b-boyオメガバース3月号掲載、ヤマヲミさんの【子持ちΩと彼とカレ】5話のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の5話は【子持ちΩと彼とカレ】に収録予定です。
切ない展開が続きますが・・・今回もすごく切なかったです。切なくてギュギュっとなりましたが、この5話でやっと直太朗の気持ちがはっきりしたなと思いました。
なんとなく・・・ナオは二人の幸せを見届けたら消えてしまうような気がします(T^T)
子持ちΩと彼とカレ5話 b-boyオメガバース 2020年3月
掲載P数 | 28P |
満足度 | |
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簡単なあらすじ・ポイント
- ナオと直太朗の会話にぎゅっとなった
- ナオが現れたのは未練があったから
- 千広は直太朗へ・ナオがいなくなったストレスから倒れてしまう
- 未来ちゃんがピンチ
【ネタバレ注意】子持ちΩと彼とカレ5話 感想
今回もほんと切ない。切なくて面白かった・・・。どうなるのかな。。。
とりあえず、今回は・・ナオ・直太朗・千広よりも未来ちゃんがどうなってしまうのかが気になりました。
でも倒れたママを思ってたすけを呼ぼうとする未来ちゃん・・・αなんじゃないかなぁって思いました。
ちなみに・・・α家系である直太朗の家ですが。。。未来ちゃんと千広を受け入れてくれるでしょうか。なんかすごくキツそうな家族なんですよね。
ただ・・・・可能性があるとしたら未来ちゃんと直太朗が血が繋がってる可能性はないか?と思ったのですよ。
これは骨髄移植とかで稀にあるキメラ化からの発想ですが・・・心臓移植なのでナオの細胞も混在するわけで。まぁそうなるのは可能性低いとは思いますが・・・
自分の命を救ってくれた人の家族を幸せにする!と言えば納得してくれうのかもしれませんね。
おっと話が脱線しました★
では本編です♪
お前がいなくても運命の番だったのか?
直太朗の心臓はナオのものだと聞かされた千広は・・・ショックのあまり倒れてしまいます。
寝ている千広を見ながら直太朗はナオと話します。
こんなカタチで千広に伝えるつもりはなかったのにと。
「お前と一緒になってからというもの俺らしくないことばかりだぞ」
【えへへ】
「褒めてない」
【巻き込んじゃったね ゴメン】
本当はナオも千広を他の奴にやるのは死ぬほど嫌だと言うけれど・・・もういないですからね。
直太朗は千広を愛しそうに見つめ言います。
「本当に俺としたことがらしくない 泣いた顔もかわいい・・なにて俺も相当だ」
すると、ナオは・・・今の直太朗ならいいよ、と伝えます。
「・・・なぁナオ 俺と千広はお前がいなくても運命の番だったのか? それともこの気持ちはつくられたものなのか?」
【オレは君たちを引き合わせただけだよ】
ここね~読んでるとほんと疑問なのですよ。
もともとナオと千広が運命の番だったのか・・・それとも本来は直太朗と千広が運命の番なのか。
千広が反応したのはナオの心臓になのか・・・それとも直太朗になのかって事ですよね。
直太朗は「お前も大概だな 心臓だけになってもこいつが恋しいか」とナオに言います。
ナオは・・αの執着というヤツだと答えます。正直直太朗にも嫉妬していると。
でもナオは、本当はαとかΩとか関係なくて死にきれなかったのだと。
「好きすぎて」
大事な大事な番を残して逝くなんて 絶対にダメだ
ここでナオと千広の事が少し描かれていました。
ナオと千広は駆け落ち・・・というのは前にも出てきてましたよね。
でも、交通事故で亡くなった時千広の手もとには何ひとつ自分のものが残せなかったのだと言います。
駆け落ちだったから千広はお葬式にも参列すら許されなかったようですね。
このときはまだ未来ちゃんはお腹の中にいたようです。
ナオはこのとき千広の元にと強く想ってたようで・・・・
(ごめんねちーちゃん いとしいひと 俺の心残り)
(ちーちゃんを 大事な大事な番を残して逝くなんて 絶対にダメだ)
(どうにかしないと)
直太朗に移植された心臓と共にナオも入り込んできたのはこの強い気持ちがあったからなのでしょうね。
心臓をあげるから番になって欲しい人がいる、絶対守らなきゃいけない人がいるのだと直太朗の枕元にたってる姿がね・・・ちょっと泣けました(T^T)
そんな話を聞きながら直太朗は・・・
自分は以前はΩという劣性遺伝子は必要無い、そう信じていたのだと言います。
「運命の番なんて必要ない筈だった」
それなのに、千広と未来に会った。
「こんな愛しい存在を知ってしまったら もう手放せないだろう・・・」と言います。
そして・・・「千広が好きだ 千広と未来を何より大事にしたい」と。
ナオはそれを聞いて「ありがと」と言います。
ただ、その前に直太朗はやることはあるのだと言い、立ち上がります。
なんだろう・・・法案かなぁ!?
ここでナオのモノローグがあります。
(ねぇ直太朗くん オレは多分 このために一瞬の時間がもらえたんだ)
(君と、ちーちゃんを出会わせるために 運命の糸をまた、結び直すために)
ここのモノローグを読むと、ナオは消えてしまうのかな。。。って思ってしまいますよね。それを、運命は結局どっちなの!?って思ってしまいます。
このモノローグだとどちらともとれるんですよね。。。難しい~。
でも2話目ですれ違った時にお互い運命だってすぐわかった、って言ってたからやはりナオと運命だったのかな(^_^;)
想いは募っていく
千広が目を覚ました時には既に直太朗の姿はありませんでした。
そして、千広自身は体調もあまりよろしくないようです。
(番を亡くし 番にもなっていないのに)
(番に会いたいって言ったら嗤われるかな)
会いたいけど会ってどうしたらいいのか分からない。千広は直太朗に言ったことを後悔していました。
「ナオを返せ」なんて酷い事をいってしまったと。
(捨てられて当然だ)
ナオが死んだのは交通事故で直太朗のせいではない。そしてTVに映っている直太朗を見ながら実感します。
(離れて初めて実感する 直太朗と出会えた奇跡を)
住む世界が違うαで、自分から求めても手なんて届かない人。きっともう二度と会いにいけない存在なのだと。
そう感じながら未来ちゃんを迎えに行きます。
「未来!」
「ちーたん!」
未来ちゃんは・・・生活の変化にちょっっと????ってなってました。
「・・ちーたん」
「ん・・・?」
「・・とちゃはー?」
その言葉を聞いて抑えていた感情が溢れでてしまいます。
「・・とちゃいないねぇ・・・またふたりきりになっちゃったね」
千広はここでやっぱり番になんてならなくて良かったのだと感じます。
(もしなっていたら きっと もう耐えられない)
この世界のどこかに直太朗と共にナオがいてくれると思えるだけで生きていけると。
涙を流す千広を未来ちゃんが慰めます(T^T)
「ちーたんいこ!みーくんいしょよぉ」
ほんと天使さんですね(T^T)
「うん 未来と一緒だから大丈夫だね」
オメガ法案
直太朗の場面。お偉いさん達との会食で「オメガ法案につきましてお話があります」といっているので。。。
直太朗がやらなければいけない事ってやはりオメガ法案の事だったのだろうなと思います。
そして・・・オメガ法案改定会議が延長されたというニュースが流れたので・・どんな風になるのかは今後のお楽しみでしょうか。
その間はやはり千広と未来ちゃんの所には顔を出していないようです。
千広のピンチと未来ちゃんのピンチ!
庭で未来ちゃんを遊ばせる千広。
元の暮らしに戻っただけなのに、直太朗やナオにもう会えないのかと思うと苦しくなります。
【オメガの伴侶なんぞ必要としていない 番になるだけでいい】
そんな直太朗の言葉を思い出し・・・
身体はずっと再会してから番を求めて暴走しているけれど、直太朗と番になんてならなくてよかったと言い聞かせます。
(運命って何なんだろ 血液?骨髄とか?どういう仕組み?)
(どうしてナオも直太朗のことも好きになってしまったんだろう)
おぉ~~~~~認めましたね(T^T)
直太朗の事も好きになってしまったって!!!
でも、ナオも直太朗もどっちにも会いたいしそばにいたい、離れたくないと思うけれど求めたらだめだと。
そう感じているとことで倒れてしまいます。
倒れた千広に気づいた未来ちゃんは・・・
泣きながら「ちーたん いーこよぉ おっきよぉ?」と必死で起そうとします。
そして目についたのが子供が乗る車(オモチャのやつです)
それを見て直太朗を思い出すの。
「とちゃ」
涙を拭いてその車をぎこぎことこいで行きます。
千広が目を覚ますと・・・そこに当然未来ちゃんの姿はなく・・・・
必死で探します。探していると道路で大泣きしている彼を発見!
「ちーちゃぁぁ」
でもそこにはトラックが迫っていて・・・・
感想まとめ
未来ちゃん(T^T)
ほんと次はこの作品から読まねば。直太朗が助けてくれるといいのに。
いるような気がするけど、ほんと未来ちゃんに何かあったら耐えられない。
でも「とちゃ」って直太朗を思い出しているのと見ると・・・未来ちゃんにとってはナオも直太朗もお父さんなのだなぁ~と(*^_^*)
今回はほんと未来ちゃんの行動にウルウルきました。
いい子だねぇ。。。おまけに可愛い。
ここ数話、千広の運命はどっちなの?と思っていたのですが・・・
やはりナオの方なのだろうなと思いました。ナオの心臓が直太朗に移植されているのでそれを引き継いで直太朗が「運命」になったのかなと。
【運命の糸をまた、結び直すために】
ってあるので、死んで一度切れてしまった運命の糸をまた結び直すって事ですもんね。
ナオの執着もかなりのもんですね。
心臓に込めた思いがかなり強かったのでしょうね。守らなきゃって。
きっと・・・ナオは消えてしまうのではないかと思うのですが、直太朗が幸せにしてくれるのでナオも安心して消えることができるのかなと思います。
1話目の表紙は。。。三人でいるからもしかしたらラストは3P・・・なんてのもあったりするのかもしれませんが。
それはそれでこれまでの三人を読んでたら受け入れられます、、、。
でも直太朗とナオはきっと顔が全然違うんでしょうね。ナオもしっかり見てみたい。
いつもニコニコしてるのが目に浮かびます。
1話~3話目あたりまでは本当にコミカルに進んでいたのに・・・一気に切ない展開になりましたね。
このギャップがまたたまらない作品です。
早く続きがよみたい。。。ハマってます。