Cab vol.53掲載、ナツメカズキさんの『NIGHTS BEFORE NIGHT』第5話のネタバレ感想になります。雑誌最新話のネタバレになりますのでコミックス派、ネタバレ不要な方はこの記事はご注意ください。
もう5話ということで・・この作品は1冊では完結しないだろうと思い、1巻と書いてみました。まだ雪鷹との話もあるし、時雨さんとの話もあるし・・・まだまだ続きますよね!
というかじっくり読みたいなって思いました。どうしても時雨さんがでてくると切ないですが・・・。早く春さんが時雨さん以外の人も好きになれますように。
後悔が残っているから前に進めないと思うのですが・・・でもどうやったら自分を責め続けている春さんを救うことができるんでしょうか(´;ω;`)
雪鷹にはほんと頑張ってほしいです。(今では雪鷹応援しちゃってます☆)
NIGHTS BEFORE NIGHT ネタバレ感想/あらすじ
NIGHTS BEFORE NIGHT第5話の簡単な感想
◆春さんのまさかの過去にびっくり!
◆時雨さんと春さんが関係を持つのは自然だった。
◆時雨さんを死なせたのはシロを時雨さんに会わせたからだと思ってる!?
注意ポイント
春さんと時雨さんもちょろっと出てるヨ!
NIGHTS BEFORE NIGHT1巻第5話のネタバレ感想
切なかったぁ!!!今回は春さんと時雨さんの出会い編。
だから余計に切ない。そして・・・やはり時雨さんの事故は消された可能性が高いのですね。
若かりし日の春さん・・・なんかイメージと違ってキレイなカンジだったんですね(n*´ω`*n)それがとっても意外でした。
時雨さんも心に闇を持ってたからこそ、シロをすくいたいと思ったのでしょうね。あ~でも。。。最後死ぬのであれば春さんの事を連れ去ってほしかった。
春さんにお別れを言いにくるなんて(´;ω;`)悲しすぎる。
やっぱり春さんの横には時雨さんがいてほしかったな。シロにはもう信虎がいるしあの時逃げようとしなくてもどうにかなったんじゃないかと思ったりしちゃうんです。
置いていかれて、そして時雨さんの死の原因を自分が作ったのだとしたら・・・春さんもやりきれないですね。
しかもやさしいからシロを恨むことすらできない。
だからどんどん自分を追い込んでいっちゃったんですね。
恨むほうが楽なのに・・・それができなかったから余計に春さんが好きなのですけども。それ以上に自分が原因だったのだと苦しんでる・・・やっぱり幸せになってほしい。
時雨さんとはうまくいかなかったけれど・・雪鷹になんとか頑張ってほしいです。
では早速本編。
春さんは佐々木のイロ
すんごい衝撃的な始まり方でした。
春さんが・・・あの春さんが組員たちのモノを咥えたりやられてたり・・・。
時雨さんと出会う前は組員の「佐々木」という人のイロだったそうです。
何かの会合の時に時雨さんと出会ったんですね。
まわされている最中に時雨さんが組員たちに声をかけたのがはじまり。
若い春さんは・・・ロン毛でイメージがちょっと違います。いまは自分にも厳しく人にも厳しい!って感じですがなんか・・・ふわふわした感じ?
春さんは佐々木のイロになってそして資金まで作ってたようですヨ。
「何で稼いでる?まさか麻薬じゃねぇだろうな」
「やりませんよ 一条組傘下じゃ御法度でしょう まぁ今は株ですかね」
「なんであんな男のイロなんかやってる」
時雨さんに問われると、「楽なんです」と答える春さん。
男についていれば自分みたいな外れものでもそれなりに生きていけると。
でも佐々木はもう少ししたら組から切られるから次を探さなければと・・・そして春さんがいいと言うんです。
「あんたの目が気になる 抱かれてみたい」
「はっほざいてろクソガキ」
この2人の出会い・・・思ってたのと違った~!こんな感じの出会いだったんですね。
何より春さん!!!えぇぇぇぇl~!!!ですよ。
誰かのイロだったとは。そんなカンジに見えなかったから余計に衝撃的でした。
アンタのイロになりたい
春さんが言ってた通り、佐々木はすぐに組から破門されることになります。
どうやら麻薬を売りさばいていてしかも自分自身も使用していたようです。組員は春さんに吐かせようとするのですが、そんな時に時雨さんが佐々木を連れてきたので春さんは助かりました。
なぜ佐々木が麻薬を使用しているのを知っていたのに逃げなかったのかと聞く時雨さんに、春さんは「逃げれば俺も疑われます」と答えます。
タバコを吸わせてくれという春さんでしたが、時雨さんがたばこを差し出すと・・・そのまま倒れこんでしまいました。
病院で目を覚ます春さん。
「時雨さん」
「おう 目が覚めたか」
時雨さんは、佐々木が破門されたからどうするつもりだと春さんに尋ねます。
「あんたのイロになりたい」
「はっごめんだな」
「じゃぁ盃をください あんたの役に立ちたい」
これに対し、時雨さんは別に助けたつもりもないし、お前の面倒なんか見れない、勝手に好きなところへ行けと言います。
「時雨さん・・・ どうしてそんな寂しい目をしてるんですか」
時雨さんは、もしかしたら春さんにヤクザにはなってほしくなかったのかもしれませんね。自分がヤクザの家に生まれて思うところがあったのだと思います。
でも結局春さんは組の一員になります。
時雨さんは組はもたないというので、いつも出てくる八神の盃を受けることになったようです。
八神は時雨さんとは五分兄弟なんだそう。
( ,,`・ω・´)ンンン? もしかしたら時雨さんの死は八神が関わってるかもしれませんね・・・・・。五分兄弟かぁ~。
八神の組員になった時、春さんは髪の毛をばっさり切ってすっきりしていますヨ。
あの人が何だろうが俺はそばにいる
何だかんだ言って、時雨さんは春さんの事は気にかけているようです。
「八神は俺と違って金も出世欲もある お前は使えるから最後まで面倒をみてくれる」
そう話しながら花火をしている時雨さん。
「なんでこんなことしてるんですか?」
「夏なんだから花火くられぇしねぇと失礼だろ」
「お前もやるか?」
「・・・俺は違うことがやりたいんですけど」
「ふっ お前も諦めねぇな」
そう言いながら唇を重ねる2人。
ここで一気に関係が変わったのだろうなというのがわかります。春さんは時雨さんのところへしょっちゅう行くようになったようです。
「お前最近時雨のとこに入り浸ってるらしいな」
八神は内心うちのもんがあの人と接触するのをよく思っていないと話す組員。
「妙だと思わねぇか 妾腹とはいえ一条の実子 なのに組も持たされてねぇ」
「噂じゃ単独でヨゴレ仕事してるって話まである」
深くかかわるなと念押しされる春さん。
でも春さんは誰がなんと言おうと側にいたいと強く思います。
雨の中、花火を買って時雨さんの元へ向かうと・・・そこにはまさにそのヨゴレ仕事をしてきた感じの時雨さんがいました。
「春か 悪い今日は帰ってくれ」
帰れと言われたけれど、春さんは時雨さんに近づきます。
すると・・・
「触るな お前も汚れる」
そんなセリフを吐く時雨さんの手を取ります。
春さんは「・・俺はもうとっくに汚れています」・・・そういって時雨さんの手を自分の頬へ。
そんな春さんを抱く時雨さん。
この2人の絡み・・とてもいいのですが、やはり切なさが(´;ω;`)
お互い何かを埋めるように理解するように体を重ねている感じがしてそれがとても切ない。
春さんが「久しぶりだから」って言ってるので八神組へ入ってからは男の人とは寝てなかったのでしょうね。
時雨さんも何かを抱えていて、春さんにだけはよかっかれてたのかもしれません。
でもこの2人のエロは・・・好きだからとかそういうのよりももっと違う感情もあったのだろうと思ったりもします。
春さんはそんな時雨さんを支えたいというか、近くにいたいってすごく思ってたのだろうなというのが伝わってきました。
(それからも 時雨が真っ暗な目で帰ってくる日は増えていった)
(俺たちは何も言わなかった)
(時雨の弱さを受け止める日々が俺には愛しかった)
すると時雨さんが春さんに言います。
「春 俺はもうこの仕事を続けていけねぇかもしれねぇな・・・」
時雨さんの破門とシロとの出会い
ある時時雨さんが麻薬取引に手をだしてたということで破門になります。
急いで時雨さんのところへ向かう春さん。
するとそこには・・指を詰めた時雨さんがいました。
「・・・あんたが・・・ヤクなんてやるはずない・・・」
なんでこんなことをしたのか?と尋ねる春さんでしたが、時雨さんは全部本当のことだと答えます。
「・・・あんたはこのままどこかへ行ってしまうんですか・・・」
「俺はどこへも行けねぇよ・・・」
そういった春さんはヤクザを辞め、八神のもつ貸しビルで雀荘を始めたようです。
破門の身をしては異例の扱いだったと。、
ここにも何かあるのでしょうか?う~ん・・・・。
そして三年の月日が経ちます。
雀荘は子供たちのたまり場みたいになってました。時雨さんは子供が好きなのかな!?
「ガキと一緒になにやってるんですか」
「はは 懐かしくなっちまってな 俺にも弟がいるんだよ」
その子がかわいい子で縁切る前にもう一度会いにいきゃよかったという時雨さん。
そして・・・春さんはシロと出会います。
親が借金をしているのですが、シロを置いて逃げたようで・・・だからシロから回収すると組員たちは言っています。
当然・・・・MODSを読んだことがある人ならわかると思うのですが・・・このシロがのちに時雨さんのところへ預けられることになるんですね。
「お前いくつ」
「15歳です」
「名前は?」
「別になんでもいいです 俺は犬なんで」
そういうシロを引き取った時雨さん。雪鷹と同じ15歳、そして自分と同じように「犬」だと思っているシロをほっとけなかったのでしょうね。
(時雨は次第にシロに入れ込んでいった)
複雑な気持ちで春さんは見守ってたに違いない。。。
時雨さんは春さんに「あいつを俺みたいな犬のままで終わらせたくない」と言います。
時雨さんの破門にも何か理由がありそうですし(時雨さんがヨゴレ仕事がイヤで抜けたいなと思ってたのはあるでしょうが)・・・シロと自分が重なっていくにしたがって、シロの再起が時雨さんの目標みたいになっていってたんじゃないかと思いました。
どこにも行けねぇと言ってた時雨さん・・・
でもシロとどこかでというのが夢になってたのかも。
それは春さんにも「嫌な予感」として感じるものがあったようです。
お前を想うなら・・・
するとコンコンとノックする音が。
「春 いるか?」
玄関に出てみると、そこには時雨さんの姿がありました。
そして身体を重ねる2人。
「春」「春・・・」
切なそうに名前を呼ぶ時雨さんが印象的です。
事後。。。疲れて眠そうにしている春さんの髪の毛を優しく時雨さんは触っています。
「疲れただろ 寝てろよ」
うとうとと・・・・瞼が重くなっていきます。
「春 ごめんな お前を想うならもっと早く解放してやるべきだったのに」
(何? 何言ってー・・)
「おれは・・・もう行かねぇとな」
(時雨さん 俺はずっとーあなたのそばにいたい)
「・・・春・・」
ここで春さんの瞼が閉じてしまいます。
最後に時雨さんが何かを言っているのだと思うのですが、ここは春さんが寝てしまってうまく聞き取れてないんでしょうね。
何て最後に言ったのかすっごく気になります!!!
そして時雨さんは、春さんのことを愛してたと思いたい。
何かあると分かって時雨さんは春さんのところへ最後やってきたんですから。
それと気になったのは、「お前の事を想うならもう少し早く解放してやるべきだったのに」ってセリフです。
これは自分が手放せばよかったっていうのもあるのだとは思うのですが、春さんを組から抜けさせたいって気持ちからのセリフ?と思ったりもしました。
八神組・・・何かやっぱりあるのかしら?って思うのですが勘繰りすぎでしょうか?
「おれはもう行かねえとな」ってセリフもなんだか死を覚悟しているようで切なく聞こえます。
そして・・・春さんは携帯の着信で目が覚めます。
そこで時雨さんの訃報を知るんですね(´;ω;`)
(それがあの人の最期だった)
ここを読んで・・・春さんの不眠は寝ている間に大切な人が死んでしまったっていうのからきているのではないかと思いました。
あの時もう少し止めてたら、とか・・・話を聞いてたらとか・・・そういう後悔ってけっこうあるのではないかと。
それでも奴は自由にはなれなかっんだな
「右の指はあいつが自ら落としたらしい」
もう親父の元には戻る気はないからそうしたのだそうです。そう話してくれるのは二見センセイです。(春さんが睡眠薬を貰っている先生です)
「それでも奴は自由になれなかったんだな」
時雨さんはずっと一条の監視下にあったのだそう。そして親父(自分の父ですよね・・・)のために働く事があいつの仕事だったと次は八神が話します。
「ならあの麻薬取引のことも・・・」
「春 お前まで深入りするな」
「時雨は知りすぎてた それだけだ」
「まさかガキ連れて街出ようなんざ・・・」
よくわかりませんが・・ここを読んだときにふと、その麻薬取引をしていたのはまさか八神なんじゃ・・・って思ったりした人います?なんかふとそう思っちゃったんですよね。
もっと早くに解放してやるべきだったとか時雨さんのセリフを読んでも、八神がなんかあるんじゃ・・・って。
直感なので全然考察でとかじゃないんですけども。
八神の組をすんなり抜ける事ができたのもけっこう不思議ではあったのですが・・・何か交換条件とかあったのでは?って思ったりもしました。(時雨さんと八神)
う~んでも、時雨さんの目が死んでたのはずいぶん前からだからそれはないのかな・・・やっぱり考えすぎかな。
1年後、春さんの首の後ろには十字架の入れ墨がありました。
そして、身体を売ってたシロを引き取ったようです。
「・・・お前はこれからどう生きていくんだ?」
寝ているシロに呟く春さん。
(時雨が残した最後のつながり)
(俺はこいつを恨めたら楽だったんだろうか・・・)
なぜ恨むというセリフがでてきたかというと、、、
シロと街を出るために時雨さんが死んだと聞かされたからなんですよね。
監視下にあったのに、街を出ようとしたからだと。
シロがいなかったらそういう行動にも出なかっただろうから、恨む気持ちが生まれても不思議ではなかったんですよね。
でも、恨めなかった。
ここは春さんのやさしさもあるのだとは思うのですが・・・シロを時雨さんに会わせのが他ならない春さんだったからというのが大きいと思います。
自分がそうだったように「あの人ならきっと救ってくれる」とシロを託したんですね。
でも、自分が時雨さんにシロを会わせたから、時雨さんは死んでしまった。
だから前回の「俺が殺した」につながっていくのだと思います。
切ない・・・・
感想まとめ
夜に読むもんじゃないですね。春さん、時雨さんを想うととても切ないです。
う~ん・・・でもねぇなんか私は八神が怪しい気がします。
といって八神がいい奴だったのなら土下座もんですね(笑)
それにしても・・・何度も言っちゃうけどやっぱり時雨さんがでてくると切ない~。
春さんが背負った十字架を早くおろせますように。
十字架は最後、雪の結晶にしちゃえばいいんですよ・・・・・雪鷹にちなんで(〃▽〃)
そうなってくれたらいいなって思います。
時雨さんとの思いではツライ思い出じゃなく、いい思い出だけを残していってほしい。
自分を責めないで、どうにか生きていけるような何かを時雨さんは残していってないでしょうか(´;ω;`)
こういうのって残された方はすっごく引きずるんですよね。
春さんの事を考えたら、時雨さんが死んだ元凶は自分だと責めてしまう気持ちもわかるような気がします。
はぁ~なんがね・・・ずっしりきちゃいました。重い・・・。
次回は雪鷹が登場してくれるといいな・・・もう雪鷹しかいないです!!!
時雨さん・・・シロになんか託してないかな・・・・雪鷹には会ってないから何もしらないでしょうし。
春さんがどんなふうにこの暗闇から抜け出すのか、それを見守っていきたいと思います(´;ω;`)
やっぱり時雨さんと幸せになってほしかった・・・。悲しい。