ディアプラス1月号掲載、南月ゆうさんの【ラブネスト 2nd】第4話のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の4話は【ラブネスト 2nd】に収録予定です。
こんばんは★前回ラブネストがおやすみだったので、すごく楽しみにしていました!!!この2ndもすごくハマっていて、毎回ドキドキしながら読んでいます(*^_^*)
さて。。。今回はどんな感じになってるでしょうか。
ラブネスト2nd-4話 ディアプラス1月号
掲載P数 | 34P |
満足度 | ★★★★☆ |
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簡単なあらすじ・ポイント
- コウくんに認められた!?
- 旭さんの抱える闇
- 旭さんが悩むターン?
【ネタバレ注意】ラブネスト 2nd-4話 感想
いやぁ~なんか思わぬ方向に進んできたような気がします。でもこういうのもいずれは乗り越えていかなきゃなので、穂積さんの存在の大きさに気づくようなターンになるのかな!?
ハラハラしちゃうけど、ちょっとずつでもいい方向へ進みますように、。と書いてますが、特に今回は目立って悪くなっているというわけではないのでそこは安心してください(*^_^*)
ただ、旭さんもけっこう苦しんでいるんだなぁ~と感じました。
家族でもない君に
コウくんと電話で話をしている穂積さん。どうやらコウくんのいるところに荷物を送ったようでして。
それは日本のレトルトとかそういうものみたいです(*^_^*)
日本のもの恋しくなりますよね。コウくんもコウくんの彼もすごく喜んでいました。
彼は旭さんが穂積さんとつき合ってから色々と変わったことに驚いている様子。
「そういうわけで・・しばらくは匡人君に兄さんをお任せするので 今後もよろしくお願いします」
「・・・恒生、それ 認めてくれたってこと?」
「しばらくはって言ってるでしょ?」
しばらくは、といいつつも・・・もう認めてる感じがしますよね(*^_^*)コウくんの言葉にじわりときてる穂積さんもまたかわいいです。
「他にかわったこととかないですか?」
穂積さんは「親父さん明日の午前中には退院できるって 良かったなー」とお父さんの事を話します。
でも・・・コウくんはそもそもお父さんが入院してた事を知らなかったみたい。
少し体調を崩しただけで経過観察の入院、旭さんもそこまで心配しなくてもいいと言っていたと伝えるのですが・・・
旭さんが一人で抱え込んでることを知ってる穂積さんはつい、、、コウくんに「なぁ恒生 親父さんの様子見に帰ってこなくていいのか?」と話します。
「匡人くんには関係ないでしょ」
「兄さんから何を聞いたか知りませんが 家族でもない君にそこまで立ち入られたくないです」
忘れてしまえたら
旭さんとお父さんの場面。
旭さんが以前ちょこっと言ってましたが。。。お父さんはちょっと記憶も失われつつあるみたいですね。旭さんの事が誰だかわかってないみたいです。
「さっきから親父親父って 俺にゃぁこんなでけぇ子供いねぇよ」
自分のこどもはまだ小さいと思ってるみたいです。
そして離婚したことも忘れてるみたい。
昔のいい思い出だけ覚えているのですね。。。
「・・・ったく 都合の悪いことは全部忘れちまえんのかよ 羨ましいなぁオイ」
「ふふ・・本当に」
介護士さん?看護師さん?も話に加わります。
「忘れてしまえたら楽なこともたくさんありますよね」
「・・・」
そう言われた時の旭さんの顔が。。。
回想がここで入ってきます。
お父さんがアル中だったと言うのは前に出てきていたのですが・・・お母さんとの喧嘩の様子を旭さんは思い出しているようです。
幼いコウくんを抱きしめ、二人の喧嘩が聞こえないように。。。守ってるかのような旭さんが(T^T)
「・・・あら眠くなったみたい」
そう話す介護士さんの言葉にはっと現実に引き戻された旭さん。
寝ているお父さんをベッドへ移すと・・・パタンと木の工作が倒れてきました。
これはお父さんがレクリエーションで作ったもののようです。
「八島さん 元大工さんだけあって紙の工作よりこういう木工の方が楽しいみたいで」
「目が生き生きしてるんですよ」
「へぇ・・・」
お父さんが作成したものを嬉しそうに眺める旭さん。「どんぐりの木」みたいなのですが、一つだけ衝撃でどんぐりが剥がれてしまってます。
(落とした拍子にとれちまったか)
穂積さんと真理江さん
年末特売に一緒に行ったようです(*^_^*)ここは相変わらず仲がいいですよね!
二人の会話にはほっこりしてしまいます。
「あんた昔から好きな男には尽くすタイプだもんねぇ」
「別に・・俺がやりたいようにやるだけだし」
そう言いながらも・・・真理江さんの話になるのですが、真理江さんは親に勘当されてしまったようですね。
お見合いさせられそうになってカミングアウトしてそうなったようです。
「あれから連絡とったりしてないの????」
「んー 母さんは心配してたまに電話くれるけど やっぱり理解するのは難しいみたい」
それでも言ってスッキリしたのだという真理江さん。
「旭はのんきっていうか あんまり深く考えてないみたいでさ こっちはバレないように必死だってのに」
「匡人は周りにしられずに平穏にいきてくのが理想だもんねぇ」
正解なんてないし お互いが納得できる形におさまればいいのでは?と真理江さんは言います。それを聞いて穂積さんは、最近その「理想の形」というのが自分でもよくわからなくなってきているのだと話します。
そんな穂積さんを嬉しそうに見つめる真理江さんがね~素敵なの!!!
ほんとこの二人の会話はほっこりするのでぜひ注目して読んで欲しいです。
色々と端折ってますがたくさんあります!
時間をかけて解り合えれば
真理江さんが帰ってから、ひとりソファに横になり色々と考える穂積さん。
自分と旭さんはまだ付き合いも半年程度。全部うまくやろうと焦り過ぎているのかもしれないと。
まともな恋愛も長い間してこなかったから、色々な感覚を忘れてしまっていると振り返ります。
(真理江が言うように 時間かけて解り合えればいいんだよ)
その時、穂積さんとよく遊んでた"利津くん"からメールが入ります。年末イベントのお誘いみたいです(*^_^*)
彼からのメールを見て、彼は彼氏がいても色々と遊び回ってたなぁと考える穂積さん。今自分は旭さんと出会ってから夜遊びもしなくなったし、職場の付き合いも最低限。
それを考えると、旭さんの比重が大きいことに気付きます。
旭さんに夢中なんですね~今(●´∀`●)でもそれもちょっと腹が立ってしまうみたいです(笑)
「ただいまー」
あれこれ考えていると、旭さんが帰宅してきました。
「・・おかえり 早いね旭」
「今日親父さん退院したんだよな?具合どうだった?」
大丈夫だったと答える旭さん。
旭さんがちょっと早めに帰宅したので、穂積さんは本日の夕食・・・豚キムチ鍋を作り始めようとします。
「ん?誰か来てたのか?」と飲み終わったカップを見て話しかけてきました。
「ああ真理江と年末年始の買い出ししてきたんだ 帰りにうちよってもらって・・・」
部屋が素敵だと言って旭さんを褒めていたと伝えます。
それを聞いて真理江ちゃんに会いたかったなぁと話す旭さんに・・・穂積さんはピクっと反応するのですが(ここは旭さんが何気に煽ってるんですよね笑)、冷静に「真理江には外回りしてるアンタの分まで俺がよーく挨拶しておいたから十分だよ」とこたえます。
「どうしたんだよ匡人クーン いつもならここで「シャー」って怒るくせに」
「ふっ今までの俺とは違うんだよ」
そんな会話をしていると。。。。穂積さんはキムチ鍋に大事なキムチが切れていることに気付きます。
「・・俺は別に構わねぇぞ豚鍋でも」
それでも今日は辛いのが食べたいと言う穂積さんは買いにでかけることに。
このとき旭さんには本を渡して(日帰り旅行みたいな感じの本)行きたい所に付箋つけといてと言って出ていってしまいます。
気持ちが軽くなったのは確かでしょう
本を暫く読んであれこれ回想していた旭さんですが・・・眠くなってしまいソファへ移動します。
そして横になりながら、お父さんが作ったどんぐりを眺めています。木から落ちたあのどんぐりさんを持って帰ってきたのですね。
「今度こっそりくっつけとくか」
足を悪くしてから木なんて触りたくもないっていう感じだったのに・・と、どんぐりを見つめながら考えていました。
『忘れてしまえたら楽なこともたくさんありますよね』
職員に言われた事を思い出すのですが・・・「・・・こっちはそう簡単には楽になれそうにねぇなぁ」そうボソッと言いながらうとうととします。
今ちょっと精神的にも落ち込んでる様子ですね。(お父さんの容態のこととか色々含め)
眠りながら奥さんの事、お母さんのことなどの夢を見ています。
奥さんが他の人と子供ができてしまったこと。
『だって旭くんは子供作れないんでしょう?』
出ていったお母さんには・・・
『欠陥品てところまで父親そっくりじゃない あんたは惚れた女一人 幸せにできない人間なのよ』
そう言われて心の中で必死に否定しています。現に匡人は俺のそばで幸せそうに笑ってるじゃないかと。
そして以前出てきた仕事仲間の女性には
『相手がオトコなら気が楽よね 自分が欠陥品だなんて考えなくて済むもの』
(違う 匡人を選んだのはあいつの傍にいたいと思ったからだ)
『でも気持ちが軽くなったのは確かでしょう?』
ズブズブと暗い沼に沈み込んでいく旭さん。
この夢は旭さんの深層心理そのものなのかもしれませんね。
自分の事を欠陥品だと思っていること、穂積さんのことは自分が楽になるために一緒にいるのではないか????みたいな気持ちがあるのかもしれません。
『"都合のいい相手"だと思われてるなんて 穂積君が知ったらきっと傷ついちゃうよね』
夢の中でそんな風に言われ、旭さんは呼吸を荒くしています。
『旭 旭大丈夫』
胸元まで沼(水?)に浸かってしまってる旭さんに手を差し伸べるのは・・・穂積さん★
一緒にいられてうれしい 愛してるからと言う穂積さんのまわりは・・・とても明るいです。
ですが・・・その穂積さんも言うのですね。
『だけど旭は本当に 俺を「愛してる」って言える?』
そう言われてはっと旭さんは目を覚まします。目の前には「旭?」と呼ぶ穂積さんの顔がありました。
怖い夢でもみたの
「大丈夫か?なんかうなされてたけど・・・」
大丈夫だ、という旭さんに穂積さんはチュッとキスをして優しく抱きしめます。
「怖い夢でもみたの?」
ご飯の用意もできたから食べようとその場を離れようとする穂積さんを、旭さんはぐいっと引き寄せます。
「なんだよもう」
「悪い・・もう少しだけ」
そう言われて嬉しそうにしてる穂積さんとは対照的に、表情の乏しい旭さんが気になる場面で次話へ。
感想まとめ
いやぁ気になる終わり方!旭さんも色々と自分で抱え込んでいるからちょっと精神的に参っているのかなぁ(T^T)って感じですね。
ラストの夢なのですが、あんな風に自問自答している姿が切ない。
でも穂積さんをちゃんと愛してるのかどうかと考えているのは・・・逆に大切にしていてちゃんと愛してるからだと私は思いますよ(*^_^*)
穂積さんの愛が重いから( ´艸`)、それに見合った感情を向けられてるか?と考えてはいると思うのですが・・・。
ただ、元奥さんのことやお母さんの事は今でも深く傷ついているのだろうなぁと思うので・・・ここは穂積さんの頑張りどころなのかもしれない。
穂積さんは自分が大好きすぎてその気持ちが重いっていうのは自覚してるけど、これは旭さんには必要なのではないかと思うのですよ。
「欠陥品」と自分を思い込んでる旭さんですが、、、どんな旭さんでもまるまる愛せる穂積さんがやはり必要なのではないかなと思います。
別にゆっくりゆっくり穂積さんを愛していってもいいと思うのですけどね。今現在、二人に気持ちの差があったとしても別にかまわないのでは?と。
人間、同じ気持ちを相手にも求めてしまいがちですが、そもそも相手の気持ちをどうやって測るのかっていったらムリなわけで。旭さんは旭さんなりに大切にしているしそれで今は十分な気がします。
付き合い始めて半年くらい?な二人。まだまだこれからですしね!
それに・・・穂積さんにとっては欠陥品でもなんでもないのですから(*^_^*)旭さんにとってはそれが「都合のいい相手」になってるのかもしれませんが、どの視点で考えているかによるのかなぁ・・・。
それに穂積さんだって色々なものを抱えて(今でも抱えてる)いて、家族と自分の理想?のギャップに引け目を感じてるところありますよね。
二人が一緒にいることでお互いのそんな不安が吹っ飛ぶような・・・そんな関係にこれからなってくれたらいいなってすごく思います。
生きていたら嫌なこととか色々なことも起って・・・忘れられなくて苦しむことって多いと思うのですよね。
元奥さんやお母さんの事が旭さんの中ではそれにあたるのかもしれません。
自分のことを「欠陥品」と考える旭さんの考えがこれから変わりますように。自分のことをそんな風に考えてしまうのはやはり悲しいですからね。
ピンポイントで「ほんと野獣」でも出てきてましたけど・・・あの朝春の言葉を旭さんにも伝えたいです★
「その”欠陥”ていうところ”魅力”って単語に変換してみたら」って。
穂積さんと一緒にいることで、その「欠陥」という感情が「魅力」に変わっていってくれたらいいなって思います。旭さんがいることで穂積さんは幸せだからそれが伝わりますように(*^_^*)
それに・・・旭さん自身も穂積さんと一緒にいると満たされた気持ちになるのだから、それで十分だと思うのですけどねぇ難しいですね。
次話はどんな展開になっていくのかすごく気になります。
今回も上下巻になるのかしら!?
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