ナツメカズキさんの【NIGHTS BEFORE NIGHT】第2話のネタバレ感想です。最新話の感想ですのでコミックス派の方はご注意ください。まだコミックスになっていない作品です。
前回は春さんの所に時雨さんの義弟・雪鷹があらわれて・・・その続きからです。
雪鷹の世話をする事になった春さんですが、今回はなんだかしんみりするようなストーリーでした。それはどうしてかというと・・・時雨さんが登場してきたからかな。(過去の回想ですが)
はぁ~・・・時雨さんが出てくるといつも思います。春さんと幸せになって欲しかった・・・(T^T)
NIGHTS BEFORE NIGHT 第2話掲載誌情報
注意ポイント
つまんねぇやつ
春さんの監視付きで生活することになった雪鷹。
24時間、一緒にいるようです。
あ、そうそう!今回、扉絵が雪鷹なのですが、それがけっこうお気に入りです。カッコイイです(*^_^*)
でもねぇ・・雪鷹見る度に思うのですよ・・・これが時雨さんなら良かったって。
どうやら私は時雨さんがすっごく好きみたいです(^_^;)
戻りまして・・・雪鷹は春さんを見て
(大体このおっさんシャレは通じねぇし何考えてるかわかんねぇし)
(つまんねぇやつ)
と思っています。
そして・・・厳しい監視のなか抜け出すことに成功した雪鷹は・・・クラブで飲んでいました(^_^;)
飲んでいると、ある男達に絡まれてしまいます。
「よぉ兄ちゃん 羽振りいいねぇ」
「ちょっとツラ貸してくんねぇかな?」
なんだかヤバイ雰囲気です。。。
何だってくれてやるよ
1時間後、雪鷹が脱走したことに気がつく春さんたち。
組長からの依頼でもある雪鷹の監視ですので、ほっとくわけにもいかず・・・どこかに電話をかけ、雪鷹を探して欲しいとお願いします。
そして雪鷹はというと・・・
連れて行かれた先でぼこぼこにされていました。
「探したぜ 一条」
「なんだ・・てめえら紫藤んとこのか・・」
この紫藤というのは1話で雪鷹がもめ事を起こした「紫藤会」ですね。春さんのところに来るきっかけになった出来事です。
1話の時に、すでに話はつけたけれど、下のものからの恨みを買ってるみたいな感じで書いてあったような気がします。
だから今回やってきたのは紫藤会の下っ端でしょうか。
雪鷹を痛めつけながら紫藤会の下っ端Aは言います。
「一人じゃ落とし前もつけらんねぇから盃も貰えねぇんだろ」
すると雪鷹は・・・
「聞こえなかった・・・一人じゃなんだって?」
と言い反撃開始。
そこへ春さんが到着するのですが、到着する頃にはもう紫藤会の人たちはぼこぼこに(^_^;)
このときの雪鷹はどこか壊れたかのようにぶっ飛んでましたヨ。
「組でしか喧嘩できねぇクソが 指でも持ってきゃ満足か」
「上等だ 何だってくれてやる」
そう言いながら自分の指を落とそうとするんです。。。
そこへ春さんからの一発が入ります(笑)
ぐらっとする雪鷹。
「・・・春・・・?」
「今時指なんか誰がいるか」
もう一発ケリを入れる春さん。
そして紫藤会の人たちを見て「お前等も親の顔に泥ぬってんじゃねーぞ 警察が来る前に散れ」
と。。・静かに話す春さんかっこいいですね。本当に強い人って変に騒がないんですよね・・・春さん見てそう感じました。
俺が死んでも誰も何も思わない
車にて。
「あんたインテリヤクザだと思ってた 結構武闘派なんだな」
さっき来て自分を殴って場を納めたのもお目付役の仕事ってやつか?と聞く雪鷹に、春さんはさっきのは仕事ではなくムカついたから殴っただけだと答えます。
「お前いつからそうなんだ?」
「そうって?」
「キレすぎだ 向こう見ずにも程がある ヤクでもやってんのか」
「そんなもんやるかよ」
いつかは死ぬぞと忠告する春さんでしたが、雪鷹は自分が死んでも誰も何も思わないと・・・
「俺は大馬鹿野郎だと思うがな」
春さんのこの言葉好きなんですよね。誰も何も思わないと言う雪鷹に、自分は思うぞ!と言っているんです。
それがきちんと雪鷹にも伝わったのでしょうね。一瞬止まって
「あんたって意外と面白いん・・・」と言いかけたところでまた春さんが「お前まず俺に言うことあるよな」と(笑)
「・・・は?」
「俺に言うことあるよな」
「・・・ゴメンナサイ」
この流れすごく良かったです。雪鷹も春さんじゃなきゃ謝らなかったと思う。これは「俺は大バカ野郎と思うがな」が効いた気がしました。
力でやり返さない事も強さだぞ
雪鷹は・・・春さんに殴られた所が痛いようで必死に痛みと闘ってました(笑)
(・・ほんと変な野郎だ)
そう思いながら春さんの『いつからそうなんだ?』という言葉を思い出します。
(そういやいつ・・・?いつからだっけ・・・)
【回想】
物心ついた頃から母親はいなくて父親は俺に関心がなかった
関心を示してくれたのは年の離れたお兄さんだけだったようです。(時雨さんですね)
(年の離れた兄さんだけが俺に優しかった)
『雪、お前またケンカしたのか?』
『う、・・・うん』
だってみんながお父さんの悪口言うから・・と雪鷹が言うと、彼をぎゅっと時雨さんは抱きしめます。
『力でやり返さない事も強さだぞ』
『優しくなれ雪 それがいつかお前とお前の大切な人を守るよ』
そう言ってた時雨さんは突然雪鷹の前から姿を消したようです。
次に会ったのは四年後・・・
姿をみかけた雪鷹は駆け寄ります。
『兄ちゃん・・・!いつ帰ってー』
そんな彼を見る時雨さんの目はかつての時雨さんではなく・・・とても冷たい目でした。
何も言葉を交わすこと無く帰って行く時雨さん。。。
この時から雪鷹の中で何かが壊れてしまったのかも知れません。
ずっとずっと時雨さんの言うとおりに周りに絡まれても我慢していたのかなぁと想像できます。
ですが・・時雨さんの態度でそれまで抑えられていた衝動が抑えきれなくなってしまったようです。
ここからキレてしまうようになったっぽい・・・。
・・・時雨?
雪鷹はしょうも無いことを思い出したと思っているようです。
水を飲み、そして視線をソファにやると春さんが眠っていました。
(部屋で寝ろよおっさん・・・)
寝ている春さんをのぞき込み、また仕事をしていたのか?不眠症って言ってなかったっけ?と思います。
「・・・」
春さんの眼鏡を取り、じ~と顔を見つめる雪鷹。
(組にいた頃は髪長かったよな・・・)
(ブリーチしてんのかこれ・・・)
そう思いながら春さんの首に触れます。
「・・・ん・・・」
目を開けます。そして首に触れられた雪鷹の手を握り・・・
「・・・・時雨・・・?」
春さんが手に触れてきた事にも驚いていましたが、この春さんの言葉にもすごく驚いた様子の雪鷹で次号です。
NIGHTS BEFORE NIGHT第2話を振り返って/感想まとめ
面白かったですね~。雪鷹はきっと誰かに関心を持って貰いたいんでしょうね。
だから春さんのセリフが嬉しかったと思います。
でも・・・この最後の「時雨」というセリフをどう受け取るかで展開が変わっていきそう。
時雨さんに嫉妬するのかなぁやっぱり。
でも思ったのは、特に前々から雪鷹は春さんが好きとかそんな感じではなさそうだなぁと。
てっきり、春さんの事が前から好きだったパターンでくるかと思ったのですが・・・
でも今後、雪鷹にとって春さんは大切な人になっていくと思います。
そして、今回出てきた時雨さんのセリフ
『力でやり返さない事も強さだぞ』
『優しくなれ雪 それがいつかお前とお前の大切な人を守るよ』
というのが分かるエピが来る気がします。このセリフの意味が分かったとききっと春さんも雪鷹も幸せになれるんじゃないかなと思ったり。
どんなエピが来るかはわかりませんが、きっとこのセリフに繋がってくるんじゃないかなと思いました。
次号もお名前があったので、8月発売のCab vol.51で第3話が読めそうです(*^_^*)
どう展開していくのかまだよく分かりませんが、春さんが切なくなりませんように。。。まさか寝ぼけたままやっちゃうとか・・・ないかな(~_~;)