イァハーツ2021年5月号掲載、ヨネダコウさんの【囀る鳥は羽ばたかない 8巻44話】のネタバレあり感想になります。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
今回が7巻その後になっていると思うので気になっている人多いのではないでしょうか。雑誌最新話の感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意くださいね。
今回の44話は【囀る鳥は羽ばたかない8巻】に収録予定です。
本当は一番最初に書きたかった作品なのですが・・・あまりにすごい展開で・・・ちょっと色々と興奮もあり考えもまとまらないので後回しになってしまいました。
いや・・・今号は結構すごかったです。こんな矢代が読めるなんて(T^T)
顎クイならぬ髪グイ!?に大興奮!まさか本編で読めるとは!
そうそう!!!!ワタクシ・・・囀るさんのイベントはどんな事があっても行かねば!と先日池袋虜さんに行ってきました。
コロナの関係で時間も決まっており・・・あっという間の時間でせわしなかったのが残念ではありましたが・・・・それでも楽しめました。
もう少しゆっくりあの空間に浸りたかったです。(T^T)
またイベントの写真とか感想とかは別記事にてUPしようと思っています。ではっさっそく感想を♪
7巻では4年後の二人が再会したとこが描かれていますので、未読の人は是非!!!
囀る鳥は羽ばたかない8巻-44話 コミックス情報・あらすじポイント
今号の簡単なあらすじ・ポイント
- 心理的に立場が逆転しているような二人
- 神谷の行動は気になるけど、動揺している姿が可愛い
- 矢代の中には百目鬼がいることがわかる描写がある!
【ネタバレ注意】囀る鳥は羽ばたかない8巻44話 感想
いやぁ~びっくりな展開でしたね。注目してたのは7巻ラスト!!!
『もうあなたの部下じゃない 変わらないなら俺ともできますか』っていう百目鬼のセリフに矢代がどうこたえるか!!!!
想像しながら妄想しながらこの最新話が発売されるまで待ちました( ´艸`)
いやぁ~~~~~~~~~実に矢代らしい!先生らしい!!!返しにゾクゾクしちゃいましたよ。
その後の百目鬼の反応や矢代の反応もイイ!!!!
なんか一気に感情が動いてて瞬きするのも忘れるくらい先へ先へと一気読み。
あと!!!!読んでて思いました。ずっと・・・ずっと疑問に思っていた6巻に登場した飛行機にかき消された矢代のセリフ。
もしやあのセリフはこれでは!?というのがあったのですよね。もしかしたら違うかもしれませんが・・それもあわせて考察として書いて行こうかと思っています。
では、ざっくりと言いながら全然ざっくりじゃないあらすじを。
顎クイじゃない!これからは髪グイ
あの・・・最初に少しどうしても書きたい事があるのですが(^_^;)
百目鬼~~~~~~~今回最初から最後までかっこよすぎでしょう!!!!特にカラー!!!扉絵!!!最高。
7巻表紙も超カッコイイ。そりゃあの目に見つめられたら矢代も気分が高まるわね。仕方ない。ワタクシでさえ興奮したもの(え・・・いつも興奮してますか(^_^;))
そしてそして。顎クイされるよりも萌えが半端ない髪グイがきましたね!!!
いやぁ・・・これは凄かった。すごい衝撃でした。髪グイのカットは最高ですね。
俺にとっての唯一の秩序
百目鬼から『変わらないなら俺ともできますか』と言われた矢代。
矢代ならどんな返しをするのだろうか?と考えていたけれど・・・どれも違いました(≧∇≦*)
『できますかって何だよ どこ目線だよ』と返します。
昔、部下とはしないと言いましたよね?と百目鬼は問い、それに対しては『俺にとっての唯一の秩序だった』と。
『お前が壊した 壊しておいてそこに乗っかるのか?』
と次は百目鬼を責めています。
ここ、会話が面白いですよね。ふと、この場面の事を思いだしてみたのですよね。
どこ????と思った人は5巻を是非読み返してみてくださいね。最初に誘ったのは矢代なんですけどね(^_^;)その後の流れは百目鬼が確かに押してましたけど。
あと、ワタクシここでんんん????って思ったセリフがあったのですよね。
『お前が壊した』というセリフ。
これは6巻の飛行機ゴォォォォで消えたセリフにハマる言葉なのでは?って。コメントでも『壊す』という言葉をいただいて、気になり引っかかっていたのですよね。
そして今回矢代の口から『壊した』というセリフが出てきてもしや!?と思いました。
矢代の中ではこう!という決めごとがあって、それが百目鬼が関わった事で変わってしまったと。それを考えると・・・
6巻でも『俺は俺を終わらせることができる』と言って平田に殺されるのも覚悟されていたと思うのですよね。
そこに百目鬼が割り込んできて、『俺を終わらせてくれる』平田から百目鬼を守ったという矛盾が生じているんです。
もしかしたらあの空欄は『壊す』が入るのかもしれないなと思いました。
基本的に誰かのせいにするとかしない矢代が・・・ここでは百目鬼を責めている感じがして少し不思議に思ったのですよね。
変わった、変わらない
話を戻して。。。自分に対し、そんな事を言ってくる百目鬼に『変わったなお前』と迫る矢代。
そしてできるものならやってみろと言う感じで挑発します。
『どうせでき・・・』と口にしたところで百目鬼が動くという(≧∇≦*)
顎クイならぬ髪グイで矢代を黙らせます。
百目鬼に変わった、と口にする矢代に対し、『あなたは少し痩せたくらいで変わりませんね』と腰に手を回すという!!!
それだけでもキャ~~(≧∇≦*)ってなるのに。。口を近づけるというドキドキシーンが。(口を近づけるのは百目鬼です)
『・・やれと言ったのにどうして抵抗するんですか?』と。
天邪鬼な矢代の性格を良く知ってらっしゃる。
そう言われたら何も言えなくなりますね矢代は(^_^;)
ただねぇ~~~~~~あと少しで口がくっつく~というところで邪魔が入るんです。
そう、神谷。
神谷は二人の動向を監視してました。彼が浴室前に立っているのを見て声をかけてきた組員がいたの。それで二人が神谷がそこにいたことを知ることに。
まぁこのまま二人が浴室でやるなんてワタクシも思わなかったですけどね。
この場面はもう一つ気になったことがありました。
神谷に気付いた百目鬼が、バスタオルを矢代の頭に置くのですが。。。このときの表情がまた気になりまして。
なんでこの表情!?!?と。
部下だった時は体を拭いていた百目鬼。今回は頭にかけただけだったから、ここも変わったのかという表情だったのか・・・
それとも、逆にバスタオルをかけてくれて変わらぬ気遣いに気付いたからの表情だったのか。
どちらなんでしょうね。
それにしても・・・!チューくらいはさせてあげてよ~と(笑)思ったけれど、ここはキスまでいかなかったのが後から効いてくる。
あと個人的に気になっているのは『変わった』『変わらない』という言葉がかなり出て来ること。
先生なりのメッセージなのでしょうか?
変わったと思われる百目鬼と、変わらない矢代・・・これ、実は逆なのでは????とこれだけ頻繁に変わった、変わらないが出て来るとそう思わずには居られません。
裏と返せば、変わったと見せかけて変わらないまま一途に想いを寄せ、100%矢代でできている百目鬼と・・・変わっていないように見えて、実は色々と変わってしまっている矢代。
今後はそれが読めるのかもしれません。ちょうど裏表対になっているような二人なのかもしれませんね!
二人のやりとりを聞いていた神谷は・・・
二人の関係に戸惑いながらも率直に聞く
百目鬼が去った後、神谷は矢代に呼ばれます、。
百目鬼にも『あとお願いします』と言われてますからね。それを『あっあとって・・・』と変な方向に考えてた神谷には笑いましたけど。
なんかとっても今回は神谷が可愛く思えます。
自分がいたことに気付きながらも普通にしている二人に少し驚く神谷。
彼は率直に『アンナ、ゲイなんすか?』と矢代に尋ねます。
ここの会話は、矢代と神谷の性に関する感覚が真反対なので注目して読んでみて。
神谷は『何があったか知らねーけど アンタ元上司だろ あんな態度とられてよく平気だな』と矢代に尋ねます。
『恨んでんだろ俺のこと 嫌がらせだ嫌がらせ』
多分ここは・・・本音なのだろうなぁと。
縋る百目鬼を捨てたことをもしかしたら矢代自身すごく気にしていたのかもしれない。
だからこそ、あの夢だったのかな(40話参照)
そして・・・会話の節々に本当に百目鬼が変わったと思い込んでいる矢代が垣間見えるのですよね。
あの鋭い矢代が・・・百目鬼に関してはちょっと違った見方をしてしまっているのでしょうね。
綱川なんか『どうせ変わらない』と言っているのに。だからこそ、神谷を張らせてる。4年間近くにいた綱川でさえ変わらないと言っているのに、矢代は4年で変わってしまったと思い込んでいるのがとても不思議に思えます。
それは・・・逆に自分が変わってしまった感覚があるからこその思い込みなのでは?
それにしても・・・なんか神谷の扱いが七原と同じような気がしてクスクスと笑ってしまいますね。
返しもなんか神谷と七原似てる!?
最初は矢代と神谷が似てると思っていたけど(笑)
百目鬼のその後を聞いた矢代の反応
浴室での百目鬼と矢代のやりとりを聞いていた神谷はこう矢代に話します。
『あんだけ女に、モテでもなびかねぇ訳がわかったわ』
『へー・・・あんなのがいいなんて古風な女もいるもんだな』
へーのあとに『・・・』ですね( ´艸`)それ聞いて内心ホットしてたりして☆
神谷は百目鬼はゲイだったのだと思い込んでいるのですが、それを矢代は否定します。
百目鬼の場合は特殊な状況下で一時的にそうなるってやつで、ソッチの気はないからと。
(影山にも雛に例えてそんな事言ってましたよね・・・(T^T))
でも矢代は自分の事は否定しない。
青ざめる神谷にまた笑わせてもらいました。まぁ、神谷が好きだ嫌いだに加わってこない事だけはここで確信しましたヨ。良かった。
綱川という男
部屋に戻り、神谷を弄っていた事を七原に注意される矢代。
でも矢代は『あのタイプは絶対ねーよ』と言い、ああいうのをお目付役にするとは綱川も見る目あるなと考えます。
『百目鬼を買ってるくせに疑ってもいる ヤクザらしく豪胆だが用心深い』
これは綱川自身も言ってましたよね。『気に入ったものほど用心する』と(7巻参照)
欲しいからこそ見極めることが必要ということで。。。
やる時は躊躇も容赦もなさそうだと口にする矢代が・・・すごく気になる。どうしたのでしょうね。
矢代自身、百目鬼を取り戻したいと思う気持ちが出てきた????
忘れられない感覚
七原がお風呂へ行き、一人になった矢代。
ここで百目鬼の事を考えます。
自分を見つめる目、腰にまわされた手、引っ張られた髪。。。。そして近づく口。
矢代の思い出す百目鬼は・・・自分の口と重なっているのですけど(実際はキスしてないですよね!?)
自分の指を口に当て、キスしている感覚を妄想しているのかな?という場面でした。
左手は口へ、右手は下に。
自分のものに触れ、気分が高まっていく矢代ですが・・・次の表情もまた意味深なのですよね。
『ーよねん・・・』
その呟きも気になります。
あと・・・今回の場面を見て、矢代が他の人とできなくなった説が現実味を帯びてきたような気がしました。
そして彼の心の中にはしっかりと百目鬼がいることもわかったかなと。寂しい場面ではあるけれど、個人的にはほっとしましたヨ。
もし、矢代が・・・5巻で百目鬼が言った『この身体をもう誰にも触らせたくない』『俺しかいらなくなるように 俺しか欲しくなくなるように』というのに実際なっていたら・・・そう考えるとちょっと感動してしまいます。
振り返ってこの5巻の場面を読んでみると、このセリフのあとに拒否しているんですよね矢代は。
それは・・・その言葉が当てはまってしまうのを自覚してしまい、拒否に繋がったのかなと改めて。
他の人と百目鬼とは違うという事を矢代自身、本当は知っているのですよね。
今回の矢代の表情は百目鬼の大きさを実感したからこその表情だったらいいのに。
大好きなあの目に見つめられて、どんどん矢代の中の感情が変化していっているのだろうなと感じずにはいられなかったです。
二人の間のバランサーは神谷と七原!?
関係を知って動揺していた神谷ですが、翌日は普通になってましたね。
知っているからこそ、普通に突っ込んできますし(笑)
あの百目鬼に『神谷さんは図太い人ですね』って言われるなんてどんだけ!って笑ってしまいます。
いい相棒になってくれそうです。
矢代には七原がいるように、百目鬼には神谷って感じがしてさらに神谷が好きになりました(笑)
まぁ矢代に対してはまだ微妙な心情は抱いているようですが。
神谷自身、百目鬼が矢代に実は命かけているのを目の当たりにして信頼関係ができていくのではないかな。。。なんて予想してます。
彼は大人に騙されて自分しか信用しない、というタイプだと綱川が言っていたので・・・百目鬼と矢代の関係から何か気付く事があるのかな?と。
矢代と百目鬼二人だけではなかなか進展はしないでしょうが、そのあたりは神谷・七原が上手い具合にバランサーになってくれると信じてます( ´艸`)
感想まとめ
ページ数的にはさほど多くはないのですが、なんか・・・ギュギュっと詰まっていたかなと。
今回は特に!ヤクザの部分よりも二人の関係性(LOVE)面がドドンと出てきていて驚きました。面白かった・・・
やはりドキドキしますね。こういう駆け引きというかやりとりは。
どちらかというと百目鬼は駆け引きとか全く無縁な男だと思ってましたけど・・・矢代の性格を知っているなぁというやりとりをしていてびっくりしました。
どちらもまだまだ演技・演技ですね。
どこからそのメッキが剥がれて素直になっていくのか見物です。
今回は・・・矢代の方が剥がれそうになっていてキュンキュンしてしまいました。
百目鬼はあのあと・・・同じように矢代の感覚を思い出して興奮したかしら!?!?(そうであって欲しいですね♥)
次からはまた城戸を追うヤクザ関係に戻りそうですが、たまにこういう燃料投下してくれる先生・・・大好きです。
どんなラストが二人にとっての幸せなのだろうか?と改めて考えてしまいますよね。
七原も矢代とどこまでも一緒にいたいでしょうし。
ただ、三角さんがラスボスなのは間違いないと思っています。
なんとなくですが、その間に天羽さんと綱川が入ってくるのかな?と。綱川の動向も要チェックですね。
ということで!囀る鳥は羽ばたかない44話のネタバレあり感想でした。
またここはこう思う!という方のがあれば、何でもいいのでコメントくださると嬉しいです。お願いします♥