に呼び出されるようになり・・・バイトだいもかなり高額を渡されます。
誠二の気持ちとしたら、もうそれで売りはするなよ、ということみたいです。
誠二は舞花ちゃんのお母さんのことを話してくれます。
舞花ちゃんを産んだ時に亡くなってしまったのだそう。事情が複雑でやっと最近舞花ちゃんを引き取ることができたのだという誠二。
俺は人を見る目だけは自信あるよ
伊吹はいろいろな誠二をみていくうちに・・・ほっとするように。
バイトが終わったらお母さんのところへ・・・という生活をしていた伊吹なのですが、なんと誠二が残りの治療費を全部払ってくれると言い出します。
「・・・は?」
「誤解すんなよ お前が働けるようになったらきっちり全部返すんだよ俺に」
誠二はそのかわり、舞花ちゃんの面倒とかご飯とかそのまま継続してほしいと言います。
伊吹は、自分は男なのにいやじゃないのか?と尋ねると、「俺は人を見る目だけは自信あるよ」と・・・。
こんなこと言われたらそりゃ。。。好きになっちゃいますよね。
お母さんの治療費のために売りをずっとしてきた伊吹ですけど、罪悪感はすごくあったみたいで。誰にも頼れなくて一人でなんとかするしかなくて・・・
そんなときにこんな風にやさしくされたらね。
20歳すぎたら養子になんねぇ?
伊吹の卒業式。
伊吹と誠二・そして舞花ちゃんとお墓参りにきていました。どうやら・・・伊吹のお母さんは亡くなってしまったようです。
伊吹は・・・つらい時にはいつも誠二に支えられてたようですね。
そんな彼に誠二は「お前さ うちに住んじゃえよこのまま それで20歳すぎたら養子になんねぇ?」とびっくり発言。
そっか、伊吹が「沢田」姓なのは養子になったからなのですね。
養子にしたい理由はあるようで。
- 舞花ちゃんも身よりが他にいない
- バイトしながら福祉の学校いくよりも、学費はだすからとっとと資格をとって返金のほうがよい、
- 何より伊吹を信頼してる
こういうのを読むと、すでに誠二は自分の命が残り僅かだとこの時すでに知ってるのかな~と思ってしまいます。
涙を流す伊吹に・・・ぱーぱと寄っていく舞花ちゃんが激かわです(⌒∇⌒)
ここから伊吹のこと「パパ」って呼ぶようになったのですね!!!
そこから伊吹の中の誠二がどんどん大きくなっていきます。
伊吹の中の誠二は・・・絶対的な存在で心酔している気もしているけどもっと別な感情もあるような。
なんだかんだで伊吹は誠二に恋してるんですね。
どっかつれてかれちゃうの
伊吹が帰宅すると、誠二はソファで寝ていました。用意していた食事もあまり手をつけていない様子。
(ちょっと・・・痩せたような・・・」
寝ている彼にそっとキスでもしようとしてたのかな・・でもそんなときに「パパ?」と舞花ちゃんが起きてきました。
トイレで起きてきたようです。伊吹もドキっとしたでしょうね!!!
別の日。
「舞花もうパパ バイト行かないと」
伊吹の背中にぎゅ~っと抱き着く舞花ちゃん。
「なんだよ最近甘えっ子だよね」
お父さんがリビングにいるから戻りなさいと言って促すのですが、舞花ちゃんは嫌がります。
(またイヤイヤ期がきたのかな・・・)
すると舞花ちゃんは泣きながら言います。
「おとうさんね・・まいか ねるとね・・どっかつれてかれちゃうの・・・」
「・・・連れてく・・・? 誰か来てるの・・・?」
「おねぇさん・・・くる・・」
伊吹は衝撃を受けます。
「パパやっつけて」
彼女との関係は?
舞花ちゃんから衝撃的なことを言われ、真相を確認すべく伊吹は見張ります。
(大事な大事な舞花を一人にしてまで 会わなきゃいけない人は誰?)
見張っていると、一人の女性がマンションへ入っていきます。
その彼女は誠二たちの玄関の前で立ち止まりました。
(うちの前・・・ じゃぁこの人だ・・・!)
葛藤しながらも確認するために再度玄関を見てみると・・・なんとそこにはキスしている二人が。
「誠二さん・・・!」
思わず伊吹は声を出していました。
そしてはっとして走り去ろうとします。
誠二は・・・伊吹を追いかけようとするのですが、その時ズキンと胸に痛みが走ります。
そのまま倒れこむように・・・・。
感想まとめ
誠二さんいい人だなぁ~と思っていたけど、、、後半はなんなのだろう?
きっと理由はあると思うのですよね。
私が考えるに・・・伊吹はまだ若いですし、舞花ちゃんのお母さんになってくれる人をつくろうと思っての行動なのではないかなと。
それは。。。自分がこの先長くは生きられないとわかってての行動。
女性にとってはひどいことではあるのですが、伊吹一人に背負い込ませたくなかったのかなとふと。
時間がないから舞花ちゃんを置いてでも、やらなきゃいけない事だったのかなぁ・・・と考えました。そうであってほしいな、が大半ですが。
8話を読んでいると、伊吹が誠二を好きになるのは必然だよねぇと。
伊吹はずっとお母さんと二人でそのお母さんも病気。一人で踏ん張ってきたのですよね。そんな彼に支えてくれる人が現れたら・・・
そりゃ恋してしまうのもわかります。誠二の性格は伊吹にとっては居心地のよいものだったでしょうし。
それにしても!舞花ちゃん、、、早くから「パパ」を見抜いていたとは!!!誠二譲りの「人を見る目はある」っていうやつでしょうか!?
そう考えると・・・舞花ちゃんに見初められた佑真は・・・自信もっていいと思う(n*´ω`*n)
前話を読んで、伊吹のお母さんが亡くなるシーンはあまりがっつり読みたくないなと思っていたのですが・・・ここは1コマで流れるように描かれていたので(´;ω;`)ほっとしました。
あまり人が亡くなるシーンは。。。読むとテンション⤵⤵⤵になっちゃって。
だから誠二が亡くなる場面とかどうしよう・・・と今から思ってます。。。
1話の感想の時にワタクシ・・・
って書いているのですが。。それはラストに出てきた女性のせいではないのかな?って思いました。
お父さんが倒れた時にこの女性が一緒にいたことで・・・嫌な記憶がインプットされてしまったのでは?と。
それか・・・自分が寝るとお父さんんを連れ出す女性が嫌いだったとかそういう記憶が残っているのかも。
舞花ちゃんと喧嘩したときに飛び出したセリフです。これは今回の誠二と被ってるのですねおそらく。
ただ思うのですよ。
誠二との事を経て。。。やっと佑真に恋できるようになったのかなと。さみしがりの伊吹が次に恋したのが佑真だったらとても素敵な事ですよね。
年の差はあるけど、きっと伊吹にとってはこの年齢差落ち着くのかもしれませんね。
はぁ~過去編も重いですが、しっかり見届けたいと思います。
扉絵のカラーはほっこり。舞花ちゃんが激カワです。
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