イァハーツ5月号掲載「囀る鳥は羽ばたかない26話」ネタバレ感想です。最新話のネタバレ盛大感想ですのでコミックス派・ネタバレ不要な方はご注意ください。
すごい展開を見せた25話でしたが、その後ですね。気になってた人も多いのではないでしょうか?矢代の涙、矢代の最後の顔はいったい何を意味するのでしょうか・・・。と思ったら今回は竜崎回!抗争に移ってきました。そして、かなり衝撃的な展開に!
囀る鳥は羽ばたかない26話/ 5巻紹介・あらすじ・ネタバレ感想
[voice icon="/wp-content/uploads/2017/01/3363a408e6df77105838d4f81c0f7a49-e1485757486645.png" name="藤雪" type="l"]囀る鳥は羽ばたかない26話の簡単な感想
①竜崎のピンチから始まった!
②三角さんには以前半身とも思える人がいたというのと、天羽さんの三角さんへの想いにぐっときた。
③この展開は予想してなかったぁ~~~!!!
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この感情から、ずっと、目を背けてきた。
今回の扉絵は竜崎です。竜崎の心情なのかしら。
生きるも死ぬもお前次第
今回はやはり場面がかわり抗争に移っています。これから少し恋愛色が薄くなるかもしれませんね。
平田に拉致され、倉庫みたいなところでボコられている竜崎。
どうも矢代の居場所を知りたいようです。ですが、竜崎は知らない、といっています。確かに会ってはいたけど居場所まではしりませんよね。。。
杉本に聞けばいいという竜崎ですが、組内できけるわけないだろと平田部下は言います。
「お前が矢代殺ったことにできなくなんだろ?」
竜崎は、そうまでして身内殺してどうなる?と問うのですが最初に弓を引いたのは自分だろと言われてしまいます。
「俺はあいいつを殺るつもりはねぇ・・・」
「選べよ 死ぬも生きるもお前次第だ」
↑りゅ・・・竜崎ピンチになってます(・_・、)竜崎大好きなのでここは助かって欲しい!!!
過保護だなお前は
場面はかわり、とある病院にて。
「会長 三角さんがお見えです」
三角さんは会長に会いに来たようです。会長はじめて登場しましたが・・・なんだか優しそうなかわいらしい感じでした。
そして会話から三角さんが慕っているのもすごくわかります(#^.^#)
「天羽はどうした?」
「今日は外で待たせてます」
天羽さんのことを気にかける会長・・・天羽さんと三角さんの関係をしっているんでしょうね。
そして、天羽さん女がいたりいなかったり・・・と三角さんが言っているのでそれなりにモテてるっぽです(*^_^*)
まだ所帯をもたないのか、という会長。
「勿体ねぇな大学もちゃんと出てんだろ?お前が金出してやったんだったか?」
「援助は断られました」
天羽さんは三角さんの援助は受けず、奨学金で自力で卒業したようです。
「お前が所帯らしいもん持たねぇのは天羽がいるからか?」
三角さんは会長からのこの問いに、天羽さんは関係ないと言います。ただ、籍を入れた女の連れ子だった分、他の人たちと同じにはできていないかもしれないと。
「お前の息子になりたくてこの世界に入ったんだろ?可愛いじゃねぇか」
「可愛くて可哀想な奴です 普通に生きられたのに全部捨てやがった」
会長はこれを聞いて「過保護だな」と。でもその気持ちもわからないでもないと。
「あの頃お前は惚れた女に続いて 半身みてぇな子分までなくしたもんな」
三分の一あたりです
三角さんは、会長に矢代をどう思うか?と尋ねます。
「道化だな 良くも悪くも人目を惹く」
度胸もあってキレ者だけれど人に好かれないと会長は答えます。
「お前はどう思ってる?」
「欲がなく可愛い奴です」
この世の中、良くがあるのは当たり前なのに随分浮き世離れしているなと会長。
「半身か?」
「三分の一あたりです」
「そうかっ三分の一か!」
嬉しそうにわっはっはと笑う会長が印象的。
きっと、三角さんにまた三分の一でも大切に思える半身になり得る子分が出来たことが嬉しかったのかもしれませんね。
「・・・好きにしろ」
「だがな三角」
器があってものるものも担ぐやつもいなければどうしようもないと付け加えます。
幹部たちを納得させたいならまずは独り立ちさせて組をもたせろと。
「それとな あんまり色々大事にし過ぎるな」
自分ももうすぐ逝くから身が持たなくなっちまうと会長は言います。
会長は三角さんが可愛いんでしょうね。大事にしすぎるなと三角さんには言っているけど、会長こそ三角さんを大事にしているような印象が残りました。
三角さんは中身も丸くなって人が変わったみたいだと言っていましたが・・・昔の会長がどんな感じだったのか・・・ちょっと興味が沸きました(〃・ω・〃)
「環境は人を変えます」
天羽さんがそういうと・・・
「お前は十四の時から変わんねぇじゃねぇか」
↑このセリフ聞くと、三角さんにとっては天羽さんもまた四十すぎていてもかわいらしい少年?青年?のままなのかもしれませんね(*^_^*)まぁまじめなところは変わってないというニュアンスなのでしょうが。
車の中で三角さんは会長の言葉を思い出していました。
「半身みてぇな子分まで亡くしたもんな」
(矢代があいつの代わりだと・・・?)
(そんなもん求めてない 誰も代わりにならねえ)
コレを読むと、その半身のような部下は三角さんにとってとてもとても大切な人だったのでしょうね。
またいつか、三角さんの過去も回想とかで読めたりするのでしょうか?
いらねぇから置いて来たんだよ
矢代が登場します。
百目鬼の家の前に止まっているでっかい車・・・窓をノックする矢代。窓を下げたら・・・鮫さん&鯨さんが顔を出しました。
「ちょっとそこまで乗せてけよ」
車のなかで・・・刑事と電話をする矢代。
前回の刑事のことを話してましたね。(3巻で出てきた百目鬼ばぼっこぼこにした刑事ですね)
『クク なんだそりゃ 俺にも今度やらせよろ』という電話の刑事。「・・・ああ全部終わったらな」と矢代は答えています。最初の「・・・あぁ」の間がまた矢代の変化かもしれませんよね。
そして本題に入ります。
竜崎についてた刑事に"お目当てのモン見つけといてやったから待機してろ”と伝えておけという矢代。
このお目当てのもんというのは、おそらくなのですが天羽さんと三角さんが話していた内容だと思うんですよね。(4巻)
三和会豪多組の薬関連だと個人的には思ってます。
この会話のなかで、三和会の豪多組の薬に関しては警察が目をつけていたとあります。
豪多がマークされててうまく裁けなかった薬を松原組を使ってさばいていたと。警察もこの薬の行方を追っていると思うんですよね。だから矢代の「お目当てのもん見つけといてやった」は薬だと思います。
矢代はそれを「昨日の情報の礼」と言っているんですよね。昨日の情報ってなんだろう?
百目鬼の家でとった電話は杉本が最初でしたし、次は甘栗さんでしたし・・・25話最後にかかってきた電話でしょうね。内容がはわかりませんが矢代にとっては有益な情報だったのでしょうね。
しかし・・・甘栗さんたちの言い合いも面白いけど、鮫さん鯨さんも面白いですね(^_^;)ちょっとシリアスでぴりぴりするところにギャグじゃないですがクスっとなれる箇所があって・・・ほんと面白いなぁと思います。
そういえば、三角さんにレクサスが揺れてたって報告してましたよね(笑)ちょっと抜けている感じが好きです。
「そういや一緒にいた部下はどうしたんです?」
「いらねぇから置いてきた」
矢代のこの言葉・・・どっちにもとれると思います。皆さんはどっちにとりました?
私は、矢代の愛情の方でとりました。死なせたくないという気持ちの方が強くなってしまって百目鬼を置いて来たのだと信じたい。
あ、ここの矢代で注目は・・・矢代が着ているTシャツですね(〃・ω・〃)
矢代はYシャツの下には何も着てなかったし、濡れていたはず(服きたままシャワー浴びてたので)だからこのTシャツは百目鬼のモノと考えた方がよさそう♪
百目鬼のTシャツ着ながら(身につけながら)「いらねぇから置いてきた」って言われてもね・・・(≧∇≦*)ってちょっとお花が咲いています(笑)
矢代だったらスーツの下は裸でも着てそうですけどね・・・(^_^;)それはないか・・・。
お前には心底ガッカリしたぜ
竜崎と平田に場面がかわります。
「俺の女は解放したんだろうな・・・?」
必要なくなれば解放してやるというのですが、竜崎がきっちりとカタをつけるまでは遊ばせてもらうという平田部下。
平田もゲスなら部下もゲスってところでしょうか。
すると・・・コツコツコツと平田が歩いてきます。
「お前には心底ガッカリしたぜ竜崎」
「馬鹿だとは思っていたがここまでとは思いもしなかった」
どこまでも使い道のねぇ男だという平田ですが・・・
竜崎は結局平田は自分を三角さんに売ったこと(矢代をやったのは竜崎だとタレこみしましたよね)、矢代を殺っても殺らなくても最初から自分を切り捨てるつもりだったんだろと言い返します。
「当然だろ? 本家筋のウチがシャブに関わってたら俺が切らなくても三角が切りたがるだろう」
そもそもたいしたシノギもできないお前に矢代以上の価値があると思っているのか?とこれまた手のひら返しのような平田。
それを聞いてた竜崎は、クっと笑った後に「じゃあなぜ殺したい?」と平田に問います。それは単なる嫉妬だろ?と。
「三角の親父取られて気に入らねぇんだろ」
「・・・なんの話をしてる?」
竜崎はおかしいと思ったと話し始めます。最初の目論見はお金だけで矢代の命ではなかったはずなのになぜ矢代を消そうとしたのか。
本格的に矢代が邪魔になることがあったからだと。そしてそれは平田の性格を考えたら理由は一つしか無いと言います。
「三角は矢代に本家の肩書きやろうとしてるんじゃねぇのか?」
「ここまでバカだと救いようがねえな」
平田が竜崎に目をつけたのは・・・
「俺がどうしてお目に目ぇつけたと思う?」(雑誌のセリフのままを書いています)
↑このセリフがちょっとわからないのですが・・・お目に目をつけるって言葉あります?お前の誤変換かな?って思ったのですが・・・
「お前に目ぇつけたと思う?」だと思った人いますか?私は「お前に目ぇつけたと思う?」だと思ったのですが(^_^;)違うかしら?
平田が竜崎に目をつけたのは、「昔から矢代に固執していたからだ」と言います。
ですが平田の誤算があったわけですね。
昔から矢代のことを知っていれば、矢代が出世をすることを良く思わないと踏んでいたのに、矢代にとても情ががあったと・・・。
「お前、恥ずかしくねぇのか?全部虚勢だったなんてな」
このままじゃ矢代と同じ人種と疑われるぞという平田。ホモ嫌いらしい発言ですよね。そして平田は過去話をします。
昔矢代のせいで破門になった奴がいると。これは矢代がヤクザになるときの過去編で描かれた人ですね。(2巻)
彼は矢代に本気で惚れていると泣いたそうです。
「お前を見てるとその男を思い出す」
哀れでしょうが無いと平田は言います。「あいつはお前が惚れてることだってとっくに気づいてるんじゃねぇのか?」そして気づかれているからずっとコケにされているんじゃないのか?と。
矢代の顔を思い浮かべる竜崎。
「もしお前が惚れてねぇってことなら証明してやれよ お前のこの手で」
誰が誰に惚れてるだって・・・?
矢代を殺れば、矢代のような哀れな男とは違うと証明できるという平田。
この「哀れな男」というのはホモという意味だと思います。平田は大のホモ嫌いだと作中にありましたもんね。
「・・・わかった」
「矢代を殺ればいいんだな?」
「そうだ それでいい」
このときの平田はまた「バカは使い用だな」って心の中で呟いているかもしれませんね。。。
そうと決まれば早めに矢代を見つけ出さないとなという背中を向ける平田。
組員?と話している平田に徐々に近づく竜崎。そして外に出ようとする平田に・・・
「待て オラァ」
振り向いた平田でしたが・・・背中には竜崎が持ってたナイフが刺さっていました。
「・・・・・竜崎てめぇ」
「・・・誰が誰に惚れてるだって? 大概にしとけよコラ」
竜崎の捨て身の反撃で次号です(・_・、)
囀る鳥は羽ばたかない26話を振り返って/感想まとめ
今回は百目鬼は・・・布団の中でまだ寝たままでした(・_・、)
天羽さんのこと、三角さんのこと・・・そして会長がどんな人だったかちょこっとわかりましたね。
そして、一番びっくりしたのがやはり最後ですね。竜崎はどんなことがあってもガマンして耐えていたのに矢代のことを言われて逆上してしまいました。
アオリにもあったのですが「この感情から、ずっと、目を背けてきた」というのがよくわかります。
個人的に感じたのは、竜崎にとっては誰にも触れられたくない、秘めた想いだったのでしょうね。バカになんてされたくもない、自分だけの淡い感情だったのかなって思いました。認めたくない気持ちでもあったのでしょうね。
竜崎に関しては過去編が出てきた時点で「矢代に特別な感情があるのだろうなあ」とずっと思ってました。3巻の過去編を読み返すとまた切ないなあ・・・って思ってしまいます。自分の身が危険にさらされようと、矢代は殺せなかったというのも(T^T)
そして、今回の注目は・・・やっぱり矢代の『いらねぇから置いてきた』でしょうか。それこそ、今日書いた仮面をつけた矢代のセリフとも言えますよね。。。
今回三角さんの子分のことが出てきたというのは・・・むしろ三角さんが矢代を手放す伏線になるのかなと思ったりもするのですよね。
でも今回のストーリーで三角さんがどうして矢代をあんなにかわいがるのかわかりましたね(*^_^*)「過保護」なんですね・・・。
天羽さんの件でもなんだかぐっときてしまいました。天羽さんは男惚れしているのでしょうね。もしかしたら・・・個人的には、最後は組を抜けて2人で幸せに暮らして欲しいと思っている方なのですが・・・矢代が抜けたら若頭は天羽さんではダメかしら?と・・・。
ただ、矢代が抜けるとなると組としたらどうなのでしょうね。平田はダメでしょうし、竜崎はもっとダメでしょうし・・・。そう考えたら、、、もし、矢代が抜けることが可能であるならば・・・天羽さんですよね?天羽さんは家族になりたいと思ってたし、三角さんに認められたいときっと誰よりも思っていると思うからこれもアリなのではないかと思ったりもしています。
ちょっと秘書だからムリがあるかもしれませんが・・・一番まるく収まりそう(^_^;)
さて、27話ですが・・・竜崎がどうなるかですよね。
①平田部下に撃たれる
②平田を盾にして生きている
この2つかなぁ・・・。矢代が到着するまで・・・頑張って欲しいです。竜崎好きなのでせめて・・・せめて矢代に気持ちを伝えて欲しい(T^T)いや、生きてぬいて欲しい。有言実行ですヨ!!
矢代にはこんな風に自分を守ってくれてた人がいたのだと、そういう人の気持ちを知って欲しいですよね。愛を知らない矢代ですが、実は色々なところで愛が与えられていたと気づいてほしいなって思います。人それぞれ愛情の示し方があるのだなぁ・・・となんだか今日は4巻まで続けて読んでいたのですがそう思いました。
三角さんも、竜崎も、七原も影山も・・・そして百目鬼だって想いのカタチは違うけれどみんな矢代が好きなんですヨ。人間嫌いであればこんなに人は寄ってこないし、会長の言ったように『人に好かれない』というのはう~んちょっと違うかなって思ったりもします(*^_^*)
27話・・・かなり気になりますがここから刑事・矢代・三角さんがガッツリ関わってくると思うので見届けたいと思います。
どうか、竜崎が生きていますように。
本日、アマゾンではイァハーツ5月号品切れになってましたね。読みたいのに~と思っている方は書店でGETするほうがいいかと思います(*^_^*)今回も36Pで読み応えありました!!!
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2024/12/3