イァハーツ5月号に掲載、佐岸左岸さんの【オールドファッションカップケーキ with カプチーノ】第6話のネタバレあり感想になります。
雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回の6話は【オールドファッションカップケーキ with カプチーノ】もしくは【オールドファッションカップケーキ2巻】に収録予定です。
気になる二人の結末はどんな感じになっているのでしょうね!
オールドファッションカップケーキ with カプチーノ-最終話 イァハーツ5月号
今号の簡単なあらすじ・ポイント
- 旅行先でのお話とその後
- 野末さんがむちゃくちゃかわいい
- ハピエンなので安心して読める最終話
【ネタバレ注意】オールドファッションカップケーキ with カプチーノ6話・最終回 あらすじ・感想
今回は最終話ということで・・・どんな風に二人をまとめてくるのかな!?と思って期待していました。
結論的には・・・すごく良かった。
何が良かったかというと、野末さんの変化とラストは野末さんからの動きがすごくあったから。
もしかしたらこのまま外川のペースかな?と思っていたのですが・・・ちゃんと野末さんから動いてるラストはとてもいいなと。
この作品は・・・文句なしの☆5。本当に面白く最後まで読めました。
セリフとか少し独特な世界感があり、(吹き出しの中にけっこう点やまるが使われている)モノローグもわりと一読しただけではんんん????という事もあったけれど、それでも読んでいるとすごく引き込まれていきます。
この読後の清々しさ。
年の差なんて何のその!これからもラブラブな二人でいて欲しいですね♥
では早速あらすじ&感想です。
最終話ということと、コミックス発売も近いので本当にあらすじはさらっとにしようかと思います。
旅行先にて。二人の関係を感じ取った人がいた
この二人はこの最終話にくるまでに大きなヤマ場は越えたので・・・ラストは幸せな時間&空間が描かれています。
見せ方も面白いですね。
コマでわかるように1P12カットの2P で色々な場面が描かれていて、幸せな時間を読み手としても共有することができます(*^_^*)
ここの場面で注目したのは・・・コーヒー牛乳とフルーツ牛乳☆
外川は多分・・・フルーツ牛乳なんだろうなぁ~(≧∇≦*)って一人クスっとなりながら目で追っていました。
夫婦丼が夫夫丼に!
そして食器を選びに陶器店に寄った二人。
所構わず密着する外川に戸惑う野末さん。でも!!!!野末さんの首筋にはしっかりとキスマークあってキュン☆
外川は『誰も見てません』というけれど、『誰も見て無くても公共の場でこういうこてゃダメです』と。。それは納得。
それは男性同士だからではなく、男女でもやっぱりね・・・目のやり場に困るというか(笑)
外川のこういうところは若さが出てるなぁって思います。
お店はお祖母さんが店番をしていました。
そこで野末さんは気に入った丼があったようなのですが・・・見たら【夫婦丼】とあり、大小対になっていたのですね。
だからやめておく、と野末さんは言います。
すると・・・お祖母さんが『そちら、二つとも大きい方にできますよ。お値段同じで』と声をかけてきてくれます。
会話から察するに・・・このお祖母さんは二人が恋人同士だということに気付いていたみたい(*^_^*)
すると・・・ここで外川がはぐらかそうとするのですよね。
『いえ、僕たちはだだの、』と。
それを遮ったのはなんと!!!!野末さん。『お気遣い有り難うございます。』と。そして大きい丼を2つ頂くと伝えるの。
ここはね、みどころがもう一つあって・・・野末さんは内心ドッキドキで動揺しているのがわかるカットがあるのですよ。
それでも勇気を振り絞って自分達はそういう関係だというのをお祖母さんに伝えているという・・・すごくすっごく大きな変化の場面なんです。
自分達以外の人に初めて恋人扱いされて、、、動揺している野末さんは・・・本当にかわいらしい表情で外川に助けを求めたり赤面したり(T^T)可愛すぎでしょう~!!!!って思いましたヨ。
ぜひ注目して読んで欲しいです。
表情を追うだけで本当にキュンキュンしてしまうと思います!
遠く離れた、知らない土地で知らない人だらけの中だからできる事ではあるけれど・・・それでも頑なに知られる事に対し拒絶感があった野末さんにとっては大きな大きな変化でしたね。
そんな彼を見れてこれまた嬉しそうな外川にも( ´艸`)。
千差万別の自分らしさの本質
この旅行では本当に可愛さが爆発している野末さん。
それを嬉しそうに見ている外川。
野末さんは、おじさんなのに子どもみたいだと言います。それを外川は、、、若い時には自分らしさが評価されるのに、年をとったらおじさんらしさ、おばさんらしさで自分をうやむやにして卑下しないといけないのはおかしいと返します。
歳相応というのは、千差万別の自分らしさがどういうことなのか・・・その本質を知っていることじゃないかと。
おおおお!!!!ここはメモりました(≧∇≦*)いいこと言いますねぇ。
そして『俺が野末さんを可愛いと思うのも、尊敬するのも、野末さんが野末さんだからです』と。
聞いた時に『君が10も年下なことも時々忘れそう』って言うセリフに納得。ほんとかなり大人な発言するときありますよね!!!
どっちがどっちなのか・・・読んでいても忘れそうなくらい逆転している時もあって。それがこの作品の面白さでもあるのかなって思います。
まぁ・・・外川自身も全部が大人~ではないのでそれがいいのですけどね(*^_^*)
かっこつけれるところはかっこつけて、野末さんに引っ張ってもらえるところは引っ張ってもらう。これで成り立つ二人なのではないかしら☆
一緒に暮らそう
旅行も終わりが近づいてきてるなぁ・・・と思えるような夕暮れ。この演出がまたニクイ。
そしてどんな時でも些細なことでも可愛い野末さんに『かわいい』と素直に言える外川が羨ましい。
野末さんは自分が外川との恋に溺れている自覚はあって、それでもこのまま死ぬまで溺れさせて欲しいと言います。
『赤の他人が見て聞いて、言わせたら、俺は気持ちわるいおっさんでしかない。でも俺は、君が見てくれることと、君が言ってくれることを、信じる』
これからは外川の事をどんな時でもずっと考えると言います。周りの目じゃなくて『外川』の事を考えると。
それを聞いて目を押さえる外川。
外川もすごく不安で野末さんとの関係に必死だったのだろうなぁ・・・って伝わってきます。
一目も気にせず抱き合う二人。
『俺のこれからの人生で、君が一番の現実だよ。一緒に暮らそう?』
そう野末さんは外川に伝えます。
もうね~この場面は・・・寂しさが漂う夕暮れだって朝陽のように明るく感じてしまいます(≧∇≦*)素敵!!!
オールドファッションカップケーキ with カプチーノの結末は!?
終盤はその後の二人が描かれています。
引っ越しも終わり、同棲している二人。
相変わらず・・・ちょっと朝が弱い外川にクスっとなりながら、しっかり者の野末さんがいて良かったなぁ~!!!!って思ってしまいますね。
食卓には納豆とご飯。
どうやら・・・野末さんはちょっと怒ってる感じ???
飲み会があってその連絡をしなかったようで(あるあるですね(笑))
それもね、外川から飲み会の時は連絡することって決めたらしいので余計に怒ってるみたいですね( ´艸`)
二人の会話から・・・外川はその後転職したみたい。
上司と部下の関係が継続しているなら、飲み会の事野末さんは知ってるはずですしね。
そして!!!!ここからがラストのみどころなんです。
ご飯をおかわりする外川。ご飯、お味噌汁と手渡されます。そして2つめの納豆を掻き混ぜていると・・・
野末さんの手から花2本と。。。そして指輪が。
本当に怒っていた理由はここにあったのですよね。
野末さんのセリフにうんうん、って思わずにはいられませんでしたヨ・・・ちょっとこういう残念な所が外川のいいところでもあるのですけどね!!!
どんな状況でも喜べる外川ですから、このときの反応は読んでのお楽しみですが♥
指輪を今渡そうとしたのは・・・職場が楽しくて浮かれている外川に対して不安があるから・・・なのかもしれませんね(*^_^*)
ラストは『野末さん、』から『早苗さん』に変わってて可愛かったです。
ここまではいいのですが・・・本当に最後のコマがちょっとわからないんです。
モノローグが『なんだか最近、』で終わってるの。点で終わっているのって不思議だなぁ~って思ってしまって。
もしかしたら1話のモノローグと繋がってたりするのでしょうか?読み返してみなければ。
『、』で終わってるとあれ????なんか中途半端????って感じてしまって。なんでしょうね。
こういうところは独特だなぁ~と。
ということで!!!ハピエンで終わりました~。
とっても良かったです。
幸せ♥
感想まとめ
二人の付き合いがはじまり、不安に襲われ外川と距離を置いてしまった野末さん。
その後色々な気付きがありラストに向かっていく関係はすごく共感できるものもあって面白かったです。
一緒にいる、というのはどちらか一方の気持ちだけでは成り立ちませんからね。
お互いの気持ちを知って、お互いの事を良く知って・・・それで深まっていくのだというのがよく伝わってきました。
作品の紹介で『新しいものは古くなる。でも磨くことができる。人生のハッピーエンドは、一度じゃない・・かも?なお話』とあったのですがまさに!!!!と共感しかなかったです。
その努力はしないといけないなと。
決めつけて先走ってもいけませんしね。守るためと言って自分に都合良く考えたとしてもそれが本当にプラスになるかは違いますよね。
二人のことは二人で決めていく、これが一番大事なのだと思いました。
年上とか年下とか・・・そういうのは関係なく。
途中は野末さん~面倒くさいよ・・・って思ったけれど、野末さんの感情ってすごくリアルですよね。
恋愛に溺れてしまってる自分、年上の自分、上司の自分・・・ただただ恋愛だけに溺れるわけにはいかないですし。
そのめんどくささを読んできたからこそ、このラストはより素敵に感じました。
早くコミックスで通して読みたいし、コミックス派の方にも読んで欲しい~。
5月1日に発売だそうなので楽しみにしてます♥
電子書籍
【BL雑誌】イァハーツ(大洋図書)の最新情報/電子情報・ラインナップ
続きを見る
1話から読み返したい人はこちら。